※この作品はR-18です。

シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 連休にはちょっと日帰りで天然温泉行ってきました、グレン×グレンでっす!

 最近温泉とか長湯すると、めっちゃそのあと眠くなるうえ、たまに体調を崩すことがある。……疲れが蓄積しているんだろうなぁと思いつつ、日々頑張っております。

 さて本編!


第二話 ロイヤルピース

《木場祐斗》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ついたね、長崎」

 

「……今日のお昼は、トルコライスですね」

 

「うぅ……まだ日差しが強いよぉ……っ」

 

「うふふ。旅行気分になってしまいますわ」

 

 今日僕達は長崎に来ている。

 

 秀華さん達から頼まれた、助っ人としての参戦。より厳密に言えば、日本政府による難民達が住まう出島の一斉捜査における、いざという時の戦力。それがグレモリー眷属が日本政府から受けた以来という形になる。

 

 ちなみに今回の報酬だけど、モスボール処理が施されていたけど、新型潜水艦のめども立っている為不要になってきている日本製の潜水艦を一隻貰えるという話になっている。日本大好きなグレモリー家として、そういったものを見れるのはある意味でとてもありがたいらしく、リアス部長達が楽しみにしていた。

 

 とはいえ、何も無しにそれだけの物を貰うのもあれで、しかし何かあることを願うのもあれだ。

 

 そういう、大事になっているともいえる。

 

 アイアンローズも派手な抵抗はしないだろう。それをすれば、アイアンローズ側についている多数の国家と、日本と共にアイアンローズ離れを進めている欧米諸国が本格的に戦争状態になるだろう。戦奏教団とも戦っている状況下でそれは避けたいだろう。

 

 アイアンローズはアイアンローズなりの価値観で、人類にとっても良好な異形との関わり方を考えている組織だ。今の状況下でどの勢力も得をしないのに正面作戦をするとは思えない。

 

 だからこそ、僕達の存在は保険であり神輿だ。

 

 昨今大活躍を遂げる若手の戦力であり、神を撃退した功績すら持つ存在。そんな者達を最後の保険にすることで、士気を上げる作戦ということなんだろう。

 

「お待たせ、皆。お昼そろそろだし、トルコライスを食べてみない? 小笠原長官が美味しいトルコライスのお店を聞き出してくれてるみたいだからさ?」

 

 空本さんも来てくれたね。

 

 ふふ。杞憂に終わってくれるのが一番だけどね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《樹下誠二》

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回の作戦において、チームメンバーは分担されている。

 

 麗夜さんは今回、木場達のフォローをしている。

 

 秀華は立ち位置もあって、小笠原長官と共に行動中だ。

 

 で、残りの派遣メンバーは別の部隊として麗夜さんとは別の位置から待機という形だ。

 

 まぁ待機と言っても、だいぶ余裕があるみたいだが。これ半分休暇というか、色々頑張っている俺達に「いざという時の保険」のついでで長崎観光をプレゼントしたと考えた方がいいかもしれないな。

 

 ただ一つ問題があるとすれば、だ。

 

「「……はぁ……~……」」

 

 約二名、ロキの一件から日が経ってないこともあって若干落ち込み気味だということだ。

 

 なまじ余裕がある所為で、どうしても考えてしまっているな。非常時になれば切り替えてくれるだろうけれど、だからこそ厳しくするのもあれだ。

 

「ま、色々あるから当然か。すいません店員さん、カステラと……今度は紅茶で」

 

「ノリノ、リだね……誠二君」

 

「誠二さん、流石に食べすぎでは?」

 

「食べる時はかなり食べるからね、誠二って」

 

 コナユキにしろコガネさんにしろ流花さんにしろ、喫茶店でこうして待機中で思い思いの時間を過ごしている。

 

 ちなみにこの喫茶店、自衛隊高官の親族が経営している。ブースの一角を貸し切りにできてちょうど開いていたので、俺達の待機場所として長官が手回しをしてくれていた。

 

 やはり八割休暇だろコレ。ぜひ休暇であることを願いたい。

 

 とはいえ、海砂さんと信子さんのメンタルはきついだろう。

 

 海砂さんは敵討ちを考える相手に目をつけられているし、信子さんは付け狙ってきた英雄派幹部が昔の親友だったからな。メンタル的に色々あるだろうさ。

 

「……そういえば、信子さんの友人が英雄派幹部だったとのことでしたね。誠二さんは信子さんの昔馴染みだそうですが、お知り合いですか?」

 

「近所のお姉さんの友人関係にまで踏み込むタイプじゃないからな。ただまぁ、多分何度か会っている……っていうか、殆どあの頃と変わってない気がするな」

 

 竹林凛音。確か信子さんの親友だった人だ。

 

 信子さん周りの問題は、色々ありすぎて調査や立ち回りを少しずつする方向にしていたからな。そこまで手が届いていなかったところはある。

 

 というかこれはあれか? また波柴矢城案件か?

 

 探せばどこにでもいるだろう、中の上ならぬ中の中の上程度。波柴一族全体で見れば並レベルであり、性根の小悪党レベルが酷い。

 

 それであれなんだから本当に酷い。本当の本当に酷い。

 

 そういう意味では、海砂さんはまだ精神的にましなのかもしれない。音成光珠に付け狙われたのは更に少し前のことだったし。いやまぁ、親族絡んでいる案件もあるけど。あと付け狙ってきている英雄派の巴御前も懸念点だけど。

 

 まぁしかしだ。

 

 だからこそ、甘味と紅茶で心癒してくれると嬉しいんだが。

 

「……すいませーん。三人いけますかー?」

 

 そんな確認の声と共に、喫茶店に来客が。

 

 まぁ店そのものを貸し切りにしてるわけではないし、時間的にお客さんが来てもおかしくないか。

 

 あまり騒がしくしないようにしないとな。お金は日本政府が払ってくれているけれど、それでも最低限の仁義というものがある。

 

 ……あれ? 視線を向けた信子さんが目を真ん丸にして驚いている。

 

「……せ、先輩!?」

 

「……あ、松森さん?」

 

 さ、更に知り合い案件……あれ?

 

 そういえば、もう一人も見たことがあるような……?

 

「あ、桃山警護事務所の人だ」

 

「あ、確かサリアローズ様が連れてきた助っ人の人?」

 

 流花さんと連れらしきもう片方が困惑しているけど、え、サリアローズ・バアル案件!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《兵藤一誠》

 

 

 

 

 

 

 

 

 と、とりあえず試練の時間が迫っているけど……皆大丈夫かな?

 

「イッセー。少しはみんなを信じなさい。本当に大変ならちゃんと助けを呼んでくれるわよ」

 

 リアス部長がそうたしなめてくれるけど、不安なものは不安です。

 

 俺達って色々とやばい連中とばっかり戦ってるからな。まだ俺、下級悪魔だし悪魔歴一年未満なんですけど。

 

 それが堕天使の最高幹部やら、魔王の末裔やら、挙句の果てに神様ときたもんだ。上級悪魔本家三男坊のライザーも大概だけど、そんなレベルじゃないのがゴロゴロと出すぎだろ。

 

 だからなぁ。色々と不安になるよなぁ。

 

 でもそれじゃいかん。ちょっと話をして気分転換しないと。

 

「そういえば、ロキとの戦いでサリアローズさんが連れてきた人達、強いのが何人もいましたね」

 

 あれは本当に凄かった。

 

 練度が高いって感じなんだろうな。そしてそれ以上に、木場や朱乃さんと真っ向から渡り合えそうなのが何人か出てきたしな。

 

 あと全盛期のドライグでも出せないような攻撃をぶっぱしたマリヤ・アスモデウス様に、神殺しの禁手に至った神器保有者を()()()に何人も用意した雲川さんのお姉さんなリンカ・ルシファー様もヤバイ。

 

 そんなのが他にもいるんだろうなぁ。ブレイル・バラムさんはフェンリルの爪折ったし、パイクル・フールカスさんも割って入る連中をまとめて相手どったし。

 

 他にも暴れてる人は結構いたし、本当に凄いよ。

 

「そうね。サリアローズ達も独自に様々な戦力を集めているわ。……大王派なのが残念なぐらい」

 

 リアス部長は結構気にしているな。

 

 まぁ、リアス部長達グレモリー家は魔王派で、大王派とは対立しているところもあるしな。

 

 無駄に足を引っ張ったりはしないみたいだけど、揉め事になったら大変だろうなぁ。

 

「そういえばイッセーは聞いているかしら? そのサリアローズ達……というより、魔王血族四人が連合で部隊を作るそうなの」

 

「ちょっとだけは。多分サリアローズさん達が裏で手をまわしてますよね」

 

 どっかで聞いたような気がする程度だけどな。

 

 でもまぁ、魔王血族直下の部隊とか作った方がいいような気もするな。

 

 そして、それが結構進んでるってことなんだろうな。ここで部長が言うならそういう流れだろう。

 

 実際、部長は中々に考えこむ表情だし。

 

「名前は「ロイヤル・ピース」と呼ばれるそうよ。現段階ではそれぞれの魔王血族が率いる形で、補佐を担当する大部隊と精鋭で構成される少数チームという編成になるみたい」

 

 そりゃ凄い。

 

「いつかレーティングゲームで俺達も戦うことになるんですかね?」

 

「魔王様達が眷属を率いてゲームをしないように、そういう形にはならないでしょうね。大部隊を編成する都合上、それぞれの駒を冠する戦力は一種につき一人みたいだもの」

 

 なるほどなぁ。

 

 こりゃ、結構大変なことになりそうだぜ。

 

 ま、こっちはこっちで腹をくくりたいけどな。

 

 朱乃さん達も頑張ってください! 冥界から応援してます!!

 




誠二のヒロインは因縁バーゲンセールで設計しておりますので……因縁続くよどこまでもなっております。
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