※この作品はR-18です。

シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 間章を書き始めているグレン×グレンでっす!

 スパロボYが気になりますねー。楽しみですねー。風都探偵が参戦とか想定外でびっくりですねー。

 それはそれとして本編!!


第十九話 乱戦乱戦また乱戦!

《樹下誠二》

 

 

 

 

 

 

 

 大王派の支援を受けながらロキ一派の兵器を掻い潜り、更に禍の団に擦り付けて一旦離脱。

 

 その後呼吸を整えつつ、俺と秀華は戦闘態勢を復帰させる。

 

「どうする秀華? ロキのあの耐久力は洒落にならないぞ」

 

「そうだねー。ただ、ちょっと気になるところがあるかな?」

 

 秀華はそう言うが、俺も心当たりはある。

 

 だが、そうだとするなら厄介だ。

 

 ここは議論の形に入るべきだろうな。

 

「気になるところっていうと、ロキについてだよな?」

 

 襲い掛かる量産型ミドガルズオルム数体に対応しつつ、俺は会話を開始する。

 

 ブレスや体当たりは十分に脅威。下手な上級悪魔なら眷属総出で挑んでなお不利なのが数体もいるしな。

 

 だが、俺達は下手な上級悪魔など歯牙にもかけない。

 

 巨体を逆手にとって掻い潜るようにして敵を翻弄しつつ、会話を進めていく。

 

「ロキって本当に無傷すぎじゃない?」

 

「そうだな。服にも傷一つなかった」

 

「あれ、攻撃が通用しなかったんじゃなくて戻ってるって可能性があるよね?」

 

「フェニックスの不死……いや、もう一つ警戒する必要があるな」

 

 やはりそうなるな。

 

 あえて二人で言葉を交わして確認することで、冷静俯瞰できる。

 

 あれだけの火力をもろに喰らって、服すら無傷なんて本来おかしい。

 

 だが、あれだけの火力の影響を受けてもそうなる可能性を俺達は知っている。

 

 そう、その中でも最も勘弁してほしいのは―

 

「「神祖の使徒……?」」

 

 ―その可能性だ。

 

 フェニックスの不死は、神祖のそれに比べるとまだましだ。

 

 再生すれば再生するほど消耗するから、長期戦での削り殺しは原理的に可能。火力次第で跡形もなく吹き飛ばせば殺せる。だが、神祖の使徒だと話が違う。

 

 あいつらの不死は精神が消耗していようが問答無用で完全修復するからな。しかも破壊の仕方によっては服ごと丸っと再生する。

 

 データが少ないので断言はできないが、そも正面戦闘では神祖の使徒の方が不死性では上といえるだろう。

 

 そしてそうなる場合、仕留める為の手段が限られる。

 

 俺が知る限り、それができる手段は大きく分けて二つ。反粒子と黒刃の狗神だ。

 

 速攻で殺せるのは反粒子。だが黒刃も短時間に叩き込めば殺しきれる。

 

 おそらくは、再生そのものに限度はあるのだろう。処理容量の限界や処理落ちはあり得るし、限度はあるんだろう。

 

 だが、それを成すのが非常に大変な事実は変わりない。

 

「どうする? いっそのこと捕縛でごり押しするのも一手だろうけどさ?」

 

「母体が神だとどれだけ疲れることやら……となると、隙をついて反粒子直撃が必須か……頭痛が……っ」

 

 絶対相手だってそれを警戒する。それが分かっているから俺も秀華も頭を抱えてしまう。

 

 そして更に問題なことに―

 

「いたぞ、奴が反粒子使いだ!」

 

「容赦なく殺し合うぞぉっ!!」

 

 ―当然、俺を狙ってくるのも読めている。

 

「とにかく凌ぐか。隙をつけないと話になりゃしない……っ!」

 

「オーライ、元気にやっちゃうか!」

 

 つくづく面倒だが、こうなれば八割自棄だ。

 

 何が何でも生き残ってやる。こんな頭痛を抱えたまま死んでたまるか!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《空本麗夜》

 

 

 

 

 

 

 

 

 戦闘は洒落にならない規模で戦いになっているね。

 

 振るわれるロキ側主体の猛攻を回避しつつ、俺は一呼吸を入れる。

 

 神殺しを用意できなかったうえ、ミョルニルのレプリカは使えない。更にあの絶大な攻撃をもってしてもロキに傷一つつかなかった。

 

 明らかにおかしい以上、絡繰りがあるのは間違いない。それを攻略しないで仕掛けても二番煎じになるのは間違いないね。

 

 可能性が高いのは神祖系列か? ただ、あいつらってどういう条件で神祖に成れるのかがまだ分かってないところがある。判断するのは早計かもしれないね。

 

 そして、問題は他にもあるというか……。

 

「いやっほぉう! 仕掛けてきたロキの部下を片付けたところなんでねぃ? 気分転換に一当てしようぜぃ!」

 

「それはどう……もっ!」

 

 ヴァーリチームの美猴がこっちを狙ってきていることだね、ホント!

 

 基本的にどの勢力も、ロキ達を集中して狙っている。これは俺達も禍の団も、ロザリオ聖教国すら変わらない。

 

 だが同時に敵同士である為、状況次第ではもののついで仕掛けてくることも多い。

 

 そしてヴァーリチームは基本とし、ノリで動いている節がある。当然の結論として、こういう流れになる可能性はあり得る。

 

 想定範囲内。だから当然、こういうことにだってなりえるわけだ。

 

 とりあえず上手く他の手合いに擦り付けるとして、ある程度は付き合っておいた方がそれも上手くいくだろうさ。

 

 それに、今後を踏まえるのなら美猴との戦闘経験は必要になるだろう。

 

「よっしゃ行くぜぃ!!」

 

「はいはい……っ」

 

 振るわれる棍を回避しつつ、タイミングを合わせて魔剣と雷撃で反撃を敢行する。

 

 動きはいいし身体性能も高い。反応も判断もいい。美猴は間違いなく立派な強者で、性能だよりでもない。

 

 戦闘狂、それも勝ち負けに関わらず強者との戦いで喜べる手合いは厄介だ。勝てるのならばそれでもいいだろうが、負けたとしてもそれはそれと思えるからこその強みや脅威がある。

 

 間違いなく、真っ向から一対一でやりあえば競り負けるのは俺の方だろう。それほどまでに総合力で開きがある。

 

 だからこそ、それを他の要素で乗り越える。それだけの根拠となる力を……俺は託されている!!

 

「電気を使って強化した魔剣……それだけじゃ俺っちには勝てないぜぃ!」

 

「そうかい。なら、お望み通りそれ以外……だ!」

 

 言うが早いか、俺はレヴィアタンの力を開放。

 

 前もって準備しておいたことで、真後ろから魔力の蛇龍を具現化して仕掛ける。

 

 だがまぁ、それぐらいはあっさり対処して当然。美猴は見る間もなく回避する。

 

「仙術使いをなめんなよ? それぐらいなら気で察知できる……っぜぃ!」

 

 だろうね?

 

「だけど、見えるものを見落としたね」

 

 そう告げ、俺は右腕から()()を敢行する。

 

 魔剣ではなく、文字通りの銃撃故の銃弾だ。それも、手数重視の散弾数十発を連射して放っている。

 

 面食らったこともあり、美猴の回避と迎撃は若干間に合わない。僅かに子弾が当たり、かすり傷程度だがダメージを与えることはできた。

 

「なんだそりゃ!? 新兵器って奴かぃ!」

 

「ああ。雲川麗華特別顧問提唱の、雨宮星斗大司教謹製の新兵器……それも、神の子を見張る者が監修した特注品さ」

 

 俺はそう言うなり、袖の中に隠していた腕輪を元に戻す。

 

 一見すると細いチェーン主体の腕輪。そしてその本質は、魔剣創造を拡張する特注の人工神器だ。

 

 昨日はシンプル。データに基づいて魔剣創造の機能を拡張し、右腕に装着させる形で拡張した武装を創造する。

 

 さっきのはフルオート連射可能の三連装短砲身散弾銃。それも面制圧重視のバードショットタイプの散弾だ。

 

 そして続いて具現化するのは、一撃重視の使い捨て打撃兵器。

 

 麗華がごり押ししただろう、ロマン満載の必殺兵器。

 

 発射による衝撃にすらごくごく僅かしか耐えられない特殊破砕弾頭を高速発射することで、速度と威力の二重打撃を超至近距離で叩き込むロマン武装。

 

 麗華が涙すら流すだろうその武装に、美猴は面食らいつつも防御態勢をとる。

 

「え、なんだよその巨大な杭は―」

 

「―とっつきとでも呼んでくれ!!」

 

 よりメジャーな言い方ならパイルバンカー。

 

 俺はそれを叩きつけて、美猴を少し離れたところに見つけたロキ配下の量産型ミドガルズオルムに向かって吹っ飛ばした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《兵藤一誠》

 

 

 

 

 

 

 

 

 うぉおおおおおおお!! 敵が、敵が多い!?

 

「奴が……奴がシャルバ様の仇かぁ!!」

 

「ついでに討ち取ってやれぇええええ!」

 

「性欲の権化の赤龍帝とはな!」

 

「色欲の大罪を邁進しているとかふざけるな!!」

 

 ロキ達じゃなくて他の連中がうるさい!

 

 くそったれ! 俺は日々毎日をスケベに一生懸命頑張っているだけだってのに!? 優先順位を切り替えるほど俺の方に攻撃を集中してきやがるのかよ!?

 

 スケベの何が悪いんだ! 男がエロいのはおかしなことじゃねえだろぉ!?

 

 いやまぁ、それでミョルニルレプリカが使えないのは無視できない問題だけど。それに一年もやめれたから今後も大丈夫だろうけど、覗きの常習犯ってのはそれは別の意味で問題あるんだろうけど。

 

 でもこのタイミングで集中攻撃喰らわされることはないだろうにさぁ!? 勘弁してくれよもぉおおおおお!

 

「誰か助けてくれぇええええええ!」

 

 ミョルニルも重いから逃げきれない。本当に助けが欲しい。

 

 そう思った時、俺を追いかけていた奴らが凄い勢いで吹っ飛んだ。

 

 吹っ飛ばしたのは凄い聖なるオーラだ。

 

 って、この感覚は覚えがある。っていうか慣れまくってる奴だ。

 

「無事かイッセー!」

 

「アンタも大概大変ね」

 

「ゼノヴィア、雨宮さん!!」

 

 すっげぇ! 聖剣すっげぇ!!

 

 あんだけの数の敵を薙ぎ払うとか、伝説の聖剣が二本も合わさるとすげえな。

 

 それを逃れた連中も雨宮さんが流れるように切り倒しているし、マジ助かる。

 

 これがエクス・デュランダルか。ビビるぐらい強い聖剣が俺達の味方になってくれるなんて、軽くびっくりだぜ。

 

「気合入れなさい。ミョルニル抜きでもアンタが最高峰の戦力に変わりはないの。……起点にならないとまずいわよ」

 

 雨宮さんがそう言ってくるけど、確かにな。

 

「そうだな。私とイッセーは現状においても攻撃に限定すれば上位だろう。さっきの砲撃も続けてこない当たり、連続発射は不可能なようだしな」

 

「なら気合入れねえとな。とりあえず、ロキのところにもう一回行くとすっか」

 

 ゼノヴィアと一緒に気合を入れながら、俺は拳の調子を確かめる。

 

 よし。まだ疲れは大したことない。これならまだまだいけるぜ!

 

 負けてやる気なんてさらさらねえ。覚悟しやがれ、ロキ!!

 

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