「ぬろぉおっ」
控えめに差し出された肉棒へと、赤い制服を纏った少女はねっとりと舌を這わせた。直後、ビクンッと跳ね動く竿を落ち着かせようと右手で優しく握りながら、端正な面立ちに愛嬌を感じさせる微笑を浮かべて肉棒の主である男を見上げた。
少女が座るベッドの前に下半身半裸で立ち尽くす、穏やかな風貌の青年。事前に与えられていた情報によると、母を幼い頃に亡くし、身内は父親のみ、年齢は二十歳。誰でも耳にしたことのある名門大学に通っていて、将来は父親と同じ政治家の道を志しているという。小さい頃から正義感が強いほうであり、至って真面目にここまで成長してきたとのことだ。
「ぶぢゅっ、ぢゅぶっ、ぐぢゅっ」
「ぅぁっ……」
とはいえ、その正義感も肉欲の前には無力だったようだ。「お前もそろそろ女を知っておけ」という父親の突然の誘いに動揺しながらも、のこのことホテルに足を運んだと聞いている。最初は躊躇しながらも最終的には部屋で待っていた十七歳の少女に肉棒を咥えさせるのを許容し、今はその悦楽に悶えている。
その様子を見て、可愛い、と少女は思った。だが同時に、この純粋さが危ういとも認識した。
他国のハニートラップに掛からないように、私たちがしっかりと管理してあげないとね。
そう決心し、DA所属のファーストリコリスである少女、
「ぢゅぶぷぷぷぅっ」
「ぁぁぁあっ……」
男が膝をガクガクと震えさせる。両足で体を支えきれなくなって、咄嗟に伸ばした両手が千束の頭に置かれる。淡黄色のボブヘアを雑に掴まれ、微かな痛みを覚える。が、大したものではない。この程度の痛みなど、痛いうちには入らない。
「んふふふぅっ、ぐぢゅぶっ」
千束は満面の笑みを見せ、左耳付近で髪を縛る赤いリボンを揺らしながら肉棒を深く食らう。
「ぢゅるるるるるぅ」
そして、吸引。
「それ、やばっ……!」
男が動揺を示して震えるが、千束は肉棒を放さない。純粋無垢な瞳に男の顔を映したまま、頬を窄めて口内でしっかりと肉棒を抱き締める。口の熱と、唾液の熱。両方で包み込み、舌は裏筋を擦るように小まめに動かす。
「ぐぢゅっ、ぬっちゅっ、ぢゅろぉっ、ぐぢゅぢゅぅっ」
「ぉおっ……!?」
千束の舌技は本物だ。口だけでも、これまで数えきれないほどの肉棒を絶頂へと導いてきた。その中には妻がいる男たちも多く含まれていたが、誰もが口を揃えて妻よりも素晴らしいと絶賛するほどだった。
経験のない男が、千束のフェラにいつまでも耐えられるわけもなく。
「ぶっぢゅっ、ぢゅるっ、ぐっぢゅっ、ぢゅ、ぞぞぞぞぞぉおおぉっ!」
「ひっ……!?」
悲鳴のような声を漏らし、男が達した。
びゅるっ、びゅくっ、どびゅっ、と尿道口から精液が迸る。それを口内の奥で受け止め、舌の上を滑らせて喉へと流し込む。ごくっ、ごくっと喉を鳴らす音をわざとらしく大きく響かせながら、千束は全てを受け止める。
「ぢゅるぅ~、ごくっ、ぐぢゅっ、ぢゅぢゅっ、ごくっ、ごくっ、ごっくんっ」
口に出された精液は一滴残らず平らげる。密かに抱いている信条に従い、精液の受け皿としての役目を全うする。最後まで気持ちよく射精してもらえるように、ニコニコと笑顔を向け、空いた手で金玉をじっくりと揉み解す。
将来、妻を娶って子を成すであろう精子を、今は快楽のために放出させる。年下の少女の胃袋の中で消化させ、血肉に代えさせる。そうした刹那の快楽を楽しむ経験が、この男には必要だ。そして、その快楽を千束が植え付けることで、DA延いては日本に依存させる。
日本の未来を考え、行動する政治家になってもらうために。
裏切ったら駄目だよ~? と心の中で思いながら、千束は最後の追い打ちを掛けた。
「ぢゅ、ぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぉおぉおおおおおぉぉっ!」
お見舞いした激しい吸引は、男を悶絶させ、止まりかけていた射精を継続させた。びゅく、びゅるるるっと絞り出された精液は一射目よりも濃く感じ、雄としての才能を感じさせた。
これだけ濃ければ、将来お嫁さんとの子作りに問題なさそうだね。
などと男の将来のことを考えながら、千束は男の将来有望な遺伝子が詰まった精子を胃袋に貯めていく。ちゃぽんっと波打つ音が聞こえてきそうな濃いザーメンを、少しずつ、少しずつ胃液で溶かし、自分の栄養に変換していく様を想像しながら。
「精液ご馳走様ぁ。いや~、お兄さんの精液、すっごく濃いですね! ぷりぷりして歯ごたえがあって。そう言えば、お兄さんのお父さんの精液も濃かったな~。喉にめっちゃくちゃ絡みついてくるし、子宮に出された精液も全然逆流してこないし、ようやく出てきたと思ったら、ごぽぽぉって塊のまま出てきたし」
ご奉仕フェラを終えた後、千束はベッドで男と隣り合って座っていた。肩が触れ合い、相手の熱をすぐ傍に感じられる距離。既にフェラを済ませた間柄だと言うのに、男の緊張は解けていない。女性に好かれそうな容姿をしている癖に、これまで誰とも付き合ったことがないとのことで、女性との接し方に慣れていない様子だった。
千束は口数少なく相槌を打つ男を見て、ニッと白い歯を見せた。
「ほら、これがそのときの写真ですよ?」
千束はそう言って、携帯電話を男に見せた。
画面に映っていたのは、千束がカメラに跨って陰裂を開き、塊のような精液を膣穴から垂れ流そうとしている瞬間だった。全身汗だくで精液まみれ。白い肌は火照って赤らんでいて、見る者の劣情を煽るのに十分な色気があった。
「撮影者は、お兄さんのお父さんで~す」
「親父……」
と絞り出た男の声には呆れの感情が含まれていた。
しかし、男の視線は画面から離れない。露出したままの股間では肉棒がムクムクと大きさを取り戻していき、それに気づいた男は興奮してしまった自分自身にも落胆したようだ。そんな一部始終をにこやかに見守ってから、千束は耳元に顔を近づけて囁いた。
「まあまあ、男の人なんてそんなものですよ。父親だからって、魅力的な女の子相手に勃起しちゃうのは仕方ないですし。欲望に身を任せて、大人おチンポを子供おマンコにズップンって嵌め込んで、奥でびゅーびゅー子種を注ぎたくなるのは、おかしいことじゃないですよ?」
国のために働いている要人が、国のために用意された暗殺者兼娼婦のリコリスで性欲処理をするのは合法。とはいえ表向きにできる事実ではないことを理解しているが、これが千束の中での常識であることは揺るぎない。
暗殺技術とは別に、女としてどう生きて、この体をどう使っていくか、幼い頃からDAに毎日のように教え込まれた。
同じリコリス候補生の少女たちと一緒に、座学で正しい性知識を植え付けた日もあった。背後から男性教官に体を抱かれて全身を愛撫されながら、体の部位の卑猥な呼び方や、使い方を耳元で囁かれた日もあった。
実技では、教官たちや特別ゲストである国のお偉方を相手にした。ズラリと横に立ち並ぶ男たちのチンポを候補生たちと一緒にひたすらしゃぶった日もあった。ベッドの上で、教官と一対一でキスから中出しまで経験したこともあった。仮面をつけて身元を隠した大勢のお偉方たちのチンポに囲まれて、未成熟な体の隅々まで味わいつくされた日もあった。
そうした日常の積み重ねによって、千束たちリコリスは立派な娼婦としても育てられたのだ。
「お兄さんのお父さんは、未来の日本を率いる大切な存在。そんなすごい人と、その親族に使ってもらうために、私たちは育てられたんです。日頃の激務で溜まったストレスを発散してもらって、これからもお国のために頑張ってもらうために」
だから、と続けて、千束は男の肉棒を片手で握ると、耳へとさらに熱の籠った声を放った。
「今日は、一晩中、私のこと抱いていいんですよ……? あ、ちなみにぃ、実は隣の部屋ではお兄さんのお父さんがリコリス3人とお楽しみ中で~す……。確か、小悪魔系メスガキ中学生リコリスに、ダブル耳舐め罵倒&ロリマンコ騎乗位ピストンで金玉の精子がからっからになるまで絞ってほしいっていう要望だったような……? 父娘プレイもしたいって聞いていたので、たぶんですけど、リコリスに『パパ』って呼ばせて精液搾り取らせてるんじゃないかな~……?」
「親父……」
さっきよりも落胆の感情が強い声を漏らした男だが、男の肉棒はすっかりフル勃起し、次の射精の準備を進めていた。またしても興奮してしまったのを嘆ぐように片手で自分の顔を覆っていた男だったが、一度抱いた欲望には逆らえない。
「というわけで、お客さん! 次は何します? 活きのいいおマンコ、空いてますよ~?」
千束は写真で見せたときのように、陰裂を指で開く。そうして暴かれた内側は大勢の男と交わったとは思えない澄んだピンク色をしていて、千束によって膣穴が意図的にヒクヒクと収縮を繰り返していた。
男の視線が否応もなく膣穴に吸い寄せられる。
「あんっ」
愛液がとろぉと垂れ落ちて、ベッドのシーツを汚し始めた頃、千束は男によって押し倒された。鼻息荒く覆い被さって、千束に向けられたギラギラとした視線。それは隣の部屋で盛っているだろう男の父親によく似ていて、千束は父親に抱かれたことを思い出し、精液でパンパンに満たされたことのある子宮を疼かせた。
「朝まで抱き放題、中出しし放題、撮影もOK! お兄さんのヤりたいこと最・優・先で対応しま~す! 参考までに、お兄さんのお父さんは前回、私のことを奥さんだと思って抱いていましたよ? お互い名前で呼び合って、ベッドで汗だくになるまで嵌め合って、最後は殆ど裸同然のドスケベウェディングドレスを着せられて、チンポに誓いのキスをさせられて、疑似結婚式まで挙げちゃって。……興味あれば、同じことしちゃいます?」
その言葉は、男の歯止めをさらに緩めるのに十分な破壊力を秘めていた。