シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚 作:グレン×グレン
でもポイントがなぁ。自分、クレジットカードは絶対やりすぎる自信があるから持ってないけど、AIイラストサイトが入金にクレジットカード必須みたいなんだよなぁ……。プリペイドカード方式を採用してくれないものだろうか……っ!!
《樹下誠二》
「「……本当に、死ぬかと思った」」
「ひっどい話だなオイ」
ある日の放課後。秀華もイッセーもいまだになんかビビってる状態だったので、オカ研に向かいながら話を聞いてみればコレだ。
いろんな意味で酷い話というか、一番の被害者は確実にリアス先輩だろう。後で菓子折り持って上司の失態を詫びるべきだろうか。
「えっと……?」
アーシアは完璧に困惑しているが、純真無垢な彼女に風俗店じみたプレイの説明は早いような気がしないでもない。
まったくもってどうしたものか。どう誤魔化すかが特に面倒だぞコレ。
同じように合流している木場と塔城も、割と本気で困っているし。
「おそらく、グレモリー本家のメイド長であるグレイフィアさんだろうね。厳しいけど優しい人だから、事情をしっかり説明すればまぁ悪いようにはしないだろうさ」
「……下手をすると釈明すら許さず殺されてもおかしくないですけどね。この時点で情けをもらいすぎなぐらいですよ、変態先輩達」
おっしゃる通りで。
いや本当に、字面だけだと九割以上で即殺切り捨て案件だろう。すぐ殺し合いにならなかっただけでももの凄く温情あふれると思うぞ。
いやまぁ、不意打ちで入ってきたリアス先輩にも責任はあるわけだが。あとなんで下着姿なんだか。
何が何だか分からんが、秀華もさっぱり分かってない。
結局リアス先輩は、そのままグレイフィア殿に諭されて戻ったそうだ。良くも悪くも結果的に機先を制されて、目的を語る余裕もなかったと思われる。
……いや、もうどこから突っ込んだらいいのやら。
これを聞かされる俺の立場にもなってほしいとか言いたい。いや、もうツッコミどころが多すぎる。
これ、肝心のリアス先輩は大丈夫だろうか。
変なトラウマになってないといいんだが。それはともかく、スケベなイッセーの前に下着姿で現れるとか、変なメンタルになっている可能性もあり得そうだ。
で、だ。
「なんか部室の方で厄介な気配がするんだが」
間違いなく、強者がいるぞ。
殺気や戦意の類は隠していないが、強者特有の雰囲気の類は隠していない。自然体といったのが正しいか。
「……本当だね。言われて初めて気がつく辺り、僕もまだまだだ」
木場も戦慄しているが、殺気がない以上そういった危険性はないと踏むべきか。
俺は意を決するとドアをノックし、入っていいかどうかの確認を行う。
「かまわないわ。どうぞ」
リアス先輩からのOKが出たので、俺は眷属であり木場達の道を譲ってから遅れて部室に入る。
そこには件のグレイフィア殿が、リアス先輩や姫島先輩と共に部屋に居た。
さて、これはどういうことか。
「その節は申し訳ありませんでしたぁ!!」
そして流れるように秀華が真面目に謝罪。
まあ当然だ。これは当然だ。
主の系譜である女性に、エロ行為を見せつけて顔に精液をぶちまけたようなもんだからな。真面目に謝罪した方がいいだろう。
「俺も何というかすいません! いえ、狙ってやったわけじゃないけどすんません!!」
イッセーも平謝りの体制だ。
それを見たグレイフィア殿は、もの凄い複雑そうな雰囲気を見せるが怒気の類は見せていない。
リアス先輩から話を聞いていたんだろう。となると、あれが不幸な事故であることは間違いなく分かっているはずだ。
「お顔を上げてください。思うところはありますが、リアスお嬢様の無断侵入にこそ責があり、結果的に間に合ったので好都合ということにしておきましょう」
「「はい! お心遣いに感謝いたします!!」」
本当に平謝りだった。
「それでリアス先輩? なんでいきなり無断侵入したり、追いかけるようにグレイフィア殿が来たりしていたんですか?」
その辺りはしっかり確認した方がいいだろうと、俺が声をかけたその時だ。
部屋に転移の魔方陣が展開。更に魔力が籠った炎が辺りに巻き散らかされる。
攻撃の意図はないし、演出程度で本当に燃えるようなことでもないようだ。
とはいえ、いきなりこれでは警戒の一つぐらいはしてしまうな。
一体なんだと思っていると、炎の中から一人の男が姿を現す。
「……フン。やはり人間界の空気は好かんな」
そう憎まれ口をたたいたのは、ホスト風のイケメンだった。
ただ、その雰囲気はおそらく悪魔。それも、上級悪魔のそれだ。
グレモリー本家の次期当主であり、リアス先輩の縄張り。そこにどうもアポなしで来たとおおわれるこいつは、間違いなくグレモリー本家と懇意にしている家の相応の立場だ。
俺は資料で見た関連情報を脳内でひっくり返して捜索する。
そして一つの答えを導き出したとき、彼はリアス先輩に笑いかけた。
「久しぶりだな、愛しのリアス」
……あ、やっぱり。
「先輩の許嫁の、ライザー・フェニックスか」
「え!? 許嫁ぇえええええええ!?」
イッセーの絶叫が割とよく響いた。
そして、俺は退出しようかとも思ったが「懇意にしている人たちだから、一緒にいてほしい」というリアス先輩の意見もあって秀華とともに部屋に残っていた。
というか、秀華とリアス先輩がアイコンタクトをしていたからな。これは何かあるだろう。もしかすると、極秘で依頼を受けていたのかもしれないな。
そう考えて様子を見ていたが、ついにリアス先輩が切れた。
どうやら婚約問題について、リアス先輩がご両親と交わした条件が、両親たちによって勝手になかったことにされたらしい。
これ、普通に問題だろう。
そりゃリアス先輩は悪魔で貴族。悪魔社会は貴族主義である以上、結婚一つとってもいろいろとしがらみがあるだろう。そこに対する配慮をリアス先輩はする立場といってもいい。
だが、今回に関しては最低限の筋は通しているよなぁ。
先輩は「大学卒業までに好きな人ができなかったら、ライザーと結婚することを受け入れる」っていうのを条件にしている。これをご両親やフェニックス側も了承している。
それを横紙破りで押し通すのなら、通すべき筋ってものがあるだろうに。
これはリアス先輩だってキレるだろう。納得させれてないのなら当然だ。
だが、ライザー側はそう思ってないようだ。
「悪いが、俺もフェニックスの看板を背負ってここにきている。これ以上駄々をこねるのなら、眷属どもを焼き尽くしても連れて帰る―」
「そこまでにしていただけません?」
ライザー・フェニックスが言い切るより早く、先に秀華が動いていた。
ライザーもそれに反応して意識と戦意を映しているが、秀華はあえてそれを受け止めながらも戦意を崩さない。
「道理が通ってないのはそちらのほうですよね? むしろこれ、リアスちゃんがご両親ぶちのめして当主の座を奪おうとしても納得されるぐらいの不義理ですよ?」
「……人間風情が、俺たち悪魔の在り方に口を出すか?」
ピリピリと緊張感が増していくが、秀華も一歩も引かないようだ。
「交わした条件を理由も大して明かさずに破棄するような貴族ってどうなんですかねぇ? というか、友達としてもお得意様としても、あといろいろな意味でダメ貴族の好きにさせるのはどうかな~って思いますねぇ?」
割と直接的に「貴族として」ダメ扱いしているな。
ま、秀華はそういうところがあるから当然だろう。
偉そうにするのなら偉そうにするだけのことをしなければならない。これは秀華の基本理念。譲れない一線といってもいい。
だからこそ、横やりを入れているわけだが―
「そこまでです」
―ちょっとシャレにならない戦意が湧いてきて、俺は地味に死を覚悟しかけた。
そこではグレイフィア殿が、表情は変わらずにしかし怖いオーラを出している。
「私は我が主であるサーゼクス様より命を受けてこの場におります。これ以上グレモリー家及びフェニックス家の名に傷がつくような事態になるのなら、私が相手をしなければなりませんが?」
……それは怖いな。
奥の手を使えば勝算はある。だが反粒子は一発勝負であり、喰らってくれるような隙を見せるとも思えない。
おそらく、桃山警護事務所全メンバーが挑んでも返り討ちだ。最低でも全員が禁手になるぐらいでないと勝負の土俵にも上がれないだろう。
これが、最強の女王と称されるグレイフィア・ルキフグスか。
「……わかったわかった。貴女を敵に回すのはさすがに怖いよ」
「むぅ~。貴女に言われると下がるしかないです」
二人が落ち着いたところで、グレイフィア殿はリアス先輩のほうを見る。
「少々荒れましたが、大体のところは両家も予想通りです。そのため、レーティングゲームで決着をつけるべきという提案がなされております」
……なるほど。それが本命か。
レーティングゲーム。上級悪魔が眷属悪魔を率いて行う、悪魔の競技。
だが同時に、上級悪魔が=で貴族なため、貴族同士の諍いの決着にも使用されることは多い。
どうせ揉めるんだから最初っから争いごとで決めなさいということだが―
「……そういうことね。どこまで私の人生を弄めば気が済むのかしら……っ」
「無視していいでしょリアスちゃん。道理が通ってないのは無効なのに、圧倒的不利な勝負で妥協した風に見せるのはもう……グレモリー捨てていいレベルじゃない?」
リアス先輩はいら立っているし、秀華も相当キてるのかかなり辛らつだ。
ま、リアス先輩は眷属がまだフルメンバーでないプロデビュー前だしな。圧倒的不利なのは事実だろう。
だが、リアス先輩は意を決したようだ。
「いえ。逆に勝ってしまえばこちらのものよ」
「いい度胸だ。……が、その程度の質と数の眷属で俺の下僕たち相手に勝てるってか?」
強気のリアス先輩に対し、ライザーはむしろ同情心すら見せている。
まぁ確かに、言いたいことが分からなくもない。
リアス先輩はまだ、悪魔の駒を全部使いきっていない。それに全員が学生だ。
その点で言うのなら舐めてくれるのは当然だろう。むしろ舐めてくれたほうが隙を作れるとも思うけどな。
ただライザーは得意げになると指を鳴らした。
「反面、俺は駒を全部使って眷属をそろえているぞ……こんな風にな」
その瞬間、再び焼けない炎が現れる。
そこから転移するは、十五人の転生悪魔。
なるほど、確かに駒を全部使っているな。それに、雰囲気からもゲームや実戦を経験してきたと見せている。
ただ、一つ気になることがあってイッセーのほうをちらりと見る。
「……夢は……かなうんだ……っ!!」
あ、感動で涙を流している。
まぁそれは仕方ないだろう。イッセーのことを相応に知っている身として、これはとても理解できる。
なぜなら、ライザーの眷属は全員が美女美少女で構成されていた。あと、バリエーションも豊かだった。
「……なぁリアス。君の下僕は、なんで俺の眷属たちを見て泣いてるんだ?」
今までの雰囲気が吹っ飛んでいるほどにライザーも困惑している。まぁ初見だとそうなる。
「……あの子は、上級悪魔になってハーレムを作るのが目標なのよ」
リアス先輩もちょっと困り顔だったりしている。
ですよね。これはちょっとその……ですよね!?
ただ、ライザーはすぐに得意げな表情になると、眷属の一人を抱き寄せる。
「ライザー様、あの人気持ち悪いです」
「まぁ落ち着け。持たざる者が持てる者をうらやむのは当然のこと。むしろお前たちが魅力的だからこそのあの反応だろう?」
勝者の余裕だ。まごうことなく勝者の余裕だ。
ただ、意地の悪い笑顔になっているのが嫌な予感を覚えるんだが。
「だから見せつけてやろうじゃないか」
……キスしやがったよ、俺たちの目の前で。
「ほうほう……なるほど……」
秀華は今後の参考にするな。メモを取るなメモを。
あといつの間にか相手を変えるなライザー。婚約者の前だがそれでいいのか!?
「こ、この焼き鳥野郎!? 持たない者の前でそんな真似して最悪だな!?」
「誰が焼き鳥だ!! 持ち得ないお前が全面的に悪い!」
「低レベルな争いしないでもらえません!?」
低レベルな口喧嘩を始めたので、思わず俺はツッコミを入れたよ。
いやもうどっから突っ込んだらいいのか。
「もう許さねえ! 行くぜ、
「あ、上等だ貴様! やれミラ!!」
そして戦闘勃発しやがった!?
イッセーは赤龍帝の籠手を出して殴り掛かろうとしているし、ライザーは棍を持った眷属を差し向けるし!?
ああもう―
「いい加減にしろ!!」
―割って入って止めるしかないだろこれ!?
イッセーはタックルの体勢でぶっ飛ばそうとするし、相手の眷属は突きでつぶすつもりが無理そうなので薙ぎ払う体制に映ってるし。
ギリギリで割って入って双方の首元に剣を突き付けながら、俺はため息をついた。
「またグレイフィア殿が動くぞ。冷静になれ馬鹿ども」
ああ全く。頭が痛くなる。
とりあえず説教だ説教。面倒くさいがこのあたりはしっかりしないといけないだろう。
「イッセー。悪魔は貴族社会で、相手は名門貴族だぞ! なりたての下級が舐めた口きいただけで殺されてもおかしくないし、どう転んでもリアス先輩の名に傷もつく。短慮は控えろ!」
「ぐ……っ」
まずイッセーに言ったうえで、今度はライザーのほうに向く。
「アンタもアンタだフェニックス! 仮にも貴族が低レベルな煽りを入れるなよ。フェニックスの看板はエロ産業専門ってわけでもないんだろう?」
「な……んだとぉ……!」
こっちはこっちで切れかけてるし。
ああもう……!
「そもそも眷属フルメンバー揃えてないどころか、事前に了承されてた話を強引に取っ払ってやってる時点で、外野からすれば革命起こされる傲慢貴族の横暴そのものだ。個人的には助っ人に入りたいぐらいだがな」
個人的な感情をいい機会だし吐き出すが、実際そうだろう。
前もって条件を付けたうえで了承したというのなら、保護にするにはそれ相応の理由を語るべきだ。建前すら碌に用意できないくせに、なにを自分たちのほうが迷惑しているみたいに言うのやら。
必要悪は必要な悪だから容認されるほかないとはわかっている。だが、必要悪になっていると思えない悪行には物申すぞ俺は。
「お言葉ですが、これは冥界に住まう元七十二柱の問題です。外側の方の過介入は見逃せません」
「そうよ。これは私たちの問題であり、眷属でもない子たちを巻き込むわけにはいかないわ」
グレイフィア殿とリアス先輩がそういうが、まぁわかってはいる。
あくまで言ってみただけだ。それが通るとはさすがに思ってない。
が、そこで俺はにやりという擬音を聞いた気がした。
「いやいや、其れなら
……………。
秀華の言葉に、場が沈黙に支配された。
そして、ものすごい殺意のオーラが煮えたぎっているのがわかる。
俺は今、ライザー・フェニックスに視線を合わせられない。
「聞き間違いか? いま、リアスとお前が竿姉妹とか聞こえた気がしたんだが?」
声のトーンがヤバイ。思わず恐怖を感じてしまうぐらいヤバイ。
「ふっふっふ、
秀華は嘘は言ってない。嘘は断じて言っていない
竿姉妹ではなく
間違ってないが、ここでそれは殺されかねんぞマジで!?
「き、キキキキキキキキキキキキキキキサマァアアアアアアアッ!? 嘘ヲ言ウナァアアアアアアアアッ!!!」
言語機能がおかしくなるぐらいマジギレしている!?
そして秀華の奴、ノッリノリでグレイフィア殿のほうを向きやがった。
「そうでしょグレイフィアさん! 貴女はその光景を見ていたはずです!!」
「え!? いえ、そうですが語弊が……」
「ひひひひひ人妻を立会人だとぉ!? なんという背徳的な……この下級悪魔と人間風情がぁ!?」
語弊がありまくりだが嘘ではない上、想定外すぎたこともあるのだろう。グレイフィア殿も訂正が遅れた。
そしてライザーは見事にヒートアップしている。これはもう止まらない。
あと人妻の前で精液ぶっかけられる女の子とか、本当背徳的過ぎる。つくづくその場で殺されなかったことが奇跡ではないだろうかと思う。
「人間の女ぁ!! 貴様はいったい何者だ、アァッ!!??」
「ふっふっふ。問われたのなら応えましょう!」
その瞬間、秀華はうさ耳カチューシャを身に着けてかわいらしく両手をそろえて飛び跳ねる。
「悩める貴方にご奉仕するピョン♪ ボディーガード及びトラブルバスターをメインにやってる、桃山警護事務所所長、波柴秀華だぴょ~っん♪」
かわいらしいけど状況考えてくれ。いや、どんな時でのこのノリで社を紹介するのがうちの所長だが。
「……構成員は?」
「準社員一名含めて六人です♪」
「………戦闘能力は?」
「全員武闘派だよ~♪」
なんか質疑応答が始まっているが、これはあれだな。
ライザーは深呼吸を入れたうえで、手袋を取り出すと秀華に投げつける。
「貴様に勝負を申し込む!! 内容はリアスのレーティングゲームにおいてお前の会社六人全員を参加。対してこちらはリアスの空いた駒を踏まえての多くなった三人分を追加で用意して行う変則レーティングゲームだ!!」
……なるほど。
この形に持っていくためにわざと煽ったな。アドリブスキルが高くて頼りになるな、うちの所長。
ライザーの側が貴族として勝負を挑んだこともある。これなら俺たちが参加する大義名分が立つだろう。
「お待ちください。このレーティングゲームはあくまでグレモリーとフェニックス家の―」
「―そのフェニックス本家三男坊がここまでコケにされたんだぞ!! 一メイドの立場でこれ以上止めるのなら、俺は持てる権限全てを使ってでもまず貴女を排除する覚悟がある!!」
止めに入ったグレイフィア殿に対し、ライザーは家の名を持ち出して反撃。
そのうえで、グレイフィア殿が何かを言うよりも早くライザーは小瓶を二つ取り出した。
「何ならお前達に依頼してやろう! リアスとのレーティングゲームで文句をつけられないようする為、助っ人として参加して俺を倒しに来い! 前金はこのフェニックスの涙二つで、勝てたのなら成功報酬として五つ出す!!」
「かしこまりましたぁ~♪ 言質は取ったので翻さないでく~ださ~いね♪」
ちゃっかりボイスレコーダーを取り出したうえで、秀華もにっこり微笑んだ。
もうこれはどうしようもない。グレイフィア殿でもどうしようもない。
というか、リアス先輩が若干置いてけぼりだが、ライザーは少し落ち着いたのか冷静な顔で振り返る。
「実際問題。実戦を経験しようがゲームで何もできずに敗北する奴なんて腐るほどいる。そこの兵士もミラの動きに多少は反応で来ていたしな。こちらも増員の当てがあるとはいえ、そいつらの準備があるから一週間後でいいだろう」
「……いいでしょう。互いに増員を踏まえたうえでなら、文句が言われない程度にフェアにできるでしょうしね。消し飛ばしてあげるわ!!」
売り言葉に買い言葉。もはや互いが決めた以上、グレイフィア殿も文句が言えないだろう。
「……分かりました。両家当主及び我が主であるルシファー様には、私から一部始終をお伝えします。了承が得られるかは別問題ではありますが」
その辺りが限界ということか。まぁ、彼女の今の状態ではこれが限界だろうさ。
というよりだ。
「皆になんて言えばいいのやら」
ちょっと頭が痛くなってきたぞ、コレ。
お家騒動に連なるレーティングゲームとなると、そう簡単に外野を入れられるとは思えない。多くのD×D二次創作はもうちょっと考えるべきではなかろうかと思う。
なので今回頑張った。あのエロシーンは、このための布石なのさ!!