シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚 作:グレン×グレン
以前簡単グルメ漫画で見たレシピの再現などを行っていますが、今回は麺類の寒天寄せを作ってみました。どちらかというと目で楽しむ方向性ですが、これはこれでいい刺激になったと思っております!
それはそれとして、最近PV数も結構落ちてきているので、ちょっと刺激を入れることも兼ねて投稿時間を変えておりますがご了承ください。
ではホーリー編のラスト、ご覧ください!!
《Other》
「……うっひぃ~。ハードなお仕事で俺の体はボロボロだぁ。気分転換に悪魔を十匹ぶっ殺してぇ」
「お疲れ様、フリード君」
「お、コハヤリーダーお迎えかぁい? とりあえず、小手調べっつーか慣らしは終わった感じでーす。ご褒美に誰かれい~ぷぉさせてくんなぁい?」
「合意の上の方ならいけるよ。三人ぐらい用意したから好きなの選んで……あ、その前に」
「んぅ?」
「どさくさに紛れて悪魔を適当に三十人ぐらい誘拐して人体実験するんだけど、最初から死んでる検体もほしいから、適当にいろんな形で殺しといていいよ」
「……うわぁ~お。俺の扱い心得すぎじゃん。大概いかれてるねぇ?」
「研究は失敗がつきものだからね。いっそのこと態と失敗させて失敗させた時のデータを取れるだけ取るってのも有効だよ。……あ、旧魔王派の奴らも捕まえちゃったから、優先的に口封じしといて」
「さっすがリーダー! 色々面倒見てくれたし、これからもちょっとぐらいは仕事させてもらいますぜぇい? ま、流石の俺っちも旧魔王派の奴も捕まえるとは思ってなかったけど。マジでやっちゃっていいん?」
「うん。シャルバが生き残ってたみたいでややこしいことになったけど、そのシャルバ派だから殺しといてくれると助かるってフロスト達が」
「あいつらか~。シャルバの馬鹿には苦労すんだろうねぇ? 糞悪魔が苦労してるのは見てて楽しいぜぃ!」
「……ふむ。星辰奏者を星辰奏者のまま人造惑星にする部屋型のユニットは完成、と」
「よろしかったのでしょうか、ジャーク団の光吉殿?」
「おや、ルシファーさんじゃないか。他の三人とは違って後方支援担当だったのかい?」
「はい。それと申し訳ありません。甥のヴァーリが赤龍帝達にアドバイスをしたようでして」
「それぐらいはまあいいさ。ただ、今回のこちらの実験はあまり上手くはいかなかったよ」
「完成、と聞こえましたが?」
「できたのはできたけどいい結果にはならないさ。大規模な施設として運用することで星辰奏者は星辰奏者のまま魔星にできる。だけど実験や研究はともかく実戦では部屋ごと壊されれば終わりだからね。実際ディオドラ君は負けたし。……想定通りとはいえ、やはりこれは実験研究用に回すしかないか」
「あの程度の小物とはいえ、アスタロト本家の次期当主でしたからちょっともったいないですね。本家出身の次期当主だなんて、政治工作や情報操作においては利用価値が大きかったところはありますから。まぁ、なくても大きく作用されるほどではありませんし……持って帰ってきているのでしょう?」
「どさくさに紛れて砕け散った破片をね?」
「まぁ、彼の星は中々に有用です。できればこちらにも恩恵が得られる形で、幾つか
「かしこまり~。ま、そっちが本命だからそろそろスタートするので、そこはご安心を!」
「ああ、それとカテレア達を屠った者達ですが、お知り合いだそうで」
「いやぁ、ジュリエットは順調に成長しつつも妙なところで足踏みしてるし、逆に誠二はとんでもない新技出したしで、やっぱ何事も思い通りにはいかないみたいだね」
「……というかアレ、界奏みたいだよなぁ……」
「かいそう? 何のことですか?」
「あ、機密事項だから内緒で!」
「……ハーデス様、ロキ様。アイアンローズ内部の内通者、あぶり出しと捕縛に成功いたしました。……そしてロキ様のご推察の通りでした」
『ファファファ。ロキよ、貴様の懸念道理だったようじゃな』
「まったくだ。……魂と繋がっている神器の切除、如何に研究リソースを集中させていたとしても神の子を見張る者や天使に教会でも不可能な所業、例の不死特性を流用しなければ不可能に近いとは思っていたが……候補の四人全員が神祖だったとはな」
『この調子では、摘出した神器とやらはもれなく戦奏教団へと流れておるだろう。……それにおぬし達にとっても、道が揺らぐほどの困惑ではないか?』
「……? おっしゃる意味が分かりませんが。というより、むしろ内部の膿を出せた事実に沸き立っている者の方が多いです」
『そうか? 自らのCEO、専務、研究主任、軍事顧問。運営陣の殆どが目的を偽っておったのだ。揺らいで当然であろう?』
「お言葉ですがハーデス様。我々は彼らに従ったのでも「彼らの」理念に従ったのでもありません。神器という人を狂わせる異物とそれを押し付ける聖書の神による教えに敵対すると決意。それに従っているのが我々アイアンローズの圧倒的多数の本質です」
「ふむ。つまり上に掲げている者がそれを建前にしてどんな理由を持っていようと構わないと?」
「組織の正常化に害あるのなら排除しますが、力を貸してくれるのなら利益目的であってもある程度は許容いたしますよ、ロキ様。最も重要視するべきことを見誤るほどではございません」
「フッ。我らを迎えるだけの組織なだけはあるようだ。安心しろ、我らの世界に神器など必要なく、聖書の教えなど敵でしかない以上、我らが貴殿らの後援者である事実は変わらぬよ」
『そういうことだ。利害も一致しておるし、素直に祈られるのも心地よい。神祖どもの始末は任せておけ。いい加減対応策を確立させるべきだったのでな』
「かしこまりました。それと、他の神々との連携はどのようにすればよろしいでしょうか?」
『当面は儂らを経由せい。アンラ=マンユやタルタロスはともかく、ニュクスとエレボスは愉快犯として動きかねぬ。人間の国際組織と手を組んでいるという点を理解し切れておらぬ以上、儂らが経由する形でなければ余計なもめごとを生みかねぬ』
「死神や、英雄とヴァルキリーに関しては顔合わせを進めるべきだがな。……もっとも、その点においてはハーデス殿とは意見が合わぬが」
『その点は諦めよロキ。貴殿の領分内を超える範疇で死者の魂をむやみに引き止めさせるのは肯定できぬ。……
「畏まりました。……では、組織の立て直しと再編を当面の目的とさせていただきます」
『入れ、戦士雨宮充二よ』
「はっ! ヤルダバオト様、何事でしょうか?」
『此度の戦によく生き残った。だが、一つ確認を取るべきことがある』
「と、言いますと?」
『雨宮麗奈は貴殿の姉と聞く。……いざという時、切れるか?』
「最終手段として切るしかないのなら、必ず」
『姉であるのだろう?』
「むやみやたらと殺しに行くなどという、信徒として論外な行動はしません。ですが同時に、それが主のもたらした命であると確信できるなら必ずやらねばならぬことでしょう。…‥お恥ずかしい話ですが、私は姉のことを好いておりませんし、なおのことです」
『その割には、最初から殺す気はなかったようだがな。悪魔になったと聞いているが』
「悪魔であるなら問答無用では、プルガトリオの同志達に顔向けできないでしょう。また我らが主の在り方は「正義」と「裁き」こそ本質と思っておりますが、「慈愛」と「許し」もまた側面であります。愚かとは言え血の繋がった姉に対し、即座に殺すことを選べる者が信徒として適格だとは思いませんゆえ」
『そうか。……なら、貴殿ら「大和星剣衆」を我らが
「ははっ! 可能な限り極晃星奏者様の元に引き連れて罪を質し、できない時は我が責任の元、断ち切ります」
『我らの、でもある。貴殿が一切背負わないわけではないが、貴殿だけがすべてを背負うことでもない。それを忘れるな』
「承知いたしました……!」
「……さて、思わぬ形で主導権が転がり込んできたけど、準備はいいかい?」
「少しいいでしょうか、リーダー」
「どうかしたかな、義仲。それに君は年上だし、もっとフランクでいいけどね」
「なら言わせてもらうよ。……やはりこのプランは雑すぎる。僕としては反対だし、コハヤも言っていたようだけれど?」
「まぁ乱暴なのは認めるさ。だけど、禁手の到達方法がメソッドができるのなら、1%しか残らなくても大儲け。そしてそれを広めれば、食いつく不遇な者達は数多くいる。テロリストらしく行こうじゃないか」
「テロをやってる以上人道に配慮しろなんて言う気はない。……だが失う物と背負うリスクがあまりにも大きすぎる。勝つ気があるならもう少しスマートに行くべきだね」
「……なるほど。確かに俺達幹部は、「死ぬまで試す」という発想だ。君達の場合、死ぬまでに迎えたいゴールがあるというわけかい?」
「まぁね。それにそういう者達は英雄派の中にも少なからずいるだろう? 手段を択ばないのが悪党とは言え、確立した瞬間の残存メンバーが漏れなく戦力になるプランなんだ。適当に使って増やせる戦力を減らすのは無駄が多すぎるし、万が一
「なるほど確かに。俺としてはそれはそれで願ったり叶ったりだけど、
「まぁ、僕が動くにしても当初のプランでまずサンプルを二けたは確保必須だしね。いいよ、それぐらいは必要経費だ」
「オーケー、商談成立だ。そうだ、こっちは時間をかけるだけで戦力が大きくなる以上、負担を背負ってくれる君に何人か私兵として引き抜きをさせてあげるよ。見繕う為の条件とかを出してくれると助かるかな?」
「そうかい? なら、巴御前と一緒に考えておくからその辺りはよろしく頼むよリーダー」
「……こっちとしても、それなりの数は用意しないといけないようなやりたいことができたからね」
《空本麗夜》
まったく。色々と大変だった。
事後処理の報告書作成を勧めながら、俺達は頭の痛くなる事態を把握している。
というのもだ。ロザリオ聖教国に亡命した聖職者達だけど、かなり動いているようだ。
特に日本出身の星騎士―教会の精鋭部隊所属星辰奏者―で少数精鋭の特殊部隊が結成されたらしい。ある程度の情報は掴んでいるけれど、こちらの関係者が多数在籍していることが判明している。
全員分かっている段階で何も関わらず、充二君を筆頭戦力として、武芸指南役の一人を務めていた流花の親戚筋にあたる旗本辰人の二名が確定。またそもそも星雲騎士団には海砂の知り合いもいるとされている。
この調子だと、他にも関係者が関わってそうだよ。それも考えると頭が痛い。
「グレモリー眷属側も大変みたいね。イッセーに至ってはまだ目を覚ましてないんでしょう?」
「そうだね。寿命もかなり削れているみたいだし、アルトリーネもやっぱり気になる?」
「ええ、今後を考えると流石にね」
だろうね。
アルトリーネはイッセー君に好意を寄せているみたいだしね。当然だけど、そんな少年が大変なことになっていたら当然気になるか。
それでも報告書作成を進めてくれていて助かるよ。うちは学歴面が壊滅的だから、デスクワークに長ける人は貴重だから。
「まぁ、寿命が並んだら相手の方がごっそり下がるってのはあれだよね。回復する余地はあるみたいだし、こっちも色々と手を回さないと駄目だよね」
「……まぁ、そうね。でも茶化さないでください」
そっと触れたけど、アルトリーネやコガネちゃんは、秀華所長の悪魔の駒による転生悪魔になっている。
今後を考えると、駒による転生悪魔が主体になるだろう。まぁ、インターバルと消耗を度外視すれば無制限に悪魔を増やせるというのは個人に持たせていい権限ではないだろうしね。
もっとも、それに伴い俺達初期からの悪魔化したメンツのフォローもしてくれるみたいだけど。所長も立ち回っていたからそこは大丈夫だろう。
今後は社員の区別も正社員と準社員っていう形にはしない方がいいかもしれない。ただの呼び名の問題になるだろうけど、こういうのも大事だろうし。
「そういえば、麗奈さんの方は?二日酔いだって聞いているけど」
あ~。そっちもねぇ。
麗奈は麗奈で、二日酔いで今ダウンしている。
ここ数日は飲まずにいられない状態だったみたいだけど、ついに調整をミスったらしい。星辰奏者で二日酔いになるとは、相当飲んでいるよねぇ。
あっちに関しては仕事が終わったらフォローだね。これはこれで忙しい。
と、その時ドアがノックされて青蘭さんと信子さんが入ってきた。
「根回しや打ち合わせの類はほぼ完了したぞ。残りはその書類作成でほぼ完了だ」
「コガネの事情聴取も完了。手続きが終わればこちらで面倒を見る形になるそうよ」
と、学歴高い組が色々動いてくれているようだ。
任務においては流花や海砂に、美子ちゃんとリーネちゃんが動いてくれているから大丈夫。その分頑張ってデスクワークを終らせないとね。
「しかし、ご主人様とのデートの機会はまだ訪れそうにないな。事後処理も大体終わるが、それはそれとして禍の団も動いているようだし、他の勢力も油断ならん」
「それは同感。誠二君も今回の為に、色々頑張って時間を空けてくれていたもの」
と、二人はちょっと困り顔だ。
ま、確かに色々と事後処理が忙しかったしね。そこは本当に大変。
ただまぁ、それもあって所長と誠二は今日は楽しめるというわけだ。
本日、駒王学園は体育祭の真っ最中。
たまには思いっきり楽しんできなよ、二人とも。
《樹下誠二》
「……く……っはぁ~~~♪ いい感じにイったぁ~♪」
「気が済んだら後始末して戻るぞ~。特に俺、そろそろ行かないとまずいんだから」
テンションを爆上げして盛り切った秀華を鎮めてから、俺はさっさと周囲を確認しつつパンツと短パンを履く。
こういう時に性欲を滾らせるのが秀華のダメなところだ。もう二年目なんだから抑えてほしいのだが。
俺が高等部に在籍してなかったころとかはどうしていたんだろうか不安になるな。やらかしてないといいんだが。
ま、今更ではあるから俺は準備を整える。
念入りに精を拭いて、それをビニール袋に入れたうえで消臭剤も積めてゴミ箱にポイ。異空間の魔法に入れてある便利グッズを入れたリュックを取り出し、消臭スプレーを短パンの股の部分に軽くかけてから歩き出す。
位置取り的にトイレの近くだが、しかし簡単には見つからない。こういうところをちゃっかり見つけて楽しむことに回せるのが、秀華のポテンシャルの高さの一環ともいえるんだろう。大問題だが。
とはいえ、俺もそろそろ急がないとな。……説明だけは断じてしたくないからなおのことだ。
俺が臨時で参加することになったのは二人三脚。イッセーがいまだ目を覚まさないせいで、アーシアとのコンビを代打ですることになった。
イッセーの次にアーシアと親しい男が俺だという簡単な図式だが、アーシアが目に見えて落ち込んでいるからな。
もっとも、無理の動かすのもあれだし。寝続けているんだからなおさらだが。
あの状況下でイッセーが覇龍を発動しなければ、いくらなんでも乗り切れる自信がなかったしな。反粒子だけではよくて片方を潰せた程度だ。
「アーシアそろそろ準備をした方がいいぞ」
「樹下さん。……イッセーさん、ダメなんでしょうか……」
落ち込んでいるし、まぁそれはそう言いたくなることもあるだろうがな。
「起きたとしても病み上がりだし、普通ならドクターストップがかかるだろう。まともな神経ならそんな状態で体育祭の競技に参加しようって考えることもまずないな」
俺は正論を述べるが、まぁこれはあくまで正論だ。
もちろんもう起きていればの話でしかないが―
「……ァアーシアァーっ!」
―そこでまともな判断をする奴でもないのがイッセーだしな。
「……イッセーさん!」
涙目で喜ぶアーシアに肩をすくめながら、俺は素早く足の紐をほどくと、駆け寄ってきたイッセーに渡す。
「いろんな意味で無理するな……と言っても無駄だな。ほれ、行ってこい」
「もちろんだっての! つーか、お前にもアーシアはやらん!」
そうですかっと。
俺はイッセーとアーシアを見送ってから、小さく苦笑しつつ移動する。
本来なら応援する方がいいんだろうが、あいつ間違いなく起き抜けで来やがったんだろう。出なければ連絡ぐらいついているはずだ。
となると多分いろんなものが足りてない。非常用に保存の効く携帯食料は持ち込んでいるが、水分も用意した方がいいだろう。
俺はそれなりに気を利かせつつ、空を見上げる。
これからも色々大変だろう。禍の団は活動開始から僅か二か月そこらで中核組織が壊滅的打撃を受けたそうだが、残存勢力で立て直しを行いつつ二番手の組織に実権を明け渡したらしい。
ロザリオ聖教国やアイアンローズも無視できない。というより、何かしらのやばい連中がゴロゴロいそうだしな。
ただまぁ、それでも体育祭を楽しむ程度の日常はあっていいだろう。
そういうイベントがあってこそ、つらいことも頑張れるのが大多数の人々の本質なんだから、な。
どこの勢力も大体ここからです。こっからが大変ですよぉ……?
それはそれとして、次は幕間です!
AIイラスト用のLoARも続々できているので、それも利用していろいろとやっております!
挿絵もある程度は完成したので、是非楽しみに待っていてくださいな!!