シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚 作:グレン×グレン
ライオンハート本編もこれで終了! この調子で頑張っていきたいでっす!!
《樹下誠二》
「ふぅ……へぇ~……///」
「ふふ、その子はゆったりした感じで気持ちよくなりたい時におすすめなの。思う存分堪能して」
「いつも通り、特異な動きでよがらせてあげて。コナユキは吐きそうになるぐらい頑張ってたから♪」
右前では、海砂さんと流花さんがゆったりックスを堪能しやすい舎弟をあてがって、コナユキを穏やかな快楽に溺れさせている。
「どうですが麗華お姉様! この人は海外で活動しているのでなかなか来ないんですが、インパクト重視だと事務所の舎弟でも指折りなんです♪」
「私も一度したけど、矢城にならされてるとこういうのがたまに欲しくなるわよね。ちゃんと後で残しててね……♪」
「ほぉおお~っ♪ これはなかなかゾクゾク来るなっ! 気分はがっつり系のごちそうだぁっ!!」
左前では、数か月ぶりに日本に帰国した舎弟を呼び出した美子と信子さんに愛撫されながら、麗華さんがテンションを上げている。
それを見てから、俺は目の前の麗夜さんと麗奈さんに顔を向ける。
「いやぁ、俺たち特務社員のふしだらっぷりも大概だよなぁ?」
「すっごい同意見。ただここまで開き直ると気持ちいいのがあれねぇ?」
「所長の慧眼はすごいってことにしたらいいのかな……?」
三人そろって苦笑い気味だが、まぁ同じ穴の狢ではあるから強気にはなれないけどな。
いろいろあって大変だったので、桃山警護事務所は少し休みをもらっている形だ。あと駒王学園生組は学園祭があるので、英気を養いたい。
そして英気を養うという流れでこうなるのが家の頭のおかしいところだが。
「ちなみに正規社員も飲み会よね? リーナもいるけど間違えてお酒飲んでないかしら?」
「そこはきちんとしている店にしてるし、青蘭にも厳命してるから大丈夫だろ。コガネさんやアルトリーネさんに限ってそういう方向で羽目を外すとも思えないし」
俺と麗奈さんはそう言葉を交わし合う。
ま、正規社員は正規社員で楽しんでほしいな。特務社員のノリは押し付けられないし。
まぁ、肝心の所長が大概ぶっちぎってるんだが。
そんな気持ちがシンクロしたのか、俺たちの視線が後ろのソファーに向く。
「う~へぇ~♪ みんながヤってるのをオカズにシコるのぉ……珍味的な乙感ぅ~♪」
逆バニー姿でオナった秀華が、気持ちいけだるさに震えている。
ちなみに前張りから白い液体が漏れているが、あれは精液である。
あの女。まず最初にマンコさらしたまんぐり返りで射精させてため込んでから逆バニーになってあんなことしている。
秀華はいつも通り頭のねじが外れ切った変態で何よりだなオイ。
まぁ俺たちも相手を変えたりで楽しんでるから大概なんだが。
「そういえば避妊大丈夫?」
「ペッサリー*1仕込んでるし殺精子ゼリー*2もたっぷり入れてるし、ピルも毎日飲んでるからまぁ大丈夫だろう。あとで青蘭に仙術で調整するように言っておくし」
俺は麗奈さんにそう答えてから、二人そろってため息をついた。
明日は学園祭なんだから、はしゃぎすぎないほうがいいだろうに。
「ほら美子ちゃんそろそろ終了だよ~。明日は学園祭なんだから、早めに寝て準備しないと。所長もそろそろ締めてくださいね~?」
「は~いダーリン! でも一発ラストにお願いしま~っす♪」
ちゃっかり美子がおねだりしているが、まぁそろそろだな。
……俺ももう一発出してから終るか。
でも誰にしようか。いつの間にか誰もかれも相手ができているし、今の余韻堪能中の秀華にするのはなんかなぁ。
そう思ってると、麗奈さんがさらりと俺にしなだれかかる。
「じゃぁ私が締めをいただこうかしらねぇ? 一息ついてたらちょっと盛ってきちゃったけど、麗夜はまず美子の締めでしょうし」
「確かに。じゃ、一発貰うんで後はゆったりごゆっくりってことで」
ここでそれができる辺り、俺達も大概あれなんだけどな。
「っぁあ˝~……これ倒錯的過ぎてキく~~っ」
「それは重畳。俺も麗奈さんとスるのは割と気軽で好きだぜ……っと……っ」
まぁ一発でしっかり納めて、すっきりしてから寝るとしよう。
明日は学園祭。しっかり早めに準備しないと……な!
《木場祐斗》
「なぁ木場。俺、リアス部長の前ですっごい恥ずかしいこと言ってから、ちょっと顔を合わせづらいんだけど」
「大丈夫だよイッセー君。激突していいと思うよ」
イッセー君はちょっと戸惑っているけど、そこは全く問題ないから安心させておくよ。
学園祭当日。僕達オカルト研究部は「オカルトの館」と題して、旧校舎を丸ごと使った総合施設のように使っている。
今僕達が担当しているのは喫茶店コーナー。というより、お昼時なので一旦中断して集中している感じだ。
「お待たせしました。吸血鬼メニュー「生贄のための血液製錬サンドイッチ」です、トマトジュースと一緒にどうぞ」
と、吸血鬼のコスプレをした樹下君は流れるような手際で注文を届けている。
わざわざファンデーションまで縫って、肌の色を青白くする念の入れよう。手軽だけどそれっぽく見せる美味いコスプレだ。
「は~い♪ サキュバスメニュー「精力充填プレート」できました~♪ そうは見えないスタミナメニューなので今夜は何かでハッスルしてね♪」
「こちらの席の三名様、魔女っ子メニューの「なんちゃってサバトドリンクシリーズ」お待たせしましたー! 一見するとそれっぽいけど、日本で馴染みのある食材だけで美味しく仕上げてま~っす!!」
と、ファンタジーゲームの魔法使いとかにいそうなコスプレをしている秀華さんと美子ちゃんも給仕が上手だ。
流石はメイド服と執事服を制服にしている事務所で働いているだけはある。そういったスキルも一定レベルは仕込まれているみたいだね。
まぁ僕達は今厨房担当だけど。
秀華さんやリアス部長が伝手で、調理師免許持ちを監修担当として何人も駒王学園にねじ込んでおり、彼らが監督役になる形で調理関係の出し物はだいぶ自由度が高い。
ちなみにオカルトの館はメニューも凝っており、それぞれのメニューが食べ合わせも踏まえていろいろと考慮されたものになっている。コンセプトである存在に合いそうな形で一生懸命頑張ってメニューが組み立てられた形だ。
……精力充填プレートだけはまず最初に提示されたけど。スタミナメニューとは思えないカフェテリア似合いそうなパンケーキだった。ただ、健康にいい雑穀をうまく組み合わせた物であり、そこにはちみつをたっぷりかける前提で作られている。
ハネムーンの語源はそのタイミングで蜂蜜酒を飲んで子作りに励む「ハニームーン」からくると聞いたことがあるけれど、それを参考にしたメニューなんだろう。普通に健康メニューにできるような塩梅でかつ美味しいのが凄まじい。
だけど、その上で美味しいメニューを考案してくれているからね。僕も作りがいがあるよ。
「そういえば、イッセー君も料理できたんだね?」
ちょっと意外だったので聞いてみると、イッセー君はもの凄い神妙な顔つきになった。
「一年生の頃、樹下に「料理できる男はモテる」「精力をつけるには食生活」って言われてちょっとだけだ。ただ、料理ができないと山籠もりで食事が楽しみにならねえから、もうちょっと真面目に学び直してるんだ」
温度差が激しい答えだった。ただ後半は間違いなく大真面目な理由過ぎるね。
「あ、すいませーん。この「オカ研スペシャルパーティコース」をお願いしまーす」
と、その時聞き覚えのある声が聞こえてきた。
……桃山警護事務所の所員達がぞろぞろと入ってきている。
僕とイッセー君は顔を見合わせると笑い合う。
「気合入れるぜ、木場。あのメニュー、団体様メニューってことになってるから量が多いし」
「そうだね。他のお客さんの注文とも考えて動かないと」
いい機会だし、楽しんでもらおうかな?
……あ、でも麗夜さんがいないな。どうしたんだろう?
《空本麗夜》
「……先日ぶりです、川野さん」
俺は途中まで所員のみんなと一緒に旧校舎に向かっていたけれど、ある人物がいるのに気が付いて少しだけ分かれて見つけ出した。
先にこっちに気づいて隠れていたから、特に彼女は気づいていないだろう。ただ、そこを気遣って遠回りに移動したので見つけられるかちょっと不安だった。
俺に呼びかけられた川野さんは、苦笑しながら振り返る。
「お久しぶりです。空本さん……でしたよね?」
名前まで覚えてくれていてありがたい。
だけどまぁ、深い付き合いはないしね。手短にいこう。
「会わなくていいんですか?」
どこで知ったのかは知らないけれど、おそらく会社の人から聞き出したんだろう。
信子さんが目的なのかと思ったので、それを確認した方がいいだろう。
ただ、川野さんは首を横に振る。
「……それすら迷ってました。本当は、この学園祭に来てなお会えるのならって、思ってたんですけどね」
苦笑いを浮かべるが、そういうことか。
直接会う気にはなれず、でも会いたいという気持ちがないでもない。
だから、関係者が多く通うこの駒王学園の学園祭に来て、それで会うことができたらといったところだろう。
だけど、川野さんはそのまま去ろうとしていた。
「実はあの後、花美達が波柴先輩と戦ってるのを見まして。……凄くお強いんですね、皆さん」
「……色々な意味でお恥ずかしい」
どこまで聞かれたのか分からないけど内容次第では忌むべき俺の過去まで知られているわけだ。
更に、思いっきり大暴れしてたところまで見られているのもあれだ。
そして何より、そもそもそれに誰も気づいてなかったことがその、ね?
顔が少し赤くなるけど、そこは気を取り直す。
「どの辺りまで?」
「
結構がっつり見られてるね。
ただ、ならだ。
「……許せませんか?」
何をとは言わない。
それも仕方ないことだとは思う。一生モノのトラウマだろうし、許せないという人がいてもおかしくない。
ただ、川野さんは首を横に振る。
「僕が謝りたいぐらいですし、そういうことは。むしろ、今の信子が見れて胸のつかえがとれた気分です。……式は来年を予定してます」
そうか。
「……良い子ですね、彼。僕なんかよりよっぽど頼りになる」
「頼りがいはありすぎるぐらいな男の子ですけど、そこまでにいろんなものを……ほぼ無理やり積み重ねられたからこそのものです。この国の真っ当な人生を歩んで、あそこまでになれることはないでしょう」
遠回しにフォローをするが、川野さんもそれは何となく悟っていたのか頷いていた。
「そうですね。でも一度は直接会いたいです……けど、一つだけ思うことがありまして」
そう前置きした川野さんは、真っ直ぐに真剣な顔つきになる。
「凛音と一緒……でなくていい。ただ、一区切りをつけてから、二人か三人で会いに来てほしいですね」
……そういうことか。
「再会できる、とは断言しないんですね」
「色々聞いたから、ある程度情報が入るようになりまして」
苦笑いを浮かべている川野さんの態度が、雄弁に語っている。
何も言えないだろう。むしろ怖いぐらいだろう。
だから、俺も深く一礼することで答えにする。
「尽力します。今は、それだけでご容赦ください」
ただ、その答えに川野さんは頷いた。
「ダメだった時は、一緒にお墓参りぐらいはしたいですね。できるなら、二人の前で頭を下げたいですが」
「そうですね。その方がずっといいとは思います」
俺はそういう答え方しかできなかった。
ただ、川野さんは満足したのだろう。時計を確認すると軽く頭を下げる。
「では僕はこの辺で。……実は花美や社長からは「ややこしくなるから会うのはこちらを介してからにして」と言われてまして。ばれると怒られてしまいます」
あ~……なるほど。
確かにそれはそうだ。ばれたら怒られる。
「分かりました。信子さん達にも黙ってます」
俺はそう頷いて、川野さんと別れる。
……一分ぐらい歩いてから、小さくため息をついた。
「とりあえずそんな感じですけど、大体聞いてますよね?」
《樹下誠二》
「それはもう。気合を入れる理由が増えたってことで」
秀華がそう答え、俺も頷いた。
休憩タイミングだったのだが、麗夜さんがいなくなったタイミングで川野永礼がこの学園に来ているという連絡が入ったので、秀華が俺を連れて様子を見に来ていた流れになる。
まぁ色々と防諜対策はしているということだ。
本当に、気合を入れる理由ができたってことだ。
「出来るかどうかは分からない。ただ、決着はきちんとつけないとな」
俺はそう言うと、空を見上げる。
いい感じに気持ちのいい晴れた空だが、僅かな雲が陰りを見せる。
生きるというのは、よい流れでもそんなものだ。ただ、影がやけに濃く感じてしまう。
どうなるのかは分からない。だが、気合を入れる理由が一つ増えた。
……あと、直接川野さんに会う時は土下座した方がいいような気もしてきた。
《Other》
「アザゼル先生。とりあえずの準備は整いました。……教会をやめることになったら就職先の斡旋ぐらいはお願いしますよ」
「その前に弁護もしてやるって。……ま、これである程度は何とかなりそうだがな」
「心臓に悪いことです。もっとも、周りはそれどころではなくなるかもしれませんが」
「……だな。アイアンローズどころか、戦奏教団からも公式会見が急遽行われたら信じるしかねえ」
「……アイアンローズ同盟による極秘作戦としての、戦奏教団制圧地の解放作戦。……それだけでも寝耳に水ですが、まさか
「いっそのこと、裏で繋がってるプロレスかと疑いたいけどな。神祖が合計十七人も討ち取られ、実際に翠星晶鋼の大樹が崩壊したことまでこっちも確認出来ちまったってのがでかい」
「もっとも、電撃的な強襲作戦かつ、それを陽動として別大陸を強襲という奇手ですがね。奪還された土地も、反撃態勢を整えた教団によって四割近く取り戻されたようですが」
「それはアイアンローズの作戦の内だろ。ある程度の情報が国連加盟国にも開示されてるが、その四割分の奪還作戦は、インフラの類に一切配慮してない強硬進軍だったからな」
「軍略には長けてませんが、一種の焦土作戦ですか?」
「そういうことだろうさ。相手が態勢を整えたら流石に多少は奪われると踏んで、最初っからインフラの類をぶち壊しまくってからわざと取り戻させたんだろうさ。おかげで当分は緩衝地帯になるって寸法だろうな」
「……問題は、神祖が十七人も討ち取られたところですね」
「まぁおかしくはねえだろ。天之尾羽張のデッドコピーが投入されてんだ。その応用で神祖や使徒の不死を切り崩す武器を作ることは不可能じゃねえだろう。……最も、人間世界の作戦にこの規模で投入するってのは不思議だがな」
「本命の情報が明かされてませんが、異形が積極的に表に介入するのはこちらにとってもご法度です。その辺りが気になりますし、例の巨人の件もあります」
「そうだな。アイアンローズ側から、この大勝利に対する反応を抑えるような動きが見えてるのも考えると、それなんだろうさ」
「政治的に考えれば、国連常任理事国すら敗退だらけで一進一退が精いっぱいの現状ですからね。この大戦果を軸にして、理由を表に出せないアイアンローズとの契約打ち切りを取り消させる動きは狙えたはず。……それを積極的に
「ニュクスとエレボスに礼を言っとくべきかねぇ? 多分、神祖どもを倒した切り札はあのデカブツの正式採用型だ。アイアンローズとしても、戦勝パレードで堂々と見せつけてコマーシャルって感じが本命だったんだろう」
「ところが、日本の地方都市で暴れるのが最初だったとなれば……評価をマイナスにするのには十分ですね。世界中の世論がどうなるかが読み切れないでしょう」
「だから自分達で叩き切ったりして、なぁなぁにする形にしようってところだろうさ。ま、ほっといても異形を知らない民衆が勝手に迎合する方向になるって踏んでるのもあんだろうがな」
「それに対抗する為にも、この案件が上手くいけばいいのですがね」
「まったくだ。俺はどっちに転んでも辞表提出は決定だぞ?」
「それは当然の責任という物です。私まで強引に巻き込んだのですから、その上でミカエル様にも説教されてください」
「へいへい。ま、色々と頑張るとするか」
事態は本番へと向けて、少しずつ動いていく感じです。
さて、それはそれとしてこれでライオンハート編も終了。後は幕間を挟んだのち、ジュニアの方に足を踏み入れます。
今後も頑張って書いていきたいので、是非応援となる感想・推薦・高評価・捜索掲示板での紹介などをお願いしたいと思っておりまっす!!