※この作品はR-18です。

シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚   作:グレン×グレン

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はいどうもー! 最近書き溜めが多いので、ため込みすぎないように放出するグレン×グレンでっす!

最近ご無沙汰だった常連さん二名が感想欄に戻ってきたこともあるので反応が見たいともいう。ただ書き溜めはマジで多いので、放出もマジな話です。

まぁ今回はちょっと短いけど! では本編!


第七話 英雄派、来訪

《空本麗夜》

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺達は朝早くから、味方と合流するべくこっちに来ていた。

 

 そして、合流してきた味方がゴロゴロい過ぎた。

 

「待たせたな。とりあえず必要な情報の現物を見せてくれ補佐官」

 

「まとめてますよ、専務」

 

 最初に麗奈と短く言葉を交わすのは青蘭さん。

 

 我らが専務が来てくれるのなら、デスクワークでは頼りになりすぎる。

 

「ここが古都京都、日本における神話宗教の要所が多いと聞きます」

 

「日本の歴史に大きすぎる要点だからね。旗本流も何度か関わってたりするよ」

 

 コガネちゃんが若干気圧され気味なのをフォローするのは流花で、その隣では海砂と信子さんが周囲を警戒している。

 

「英雄派辺りが既に斥候とか放ってないでしょうね? この辺り、パワースポットが多すぎて逆に穴が多いって聞いたことがあるわよ」

 

「私、お祖母ちゃんから「なるべく京都には行くな」って言われたけど大丈夫かしら……?」

 

 とはいえ、だ。

 

 これまた大盤振る舞いだ。おそらく所長は、本腰を入れた方がいいと判断しているんだろう。

 

 で、だ。

 

「問題はイッセー達のトラブル引き寄せ率ね。寄りにもよって禍の団じゃなくて暴走した京都側に仕掛けられるとか……不幸すぎない?」

 

「酷い……で、すね」

 

 アリトリーネと一緒に来ているコナユキちゃんにツッコミを入れるべきだろうか?

 

「コナユキちゃん、学校は?」

 

「……インフルエンザ蔓延で、学級閉鎖で、す」

 

 あ、なるほど。

 

 美子ちゃんやリーナちゃんがいないのはそうじゃないからか。大体分かった。

 

 大体分かったけどそれでいいのか所長。いや、戦力出し渋っている場合じゃないかもだけれど。

 

 いや、まぁそこはいいだろう。

 

 何せ今回、須弥山と京都の妖怪達との間の会合がお流れになりかねない事態なわけだ。英雄派の暗躍は既にかなりどでかい事件となってしまっている。

 

 英雄派がそこまで狙って行動しているのかは分からないけれど、下手をすればメンツを潰された須弥山からも総力を挙げての大ごとになりかねない。

 

 それに気になる点としては、アイアンローズ辺りもだろう。

 

「専務、聞きたいことがあるが……アイアンローズがどう出るか読めるか?」

 

 麗華もその辺りが気になっているのか、青蘭さんに確認を取る。

 

 アイアンローズはその出自上、神器を得意げに使う者達にも敵対心を向けているだろう。ましてそれを使って悪事を働くのなら尚更だ。

 

 ぶっちゃけ、英雄派という存在は聖書の教えの次に敵と見ていいかもしれない。

 

 こっちの都合だけ考えるのなら、アイアンローズと英雄派が勝手に殺し合ってくれることなんだけどね。

 

 まぁ、そんな都合のいいことになるのを期待するのはあれだろうなぁ。

 

 ……絶対乱戦になるしなぁ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《樹下誠二》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今俺達は、京都観光を楽しんでいる。

 

 九重嬢が詫びという形で案内役を買って出ているが、これは彼女の気晴らしも兼ねているだろう。あとイッセーと子供の相性割といい。

 

 小さい子供はおっぱいとかそういうのが大好きだしな。そういう意味でも相性がいいのだろう。凄いな、おっぱいドラゴン。

 

 まぁそういうわけで観光しており、今は湯豆腐を堪能したあとだ。

 

「九重嬢、おやつ時は逃したくないからその辺りを考えた道案内を頼む……頼むぞ」

 

「真剣過ぎない、樹下君?」

 

 イリナ。俺にとって甘味は救いだ。人生を彩る安らぎだ。

 

 スーパー銭湯に向かうのが困難なことを考えれば尚更だ。これから荒事の可能性も大きい以上、甘味という癒しは俺にとって必須だ。

 

 京都の甘味……甘味よ……俺に力を……っ

 

「イリナ。ああなった樹下は適当に流した方がいいから。後先生、今気づいたけど昼酒をしている教師ってどうなんですか?」

 

 イッセーうるさい。あとアザゼル先生は何をやっているんだ。

 

「知られると現代日本ではコンプラ引っかかるからやめてください」

 

「まったく。人間界ってのは最近本当に細かいことにうるさくなったもんだぜ」

 

 俺が鋭くツッコミを入れると、先生が軽くぼやく。

 

 まぁ、昔は昔でいいところもあったとは思うが。現代が必ずしも完成系とは言わないしな。

 

 ……かといって、修学旅行を監督している教師が昼酒は流石に昔でもアウトよりではないだろうか? 夜まで待てない?

 

 隣のロスヴァイセ先生は割とガチ目に怒っているし。

 

 あ、強引におちょこ盗った。

 

「いい加減にしてください! 貴方に呑ませるぐらいなら私が……っぱぁ~~~~! こりぇおいしいれすねぇ~~~~!」

 

「全員撤収! これ絶対に絡まれたら長い奴だ! 不良教師を生贄にして全力撤退!!」

 

 俺の波柴共の叩き込まれた教育には、主を守る為の絡み酒野郎を察知する為の講習も含まれている。

 

 まさかこんな形で役に立つとは! とにかくヤバイあれなので強引に皆を押し込んで離脱。特に九重嬢を守りながら離脱!!

 

「てめえぇえええええええええ!!」

 

 アザゼル先生がうるさいが無視だ無視。少しは苦労しろ不良教師!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《空本麗夜》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 合流したはいいがやることがないので、とりあえず土地勘を作る為に散策をすること数時間。

 

 確か二条橋だったかな? けっこう大きな橋に辿り着いた。

 

 あ。近くには木場君達がいて会釈をされた。向こう岸には誠二達がいるけど、微妙に足早なのはなんでだろう?

 

 ……そして、ちょっと離れた喫茶店ではサリアローズ様がお茶をしている。タブレットを確認している辺り情報収集はしているようだけれどね。その辺りはできる人だ。

 

「誠二達とこんなところでなんてね。というか、集まりすぎてない?」

 

「そうね。まぁ、集まっているならこの辺りは逆に安全でしょうけれど」

 

 海砂が警戒するけど、アルトリーネの方は余裕があった。

 

「敵がどういう手合いかは知らないけど、本格的に動く前に手練れが集まっているところに仕掛けはしないでしょう。ちょっかいをかけるにしても、よほどの馬鹿じゃないならもっと少ないタイミングを狙うわよ」

 

 確かに言い分は分かる。

 

 分かるけど、もの凄い不安がある。

 

「……旧魔王派はバカばっかりな気がしたけどね……」

 

「……念の為に警戒度合を上げておいた方がいいかしらね」

 

 俺が思い出し、アルトリーネも警戒心を跳ね上げた。

 

 旧魔王派の三幹部、三馬鹿と言ってもいいレベルでアホなところがあったからね。

 

 後真面目な話、頭のいい奴は禍の団なんてテロ組織を作らない気がする。作るにしても、アイアンローズのような方式で組織を作った方が頑健な組織になるだろう。

 

 そもそも国家元首レベルの相手を誘拐している時点で、よほどの大物かよほどの大バカのどちらかだろう。最悪はどっちも併せ持っているタイプだ。

 

 そう思いげんなりした時だ。

 

「……皆さん。どうやら馬鹿が来たようです」

 

 コガネちゃんがそう、強い口調で声を張り上げる。

 

 瞬時に警戒度合を引き上げ、全員が臨戦態勢。

 

 そしてほぼ同時タイミングで、辺り一帯を霧が包み込む。

 

 なんだこの薄暗い霧……コガネちゃんが星で再現する絶霧か?

 

「……この感覚、純度が違う……っ! まさか、本物!?」

 

 コガネちゃんが戦慄を覚えているが、どうやら馬鹿が来たようだね。

 

 気づけば、そこは無人の京都。

 

「全員集合! 敵が何時来るか分からないことを前提にしろ!!」

 

 誠二がとっさに声を張り上げ、俺達も素早く集合態勢に入る。

 

「やばいよコレ、間違いなく手練れがこっちに仕掛けてくる気配の出し方で集まってる!!」

 

「……どうやら禍の団はバカが多いらしい。人のことは言えんがこのレベルはどうだろうか?」

 

 流花も警戒心を張り上げているし、サリアローズ様達もこっちに来ながらため息を吐いている。

 

 そして合流すると共に、霧が一点に集まってそこから多数の人影が現れる。

 

 その大半は、学生服を思わせる共通の服装を纏っている。

 

 そして、その戦闘を行くのは槍で肩を叩く青年。

 

 中々の美青年だけど、気配が中々に剣呑。そして面白そうに笑顔を浮かべているのが尚更だ。

 

「やぁ、グレモリー眷属に桃山警護事務所、そして大王派の若き俊英たるサリアローズ一派の諸君。若手悪魔の傑物達と生で見れて、俺はとっても高ぶっているよ」

 

 そんなことを告げる青年は、その上で胸を張って宣言する。

 

「俺は禍の団の英雄派の盟主、曹操。かの曹操孟徳の末裔だよ」

 

 ……頭の痛い展開になってきたみたいだね、オイ……!




 この戦いは割と総力戦になる予定です。

 あと今は脳内プロットでライオンハートをどうするかを練っているところでもあります。

 本作ではサイラオーグの地位もあれなことになっているのもあり、かなりひねった展開にする予定。禍の団はちょい役にしつつ、純潔十字同盟とアイアンローズをメイン的にした話にしようと思っております。
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