シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚 作:グレン×グレン
フェニックス編ももう終了。今回、てこ入れも兼ねてエロ重視の幕間と同時投稿を試みております!!
《木場祐斗》
「……はい! それではライザー・フェニックス打倒記念の……打ち上げ会とはじめまっす!」
パチパチパチパチ……!
波柴先輩の音頭と共に、拍手が巻き起こって打ち上げが始まる。
ピザをたくさん注文して行われるのは、前回のレーティングゲームに勝利した記念の打ち上げだ。
最も、イッセー君はまだ寝込んでいるけどね。
無理やりな方法で禁手の持続時間を伸ばした反動の所為で、どうやら体調を崩したらしい。気にはなっているけど「気にすんな。俺の回復記念を後でやってくれりゃぁいいからさ」と言われたので、こうしてまず第一弾の打ち上げをしている。
「……ぷはっ! 勝利の美酒っていうのは、普段より美味しいものね」
吹本さんがビールを缶一つ一気に飲み干し、感慨深い表情を浮かべている。
成人組はお酒を解禁しているので、ちょっと雰囲気も華やいでいる。
「確かにね。特にほら、フェニックスの涙三つが結構いい稼ぎになったしね」
「理由はどうあれ調達できたからねぇ。おかげでちょっと贅沢できるかな」
空本さんと旗本さんも浮かれているけど、どうやらライザー氏はきちんと宣言を守ったらしい。
フェニックスの涙を追加で三つ。負けたうえでこれだけのものを払ったのでは、ライザー氏は色々とへこんでいることだろう。
「そういえば、両家はあの後ゴネ足りしなかったか? そこは流石に懸念点なんだが」
「……意外と好感触でした。フェニックス側は「息子にいい経験ができた」といった形でしたね」
もぐもぐとピザを食べながら、樹下君と小猫ちゃんはそう話し合う。
実際、フェニックス家から直接こちらに文句が来るということはなかった。これに関してはほっとしたね。
もっとも、ライザー氏が自ら増援を許可したうえで負けたんだ。あったとしても言えないところはあるだろうけどね。
グレモリー本家側からも、非難するような言葉は来ていない。こちらも自分達がレーティングゲームを持ちかけたわけだし、其れで勝ったのだから文句を言われる道理もないけれどね。
ご両親は共に部長を愛してくれているけれど、今回はちょっと強引に進めすぎだ。流石にちょっと反省してほしいかな。
まぁ、勝てたことで当分は問題ないだろう。と、いうより―
「とはいえ、アーシアさんはちょっと困ったことになるだろうけどね」
「本家としても悩みどころかもな。イッセー、人間からの転生悪魔だし」
僕がちょっと苦笑していると、樹下君も苦笑していた。
今回、イッセー君はリアス部長に男を見せすぎたね。カッコいいことを試合前も試合中も言ってくれたし、最後のあれは止めだろう。
リアス部長はアーシアさんの恋心を応援するつもりだったけれど、こうなると話は別だろう。特に冥界では一夫多妻なんて珍しくないし、リアス部長からすればそこまで気にする理由もない。
ふふ。これはちょっと困ったことになるかもね。
「……ま、イッセーはハーレム目指して頑張っているわけだし、アーシアに関しては当初から諦めた方がいいことではあったからな。一夫一妻で今更満足するとは思えないし」
「ははは。まぁ、悪魔らしいと言えば悪魔らしいけどね。でもイッセー君は大丈夫かな?」
女の争いは怖いっていうからね。意外とリアス部長、我が儘なところもあるし。アーシアさんも、イッセー君は友人すらいない環境で生まれた初恋だから強い執着を持ってしまうだろうし。
ただ、樹下君は気にせずピザを一口食べる。
その上で、ふぅとため息をついた。
「フォローぐらいはお互いしてやろうぜ? ま、それでも完全アウトなようなら、そもそもイッセーにハーレムは向いてないってことだろうしな」
なるほど。これは手厳しい。
《Other》
日本の山間部にある、一つの施設。
堕天使の統括組織である
「……はっはっは。後戯のつもりだったのだが、そんなに固くしてどうするというのだ?」
そう言いながら、女性は舌でゆっくりと男のペニスをなめる。
「ほ……ぁ……っ! そんな、だって麗華さんが、そんな……っ」
「おかしなことを言うな。私は堕天使に与する上、来歴が来歴だぞ? 好色家でなくてどうするというのだ?」
そう言いながら、女性―雨宮麗華―は、ぺろぺろと男をペニスをなめる。
「あ……もう一度! もう一度だけでいいですから!!」
「ふぅむ。求められるのはこそばゆいが、私も仕事もあるのだが……まぁいい」
そう考えこむそぶりをしてから、麗華はにやりと笑うと、ソファーに腰掛ける。
あえてはだけていた服を少しだけ気直し、気分で眼帯の位置を変えてつけ直す。
同時に、取り出したのは二本のディルド。
その一つをオマンコに入れると、ぐりぐりと動かして愛液をにじませると、もう片方をもって性的興奮をあおらせながら、にこりと微笑む。
「不浄の穴でするというのなら、あと三発は出させてやろう。どうだ? 堕天使に与するならこういうのも一興だろう……♪」
また、別の地点。
日本でも比較的治安が悪い地域で、半グレが数人たむろしていた。
半グレと言ってもいくらかの種類があるが、彼らは直接的な危険なものをあえて取り扱わない、知恵の回るタイプだった。
比較的数があることから、ある程度集団で情報収集をしてから分散してルートに配置。そして通りがかったターゲットの写真を撮るなどして、情報を集めて売りつけるタイプの問題行為が彼らの主体。いうなれば、まず間違いなく犯罪行為の為に情報を求めている依頼人を選んで、高い金額で情報を売りつけるのが主な収入源だ。
それらの情報の副産物を武器に、それぞれが十人近い脅して言うことを聞かせている舎弟を用意。時々甘い蜜を吸わせることで、忠誠心をこっそり植え付けるといった悪辣だが知恵を回して対応している。
そんな男達の足元で、一人の女性が服をはだけながら小さく笑っていた。
「ほらほら、これでも足りない? なら……わんわん♪」
小さく微笑みながら、女性は布を首輪のように巻いて更に微笑む。
そんな奴隷のような構図を笑顔で行う女に、男達はガン見で屈み込みながらつばを飲み込んでいた。
「ほ、ほんとにいいのかよ……?」
「え、マジで? あんたみたいな上玉が、ただで!?」
驚愕している半グレ達に、女性は微笑んだまま頷いた。
「ええ。貴方達の持ってる情報が欲しいけど、ちょっと今手持ちが足りないのよ。だ・か・ら♪」
ぺろりと唇をなめながら、女性は下着姿の胸元を揺らす。
若干小ぶりなDカップ。男達が興奮するには十分すぎる。
「まずは楽しんでね♪ そのあとしっかり商品をもらうから♪」
その瞬間、男達は獣となった。
それから数十分後。
「……ええ。ちょっと色仕掛けをしただけであっさり口が緩くなるアホでよかったわ。……おかげでまとめて一網打尽にできたし、警察には話を通しているんでしょ?」
男達を誘惑した女性―雨宮麗奈は、一仕事を終えた顔でそう告げる。
「……色仕掛けの必要はあったのかって? いや、悪いけど私は性欲旺盛でマゾよりなのよ。たまにはああいうのをひっかけないと、多分また道を踏み外す気がするから」
そう告げると、電話越しからの言葉に眉をしかめる。
「分かった分かった。今後は控えるから……いや、麗夜のことはいいのよ。悪魔と蜜月関係な奴と、枢機卿と専属契約結んでる奴が仲良くなるわけにもいかないでしょ? 麗華に至ってはなんか、凄いハイテンションで髪まで染めながら神の子を見張る者をやってるし……正直困ってるわ」
そう言い返した麗奈は、そのうえで息を吐いた。
「とりあえず、例の計画の進展は進みそうね。じゃ、そっちの後始末は任せたわよ、兄さん」
そして、神の子を見張る者の施設。
「……ん~っ♪ 仕事の次いで性欲発散。趣味と実益をかねたいい陽動だった♪」
そう伸びをする麗華は、そのうえで抜き出した資料を確認する。
「やはり、コカビエル殿は色々と動いておるようだ。あの方の趣味はまた楽しそうだが、流石に一線を引かねばならぬ類だからな」
そう苦笑すると、麗華はネクタイを直しながら早歩きで進む。
「……さて、どうやら手を貸している連中が数多いようだ。総督に情報は伝えているが、より正確に咆哮する為にも急がねばな」
そして同時タイミングで、二人は声を合わせていた。
「「三大勢力の和平を成立させる。間違いなく、時代が大きく動く展開……か」」
エピローグなので、こっちは短め!!
ただ幕間は長いぜ……そして、エロいぜ!!