※この作品はR-18です。

シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 最近地っとばかし太り気味のグレン×グレンでっす!

 運動をすると消耗するせいか食欲が大爆発で帰って食ってしまう悪循環。今までの経験上できるときにしないが苦手なのが大きいです……

 それはそれとして本編!


第二十六話 修学旅行も、終わりです!

《樹下誠二》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 眠い。正直疲れた。

 

 修学旅行と英雄派との戦いの同時進行は、俺にとっても疲労が大きい。というより、俺の精神的な負担が大きい。

 

 俺は修学旅行に呪われているのか? 修学旅行と俺との間に、何の呪いがあるというんだ?

 

 あれ? なんか涙が出てきた。あくびじゃないのになぁ……。

 

「大丈夫か樹下? 本当に大丈夫か?」

 

「今朝からなんかおかしいぞ? 一体何があったんだ?」

 

 松田と元浜が心配してくれるけど、詳細を説明できないのがつらい。

 

 もういっそのこと、ある程度説明してうちの事務所の性欲発散担当としてバイトにでもしたらいいのではないだろうかとすら思えてきた。

 

 ただ、メンタルが結構きついのは事実だから我慢我慢。冷静さを取り戻してから、考えよう。

 

 ま、俺が多少時間を稼いでいる間にイッセーはイッセーで九重嬢に懐かれている。

 

 あいつ、本当に異形向きなんだな。最近モテすぎだろ。

 

 ま、それはそれとしてだ。

 

 俺はお土産の確認などを終えてから、二人に振り返る。

 

「修学旅行は楽しかったな」

 

 色々と大変なことが同時進行で起きたし、変なちょっかいもかけられた。

 

 だけど、楽しかった。

 

 いやまぁ、家に帰るまでがってことなんだろうが……本当に楽しかった。

 

 あ、別の意味で涙でそう。

 

「俺、まともに修学旅行ができたのこれが初めてでな。……修学旅行って、楽しいものだったんだ。今、実感できたなぁ」

 

「「……なんか分からんけど頑張れ!!」」

 

 こういうところが憎めないんだよな、こいつら。

 

「なんかよく分かんないけど、人に歴史ありってことね」

 

 桐生もうんうんと頷きながら、適度に納得してくれた。

 

 そしてポンポンと俺の肩に手を置くと、にっこり笑う。

 

「じゃ、目指すは同窓会で修学旅行の思い出話ってところかしらね」

 

 ……ああ、そうだな。

 

「目指せ同窓会か。それいいな」

 

 それができるか分からないからこそ、目指して頑張るのがいいってことだな。

 

 よし、思う存分楽しめるよう頑張るか!

 

 

 

 

 

 

 

 

《空本麗夜》

 

 

 

 

 

 

 

 

「それではこれより、やけ酒前提の祝勝会を始めます。……乾杯!!」

 

「「「「「「「「乾杯!!」」」」」」」」

 

 今俺達は、京都で酒を呑んでいる。

 

 京都の妖怪達に手を回してもらい一部屋貸し切りにしてもらった料亭で、京料理に舌鼓を打ちながら酒を呑んでいる。

 

 桃山警護事務所京都派遣組の慰労会といったところだ。今回、ほぼ全員が因縁が殴りつけてきて大変だったことによる。所長や総督、京都の方々は闘戦勝仏殿のご厚意だ。ありがたい。

 

 うん。飲まなきゃやってらんないよね!!

 

「よもやよもやの復活の矢城先生とは想定外だった。……信子さん、おぬしも今日は呑みまくった方が良いだろうて」

 

「ええ呑むわ……酔い潰れても絶対に危険がない安心感を肴に……飲む!!」

 

 最も矢城の悪行でダメージを受けてない麗華が、最も矢城の悪行でダメージを受けている信子さんに酒を注いでいるけど、信子さん大丈夫だろうか。

 

 俺達全員が星辰奏者だから肝臓も強いけど、二日酔いにならないわけじゃないんだよね。

 

「呑みたい……吞んで忘れたい……っ」

 

「落ち着きなさい。ほら、磁気マッサージしてやるからねー、こってるわねホント」

 

 コナユキちゃんもかなりダメージが入っており、麗奈がカバーに入っている。

 

 まだ詳細は知らされてないけれど、コナユキちゃんにとってもかなりショックを受ける事態になっているみたいだしね。フォロー任せた、麗奈。

 

 後何とエレキバンみたいなことできるんだ。多芸過ぎない?

 

 そして俺も俺で、呑みながらすっぱりしたいところだ。

 

 まさか矢城が復活するとは思ってなかった。思ったよりあっさり倒せたけど、余計なストレスが溜るよアレは。

 

「とりあえず吞むぞ。こういう時の発散は大事だ、溜め込むと碌なことがない」

 

「了解です専務。……はぁ、これがジャパニーズのサケ……」

 

 青蘭専務とコガネも大丈夫そうだ。となるとだ。

 

「お疲れ、二人とも」

 

「「本当にね……」」

 

 だいぶ長い付き合いになっている、流花と海砂の二人をフォローするかな。

 

 特に流花のダメージは大きいだろう。

 

 幼馴染がテロリストになっている上、相当痛いところを突かれたみたいだからね。メンタル的に酷いだろう。

 

「あぁ、昔の自分を殴りたい……本当に……っ」

 

「それは私も同感だけど、とりあえず呑んで忘れなさい。ほら、おつまみも豊富だし」

 

「そうだよ流花。流花の場合は俺よりはマシなんだから、メンタルがおかしくなっていた的な意味で」

 

 明らかにまともじゃない精神状態だったろうしね。そういう意味だと、俺よりマシだろうさ。

 

 海砂もその辺りは似たり寄ったりだし。俺の場合はその辺りの横槍とか介入がほぼないから、自首したことを踏まえたとしてもアレだ。

 

 ……どうしよう。矢城の波柴小物エピソードを発掘してしまったかもしれない。

 

「とりあえず適度に飲んで食べて忘れよう。いや、忘れるのもあれだけど気持ちは切り替えないとやってられないし」

 

「それもそうよね。人間、適度なリフレッシュは大事よ」

 

 俺と海砂が左右から酒を注いだりつまみを渡したりして、流花もとりあえずそっちにシフトする方向が強くなったようだ。

 

「うん、頑張る……とりあえず今日は頑張ったご褒美を自分に……っ」

 

 本当に大変なことになったもんだよ。

 

 もう今日はこのまま京都に泊まろうか。それぐらいのご褒美はあってもいいよね?

 

 あれ、そういえばアルトリーネは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《アザゼル》

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、リアスちゃん達にちゃんと黙ってたことは謝ったんですか?」

 

「ま、その辺りの話し合いは終わったから安心しとけ。……で、だ」

 

 俺は駒王町に戻った後、秀華達と合流した。

 

 今後の話し合いなども踏まえて、色々動かないといけないんでな。

 

 もっとも、リアスから警戒した方がいい情報も届いているが。

 

「とりあえずそっちにも連絡いくだろうが……近々、冥界で大捕り物が行われるみたいだから名義貸しぐらいはした方がいいかもしれねえぞ」

 

「大捕り物……あぁ、横流ししてる奴らの当たりがついたってところですか?」

 

 察するのが早くて助かるぜ。

 

 もっとも、それだけじゃねえがな。

 

「サリアローズが色々と手を回し、魔王派と連携を取っての大捕り物だ。魔王派からも大王派からも膿を大量に出す気だぜ、あいつは」

 

 怖いことをしでかすもんだ。

 

「おそらく英雄派対策だな。曰く「貴族が自ら悪魔の価値ありをした者に対し、キチンとした保障を齎さないのは気品に欠ける。そのようなものに偉大なる大王派の一員たる資格もなければ、冥界をまとめる魔王派の資格もないだろう」と上を説き伏せたみたいでな。魔王派との連携を大前提とした一斉捜査を傀儡の魔王共の命令って形で行ったんだとよ」

 

 怖いもんだぜ。

 

 だが、英雄派が色々動いていることを考えれば十分妥当だ。

 

 どうもあいつら、禁手到達のメソッドを独占せずに広めているみたいだからな。

 

 神器を持ち、主に酷使されている転生悪魔辺りがそれを知れば、復讐に使いかねない。

 

 そうなる前に特に酷い連中を自ら討伐し、自浄作用があることを示すのも一つの理由だろうな。更に魔王派まで抱き込むことで、融和姿勢を見せるってのもあるんだろうが。

 

「……で、そこまで動くってことはあたりはついているんですよね?」

 

「ああ。一通りのリストが揃ってるが、お前さん達にも参加してもらいたい地点があるってよ」

 

 もっとも、これ貰った時はちょっと面食らったがな。

 

 間違いなく、厄介な案件だぜこれは。

 

 リストを秀華に渡して見てもらうが、秀華も眉をしかめやがった。

 

「……魔王派大王派どころか、どっちつかずの中立にまで入り込んだ風見鶏ネットワーク……これは酷い」

 

「だな。しかも規模がでかいんで、ここは特に派手に潰すみたいだぜ?」

 

「で、箔付けにおっぱいドラゴンが欲しいと。これ、過激な魔王派辺りも抱き込んでません?」

 

 だよなぁ。

 

 まずリストに載っている連中だが、マジで酷い。

 

 構成されているメンバーこそ魔王派・大王派にどっちにもついていない中立的立ち位置が混在しているが、事実上の連合だ。

 

 資料が正しいこと前提だが、それぞれがそれぞれの領内で反乱分子を支援して育ててコントロールすることで、どれかの都合が悪い時に手柄と敵を送ることで、上手くとりなしている形だ。それを魔王派や大王派の政争においても使うことで、どう転んでも自分達全体では都合がいい形にできるよう動いていたみたいだな。

 

 もっとも若い連中だらけだから、隙もあった。だが穏健派にすり寄ることで、自分達の治世に問題がないのなら忠臣になりえるから大丈夫だと思われるようにもしていたみたいだ。

 

 これを狙うということは、だ。

 

「……荒れることを見越して、敵に内通する前に潰すってことでしょうね。もしくは、既に繋がりを作っていること前提ですかね」

 

「だろうな。どうやら人間界の後ろ暗い連中や野心家の政治屋とも繋がってるみたいだし、叩けば埃がめちゃくちゃ出てきそうだ」

 

 怖い連中だな。

 

 そして、自分達の治世を安定させれるという思い込みもないサリアローズ達も怖いな。

 

 自分達がどれだけ頑張ろうと、それ以外の要素が絡んだ荒事が起きる可能性を考慮してやがる。こういうのが怖いんだよ、この時期は。

 

 サーゼクス達も大変だな。大王派の次代はやばいのがゴロゴロ出てくるぜ……これは。

 

「ま、お手並み拝見ってところでいいだろう。俺もお前らの後ろでふんぞり返ってるから、コネが欲しけりゃすぐ呼べよ」

 

「そうですねー。堕天使総督の威光振りかざして変な連中はシャットアウトしまーす」

 

 若干ゲンナリ気味だが、秀華が分かってるなら大丈夫だろ。

 

 さて、サリアローズ・バアル達大王派はこれからどう動くのかねぇ?

 

 精々見させてもらうとするか。変なことにならないでほしいもんだがな。




 ライオンハート編はオリジナル要素マシマシでお送りします!!
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