※この作品はR-18です。

シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 昨日はちょっと体調を崩したけど、午後まで休んだら持ち直したグレン×グレンでっす!

 夏場は自棄に早く目が覚めることも多いので、寝不足だったのでしょう。適度の昼寝も入れつつ頑張って乗り切りたい!!

 では本編!


第五話 デートの途中も大変です!

《空本麗夜》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とりあえず説教は秀華所長に任せて、俺はデスクワークに戻っている。

 

 社会人だし仕事はきちんとしないとね。自分の責任は可能な限り果たしてから好きなことをするのが立派な人間という者だと思いたい……俺が立派かとか、既に悪魔だとかいうツッコミが脳内に浮かんできたよ。

 

「待たせたわね。こっからは私も手伝うわ」

 

「よ、麗奈お姉様! 専務補佐ー!」

 

 と、麗奈と美子ちゃんもこっちに来てくれた。

 

 ちなみに麗奈の専務補佐という役職だけど、適任ということが確定していた。

 

 というか、麗奈ってば何時の間にかかなりの資格を取っていたようで、色々できることが多い。

 

 運転免許は四輪・二輪・小型船舶・水上バイク・小型航空機……取りすぎな気がする。

 

 そして簿記やら速記やら色々な資格も持っている。メインはともかく補佐に回るには優秀すぎるよ。

 

「青蘭さんは?」

 

 デスクワークで所内ぶっちりぎりトップの青蘭さんが来てないね。

 

「所長と一緒にちょっと忙しいみたいね。なんでも小笠原長官経由で、急いだ方がいい用事みたいで準備してるわ」

 

「そういうわけで説教は一旦中断だって。ただ、リアス部長も引っ張っていったから結構大事かも」

 

 麗奈も美子ちゃんもなんか真顔だけど、雰囲気的なアレか。

 

 所長がそこまで動くとなると、これは結構大きな出来事かもしれない。まぁ、俺達に警戒を呼び掛けない範囲だしまだ実働の動くような状況ではないんだろうけど。

 

 でもまぁ、三人がかりでデスクワークをしているとバリバリ進むね。専務補佐が特に凄いというかなんというか。

 

「麗奈って本当に、こういう所が凄いよね。要領がいいっていうか」

 

「人に目立たせずに勉強も運動もやろうとすると、まず効率的に基礎磨くのが一番なのよ」

 

 さらりと麗奈は答えるけど、それでも簡単にできることじゃないだろう。

 

 あと、陸海空の免許をコンプリートするような真似は断じて基礎ではない気がする。

 

 多分俺が知らないだけで、他にも色々免許とか資格とか取ってるだろう。機会があればもうちょっと聞くとかやってみよう。

 

 ちょっとぐらい、お互いのことを知ろうとするのが大切だろうしね。

 

「ダーリン~?」

 

 と、急に美子ちゃんがこっちを覗き込んだ。

 

 思わずちょっとのけぞるほど、その顔は珍しく不満顔だ。

 

「あまり暗い顔禁止! 麗奈お姉様もチラチラ気にしてるし!」

 

 ビシリと指まで突きつけられるけど、確かにそれはまずかったね。

 

 互いに心配しあったりするのもいい関係だけど、ほどほどが一番だよね。

 

 でもまぁ、そういう意味だと……。

 

「俺ってもしかして、麗奈に心配ばっかりかけさせてない……?」

 

「別にそこまでは。というか、今はお互い様でしょうに」

 

 さらりと苦笑で返されるけど、これはこれでいいんだろうか。

 

 でもまぁ、基本的に麗奈が俺や麗華の面倒を見ていたところはあるからなぁ。そこはぐうの音も出ない。

 

 それはそれとして手早く事務作業を終らせている麗奈は、基本的にできる女性だけど。

 

 こういう地道なところもきっちりするのが、本当にデキる人ってことなんだろうな。俺も精進しないと。

 

「ダーリンはダーリンで頑張ってるし成果も出てるから、あまり気しちゃ駄目だよ? ね、麗奈お義姉様?」

 

「ま、そうね。テスト前で勉強めんどくさいと言っていた奴が成長したもんだわ」

 

 あれ!? イッセー君みたいに心を読まれた!?

 

 こ、これは少し反撃した方がいいのではないだろうか……そうだ!

 

「そういえば、リーナちゃんは?」

 

 そういえば麗奈の隣にリーナちゃんがいない。このチャンスを逃さず、俺は鋭く指摘をしてちょっと話を変えようと試みる。

 

「リーナも色々あるもの。駒王学園ではないけど学生もやってるから、たまには友達と遊びにだって行くわよ」

 

 なるほどね。それはきっと良いことだよ。

 

 十代の友達と無駄にも思える時間とか、結構大切な思い出になるだろうしね。

 

 無駄もきっといいものだよ。うんうん。

 

「そういえば、お友達に彼氏ができたとか。リーナは彼氏作らないんですか、麗奈お義姉様?」

 

「一応私達、教会系ではあるものね。つっても外注だし、別に作ってもいいとは思うけれど……もしかしてガチのレズだったりするのかしら」

 

 なんか妙な心配され始めている。

 

 止めるべきな気もするけど、俺が話を振ったこともあるから止めづらい。

 

 ただなんだろう。ちょっと嫌な予感がしてきたぞ―

 

「「なら麗夜(ダーリン)とか?」」

 

 ―なんかハモってとんでもないフリ方された!?

 

「いやいや。いきなりそんなこと言われても困るよ!?」

 

 そりゃかなり可愛い子だと思うけどね!?

 

 でもまぁ、麗奈のことを素直に慕っているいい子でもあるよね。麗奈も俺も大概やらかしている側だし、その上で慕ってくれるのは美子ちゃんにも通じるいいところだよ。

 

 麗奈も麗奈で、過去を呪っているところがあるしね。きっとリーナちゃんは救いや癒しになっているはずだし、そうであることに俺も心から感謝している。

 

 とはいえ、だ。

 

「既に美子ちゃんと麗華に逃げ道塞がれてるってのに、これ以上増やしてどうするんだよ麗奈」

 

 おそらく同様のモヤを抱えているだろう麗奈にまず同意を求める。

 

 ただ麗奈さん? なんで考え込んでおられるのですか?

 

「……でもまぁ、変な男に引っかかるよりは信頼できる男とくっついてほしいわね。そういう意味だと……及第点?」

 

 誠二やイッセー君の方がよろしいのでは!? それに祐斗君もいるよ!? アザゼル総督とギャスパー君はそれぞれ別の理由で置いておくけどね!?

 

 あれ、もしかして結局俺にとって試練が舞い降りてる!?

 

 せ、誠二とイッセー君のどっちかが来てくれればありがたいけど……どうしろとぉおおおおお!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《兵藤一誠》

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ありがとう、イッセー……」

 

 にっこり微笑む朱乃さんに、俺はちょっと困惑する。

 

 俺の興奮を煽る為なのか、コンドームを咥えていることもだけどそれとは別に困惑する。

 

 いや、感謝されてるのはありがたいけど、さ?

 

「むしろ俺の方がありがとうございます!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 俺はちょっと鼻血を流しながら心からの感謝を伝えたよ。

 

 何故って? 今俺は朱乃さんとSEXしているからさ!!

 

 ついに朱乃さんともSEX! エロいことしまくっている!!

 

 やっほぉ~っい!俺は、俺はどんどんハーレム王の道を進んでいるぞぉおおおおお!!

 

 感謝するべきは……………俺だ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《樹下誠二》

 

 

 

 

 

 

 映画は基本的によかった。

 

 出来がいいというか、見てて楽しいというか。あまり鬱になるような作品がないのもいいだろう。

 

 そういう意味では言い話だったんだけど……。

 

「……ぐず……っぐぅ……ぇぐ……よ、がった……よぉ……」

 

「とりあえず落ち着いたか、信子さん」

 

 俺は信子さんをちょっとあやしながら、困ってしまった。

 

 なんか調子がおかしいけど、本人が言う気になるまではそっとした方がいいだろうとも思っていたら、トリの短編映画を見ている間に号泣し始めた。

 

 いやまぁ、どっちかというと感動系だったと思う。

 

 小さい頃の友人と、被害者の親友と加害者の家族という関係になり、ギクシャクしながらもお互いの心の傷をまず気にしていたことから、手を取り合って明日を歩もうとする物語だ。色々言ってくる人もいるが、支えてくれる人もいた。

 

 妙にリアリティがある辺り、何かしらの実話をもとにしているのかもしれない。そう思ったいい作品だと思うんだが……ここまで感涙するのはちょっと引くぞ。

 

 まだまだ粗削りなところもあったからそう思う俺が冷めているのかとも思うが、流花さんも海砂さんも困惑気味だからこれはもう俺達の方が妥当なんだろうと思いたい。

 

 いや、もしかしてこれは―

 

「……信子さん。もしかして知り合いだったりするのか?」

 

 ―そういうことでいいんだろうか。

 

 確認の為に聞いてくると、信子さんはまだ涙を流しながら首を何度も縦に振る。

 

 なるほど。おそらく大学時代の知り合いなんだろう。

 

「やはり波柴案件はクソね。所長はなんであそこまでまともなのかしら……いや、まとも……?」

 

「海砂、そこは深く考えると駄目な気がする奴だよ!」

 

 海砂さんが踏み込んでいけないところの踏み込んだのを流花さんが止め、そして流花さんは話を戻しに行く。

 

「でも、それにしても泣きすぎというか……もしかして相当仲のいい親友とか?」

 

 まぁそれは気になる。

 

 俺達もそれなりにフォローはするつもりだ。親友が作ったというのなら、関係が修復されるに越したことはないだろう。

 

 完璧には無理でも、せめて笑顔で話す時が作れるぐらいに―

 

「……当時の……彼氏……っ」

 

「「「……ぁ……~~~~……」」」

 

 ―できないレベルで最大級のヘビーな状況だった……っ!

 

 俺は海砂さんや流花さんと共に天を仰いだ。

 

 いやこれ、会いに行くのはかなりの苦行だろ。会わせるのも良いこととは言い難いぞオイ……!

 




 というわけで、いろいろ大変なことになってたりすることもある流れです!

 信子関連はラグナロク編で出すことも考えたのですが、小出しにしたほうがいいと判断しました。
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