※この作品はR-18です。

シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚   作:グレン×グレン

215 / 232
はいどうもー! 現在麗夜周りの設定を煮詰めているグレン×グレンでっす!

 麗夜周りの設定で、脳内では大体できてるけど文章として書きだすところに手を付けている感じですね。

 もうかなり前からそのあたりはしっかりする形にしているのですが、そろそろそのあたりを掘り起こしつつ進めていく予定なので、そこはしっかりしておきたい。


 あとそれとは別に、今回はちょっと辛口感想だったのも真面目に受け止めたい。

 自分は鬱展開とか普通に数日引っ張りフラッシュバックじみたこともあるので、読むのも書くのも「バッドエンドとか論外」「最終的に希望はしっかり見える」「因果応報悪には裁きが理想」といった感じでやっております。ハイスクールD×Dという作品も、ギャグもシリアスも大筋はそういったところがあるから愉しんでいるところがあるので。
 なので、そのあたりができてないと感じる部分にもやっとしやすく、作者が違う問題化そういったところが多く見えるジュニアのほうで表面化した感じですね。ヴァーリチームに辛口傾向が強いのも、そういったところが大きいと自己分析しています。満足して喜んで死ぬのはいいけど、悪党は最終的に勝利して理想世界作ったらだめよん?……みたいな?

 まぁキャラのらしさは維持できているとのお墨付きはいただけたので、それはまぁ受け止める方向でいきたいですね。もうちょっとそのあたりをマイルドにできないかは考慮したほうがいいのかもしれません。
 ただ、追加メッセージで「公権力とか法律でボコるのはやめて?」と言われてしまったのは痛い。自分は前々から「私刑は基本的に犯罪」をスタンスとして「身内のツッコミを超えるレベルが必要なら、まず法律に頼りましょう」スタイルでいこうと思ってたからなぁ……どうしよう、何か別口を考えないと。レヴィアタン末裔による「遺憾である」会見をちらつかせるか……?






 まぁそれはともかく! 気を取り直すためにも本日二話目いくぜぇえええええ!!!


第五話 転校生の出陣です

《空本麗夜》

 

 

 

 

 

 

 

 

 緊急連絡が来て、俺は執事服に身を包んでから通話に出る。

 

 会議モードで複数人が声を掛け合える状態で、所長が息を吐いたのが分かる。

 

『……緊急事態が発生したよ。英雄派の構成員が旧魔王派の悪魔を含めて結構な人数を手引きしたらしいのが一つ。もう一つは、純潔十字連盟側に協調姿勢を持っている集団が、この街に仕掛けてきてる』

 

 二正面作戦を強いられるわけか。確かに厄介だね。

 

『このタイミングで、純潔十字連盟側が動く理由はなんなのだ?』

 

 麗華がそれを訪ねるけど、確かにだ。

 

 そりゃ駒王町は和平締結の地だけれど、純潔十字連盟は小国に引き籠っている状態だ。

 

 大部隊を動かせるわけもない。敗北はほぼ確定だろう。

 

 それほどの理由があるというのだろうか。

 

『それが、旧約聖書に連なる神器保有者を狙ってるってところまでは掴めたんだけどね』

 

 所長がそういうと、息をのむ音が三人分聞こえる。

 

 一人は麗奈のようだけれど、心当たりがあるのか?

 

『所長。その件ですが……心当たりが一つ』

 

『ベネムネ様から緘口令が敷かれている案件です。詳細は話した方がいいですか?』

 

 麗奈とアルトリーネがそういうけれど、まさかオカ剣?

 

 情勢が分からないからどうしようもないけれど、となるとややこしいことになるかもしれない。

 

『う~ん。まぁターゲットに心当たりがあるのなら、誠二達はそっち行って残りが外だね。リアスちゃん達にも連絡してるけど、あっちはあっちで色々あるっぽいから最終手段ってことで一つ』

 

 所長の指示には理由がある。

 

 中間考査に中級昇格試験が重なっているグレモリー眷属は、それはそれとして何かあったらしい。星斗さんがとてもため息をついていたり、アザゼル先生と一緒にいたりすることが増えている辺り、アザゼル先生主導で何か巻き込まれている案件だろう。

 

 俺達にも極秘にしている辺り、相当にやばいヤマかもしれない。その辺りは重要だ。

 

 となると、俺達も頑張るべきか。

 

「分かりました。……麗奈達は内側に集中して。外は俺達が頑張るから」

 

『ありがと。ま、文句はベネムネ先生に言っとくわ』

 

 麗奈があえて軽く言うと、誠二の方も気持ちが少し軽くなったようだ。

 

『そっちは任せた皆。こっちはこっちのやることをしっかりやっておくから……安心しとけ』

 

 その言葉、びっくりするほど頼もしすぎるよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《宮本絶花》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 行かないといけない。絶対に行きたい。

 

 リルベットさんは、テロ組織の禍の団、そのうちの英雄派に属していた。

 

 私はそれに気が付かなかった。私が英雄派に襲われた時、味方に対して異議を唱えてくれた人だったのに。

 

 全身を鎧で包んでいたけれど、声はきちんと聴いていた。だけど私は、そもそもそういったことから逃げたかったから思い出すことも頑張って避けていた。

 

 逃げちゃいけないことがあるのなら、私はリルベットさんから逃げちゃいけない。まずちゃんと向き合うことから始めないと。

 

 リルベットさんは、けじめをつける為に街に潜入した禍の団に立ち向かうらしい。ただ、相当の人数がいるだろうからとても危ないのは分かる。

 

 だからこそ、私はそこに向かおうとして―

 

「なんでママチャリで行こうとしてるんだ、お前ら」

 

 ―通りがかった樹下さんにもの凄く呆れられた。

 

 もうとてもとても呆れられた。

 

 でも、私だって今ママチャリだって知ったんです。生徒会長からリルベットさん達がいるところを教えられて、移動手段としてもらった鍵がママチャリだなんて知らなかったんです。

 

 でも、樹下さんは多分止めるだろう。

 

 彼はどうも、この街の安全を異形方面から守る人らしい。そして彼ら桃山警護事務所の方々は、中学生の私達が荒事に関わるのを良しとしない。

 

 だから言い訳をしようと思い、それより先に樹下さんはため息を盛大に吐いた。

 

「………止めても絶対行くだろうな。そういう目だ」

 

「すいません。でも、私にとっては……()()()()()()()()()なんです」

 

 樹下さんの忠告は正しかった。私は逃げちゃいけないことから既に逃げ続けていた。

 

 その結果がこれだ。リルベットさんはとても傷ついただろうし、今とても危険なことをしている。

 

 だから、これは譲れない。

 

「え、えっと……アモン本家として中級悪魔に命令……はちょっとアレかな?」

 

「出来る出来ないってレベルじゃないですね。何せ彼の主は、あのレヴィアタンの末裔っすから」

 

 後ろでアヴィ部長とシュベルトさんが相談しているけど、樹下さんはもの凄く何かを言いたそうにしているのを飲み込んでいる。

 

「禍の団案件の事情はある程度把握しているようだな。だが、今は現在進行形で……天聖を目標とした第三勢力が動いている」

 

「……純潔十字連盟っすか?」

 

 とんでもないことを言ってきた樹下さんに、シュベルトさんが真っ先に反応する。

 

 純潔十字連盟。禍の団とは別の勢力なんだろうか。

 

「この日本の地方都市でうかつに事を起こせば、国際問題に発展するにも関わらずな。最も、旧約聖書に由来するだろう半ば神滅具ともなれば、聖書の教えを奉ずる異能勢力なら無視できるわけもないがな」

 

 そういう樹下さんは、厳しい目を私達に向ける。

 

「そんな中、君がここで禍の団と戦うことを選ぶとだ。間違いなく、純潔十字連盟も禍の団も、君達を敵対勢力の()()として認定するだろう。その辺りを覚悟しているなら、ついてこい」

 

 ……えっと。

 

 思わず私達は顔を見合わせる。

 

 つまり、ついてきてくれるということなのかな?

 

「いいんですか!? 生徒会長ごと怒られると思いましたけど!!」

 

「ややこしいことに、あそこの生徒会長は特例枠でな。どうもこの学園の素質持ちを育てて青田買いすることまで踏まえている可能性がある。それを抜きにしてもこの業界、実働部隊は実力優先で年齢不問のところがあるからこその俺という筆頭戦力だ。その側に入るのなら文句は言いづらい」

 

 微妙に納得がいってないけれど、それでも受け入れないといけない……みたいな感じだった。

 

「それにまぁ、このままだと色々忙しいからな。どうも他にも動こうとしてる奴らが何人かいるみたいだし今更だ。アルトリーネさんと麗奈さんが先に暴れてるから、リルベットの安全確保と露払いに徹するのなら連れて行く。……どうする?」

 

「「「行きます!!」」」

 

 私達が即答すると、空本さんは頷いて……駐輪場から少し離れたところにある車を指刺した。

 

「乗れ。飛ばすぞ!」

 

 た、頼もしい。

 

 自転車をこがなくて済むのも含めてありがたいです。

 

 でも―

 

「免許は持ってるんですか?」

 

「運転技術は十二歳までに叩き込まれてる。非常時だから最悪始末書で済む!」

 

 ―この人はこの人でどんな人生を送ってきたんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《樹下誠二》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 五分後。

 

「はーい桃山警護事務所でーす! デリバリーで神滅具級神器と悪魔名家令嬢をワルキューレ見習いと一緒にお届けでーす!!」

 

 もうヤケクソ気味で、俺は敵が集まっている廃教会に突っ込むとそのまま敵陣に突っ込んだ。

 

 なんか色々と吹っ飛ばされるが、意図的なので問題ない。

 

 目の前で、切った張ったとは別の形のスプラッタを見た為、宮本が滅茶苦茶驚いているが仕方ない。

 

「樹下さん!? とっても轢いてますよ!?」

 

「大丈夫、敵だ。あと俺の運転技術は何人も引き潰しながら狙ったところに突進する強襲手段込みで叩き込まれている」

 

 まさか使うことになるとは思ってなかったがな。

 

「……これが噂の波柴一族案件ッスか。他にも嫌な技術ばっかり叩き込まれてるんですね……」

 

「大丈夫なの!? というか平気なんですか樹下さん!?」

 

 事情をある程度知っているシュベルトライテには同情されているし、アヴィ嬢は引き気味だった。

 

 まぁ、この程度大したことない。

 

「人間の死体をチタタプすることに比べればまだマシだがな。覚えておけ。前にも言ったが世の中ってのは、下には下がいっぱいいるぞ」

 

 若干ヤケクソ気味だが、突撃お前がタルタルステーキ作戦でここまでこれた。

 

 そしてルーフ部分を蹴り破って飛び出すと共に、全方位魔剣投擲で敵をけん制する。

 

 同時、戦闘を繰り返しているゼノヴィアがこっちに来た。

 

「主役の送迎ご苦労様だな! 運転ができるとは思わなかったぞ」

 

「無免許だから誉めんな。というより、あいつも来てたのか?」

 

 ぼやきながら上を見ると、紅の砲撃が空の敵を吹き飛ばして一掃した。

 

 イッセーの奴。中級昇格試験で忙しいだろうに。

 

 ま、こういう時に動かずにはいられないのがアイツなわけだが。

 

 砲撃分のお礼はちゃんとするとしてだ。

 

「まず外周の敵をこっちで片付ける! お前らはその間にリルベットを探し出して連れ戻せ!! 敵の殲滅はこっちの仕事だ、そこは守れよ!!」

 

「「「はい!!」」」

 

 三人が飛び出すのを見て、俺達は派手に暴れることを選択。

 

 まず開幕速攻で反粒子を派手にぶっぱなし、敵をまとめて吹き飛ばす。

 

 本当は出しどころを見極めたいが、まぁクールタイムぐらいは稼げるだろう。

 

 さて、色々と懸念事項は多いが……巻いていくぞ!!

 




大暴れタイムでっす!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。