シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚 作:グレン×グレン
いまは間章としてジュニアハイスクール編を書いている最中です。まぁ間章なのでなるべく簡潔にまとめますが、本編でもチョイ役として出ることはあるかと。
ただまぁ、ジュニアハイスクールD×Dのほうがまだまだあまり出てないので、どのあたりでからめるかは慎重に行くべきではありますが。
特に気になるのが、リアスが一巻でしか出てきてないところですね。……なんか妙だと思うのは深読みしすぎな気もしますが、これでそれに意味があるとした場合、今後の展開に変な刺激が与えられるかもしれないから深く組み込みづらい点はあります。
まぁ、それはそれとして本編!!
《空本麗夜》
状況は一気に変転した。
いや違う。ここから一気にひっくり返す。
その為の段取りは整った。ここからは、神様にだって邪魔はさせない。
だからこそ、俺が至った俺の禁手を最大限に発揮する為、俺は駆け抜ける。
「……麗奈!!」
「……はっ! そういうこと!」
その瞬間、麗奈は俺達全員に対して狙いをつけて放たれる砲撃を全部正面から切り払う。
成し遂げたのは彼女の禁手。
放浪型で会得した神器の性能は、左腕の打撃に爆発を発生させるというシンプルな物。
だがそれを至らせたことで、彼女は一対の爆発を放つ腕を手にする。
そしてその力を打撃ではなく推進力へと変え、BRAEDの天閃及び星辰光を利用した反射速度強化で適切な斬撃に発生へと絡み合わせた。
あれこそが麗奈の禁手、
そしてそれに追随し、追跡して攻撃を敢行するアイアンローズを俺は一気に薙ぎ払う。
手法はシンプル。高速で敵を薙ぎ払った。ただそれだけ、
そして並び立ち、俺は魔剣をそっとBLAEDに沿わせる。
数秒後、そこには寸分たがわぬ魔のBLAEDが具現化する。
これが俺の禁手。近場の聖剣を触媒に、鏡面としての魔剣版を作り上げる禁手。
我ながら癖の強すぎる禁手だ。近場に聖剣が無ければ何の意味のない禁手だし、元が魔剣だから
ただし、これは大前提として例外枠を使うことを踏まえた禁手でもある。
それをとっくの昔に悟っている麗奈は、軽く引いていた。
「アンタ、私のこと好きすぎない?」
「それはもう。心から大切だよ?」
そうさらりと返して、俺は本命の機能を開放する。
聖剣の魔剣版しか作れないこの禁手の、例外的手法。
それは、祝福の聖剣の機能を祝福の聖剣を対象にした場合だけある程度再現させるという物。
具体的に言えば―
「じゃあ、反撃開始といこうか」
「派手に暴れてやろうじゃないの」
―BLEAD限定で互いを聖魔剣化させる機能だ。
それに相手側が気づくのは一瞬遅れ、その一瞬が致命傷。
「「遅い!!」」
天閃で加速し透明と夢幻で更に相手を迷わせ、タイミングを見計らったところで擬態と破壊の併用で広範囲を薙ぎ払う。
アイアンローズの増援数十人を、不意打ちじみた連携で一気に吹っ飛ばせた。
そして襲い掛かるデカブツ相手に、俺達は同時に振り被る。
攻撃を二つの点で逸らすことで、相手は動きがずれる。
直後、相手の頭部にリニアCとカノンDのコンボによる、超電磁投射砲の攻撃がお見舞いされる。
更に発生した電磁波に麗奈が干渉し、追加ダメージまでセットだ。
そして、そこで終わるほど甘くもない。
「「「どっこいしょぉ!!」」」
同時タイミングで、エグリオン状態の麗華と特性を応用した水流攻撃を叩き込み所長、更にこれまた禁手になった美子ちゃんの大型攻撃がノックバックで巨人を吹っ飛ばす。
今までは動きを阻害する事しかできなかったけれど、これで一気に状況は変わる。
……仲間達が今ここで頑張っている。なら、俺達のやることは単純だ。
それに負けないぐらい尽力する。そこからだ!!
《Other》
放たれる無数のプラズマを、蒼い雷撃で撃ち落としながら信子は剣を振り被る。
その正面からの斬撃を回避した、シュテルン・フランメの焦りまでもがよく分かる。
その瞬間的な攻防で、信子は現状を正しく理解していた。
文字通り枷を解き放たれ、そして禁断の領域に自ら至った今の信子は、これまでとは
この短時間に限れば、桃山警護事務所の基本性能において三強といえる域。すなわち、魔王の血を覚醒させた秀華と麗華に追随するレベルの性能を発揮していた。
あまりの高性能さに、そもそも信子自身が振り回されているほどだ。それがシュテルン・フランメに対応する余力を与えてしまっている。
そしてフランメもそのおかげで慣れた。動揺もある程度収まり、冷静に反撃を可能とするレベルだ。
大量の小玉により制圧を行いながら、大玉を曲射で放つことで抑え込みにかかられる。
だが、信子もそれに屈さない。
「まだよ! そう、ここからが……!!」
強引につばぜり合いに持ち込みながら、信子は吠える。
「思う存分玩具が振るえてよかったなぁ? ただよ……ぉっ!」
それを蹴りで弾き飛ばし、シュテルン・フランメは両手に溶断ブレードを展開。挟み切るように畳み込む。
咄嗟に両手に雷を放って迎撃するが、そこに気を取られた瞬間にブレードが消失。
勢い余って両手を広げる状態になり、がら空きになった信子の上半身に蹴りが叩き込まれる。
反対側から灼熱の爆発を利用した高速の蹴り。その反動で飛び上がったシュテルンを通り過ぎ、置き玉として放っていた大玉が叩き込まれる。
「所詮お前は玩具遊び程度! 頭も顔もいいけどなぁ……ご主人様がいなけりゃ雌なんてそんなもんだろ!!!」
吐き捨てるシュテルン・フランメは、更に大玉を集め―
「そうやって、いったい何人の女の人を弄んできた!!」
―横合いから迫る花美の攻撃に、攻撃を中断して回避に徹さざるを得なくなる。
星辰奏者止まりの相手と思っていたが、フランメからすれば苛立つほどにしぶとく食い下がる。
実に面倒だ。禍の団……否、ジャーク団の人造惑星技術を飛躍的に進歩させる、このシュテルン・フランメの顔に泥を塗る。
その苛立ちを殺意と変え、シュテルン・フランメは攻撃の密度を収束させていく。
これが、よくなかった。
「私はまだ、終わってない!!」
直後、爆炎を薙ぎ払うように青い雷撃が放出。
フランメが気を取られた瞬間、花美の打撃が当たったことで動きが止まる。
直後、残った煙を吹き飛ばす雷の砲撃がフランメに直撃した。
「ごぉ……あぁっ!?」
想定外の出力に、フランメは明確に動揺する。
明らかに出力が上がっている。それも、この短期間に。
そして煙を振り払った信子は、血を流してこそいるが健在だった。
「これ以上、好きにされる人生は送らない。家族にも、所長達にも、誠二にも……お祖母ちゃんにも顔向けできない人生は送らない!!」
信子は呼吸を一つ入れ、一瞬だけ目を伏せる。
今更自分が何を言うのか。そんな気持ちはどこかにある。
その上で、その後ろめたさも背負ってあえて言おう。
「もう二度とお前みたいな奴に、永礼みたいな人から奪わせる物なんて、ない!!」
「笑わせんなよぉ? 女ってのは、男に突っ込まれて喘いで言うこと聞くのが仕事なんだよぉっ!!」
激高するシュテルン・フランメは、ここに来て更に本領を発揮した。
まだまだ慣れていない状況だったこともあり、激高したことで出力をより効果的に引き出していく。
より高速により大量に、高密度のプラズマ火球が生成され、信子と花美に収束して砲撃が放たれた。
だが同時、花美をかっさらって信子に駆け寄る者がいた。
「動かないで!!」
「「「なっ!?」」」
三者三様に驚愕し、放たれた火球が直撃する。
もはや爆撃機編隊による集中攻撃。そう思させるレベルの爆発が起き……三人は揃って追加の手傷を負ってない。
「悪いけどね、元ご主人様」
それを成した黄金の輝きを盾から放ち、乱入者はとても解き放たれた感覚を滲ませながら宣言する。
「女にだって入れてくれる男を選ぶ権利はあるのよ? その過剰な女性蔑視は悪影響しかもたらさないって分からないのかなぁ~?」
「嫌味のつもりか……京花ぁ!!」
激高するシュテルン・フランメが睨みつけるは、梅木京花。
それをからかうような笑顔で流しながら、京花は手に握る片手槍を突き付ける。
「屑で女を堂々とさげすむ奴より、少なくとも礼儀はきっちりしている男娼の方がやられがいがあるって話よ。っていうか、女当主の一族に生まれてそれって恥ずかしくない?」
「恥ずかしい奴らばっかりだから、その当主に滅ぼされたんですよ先輩」
若干呆れ気味で京花の挑発に続きながら、信子も呼吸を整えて聖剣を引き抜く。
「こ、ここにも被害者の方が!? なんていうか本当に申し訳ありません!?」
動揺気味の花美に何かを悟った苦笑を浮かべてから、京花は腰を落として臨戦態勢に入る。
「ま、その辺りはゆっくりとね。……さっさと片づけるわよ!!」
「ざけやがって。俺は、ジャーク団の魔星……シュテルン・フランメだぞ!!」
軽く扱われている事実に激高するシュテルン・フランメに、梅木京花は真っ向から挑発的な表情でそれに応える。
「それはどうも。私はサリアローズ様の精鋭、ロイヤルピースが一人」
同時、オーラが高まり相対する。
「一騎打ち主体の精鋭担当、「英雄必殺」スピア・ピースの
ここに、因縁は加速する。
《兵藤一誠》
本当に面倒な時に面倒な奴が……なぁッ!!
強引に砲撃を突っ込んでいって、掴み掛ろうとしたけど後ろに回られて蹴り飛ばされる。
そのまま追撃の砲撃を、振り返るのも面倒なんでそのまま後ろに下がってごり押し。勢いを殺さず背中からぶつかって、跳ね飛ばす。
跳ね飛ばしてから振り返ってアスカロンを伸ばせば、相手はそれを片手の指で挟んで防ぐ。
そのまま勢いを利用して回し蹴りを放ってくるけど、無理やり根性で耐えて掴み、地面に叩きつける。
「「いい加減に……しろ!!」」
お互いうんざりしてるんで、思わず同時に怒鳴りあっちまったよ。
まさか第二ラウンドがあるなんて思ってなかったよ、兵野。
人造惑星だったな。死体を素体として開発される、星辰体運用兵器。
まぁ納得だよな。こいつならそうするって感じはする。
「実力が無かったら自爆テロしそうな奴だよな、お前。そりゃ人造惑星にだってなるだろうさ」
「当然だ。むしろハーデス様の反対意見が無ければ、我らは多くが人造惑星として貴様達に挑んだだろう!」
胸を張るなよ。そういうとこだぜ。
ま、俺も人造惑星にならなきゃ皆を守れないってんなら、やりそうなところあるけどさ。
……妙なところで似てるのが嫌だな。名前も微妙に似てるし。
だけど、そんなことはどうでもいい。
こいつは、俺を怒らせすぎだ。
『そうだな、相棒。目の前の男はこともあろうに、赤龍帝の逆鱗を容赦なく踏み抜いている。……その意味を教えてやろう』
おうよ相棒。俺も本当に、結構キレてるからな!!
拳を握り、これはギアを上げる。
正直なり立てで消耗もデカい。長期戦には全く向いてねえしな。
だけど、それがどうした。
「お前は良い事してるつもりで、子供達を怖がらせた」
拳を握る。戦車の力が宿っているのが分かる。
「あと、俺も普通に死にかけたしな」
翼を広げる。騎士の力が高まってるのが分かる。
「それに、安城さんや霞城さん……リアスまで危ない所だった」
砲身も構える。僧侶の力が集まってるのが分かる。
「こういうのってなんだっけ? そうだ、3アウトだよお前」
俺も本当に怒ってるんだ。容赦なんて欠片もしねえ!
「ならいいだろう。こちらも札を切るのみだ」
兵野は兵野で、明らかに異常なレベルの魔力を放ち始める。
どんな道具を使ってんだよこいつら。まぁ、だから何だって話だよ。
「リミット解放……エインベロス、
明らかに魔力があふれ出している。向こうも本気ってことか。
いいぜ。だったらこっちも遠慮はしない。
「成仏させてやるよ、兵野!」
「滅びるがいい、兵藤一誠!」
俺達は同時に、拳を握ってぶつかり合った。
《Other》
松森信子は、自分でも信じられないぐらい戦えている。
至りたての禁手にも関わらず、想像よりも消耗が少ない。
見方によっては付け焼刃。本来、真の実力者を相手にするには奇策以外の何物でもないだろう。
だが、想像以上に自分は戦えている。
これまでの経験が活きている? それはそうだろうが、それだけでは足りないだろう。
単純にシュテルン・フランメが弱い? 否、それなりの訓練を積んできた素体に、機体側から補正を与えている以上、相当の質も維持している。
答えは分かっている。
祖母が至り、信子に宿された青き龍の隻腕。その禁手が、支えてくれている。
ただ封じていただけではなかった。封を解く時が来たら、解き放たれたそれを支えることも踏まえて至った禁手なのだろう。
涙がこぼれる。感謝と引け目が胸を占める。
だからこそ、この戦いに勝ちに行く。
勝ちに行く……が、敵もそう簡単にはやられない。
「やってくれるねぇ……なら追加だ!」
そうシュテルン・フランメが吠えた瞬間、その周囲に魔獣が具現化する。
攻撃が当たるも、意に介さず反撃が飛んでくる。
一発一発の火力はさほどでもないが、散弾と斉射による一撃よりも制圧力を重視した攻撃能力。
更に、多少の攻撃ではびくともしない頑丈さ。
多数の敵を相手どるにおける、倒されず邪魔をし続けることに長けた魔獣。
集団戦における支援に特化した魔獣なのだろう。
「英雄派も面倒なのを用意するわね!」
防御と足止めに特化した、中級悪魔クラスといったところか。シュテルン・フランメという脅威がいることを考えれば十分面倒といえる。
だがシュテルン・フランメへと突き進む道は一瞬で切り開かれる。
「創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌く流れ星!!」
その瞬間、足止めの為の猛攻は全て弾かれ、壁となった魔獣は一刀両断される。
あまりの事態に面食らったシュテルン・フランメの視界に真っ先に映ったのは、残った魔獣をシールドバッシュで吹き飛ばした梅木京花。
その黄金に輝く獅子を模した楯を見た瞬間、フランメも流石に悟る。
「獅子王の戦斧……を、亜種再現する星辰光だと!?」
「そう。私こそがサリアローズ様がネメアの獅子」
驚愕するフランメに、得意げな京花の笑顔が映る。
「このダモクレスを見定める、主が為の獅子と知りなさい!!」
その瞬間、シュテルン・フランメのガードが真正面から弾かれる。
その上で、全方位からのプラズマ火球が反撃として放たれる。
だが同時、全方位に放たれる蒼い雷がそれを薙ぎ払う。
「これ以上、アンタなんかに私の大切なものを踏みにじらせない。……永礼の邪魔よ、死になさい!!」
落野花美の激高と共に、放たれる無数のプラズマ火球は相殺される。
限界を超えた真面な者の宿命として、あまりの反動に血反吐を吐きながら花美は最後のバトンを託す。
「行ってください……貴女だって、かましたいでしょう?」
「……ええ。行ってくるわ」
その瞬間、明確な空白を縫って信子はシュテルン・フランメの懐へと潜り込む。
その瞬間、爆発の光が煌いた。
「奥の手は最後までってなぁ?」
溜めに溜め、圧縮することで周囲に発見されないようにしたプラズマ火球。それが信子にカウンターとして直撃する。
「……信子ぉっ!?」
その叫びは、聞き覚えのある人物のだった。
そう、後ろから聞こえた叫びにシュテルン・フランメは思考しかけ―
「誰だか知らないが安心しろよ。……その程度でやられる鍛え方はしてないだろ」
―呆れ交じりの少年の声が、それを消す。
「それとも、介錯いるのか信子さん?」
「いいえ。この程度じゃ流石に申し訳ないわ」
互いに、交わす言葉は微笑と共に。
そして、全身から血を流しながらも松森信子は健在だった。
その光景に目を見開くシュテルン・フランメの眼に、薄く赤い結晶が映る。
「じゃ、一発かましてきなさい。思う存分、大声で♪」
「派手にやっちまいな、信子さん。昔から、そういうのしっかりできるだろ?」
「もちろんです、所長。任せて、誠二」
波柴秀華の翠星晶鋼。樹下誠二の告げた誓約。
その二つに微笑をもって応え、信子は一歩を踏み出す。
「そう……っ!」
その刃に警戒心を向けた瞬間、シュテルン・フランメは顎に衝撃を感じてのけぞった。
剣をフェイントとする、モデル体型故の長い脚による蹴り上げ。
その隙は、あまりに致命的。
「ここから先も私は生きる。そう……まだだぁああああああっ!!」
その瞬間、覚醒した信子の限界突破の雷撃が、勢い余って天に轟きシュテルン・フランメを粉砕した。
《兵藤一誠》
間違いなく強い。やばいぐらい強い。
流石にロキよりは弱いけど、そもそもロキ相手に一対一で勝ったわけじゃないからそういう問題じゃない。
だけど、なぁ!!
「ぐぅ……おぉおおおおおおっ!!」
「おぅりゃぁああああああっ!!」
それでも、俺は兵野の猛攻を突破してぶっ飛ばす。
「人造惑星と覇償をもってしても、届かないというのか……っ!?」
そういうだけあって、間違いなく兵野は強敵だ。
多分、蛇を使ったシャルバよりやばい。ま、意識飛んでたからあんまりよく分かんないけど。
だけど、それがどうした。
俺だって今まで、何もしてなかったわけじゃない。
毎日ちゃんと鍛えてるし、いろんな形で力も探っている。
いろんな人に助けられて、こうして覇を克服できた。この紅の鎧に届いたんだ。
例え人造惑星になったってなぁ。俺が弱くなったわけじゃないんだよ!!
『兵野和正といったか。お前は致命的な間違いを犯した』
猛攻を仕掛ける兵野に、ドライグがいう。
『相棒は歴代で最も弱いのは事実。だが歴代で最も俺と共にあり、赤龍帝の力を深め、多くの者達と共に進む歴代最優の赤龍帝だ。……貴様如きがいつまでも、馬鹿にできる器と思うな!!』
おお、相棒が思ったより強火だ。
でも、ちょっと嬉しいぜ。
なら尚更応えねえとなぁ!!
深く踏み込み、アッパーで兵野をかちあげる。
正直骨にいくつもひびが入ってるし、内蔵にもダメージが入ってる。
だけど、それがどうした。
今仲間達が戦ってるんだ。今子供達を守る時なんだ。
そして何より、愛するリアスが後ろにいるんだ。
「惚れた女の前でダサい真似できねえんだよ。吹き飛びやがれ、兵野!!」
「ほざけぇええええええ!!」
その瞬間、兵野は最後の特攻を仕掛ける。
もろに喰らえばやばいけど、俺の方が早い。
正面対決上等! 俺は馬鹿なんでな、そっちの方がやりやすい!!
「終わりだ、クリムゾン・ブラスターぁあああああああっ!!!!」
「これが、我らの……大敵ぃいいいいいいいいいっ!!」
俺の砲撃に兵野が耐えたのは、数秒ちょっと。
俺の砲撃は、兵野を跡形もなく吹き飛ばした。
二度と出てくんなよ、この野郎!!
執筆速度が増してきて書き溜めがちょっと多すぎたので、二話統合している感じなので、量が多いのはご了承ください。