※この作品はR-18です。

シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 結構最近眠れてないグレン×グレンでっす!

 それはそれとして少しずつ書き溜めも増やしていってますぜぇ? そう簡単にはエタりませんぜぃ?





 まぁそれはそれとして、「ヘイト創作をする気はないけど、これヘイトに思われかねないよなぁ……」なアイディアを思い至ったりしてしまって、それもあって抑えるのに苦労しました。主義信条に反するので、この衝動は抑えんとあかん……!

 それはそれとして本編!


第十三話 悪神、備えます!

《樹下誠二》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 色々あるが、だからこそ準備は必須だ。

 

 必須なので、俺達は四人で集まって研究をしている。

 

「……さて、無謀ではあるが最優先はシンプルだろうな」

 

「そうだね。大変ではあるけど、試さないのもあれだろうね」

 

 木場が俺の言葉に頷くが、これが厄介だ。

 

「まぁ、対ロキを想定するなら研究はしておきたいよね、神殺し」

 

 麗夜さんがそう言うが、まさにそれだ。

 

 創造系神器は理論上神殺しを作ることは可能。もちろん難易度は致命的レベルに高く、禁手に匹敵するレベルで到達困難。

 

 まず間違いなく到達は困難だ。現実的に不可能だろう。

 

 とはいえ、一切試さないというわけにはいかないだろう。それはある意味で怠慢だ。

 

 相手が神である以上、こっちも気合を入れないとまずい。少なくとも、蛇使用時のシャルバとかカテレアとかクルゼレイよりは強敵と踏まえるべきだ。

 

 神喰狼フェンリルも大概だが、こっちはアザゼル先生が動いている。それにヴァーリをぶつけて勝手に弱らせればいいしな。

 

 まぁ相手が狼なら、仕掛ける余地がないでもないが。

 

 だが最優先はロキだ。この手の戦いはピンポイントで要点を潰すのが最もスマート。そして敵の大将首を取れば大抵士気は落ちる。というわけで、最優先目標はロキだ。

 

 だからこその神殺し。創造系神器が理論上は至らなくても作れるこれを習得できれば優位性は跳ね上がる。

 

 ……そして五時間後。

 

「やはり一朝一夕で作れるわけがないよね。時間がない以上、上手く行けるかどうか」

 

「……ですよね……」

 

 あの手この手で苦労しながら、碌に上手く行っていない状況下に苦労している俺達だ。

 

 休憩でお茶を入れてきた麗夜さんに、木場が苦笑しているほどだしな。

 

 まぁ現実的ではないのは分かっていた。分かっていたが……まずいな。

 

「どうする皆? この調子だと、神殺しのまがい物すら難しいぞ?」

 

「確かにね。かといって、俺達にできる範囲で最高レベルなのはやはり神殺し。例え無理でも、その研鑽は創り出す魔剣の性能向上には繋がるだろうけどさ」

 

 そう答える麗夜さんも、若干ため息をついている。

 

 まぁ、焼け石に水に近いからな。その辺はやっぱり頭が痛くなることだろうさ。

 

 まったく。いくら俺達がレヴィアタンの眷属とは言え、ここ最近の敵のインフレは酷過ぎないだろうか。和平締結の地の担当とは言え、元々は日本政府の一部隊だったはずなんだがな。

 

 まぁいい。とにかく俺達は神殺しを理想地とする形で、想像する魔剣の性能向上を当座のプランとしよう。

 

「……とはいえ、そればかりに囚われるのも問題じゃないかしら?」

 

 と、黙々と魔剣の創造を試みつつも海砂さんが懸念を持っているようだ。

 

 まぁ、そこはそうなんだがな。

 

「まぁ、ロキが動くならアイアンローズやハーデス側からも動きが見える可能性はある。そちらの対策も考慮しないわけにはいかないだろうしな」

 

 俺もため息が出るが、そこもそうなんだ。

 

 最も警戒するべきはロキとフェンリルだろう。少なくとも、今回の一件はロキの独断的なところがあるだろうからな。奴らが主体となるのは間違いない。

 

 だが俺達三大勢力側が敵対している以上、高確率でアイアンローズも戦力を送ってくるだろう。ハーデスといった他の神々も、一切介入しないとは限らない。

 

 それを考えると、大王派の戦力にも期待したい所ではある。

 

 後はまぁ、ヴァーリが余計なことをするだろう点も注意点だな。

 

「禍の団からどれぐらい出るかが懸念点だな。ま、あの性格だとヴァーリチームは多分好かれてないだろうが」

 

 良くも悪くも、秩序が必要な業界と相性が悪すぎる。禍の団も規模が大きい以上、ある程度の秩序があるはずだからな。あの手のタイプは距離を置かれるだろう。

 

 なので俺としてはそこまで協力したがる奴ばかりではないと思う。ヴァーリチームとしても、大部隊を引き連れようという発想はあまりないだろう。

 

 だが、それが大部隊が絶対に出てこないというほどの根拠にもならない。

 

「……禍の団が、この戦いに便乗してどれだけのことが得られると思うかが大きいね。場合によっては、ヴァーリチーム以外の組織が独断で絡んでくる可能性もあるし」

 

「ありえますね。ロキとフェンリルは要注意対象でしょうから、その分得られるデータにも価値があるはずです」

 

 麗夜さんと木場がそう言うが、その点が厄介だ。

 

 面倒極まりない不確定要素こそが、今の禍の団だ。

 

 まったく。常々面倒なことになったものだ……っ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《空本麗夜》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 神殺し作成にはまだまだ時間が掛かりそうなので、とりあえず個人の時間となった。

 

 やはり神殺しの獲得は難易度は高いね。他のプランも考えておいた方がいいだろう。

 

 そう思いながら、気分転換の為に事務所の屋上に出ると先客がいた。

 

「あ、麗夜さん?」

 

 と、リーナちゃんだ。

 

「リーナちゃんも休憩?」

 

「はい。お姉様は色々仕込みがあるそうで、時間が合わなかったです」

 

 しょんぼりしながら答えてくれるけど、ちょっと可愛く思えるかもね。

 

 ただまぁ、これは慰めた方がいいかな?

 

 俺は隣に適度な距離間で座り、空を見上げる。

 

 何時の間にやら日も沈みかけている。だいぶ時間をかけていたみたいだね。

 

「麗夜さん達は、何をしてたんです?」

 

「神殺しの創造ができないかの四苦八苦だね。四人もいれば可能性があるかとも思ったんだけど、あまり上手く行ってなくてね」

 

 ま、簡単ではないのは分かっていたけどね。

 

 なにせロキは、神々の中でもメジャーで強者。更に最強の魔獣が一角である、神喰狼フェンリルまでいる。間違いなくこれまでで最強の敵だ。

 

 毎回毎回これは頭が痛いし、そもそも頑張っていれば犠牲なく戦えるとは限らない。そういうレベルの戦いばかりだ。

 

 いつか死人が出てもおかしくない。そういうレベルの戦いばっかりだし、人生とはそういうモノでもある。

 

 だからこそ、こういう時間も大切にした方がいいだろう。

 

「リーナちゃんも、頑張ってくれてありがとう。麗奈は勿論、俺達もとっても助かってるよ」

 

 素直な感謝を口にする。

 

 本当に、リーナちゃんには感謝している。

 

 ぶっちゃけトンチキ貞操観念の群れといえるこの事務所の所員として、リーナちゃんは本当に頑張っている。

 

 それに元気いっぱいでかつ貞操観念が破綻してないから、いい清涼剤になっているところがあるしね。この点は美子ちゃんでは頼りない……なんで頼りないんだろうあの子。エロ系で変な出来事はないはずなんだけど。

 

 だからまぁ、俺としてはリーナちゃんと話をするのは胃が痛くなる要素がほぼないのもいいね。麗奈や麗華は過去の件がどうしても内心で足を引っ張るしね。

 

 だから、この子はもっと得をするべきだと思う。

 

 話を聞く限り、この子も大変ではあるけど加害者の側になったことはほぼないしね。そういう子はやっぱり、少しでも幸せになった方がいい。

 

「次の戦いも、命大事にで頑張ってね。俺も可能な範囲でフォローはするから」

 

「……そういう所、ずるいです」

 

 あれぇ? ほんのり頬が赤くなってない?

 

 ……う~ん。俺ってもしかしてフラグ立ててる? 俺よりいい男はたくさんいると思うけれど、フラグがかなり立ってない?

 

 イッセー君は癖が強いし、誠二も誠二で結構背負っているから、二人が外れるのはまだいいとしよう。だけどパーフェクトレベルで好青年な祐斗君より俺が先に来るというのだろうか……?

 

 あれ、これどうしよう!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《アザゼル》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こっちも色々大変だ。

 

 オーディンの爺も今回ばかりは苦労してるぜ。ちゃっかり日本神話も探れるようなところを巡って見識を深めていたんだろうがな。

 

 ……まぁ、俺達がロキを返り討ちにすりゃそれで何とかなるだろうがな。

 

 簡単にはいかないだろう。ヴァーリも多分、このままコケにされたままやられる気はないだろう。サリアローズがどれだけの戦力を用意してくれるか期待したいが、ややこしいことにはなるだろうしな。

 

 まぁ、今更言っても仕方ねえか。サリアローズ達の立ち回りは一理あるし、政治的には十分な一手でもあるんだろうさ。

 

 あいつらにとってみれば、自分達が魔王を傀儡として擁立してる中テロリストの魔王のでかい顔なんてされたくねえだろうしな。今まで印象操作があまりされてなかったのがおかしいぐらいだし、対処してなかったこっちの不手際でもあるか。

 

「……さて。で、サリアローズ達の増援はそこそこあるようだな。精鋭を送ると明言までしてやがる」

 

「それはありがたいですね。アイアンローズが一切手を出さないわけもないでしょうし」

 

「ヴァーリが何するかも気になるよねぇ~。光にぃあたりがそれとなく介入しそうだし~」

 

 俺が話を切り出すと、護衛で来ていたアルトリーネも含めて秀華の奴がげんなりしていた。

 

 ま、このまま漁夫の利ってのもあるだろうがな。ヴァーリはヴァーリで向こうでも我が道を行っているわけだし、手を貸すとは限らない。

 

 だがここで恩を売るという発想もあるかもしれねえな。それで首輪が付くとも限らねえが、逆にそれを利用して切る言い訳に……はできるかもしれねえしな。

 

「となると、サリアローズ達の戦力ばかりには頼ってられないわね。向こうも分かったうえでよこすでしょうけれど、不確定要素も大きいわ」

 

「そうなるだろう。こちらも急ピッチで新兵装を用意するが、慣らしの時間が取れるかどうかが不安だな」

 

 リアスも雨宮司教も色々動いているだろうが、それほどの相手だ。

 

 だからこそ、こっちも遠慮をする必要はないな。

 

「こっちも色々立まらなきゃならんから人員の派遣は難しい。が、出せる範囲内でバックアップは用意するからケツ持ちに関しちゃ心配すんな」

 

 ああ、こんなことで終わらせるわけにはいかねえんでな。

 

 覚悟しな、ロキ。……てめぇの好きにはさせねえよ……っ!!

 




 まぁ神殺しは完成しませんが(ネタバレ

 ただ神殺しの準備とか研究をしておけば、本作後半で出す分には説得力も生まれるわけですが。この作品、原作第4章でハーデスは勿論ニュクスとかタルタロスとかとやりあう予定なので……!
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