※この作品はR-18です。

シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚   作:グレン×グレン

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はいどうも……。 この話をかいている日に、ネタを思いついて熟考してしまい、仕事でミスしてしまったグレン×グレンです……




2025年10月6日

初投稿及びそれまでに投稿した話で詳細が説明された星辰光を一通り記入。


2026年5月9日
追記として、波柴矢城 バルパー・ガリレイ ヴァーリ・ルシファー 兵野勝正の星辰光を追記




設定資料集 星辰光解説

◎主要人物

 

〇桃山警護事務所

 

◇波柴秀華

 

新生流転、集え蛇龍の眷属よ(レヴァイアサン・スケイル=チャイルド)

基準値:B

発動値:

収束性:

拡散性:C

操縦性:

付属性:

維持性:D

干渉性:D

 

 波柴秀華の星辰光。

 能力は人体改造・眷属化能力。自分の肉体に同調させる形で対象を調律することで、対象を異形へと変化させる星辰光。

 

 人体改造とは言うが、その調律には条件として自分の血肉を触媒として必要としており、事実上の臓器移植レベルの消耗が必須になる為、うかつな乱用は不可能。万が一の場合に備える必要もあるうえ、時間も掛かる為戦闘での転用は不可能。触媒の量を減らし回数を駆けることで消耗を最小限にしつつ眷属にすることもできるが、それはそれで長い期間を必要とする為乱用できるほどではない。能力としては収束性と付属性で相手に自身の肉体をしみこませ、それを媒介にオートで操縦性により調律するといった形となる。

 その為、直接戦闘にはめっぽう不向き。応用として範囲内の眷属の肉体面を活性化させることで性能強化を施すことはできるが、これも裏技かつ小技の域を出ない。そういう観点からすると、直接戦闘において身体強化しか施されないこの星はかなりリスクが大きい。

 

 反面、彼女自身が魔王レヴィアタンの先祖返りであることもあり、その眷属と化すことには大きすぎる意義がある。到達したのはまがいものとはいえ、魔王レヴィアタンの末裔。必然としてその能力は強大であり、特性の再現すら理論上は可能。あまりに無視できない要素を持ち合わせている星と言ってもいい。

 加え、秀華が星辰奏者であることから眷属は星辰奏者としての資質を強化される。ゼロに何をかけてもゼロの理論で素質が必要だが、素質があれば底上げすることが可能という点で更に無視のできない優位性が存在する。

 

 総合的に見て、単独で戦闘を行う戦士や戦闘を行う者達の一人である兵士でもなく、戦う者達を従える王者の為の星辰光。

 

 魔王と関白の血筋を併せ持つ、波柴秀華に相応しいこの星が振るわれるは、覇道の為か王道の為か。

 

 彼女の選択のその先に、新たなる運命の果てはある。

 

 

★詠唱

 

 創生せよ、天に描いた星辰を———我らは煌く流れ星。

 

 紫天(してん)を映して煌く大海。広がる海は万象宿り、ゆえに善とは限らない。

 悪意、邪気、怨念、玩弄。善になりえぬ数多の願いも、世界という海原は包み込む。

 

 醜悪宿す大海は、されどそれにも留まらず。善と限らぬ道理はあれど、善が皆無な無体も無し。

 善意、清廉、慈悲、高潔。悪になりえぬ数多の祈りも、包むが故に森羅万象。大陰大陽の縮図が如く、全てがゆえに夢幻が如く。海原が如き世界は麗しい。

 

 故にこそ我が選択はどうあるべきか。絢爛なりし煌く海を、蛇龍が流離う理由は何だ?

 その答え、我が星の煌きで示すのみ。見届けることを望むなら、汝も我が身の一部なり。

 

 殻を脱ぎ捨て輪廻せよ。転生の時は今来たれり。

 

 超新星(メタルノヴァ)——新生流転、集え蛇龍の眷属よ(レヴァイアサン・スケイル=チャイルド)

 

 

☆|銀の悪魔が守りしは、人界を照らす夜明けの光《シルヴァリオ・ディアボロス》

基準値:B

発動値:

収束性:

拡散性:E

操縦性:AAA

付属性:

維持性:D

干渉性:E

 

 波柴秀華の持つもう一つの星辰光。

 星辰光の権能は、結晶化星辰体貸与・眷属超精密調律。星辰体が結晶化した物質である翠星晶鋼を細胞単位で極微量、眷属に浸透させることで眷属を超強化する星辰光。

 

 その存在はいわば、人奏式人造惑星・悪魔型というべきそれ。星辰体との感応量・悪魔としての基本性能が明確に数段上がる為、存在としてのグレードが段違いに昇華。星辰光の基本性能は人造惑星のそれとなり、悪魔としての基本性能も女王の駒を歯牙にもかけない強化を与えることとなる。

 むろん神器使いとしてのポテンシャルも大きく向上。意識的に調律をすることができれば、其れこそ限界到達点たる禁手の更なる進化を担う余地も存在する。

 

 反面、あくまで眷属の強化にしか運用できないのが最大の欠点。

 調律を的確に行うのは至難の業。加えて翠星晶鋼も一時的な貸与である為、時間制限を超えれば自動的に恩恵は解除される。

 必然、この力を最大限に発揮するには常人を超える意志力が必要。また拡散性が極まって低いことと通常の星と違うことから、事前に本来の星辰光で調律した眷属にしか使えないという、使い勝手の微妙な悪さも存在する。

 異なる世界で光を極め、そのうえで人界を尊ぶ人造の極晃。それが宿すその意味を、彼女が知ればどうなるか。

 人界の極みを借り受けるこの星を、魔王が宿す意味はいずこに。

 

★詠唱

 

 天来せよ、我が守護星———鋼の地平線(かなた)に祈りを込めて

 

 蛇龍の悪魔は果たして数多の星海(うみ)を超え、勝利に至ることができるのか。

 

 心に残り記憶に残らぬ、二つのヒカリ(答え)を尊ぶ私がいる。されど大罪を宿すこの身には、それに染まれぬ闇がある。

 

 悪しきより良きものを守りたいと、成すべきことを成したいと、切に願えど獣は疼く。

 

 悪しきの中に善が残り、善の中に悪が潜む。この無常たる混沌の中、人生(イノチ)祈り(答え)を私は知りたい。

 

 強欲なまでに、淫蕩に耽り、美味を暴食し怠惰に眠って、傲慢なまでに邪悪に憤怒してもなお、焦がれに嫉妬する己に立ち向かいたいと、切に切にと願うから。

 

 境界線(灰と光)の彼方にありし、誰かに託せる月と邪龍よ。今こそ切なく希う。

 

 どうか我が心臓に牙を立て、銀の運命(シルヴァリオ)を貸し与えたまえ。

 

 超新星(メタルノヴァ)———|銀の悪魔が守りしは、人界を照らす夜明けの光《シルヴァリオ・ディアボロス》

 

 

 

●特務社員

 

◇樹下誠二

 

☆ 一蹴両断、月光阻む悪を断て(タラスコン・リッパーウルフ)

基準値:D

発動値:

収束性:B

拡散性:D

操縦性:D

付属性:B

維持性:D

干渉性:

 

 樹下誠二の星辰光。

 振るう星は黒刃の狗神再現能力・亜種発現獣斬脚型。脚部を影で出来た刃を出せる獣人の脚へ変貌させる亜種発現で、神滅具である黒刃の狗神を再現する星辰光。

 

 高い出力格差に由来する爆発力と、発動値の高さに由来する殺傷性能が持ち味。更に収束性と付属性が優秀であることから、靴やズボンを半ば一体化させる形で神滅具を再現し、切れ味も鋭く身体強化も優れているという利点を保有。

 極めつけに発動値についでずば抜けている干渉性により、黒刃の狗神の本領といえる「あらゆるものを切り裂く斬撃」を高精度で再現。理論上は使徒や神祖の不死特性すら切り裂くことが可能で、一気に攻めたてれば並の使徒数人をまとめて滅ぼすことも可能という優れた力となっている。

 

 反面、拡散性や操縦性の低さもあり、影から刃を生やす特性はほぼ再現できてないのが実情。また基準値が並レベルであることも徒となり、通常時はそこまで強大な殺傷性能が発揮できず、殺傷性能を発揮している間やその後に激痛が走ることから、好き好んで多用できるような代物ではないというある種の使いづらさも持ち合わせる。

 総じて激痛を覚悟して自ら浴び、それにさいなまれながらも戦い続けられる狂人極まりない意志力がなければ使いこなせるわけがない星辰光。維持性も低い為短期決戦が求められうえ、出力格差が更なる仇となって仕留め損ねた場合のリスクも無視できない。

 

 ……ゆえにこそ、樹下誠二はこの星を振るうに値する。

 幼少期から筆舌に尽くしがたい冥府魔道にさいなまれながらも、原初の過去といえる亡母との思いでを支えに、腐りきることなく生き延び逆襲を遂げた彼に、この星が使えぬ道理無し。

 

 大義も道理も通さぬ悪意に、一切容赦の必要なし。

 敵とみなして刃を抜けば、神も仏もただではすまぬ。

 

★詠唱

 創生せよ、天に描いた星辰を———我らは煌く流れ星。

 

 神を、善を、人道を。冒涜するは悪鬼の所業。

 

 倫理を捨て去る悪鬼の王国に裁きが下るは世の理想。神の裁きが悪を滅ぼし、人の裁きが鬼を締め出す。

 されど、悪鬼が幸いのままに大往生するが世の無常。外道が謳歌し畜生が嗤う、嘆きが舞うが人世の残酷。

 

 だがしかし、光も確かにそこにある。たとえ下劣な闇にさいなまれようと、輝く光がこの身を照らしたこともまた事実。

 善悪混ざるこの世界に、ならばどちらを選ぶのか。

 

 答えは一つ。——愛しき貴女達に恥じない命を、成しきりたいと願うから。

 我が身、悪鬼下劣の毒に染まりし畜生が(つるぎ)。されど善を尊び悪に挑みし、心の光は捨てはしない。

 

 来るがいい、(よこしま)なりし畜生よ。我が刃にて、切り捨てよう。

 

 超新星(メタルノヴァ)——一蹴両断、月光阻む悪を断て(タラスコン・リッパーウルフ)

 

 

大海より来たれ、神威蹂躙の銀狼(シルヴァリオ・メモリー)

基準値:D

発動値:

収束性:C

拡散性:E

操縦性:E

付属性:

維持性:E

干渉性:AAA

 

 

 

 樹下誠二が持つ、もう一つの星辰光。

 能力は反粒子貸与・斬撃付随。降臨した反星辰体(アンチ・アストラル)を刃に付随し、万象一切を滅ぼす闇の刃と化す能力。

 

 反粒子とはあまねく星辰体の天敵であり、必然的に対星辰光において圧倒的。加え環境の急激な変化は物体の破壊に繋がる為、星辰体が充満する現状の世界において圧倒的な殺傷性能を確立。その殺傷性能は通常の星辰光の非ではなく、圧倒的に劣る出力で本来の黒刃の狗神(ケイニス・リュカオン)に勝るとも劣らない殺傷性能を確立。黒刃の狗神のように切る対象を選べない使い勝手の悪さはあるが、それゆえに問答無用の必殺性では超える可能性を秘めている。

 少なくとも百倍以上の圧倒的な出力差が無くては、競り合いの土俵に上がることすら不可能。出力・密度の概念を蹂躙する圧倒的相性差は、龍神でもなければ脅威とみなさぬ道理がない。

 

 問題はほんの一瞬しか使えないというただ一点。長期戦どころか一発屋であり、一撃外せば当面の再使用はほぼ不可能。まごうことなく奥の手であり、外した場合の状況悪化が避けられない札といえる。

 これは誠二の精神性が海洋星(ネプトゥヌス)とも冥王星(ハデス)とも異なると誠二自身が悟っているが、その本来の意味を悟るには様々なものが足りない。

 

 故にこそ、冥王の逆襲劇を手にした誠二は意を決してこの刃を振るう覚悟を磨き上げる。

 それは、自分に力を託してくれた者の想いが愛であるとだけは分かっているがゆえに。かつての愛に恥じぬ為、樹下誠二は神すら屠りし刃を振るう。

 

★詠唱

 

 天来せよ、我が守護星。鋼の地平線(かなた)に祈りを込めて

 

 冥府魔道に引きずり込まれ、悪しきを守り善をくじく。

 

 我が身はすでに悪鬼畜生の刃なれば、永久に業は絡みつく。

 

 下劣を守り善意を汚す。悪しき刃となり果てながら、されど心が下劣に染まらぬは、過去(なみだ)にありし思い出(ひかり)のおかげというのだろうか。

 

 もしもそうだというのなら、境界線(どこか)の彼方より響き渡るこの嘆き(竪琴)の音を聞こう。

 

 海洋王(ネプトゥヌス)月天女(アルテミス)の導きのもと、吟遊詩人(オルフェウス)の奏でる死想恋歌(エウリュディケ)の愛を聴こう。

 

 その過去の旋律と明日の許しに、響き渡る者を感じるから———ここに刃狗(つるぎ)は闇を纏う。

 

 大海に響け決意の咆哮。——愛を汚す醜悪なりし罪人に、冥途の土産の柘榴をささげん。

 

 超新星(メタルノヴァ)———大海より来たれ、神威蹂躙の銀狼(シルヴァリオ・メモリー)

 

 

◇コナユキ・フロージア

 

蛇龍眷属の断絶、先を進め(タラスコン・ブレイド)

基準値:E

発動値:C

収束性:C

拡散性:E

操縦性:D

付属性:D

維持性:D

干渉性:D

 

 文字通り砕いた友情を、それでも捨てたくなかったから。その恩義に報いるべく、彼女は一歩を踏み出した。

 

 コナユキ・フロージアの星辰光。能力は衝撃一線収束。発生させた衝撃を直線の形で収束させることで、敵を割断する星辰光。

 

 コナユキは本来星を振るえる才覚を持たないがゆえに、その性能は総じて低い。収束性と出力こそ並レベルゆえに殺傷性能は十分あるが、それでも強力な星辰奏者というほどではない。

 拡散性が劣悪ゆえに近接限定であり、また他の性質ももれなく低い為自滅のリスクもあるし短期戦限定。干渉性が劣悪でない為爆発感応装甲のように相手の攻撃にカウンターを入れることも可能だが、総じてそこまで強力な星でもない。

 

 だが、コナユキ・フロージアという優秀な戦士が持てば、十分すぎるほどに優秀な星へと変わりえる。

 

 鍛えられた戦士であるがゆえに、星辰奏者となったことでその身体性能は一段上のそれすら超える。その身体能力ゆえに付属性の低さにもある程度耐え、強力な衝撃を線とすることで敵を割断する刃へと変わるのだ。

 

 心に深い傷を負い、それでも愛する者や友の為に氷雪を振るう少女、コナユキ・フロージア。

 

 その伏せた刃が抜かれる時、彼女は未来を切り開く。

 

★詠唱

 

 創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌く流れ星。

 

 断ち切られしは友との絆。命を懸けた友情は、我がこの手にて砕かれた。

 

 絶望に包まれ闇に沈む。わが身はいつしか魔獣になり果て、幾多の悲劇を積み重ねる。

 燃え盛る糞便はまき散らされる。闇色の斬撃と虹色の希望に救い上げられ我に返れど、その惨劇は消えはしない。

 

 されど幸せから逃げるなと、主が示してくれたから。耐え切れぬのなら断ち切ると、剣が告げてくれたから。

 

 繋がりすら断ち切る刃は、邪悪を断ち切る剣となろう。

 例えこの身が砕けようとも、その時までは立ち続けよう。

 

 全ては、忠義と慕情に恥じぬため―――私は蛇龍の眷属たらん。

 

 超新星(メタルノヴァ)――蛇龍眷属の断絶、先を進め(タラスコン・ブレイド)

 

 

◇空本麗夜

 

蛇龍眷属の雷撃、義に背くな(タラスコン・サンダー)

基準値:C

発動値:B

収束性:B

拡散性:B

操縦性:E

付属性:E

維持性:B

干渉性:E

 

 罪業を背負いし少年期を超え、幸せを守る龍たる青年期を迎える。

 

 蛇龍の眷属として、空本麗夜は雷の咆哮を産声として張り上げた。

 

 空本麗夜の星辰光。

 星辰光の能力は雷電生成。高出力の電気エネルギーを生成し運用する星。

 

 高い出力・収束性・拡散性・維持性を保有。それらがかみ合った結果攻防において優れた性能を発揮する星辰光としてなっている。広範囲に雷撃空間を展開しての面制圧。一点集中しての投射による重い一撃が可能であり、加えてこれらを長時間行使可能と、シンプルだが隙が無い星となっている。

 一体一でも対多数でも一定以上の成果を発揮可能であり、操縦性も及第点ゆえある程度の指向性を持たせられる為、余程の乱戦でなければ味方を巻き込むリスクも低い。その場合も近接戦闘に切り替えることで対応可能かつ、平均レベルの操縦性に魔剣創造による装備で制御の余地もある為、ここまでなら非常に優れた星辰光。

 

 反面、それ以外の要素が低いという一点が致命的な問題星辰光へとこの星を変貌させる。

 付属性が低い為、一定以上の出力や範囲に果ては纏うといった形で運用すれば己も雷電の影響を間違いなくうけてしまう。加えて干渉性も低い為、遠隔発動といった対応もできない。魔剣に対雷撃加護をもたせることである程度は対応できるが、他の複雑な運用の為にリソースを割く必要もあることから、発動値での運用においては緩急をつけた運用を試みなければ自爆するリスクが多く、魔剣創造の存在がなければ、非常に扱いづらい星辰奏者であると断言すらできる。

 

 総じて、使い手にまったくもって優しくない星辰光になっているが、彼はこれを使うことをいとわない。

 己の罪にケジメをつけ、そして未来に一歩を踏み出す為に。それを示した主が為に、刃を振るう意義はあり。

 

★詠唱

 

 創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌く流れ星。

 

 無謀の報いは裏切りと崩壊。愛しいがゆえに守りたいモノを、汚して砕くが我が罪業。

 

 受け入れられぬ放浪は、まるで邪龍の癇癪の如く。流浪の果てに終焉を刻む、この最後の決断も、きっと我が身の罪なのだろう。

 

 されど貴方は優しいのだと、月光が告げてくれたから。だけど幸せから逃げるなと、主が示してくれたから。

 

 繋がり砕いた龍の猛威は、誰かを守る雷鳴たらん。

 

 我が雷撃は己を誇示する者にあらず。愛を、主を、同胞を、汚すもの討つ権能なり。

 

 超新星(メタルノヴァ)――蛇龍眷属の雷撃、義に背くな(タラスコン・サンダー)

 

 

◇雨宮麗奈

 

雷雲が如き贖罪の道、闇夜を往け(タラスコン・フュージティブライト)(()内は非波柴秀華眷属時)

 

基準値:D

発動値:(B)

収束性:C

拡散性:D

操縦性:AA()

付属性:D

維持性:D(E)

干渉性:B

 

 

 尊きものを汚した私は、輝避(ルキフゲ・フォロカル)が如き魔性である。

 自嘲と共に光を放ち、電磁の女傑は刃を振るう。

 

 雨宮麗奈の星辰光

 星辰光の能力は電磁力制御。電磁力という普遍的かつ多用途に応用できる力を支配する星。

 

 極まって高い操縦性に、続く形で干渉性と発動値が優れているという星辰光。「電気」と「磁力」に自在に干渉するがゆえに、圧倒的な多機能性を保有する。

 秀華の眷属となったことで非常に精密かつ範囲を指定した放電現象・指向性のEMP・コイルガンの応用による物体投射や剣戟時の行動補強といった様々な形で、多種多様な戦闘が可能。ある程度なら電子機器のハッキングや限定的なレーダー、マイクロ波による人間電子レンジといったからめ手も可能。更に奥の手として生態電流の操作による身体機能向上も可能と手札が非常に豊富。磁力干渉により発動体という金属に悪影響を与えることで、格上の星辰奏者はおろか人造惑星にも正面戦闘で勝算を見出せるなど、そのポテンシャルと手札の豊富さは同系統の星辰光でも随一。

 更に微細な電磁力干渉という性質から、電子機器を直感的に制御することも可能。それを逆手に取った電子機器の検査も可能。日常生活から戦闘に至るまで幅広い運用を可能とする星辰光となっている。

 

 反面、総合力はさほど高くないのが最大の欠点。基準値が低いうえに出力格差が大きい為、基本性能で上回る相手を打倒するのは簡単ではなく負担も大きい。上述の切り札といえる生態電流操作も、付属性が劣悪であることから自滅のリスクが常に付きまとっている。

 

 総じて発動値に頼らない小技が限界。使い手の知識と知能が試される星となっている。そしてその上で、彼女はそれを全力で追及することを選択した。

 全ては、己の罪を清算し、今度こそ胸を張って幼馴染でいる為に。龍の子供は今ここに、電磁の女王を目指すのだ。

 

★詠唱

 

 創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌く流れ星。

 

 いと気高き信仰の光を、嫉妬の闇が腐らせる。醜くゆがんだ心はまさに、悪鬼魔性となり果てた。

 

 虹色に輝く救いを浴び、雷霆の齎す愛を受け、されど私は悪鬼魔性の道を行く。我が身は光が照らすに能わず。闇の底こそ我が住処。

 

 されど幸せから逃げるなと、我らが主が言うのであれば。この身命、主君と明星に費やそう。

 

 魔性となろうと輝かしき、明星の微笑に応えるがため。我に闇へと引きずり込まれ、それでも微笑む蛇龍と共に。

 

 輝かしき光の救いはこの輝避(ルキフゲ=フォロカル)には荷が重い。されど明星をテラスが為に、雷鳴の光をいざ振るわん。

 

 超新星(メタルノヴァ)――雷雲が如き贖罪の道、闇夜を往け(タラスコン・フュージティブライト)

 

 

●正規社員

 

◇富士野アルトリーネ

 

守護獣の咆哮、悪意を祓え(チャーチグリム・ガーディアン)

基準値:B

発動値:

収束性:B

拡散性:E

操縦性:B

付属性:B

維持性:

干渉性:B

 

 富士野アルトリーネの星辰光。

 星辰光の力は万象迎撃能力。接触した対象そのものに干渉し、それらに対して迎撃という現象を可能にする星辰光。

 

 優秀な各性質がもたらすその本質はは、どんな対象にも出力・密度次第で通用する攻撃・防御として機能。ある種の概念系能力であるがゆえに、認識して迎撃するという過程を踏めばあらゆる現象に対して効果を発揮する。

 生物・無機物はもとより、異能に対しても万能と言ってもいい対応力を発揮。この万能性は星辰光としてもずば抜けており、相手を一切選ばない迎撃の確立は、彼女をアイアンローズでも指折りのエージェントにのし上げた。

 

 しいて言うならば拡散性が極めて低い為、攻防においては自分と対象の間に直接的な経由ラインを擁する必要があるという点。このため基本的には接近戦のみの使用が限界と思われたが、ワイヤーアンカーといった形である程度の打開は十分可能。それに気づける技術者がいれば、大きく能力が様変わりする。

 その力、すなわち究極の一に真っ向から対応しうる至高の全。あらゆる存在に干渉できるこの力は、理論上なら星辰光を超えた星辰光にも短時間の防戦を成立させれるだろう。

 

 その力を持って、アルトリーナは何を成すのか。

 

 それを見定める為にこそ、彼女は剣を持って歩き続ける。

 

★詠唱

 

 創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌く流れ星。

 

 安らぎを求める魂を守るがために、黒き犬は牙を剥く。

 理不尽なりし世界の無常。されどひと時の安らぎあれ。悪意の有無にかかわりなく、無用の争乱一切無用。

 

 その頼もしき咆哮が、善意に奪われ幾星霜。逆襲の時は訪れた。

 善意をもって苦悶を広げる、その妄信に喰らいつけ。我が友を奪い正義を成すと、守り手を前によく吠えた。

 

 いざ此処に、誓いの叫びを響かせよう。どこかの果てでそれを聞き、返礼の遠吠えが聞こえてほしいと、切に切にと願いながら。

 

 ―善意で咲いた鋼の薔薇よ、狂気の報いを受けて散れ。

 

 超新星(メタルノヴァ)――守護獣の咆哮、悪意を祓え(チャーチグリム・ガーディアン)

 

◇リーナ・スターレイン

 

星仕掛けの雷霆、神威は此処に(ケラウノス・デウス=エクス=ステラ)

基準値:D

発動値:C

収束性:C

拡散性:E

操縦性:AA

付属性:C

維持性:D

干渉性:E

 

 

リーナ・スターレインの星辰光。

 

 星辰光の能力は体細胞電気信号操作。己の生態電流に由来する肉体駆動の干渉系統に働きかけ、身体機能を大幅に向上させる星辰光。

 

 操縦性以外が漏れなく並以下という、分かりやすいほどの特化型。それゆえに繊細かつ精密に働く生態電流を完全に掌握可能。片手でトレーラーを持ち上げ、F1マシンを超える速度で走るほどの身体強化は序の口。脳の演算能力を高めることで単純な四則演算なら9桁まで対応可能。五感においても星辰奏者の領域を超えた感知能力を発揮。細胞分裂の保身による肉体再生も可能で、亀裂骨折や軽い内臓破裂程度なら、外から見てけがを負ったことに気づく間もなく治すことも可能。極まった操縦性によりリソース配分も繊細に可能で、戦闘・移動・索敵・回復に特化した状態にすることもできる。

 また、干渉性や拡散性の劣悪さから放電といった形の運用こそできないが、その本質は電流操作。体内の電流に関わる能力の都合上、耐電において副産物でありながら下手な結界系神器を超えるという高いポテンシャルを保有。対内の電気信号に対する干渉や、結果的に干渉することになる精神操作の類にも強い耐性を持つ。

 

 反面、この星はどこまで行っても「己の生態電流に干渉する」止まりなのも難点。肉体の強度を上げるわけではなく出力の上昇面も低為為、強くすればするほど自壊のリスクが増大。更に肉体再生も急激な細胞分裂によるものであり、回復速度を高めれば高めるほど激痛が発生し、心身に強い負荷を与えてしまう。

 この為、出力格差が低いにも関わらず、全力を発揮した場合の反動が大きい星辰光。反面本人の基礎ポテンシャルが高ければ高いほど伸びしろが大きい為、出力から想像もできない成長性を誇る星でもある。

 

 生態電流の調律は、精密な電気操作を基本とする麗奈にとっても影響を与えており、その結果をリーナもフィードバックしている。

 敬愛する麗奈の相棒として彼女がどこまで至れるか、それにこの星が無視できないのはまごうことなき事実である。

 

★詠唱

 

 創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌く流れ星。

 

 星の光に呼応して、我が身の神威は目を覚ます。

 

 生まれるは雷霆、湧きあがるは忌避。凡俗たる人の心は、神を畏れ崇めるが故に、並び立つには弱すぎる。

 

 耐えうる悪鬼の贖罪を、支えて歩むが我が旅路。敬愛するべき魔性の果てに雷鳴と明星と巡り会い、私は感謝をささげたいと、切に切にと願ったのだ。

 

 だから、この手を伸ばして光をつかめ。我が最愛が光を避けるというのなら、私が光を引き寄せよう。

 

 雷霆の輝きは光で照らすためにあらず。尊き光を愛へと運ぶそのために、命をとして星を宿して進むのだ。

 

 我が身の神威を組み立てたまえ―――祈りに応えし星辰よ。

 

 超新星(メタルノヴァ)――星仕掛けの雷霆、神威は此処に(ケラウノス・デウス=エクス=ステラ)

 

 

〇リアス・グレモリー眷属

 

●リアス・グレモリー本眷属

 

◆兵藤一誠

 

赤き龍が護りし、紅侯爵の楽園(ガモリーズ・レッドドラゴン)

基準値:C

発動値:AA

収束性:B

拡散性:E

操縦性:D

付属性:AAA

維持性:C

干渉性:C

 

 兵藤一誠の、禁手と混ざり合ったことで習得した星辰光。

 能力は聖光装着。聖なる光をその身に纏い、攻防を強化する星辰光。

 

 極めに極めた付属性により、悪魔にとって天敵足りえる聖なる力も光の力も、純粋に己に害をなさない加護として運用可能。また副次作用として、聖剣や光力によるダメージを削減することすらできる。

 総合的な性能は出力と付属性以外にずば抜けたものを持たないものの、それでも十分すぎるほどに強大な星。悪魔が聖なる光を纏って殴りに来るという、そのシンプルな脅威は第一世代型魔星の如き暴挙である。

 

 ―そして、真に恐るべきはこの星を兵藤一誠が保有しているというその一点。

 

 人造惑星レベルの発動体として機能する禁手に、譲渡という赤龍帝が持つ特性が絡み合い、そこに付属性に特化し切った星辰光。

 この三つが絡み合うことで、兵藤一誠は他者を一時的に人造惑星と同等の星辰体感応能力を持つ存在へと変貌させることが可能。星辰奏者は性能が聖光を纏う形で強化され、素質が皆無でも星辰体と一時的に感応し、微妙な資質がある場合は独自の星辰光を振るうことが可能。それらを人造惑星レベルの感応量と出力の微調整を併せ持つ、反則級の存在へと進化させる余地を持っている。

 

 純粋なまでに才能・環境・意欲全てで上回る、先行し続けた史上最強の白龍皇たるヴァーリ・ルシファー。その対を成す立場として歴代最弱で選ばれた彼に、しかし運命は味方する。

 星を宿した赤龍帝は、守護と女の一念で、それすら超える化け物へと、一気に足を踏み入れた。

 

★詠唱

 

 創生せよ、天に描いた守護星を———我らは鋼の流れ星。

 

 神も魔王も見下す龍は、しかし天より堕とされる。天魔に並ぶ力も陰り、只人の中で幾星霜の眠りの時をただ過ごす。

 人に極みを与える力も、振るうが人ではそうは目覚めぬ。長きにわたる流浪の時は、されどついに報われる。

 

 紅の姫が御許にて、目覚めの時は訪れる。ストロベリーブロンドのその祝福は、我らに絆の星をもたらした。

 故に、全てを守る時。赤き龍の帝王よ、今こそ天へと返り咲け。

 

 神仏天魔も驚嘆せよ。ここに、天龍は光となって再臨する。

 

 超新星(メタルノヴァ)―――赤き龍が護りし、紅侯爵の楽園(ガモリーズ・レッドドラゴン)

 

 

◆姫島朱乃

 

天より落ちし天之尾羽張よ、獣を纏え(テンハンド=ソード・エグリゴリ)(()内は赤龍帝譲渡化状態)

基準値:B

発動値:(AA)

収束性:B

拡散性:(AA)

操縦性:C

付属性:(AA)

維持性:C

干渉性:E

 

 姫島朱乃の星辰光。

 能力は黒刃の狗神再現能力・亜種発現分化再現型。神滅具である黒刃の狗神を構成する、獣人の王リュカオンと神剣たる天之尾羽張を分化した形で再現することで、獣人化と十束剣の形で具現化する星辰光。

 

 双方ともに再現度合いには限界があり、リュカオンとしての素養は狼の要素が肉体に反映される形でのみ発現し、天之尾羽張も神殺しの力はあるが神の炎は宿っていない。もちろんだが星辰奏者の領域では出力も完全には再現されておらず、加えて黒刃の狗神が本来持つ能力である「剣を生やす黒い狗の具現化」は行えず、「影から刃を生やす」能力も、己の自然に発生している影からが限界。

 黒刃の狗神として見た場合、この星は間違いなく劣悪。また朱乃自身は典型的なウィザードタイプであり、近接特化型といえるこの星との相性は悪いと言わざるを得ない。

 

 だが、それをもってしてこの星が弱いということは断じて不可能。

 狼男の神祖たるリュカオンの素養を宿すことで、身体強化性能はステータスでは計り知れないほどに向上。天之尾羽張も神殺しの聖剣であり、凄まじい性能を発揮するのは言うまでもない。また黒刃の狗神が持つ「万象を切り裂く性質」はある程度残っている為、神殺しの聖剣たる天之尾羽張の性質を合わせれば、対魔性・対神仏に限定すれば神滅具に迫るポテンシャルを発揮可能。

 

 神仏の敵対者ともいえる悪魔にとって、この星を宿すことは決して無視できない価値を持つ。また、五大宗家の姫島にとって忌子に近しい朱乃にとって、姫島が無視できない黒刃の狗神を持つというのはその一点において重大な価値を持つと言える。

 

 その刃をもって神を切るか、それとも神と手を取り合うか。

 

 姫島朱乃の切り開く道は、この刃では悟れない。されど、切り開かれし赤い王道は、この刃すら慈しむ。

 

★詠唱

 創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌く流れ星。

 

 神威に背きし堕天の巫女。炎に背かれ光に背き、渡り歩くは幾星霜。

 

 我が身はあまりに汚れて見える。ゆえに、涜神の獣王を宿すは必然。星の巡りの運んだ命に、失笑すらも浮かぶだろう。

 

 されど紅き姫と赤き龍の微笑みは、そんな私に向けられる。

 

 二人の笑顔に比べれば、この身の汚れがなんだという。そのほのかな弱気祈りに応え、炎も光も我が身を支え、ここに(つるぎ)は引き抜かれる。

 

 炎よ、光よ、雷よ。神威を断ち切るこの刃、獣の心を引き締めて、今こそ宿りてわが手に集え。

 

 雷光の炎剣は、愛しき冥府魔道が為に。誇り高き冥府魔道を汚す全てを断ち切らん。

 

 あの笑顔を汚さんとする者ならば、神々の黄昏だろうと切り裂き断ち切り斬り捨てよう。

 

 超新星(メタルノヴァ)――天より落ちし天之尾羽張よ、獣を纏え(テンハンド=ソード・エグリゴリ)

 

 

〇堕天使出向班

 

◇雲川麗華

 

明星の放つ叫びは、愛ゆえに(スクリーム・ルシファー)

基準値:B

発動値:AA

収束性:B

拡散性:E

操縦性:E

付属性:

維持性:

干渉性:E

 

 明けの明星として目覚めた彼女は、墜ちた先の世界で光を見出し目を輝かせる。

 

 雲川麗華の行く先は、波乱はあっても輝いている。それが明星(ルシファー)の本領ならば

 

 雲川麗華の星辰光。

 星辰光の能力は衝撃増幅。打撃によって発生した衝撃を増幅させ、敵を破砕するという分かりやすい星辰光。

 

 優秀な出力・収束性・付属性・維持性を持っている、単純ゆえに使いやすい星。衝撃とは質量攻撃の大きな要素であり、これを増幅させることは必然として打撃に由来する攻撃を高める結果に繋がる。また衝撃とは互いがぶつかり合うことによって発生する為、付属性との併用で相手の攻撃で発生した衝撃増大化させることで、付属性による打撃ダメージの無効化と相手のノックバックを増大化させるという手段も理論上は可能。

 あまりに衝撃を増幅しすぎれば付属性が足りずに自壊に繋がるリスクもあるが、麗華は魔王血族の先祖返り。基本性能が人間のそれを超越している為、そんな事態が起こることがまれといえるのも効果的。

 

 反面、これを生かすには当人の技量が必要不可欠。どれだけ衝撃を増大化させようと、それを効果的に当てる技術がなければ本領発揮は不可能に近い。

 いかに性能が高かろうと、それを使いこなすセンスがなければこの星は真価を発揮しない。そして肝心の麗華のセンスは、はっきり言って微妙と言っても過言ではない為、先述のカウンター技も発動が到底困難となる。

 

 総じて使い手の才覚が大きく左右する星であり、その一点において彼女に合致していない星だろう。

 だが、彼女にとってこの分かりやすく強大さを見せる星は、間違いなく理想に近い。

 

 故に落ち込む道理無し。豪快なまでに突き詰めて、星の威光を示すのみ。

 

★詠唱

 

 創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌く流れ星。

 

 喝采と共に明星は昇り、世界は煌き彩られる。

 

 星々の輝きは我が心すら照らし、きらびやかな世界に私を導き歓待するのだ。

 

 ああ麗しき(まばゆ)き世界。我が身を苛む凍えすらも、まるで祝福のようで、私の心は酔いしれる。

 

 神々の楽園が如き祝福、されどわずかな寂しさが。道行く私に連れがない、寂しき旅路が生んだのか。

 

 ゆえに天高らかに願いを吠える―――双翼よ、どうか私に再び宿れ。彩られる星々の海を往くには、汝らこそが必要なのだ。

 

 超新星(メタルノヴァ)―――明星の放つ叫びは、愛ゆえに(スクリーム・ルシファー)

 

 

◎味方陣営

 

〇ライザー・フェニックス眷属

 

 

◇ライザー・フェニックス

 

不凍なり、不死灼熱の貴鳥(アンフリーズ・フェニックス)

基準値:C

発動値:B

収束性:B

拡散性:

操縦性:D

付属性:D

維持性:C

干渉性:D

 

 ライザー・フェニックスの星辰光。

 

 星辰光の能力は極寒発生・雹嵐生成能力。広範囲の気温も急激に低下させ、同時に大量の雹を生成する星辰光。

 

 非常に優れた拡散性と、優秀な出力と収束性が特徴。結果として発生するのは、半径百メートル以上の広範囲を極寒と雹の嵐で包み込むという過酷な空間の誕生となる。

 基本だけでも平均として、南極や北極のそれと同等。更に雹は高い収束性もあって一つ一つがちょっとしたスリングショットレベルの殺傷性能を保有し、秒間数百発をほぼランダムに投射する悪夢の空間となる。そこにライザーが持つ炎が加われば、それは相互に襲い掛かる熱衝撃による脆性破壊ももたらすことになる。

 

 だがしかし、その猛威はライザーにとってもほぼ与えられるのが最大の難点。操縦性・付属性・干渉性の三つが漏れなく低い為、大半の悪影響はライザー本人にも襲い掛かる。

 彼がフェニックスであるというその一点がなければ、うかつに使えない諸刃の剣。また維持性が平均値でフェニックスの不死が精神の消耗に比較的弱いこともあり、この星は決めどころを見極めたうえでの運用が求められる。

 

★詠唱

 

 創生せよ、天に描いた星辰を———我らは煌く流れ星。

 

 炎に包まれ死すらも超える、地獄に煌く悪魔が貴族。

 

 我こそその体現者。襲い掛かるし極寒の猛威も、この身を討つには届かない。

 

 されど凡俗にこの戯れはきつかろう。地獄の如き寒さと氷は、汝の心身を凍りつかせる。

 

 其の愚かさを身をもって知れ。不死の貴族の炎を前に、その狼藉の対価を払え。

 

 超新星(メタルノヴァ)———不凍なり、不死灼熱の貴鳥(アンチフリーズ・フェニックス)

 

 

 

 

◎禍の団

 

 

〇ヴァーリチーム

 

◆ヴァーリ・ルシファー

 

 

明星の白龍よ、黙示録を越え神皇たれ(アポカリュプス・オーバー)

基準値:B

発動値:AA

収束性:

拡散性:

操縦性:

付属性:D

維持性:

干渉性:C

 

 

 ヴァーリ・ルシファーの星辰光。

 

 能力は星辰分身創造・再定義型。星辰体により己の分身を作り上げるとともに、設計段階で定義を切り替えることで力の在り方をある程度切り替える星辰光。

 

 大前提として星辰光の限界として、彼の出力では二天龍を宿す魔王血族などという規格外の存在を再現し切ることはまず不可能。だがヴァーリは二天龍たる白龍皇が持つ異能の本質たる力の簒奪を魔力で調律することで、分身と己で力の簒奪をループ状に成立させ、疑似的に基本性能を同等にするという離れ業を行うことができる。

 また禁手の性質と星の性質を組み合わせ、定義の調律によって分身の禁手を亜種に設計。肉体面もそれに合わせた成長を行うように定義することで、まったく異なる白龍皇ヴァーリ・ルシファーを相手どらせるという、おぞましいレベルの悪夢を相手に強制する。

 

 つけ入る隙としてはこの運用は相応に力をフルに使うため消耗が激しいという点だが、数か月単位で持続できる禁手と覇龍による寿命の消失を抑え込める魔力が重なれば、維持性がもたらす持続時間程度は問題なく運用可能。強いて言えば覇龍と分身の同調増強は同時に行うことはさすがに無理だが、これもヴァーリが星と神滅具の辰円に到達すれば克服できるかの旺盛が存在する。

 

 付属性と干渉性、必要のない性質以外は漏れなく高いという性質の隙の無さ。分身の大本である白龍皇ヴァーリ・ルシファーという反則性。さらにそれに胡坐をかかず、さらなる研鑽を欠かさない精神性と派生技。

 心技体全てが最高水準であるこの星は、単独で戦闘特化型魔星を複数相手どれる傑物として彼を完成させている。

 

 だがしかし、そこで留まる発想をヴァーリ・ルシファーは持ち得ない。

 見据える理想は龍神の上。黙示録を超えんとする彼に泊まる理由は存在しない。

 

 

★詠唱

 

 創生せよ、天に描いた星辰を———我らは煌く流れ星。

 

 明星の光射す地に、流離う龍はたどり着く。

 

 その来報こそまさに奇跡。空前絶後の融合は、限り無き夢と幻に挑む権利を得たのだろう。

 

 今こそ魔の王は白き皇帝として、神の域へと目指すのだ。

 

 挑むは頂点。無双の一点なる黙示録。

 

 追いすがり、並び立ち、そして追い抜き輝き果てろ。

 

 挑む価値無き世界を去る、わずかに寂しい栄光を示せ。

 

 超新星(メタルノヴァ)———明星の白龍よ、黙示録を越え神皇たれ(アポカリュプス・オーバー)

 

 

◎敵対勢力

 

 

〇アイアンローズ

 

●トップエージェント

 

◇兵野勝正

 

妄神卒業、人類進化の時来たれり(ダーヴィニズム・ヒューマニズム)

基準値:B

発動値:AAA

収束性:B

拡散性:D

操縦性:

付属性:D

維持性:B

干渉性:C

 

 兵野勝正の星辰光。

 星辰光の能力は星辰体感応率増強。星辰奏者の超人的性能の根幹といえる星辰体との感応。それをより強化する星辰光という、ある種破格の能力。

 

 この性質から実質的な強化度合いはステータスでは想定できないほど高い。強化された身体性能に由来する生命エネルギーにより闘気を身に纏い、切断された腕をすぐにつなげれば瞬く間につながるレベル。思考速度・反応速度ともにせりあがっていることから、超音速で放たれて回転している対物ライフルの弾丸に描かれた文字を読み取れる動体視力を獲得。あまりに強化された五感により、事実上の第六感を超える感知すら可能。内蔵機能もあまりに高まっており、いわゆるABC兵器、特にBに対して圧倒的な対応力を発揮する。

 戦闘においても優秀な操縦性によって、強化度合いを調律することで対応可能。体内電流を増幅してスタンガンのように使うこともでき、肺活量を強化することで呼気をショックカノンのように使うことも可能。また星辰体に対する限定的な感応ができる星であることから、感応した星辰体を踏むことで空中を駆けるという超人的技法すら確立させる。

 

 シンプルな能力ゆえに多芸になった能力の極みだが、それゆえにそのポテンシャルは異常の極み。アイアンローズの筆頭戦力は伊達ではなく、その戦闘能力は星辰奏者の段階で魔星と真っ向から渡り合えるほどに高まっている。

 

 だがしかし、AAAという領域は明らかに異常の高みに立っている。

 

 その本領が明かされたのなら、さらなる悪夢につながるのだろう。

 

 人を誇るがゆえに神の一方的なあり方を嫌悪する、潔癖なる一凛の薔薇、兵野勝正の星辰光である。

 

★詠唱

 

 創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌く流れ星。

 

 愛を交わして交じり合い、流れる自然に鍛えられる。

 その果てに、人は星へとたどり着く。父母の、先祖の血の連なりこそ、星光を纏う本質なり。

 

 ゆえにこそ、傲慢なるぞ唯一神。己一人を神だと抜かし、全てを己が生んだと語る、その醜悪さは世の毒だ。

 今ここに、世界は星に塗り替えられる。適者となるのは一体だれか、今こそ雌雄を決しよう。

 

 変異、適応、そして生存。神意を超えし進化の果てに、霊長は星々へと飛び立たん。

 

 超新星(メタルノヴァ)―――妄神卒業、人類進化の時来たれり(ダーヴィニズム・ヒューマニズム)

 

 

〇その他敵対勢力

 

●コカビエル一派

 

 

◆バルパー・ガリレイ

 

聖剣の担い手、その資格ここに奪取なり(ナイト=オブ・エクスカリバー)

基準値:E

発動値:D

収束性:B

拡散性:E

操縦性:AA

付属性:D

維持性:D

干渉性:E

 

 バルパー・ガリレイの星辰光。

 星辰光の能力は、動作解析及び再現。他者の動きを瞬時に解析し、それを己の動きとして取り込む星辰光。

 

 極まって優秀な操縦性による、その動作再現は精度・速度ともに非常に優秀。極論すれば「見取稽古が以上に上手い」に留まるだけの星ではあるが、もはやその次元を遥かに超えるといってもいい。

 仮に斬鉄を可能にする剣豪の斬撃を見れば、それが己の身体能力で再現できるのなら何度でも再現可能。完全に最適化して取り込んでいるため、いわゆるラッキーパンチの類もきちんと視認すれば同じように何度も放つことができるという、以上レベルのポテンシャルを保有する。

 

 欠点としてはこれで再現できるのは「動作」でしかないという点。

 戦闘とは瞬間瞬間の判断力や、身体能力も大きく作用する。それらまでカバーできないこの星辰光では、たとえ技量を同格にしても基本性能や判断力の差で、決して超一流の戦士には届かない。

 故にこそ、その本質は精密作業に転用しての技術開発。その点でもバルパーは最適だったが、その狂気が邪道に割り振ってしまっているのが最大の不幸といえるだろう。

 

 剣に見ほれるがあまり、その本質からかけ離れた外道を歩んでしまった愚かなる賢者。バルパー・ガリレイの星辰光である。

 

★詠唱

 

 創生せよ、天に描いた星辰を———我らは煌く流れ星。

 

 荘厳なりし聖なる剣。英雄譚を切り開く、王者の剣はそこにある。

 

 欲し続けて幾星霜、担う資格は手に入れど、生かす力は手に入れられず。

 

 だがあきらめるなどありえない。そのための力此処にある。

 

 素晴らしきかな剣豪たちよ。その技術、我が身に取り込ませてもらおう。

 

 今ここに、聖王の再来は訪れた。我が聖剣の一線を受け、悪鬼魔性よ滅ぶがいい。

 

 超新星(メタルノヴァ)———聖剣の担い手、その資格ここに奪取なり(ナイト=オブ・エクスカリバー)

 

 

 

◇波柴矢城

 

悪逆の炭となれ、魔の命なるぞ(ダークフレイム・レオナール)

基準値:C

発動値:B

収束性:C

拡散性:E

操縦性:C

付属性:B

維持性:C

干渉性:E

 

 波柴矢城の星辰光。

 星辰光の能力は灼熱爆弾生成。着弾すると爆発するプラズマの塊を生成して、戦闘に転用する星辰光。

 

 発動値と付属性が優秀であり、これにより近接戦闘においても転用可能。だが極まったものではないため最大出力においては投射が基本となる。

 密集地帯や大型目標なら威力重視の大玉、比較的広範囲の敵部隊に対しては制圧力を重視した連射、強敵相手には両方のバランスを取った散弾に切り替えることができ、適度なシンプルさと多機能性を併せ持つ、非常に戦闘に向いた星辰光となっている。

 

 射程距離・攻撃力・対応力の全てが高水準。正面戦闘から奇襲暗殺に至るまで、対象の殺害においてはまごうことなく優れたポテンシャルを発揮可能。強いて言うならばずば抜けた性能を持ち得ていないため、明確な格上を相手にした際の勝算が薄い程度であり、それも正面瀬藤にこだわらなければいくらでも対処可能。

 

 悪のままに少女の大切な何かを破砕する、その在り方を物理的に体現させたような星辰光。

 

 下劣極まる悪意の残滓、波柴矢城の星辰光である

 

★詠唱

 

 創生せよ、天に描いた星辰を———我らは煌く流れ星。

 

 今ここに、サバトの時間は訪れた。

 

 陶酔のままに支配され、淫らにあえぐ犬の群れ。

 

 命じる物こそこの悪魔。群れの捧げる供物を糧に、波柴の再起はまだ消えぬ。

 

 故に、愚鈍なりし有象無象よ死に絶えろ。我らが覇道の足引きは、燃え盛ることで終わるといい。

 

 我が尖りし顎に口づけすれば、支配によって飼ってやろう。拒むというなら酌量無し。炎に包まれ絶命せよ。

 

 黒く染まった炭と化し、炎を燃やして灰になれ。その焔の輝きこそ、我らの優雅を邪魔した報い、贖罪の手段と知るがいい。

 

 超新星(メタルノヴァ)———悪逆の炭となれ、魔の命なるぞ(ダークフレイム・レオナール)

 




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