※この作品はR-18です。

シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚   作:グレン×グレン

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はいどうもー! 最近人生について悩み気味のグレン×グレンでっす!

仕事で余裕ができたからこそ見える不満があるというか、それはそれとして自分の年齢的にもより良い職場を探すのならそろそろ始めたほうがいいような気がしまして。ちょっと今日はそこから気分が悪くなるぐらい悩んでしまったぐらいです。

なので気分転換のためにも本編いくぜー! サムライガール編……ラストぉっ!!


第七話 転校生が新入りです

《空本麗夜》

 

 

 

 

 

 

 

 

 一通りの荒事が終わり、しかし忙しいことになっていた。

 

「……やぁすまない。絶花ちゃんが大変なことになったって聞いたけど、大丈夫なのかい?」

 

 堕天使最高幹部でもあるベネムネ先生が慌てて事務所に入ってくると、それを確認した誠二が頷いた。

 

「命や健康に害があるわけではありません。むしろその点では向上するのが問題ですが」

 

 誠二はため息をつくと、隣の部屋をちらりと見る。

 

 今、その部屋では絶花ちゃんが検診を受けている。

 

 検診しているのは、麗奈に所長、そして専務の青蘭さんだ。

 

 生態電流経由である程度さぐれる麗奈や、仙術が使える青蘭さん。そして星辰体結晶体と似たようなことができる所長が検査をしている形だ。一応異形側の医療部門からも人を呼んでいるけれど、まぁ悪い結果にはならないだろう。

 

「申し訳ありません、ベネムネ先生。私が無様をさらした結果、友を……っ」

 

「リュネールさんは悪くないっすよ。あれはボク達の対応できる範囲を超えてるっす」

 

 責任を感じるリルベットちゃんにシュベルトライテちゃんがそういうけど、まぁそうだね。

 

 どっちかというまでもなく、あの場にいた誠二達の責任が重いだろう。

 

「言い方はあれかもだけれど、あの時戦闘不能だったリルベットちゃんが、あのレベルの不測の事態に対して負う責任はさほどないよ。どう考えても本来対処する側だったこっちの責任が圧倒的に重い。……それにまぁ、見方によっては悪いことでもないだろうしね」

 

 そういう形何だろうというのが、今のところの見立てだ。

 

 そして、ドアが開いて絶花ちゃんが姿を見せる。

 

「絶花ちゃん大丈夫!? おなか痛くない? どこかしびれたりしてない?」

 

「アヴィ部長。その、大丈夫なんです……けど、その……」

 

 部長のアヴィ嬢が慌てて駆け寄るけど、絶花ちゃんは戸惑っている状態だ。

 

 そしてその答えは、ため息を吐きながら出てきた麗奈が言ってくれた。

 

「色々ややこしいから結論を先に言うわ。……この子、人造惑星(プラネテス)になってる」

 

 あれ?

 

「人造惑星!? 星辰奏者じゃなくてか!?」

 

「そうなのよ。最もポテンシャルとしては底辺レベルで、基本性能は星辰奏者とさほど変わらないレベルでしょうけどね」

 

 誠二にそう頷いた麗奈は、データを入力下であるタブレットPCを見ながら分かりやすく説明していく。

 

「誠二の見立て通り、例の人形がやらかした最後っ屁は絶花の強化……というより、改造に近いわね。多分試練を仕掛けた相手を試練の最中に解析して、最適化した翠星晶鋼を触媒にして攻略報酬として改造する……ってところなんでしょうね」

 

 なんという押し売りドーピング組織なんだ。色々と碌でもない。

 

 俺達が呆れていると、大雑把な説明を聞いたベネムネ先生は納得したようだ。

 

「なるほどね。人体そのものがある種の星辰体感応物質となり、更に星辰光の出力調整も可能。ただしそれ以外の点では星辰奏者を引き離しているわけではない……と」

 

「最も、発現した星辰光の性質を見る限り、神滅具になり損ねたレベルの高位神器を宿していて自然発現していないのがおかしいレベルですからね。多分その辺りもしっかり改造していると思われます」

 

 またややこしいことになってるなぁ。

 

 とはいえ、どうしたものか。

 

 禍の団が殲滅された後、純潔十字連盟側の組織は撤退命令が出たのか退散した。

 

 示し合わせて行動した……ともとれる。

 

 しかも絶花ちゃんのこの事態を考えると、偶然そうなった可能性もあるけれど何かかみ合っていると邪推もしてしまう。

 

 警戒度合が一気に跳ね上がるレベルだ。これは、ちょっと無視できない事態だね。

 

 その時、部屋から秀華所長が出てきた。

 

「お待たせー。とりあえず長官と一段落つくレベルで話を通したよ。……で、とりあえず本題に移ろうかな」

 

 と、所長はそのまま絶花ちゃん達のところに近づいていく。

 

「とりあえず、真っ先に終わらせといた方がいい所からいくね。……リルベット・D・リュネールちゃん。フランス政府及び日本政府と話はついたけど、知ってる情報をすべて吐いた上で監視体制を受け入れるのなら、自主的に禍の団を離反した事実とかを含めて超法規的司法取引ってことで、保護観察処分だってさ」

 

「是非もありません。もとより、騎士道を踏み外した以上は罪を償う所存です」

 

 リルベットちゃんは素直に受け入れる。

 

 アヴィ嬢達はその辺りをどうにかできないかという雰囲気も見せるけれど、こればっかりは大人の判断を無視させるわけにもいかない。

 

 ただ、所長はそのまま悪戯っぽい笑みを浮かべた。

 

「で、ここからが本題。……オカルト剣究部の諸君、うちのバイトにならない?」

 

『『『『『『『『『『え?』』』』』』』』』』

 

 思わず全員がきょとんとなるけど、所長はふふんと笑いながら胸を張った。

 

「中等部の警護任務もあって、絶花ちゃんのこと込みでこの桃山警護事務所が面倒みることになります! ぶっちゃけこっちも忙しい時はめっちゃ忙しいし、中等部のトラブル報告及び即応担当兼、絶花ちゃんの経過観察及びリルベットちゃんの保護観察も担当してくれる中等部の子がいるとめっちゃ助かる! 後アモン本家とコネができるとレヴィアタン的にもめっちゃ利権ゲット!!」

 

 びしっと親指を立てると、所長は何時の間に用意してたのか紙の束を渡す。

 

「細かい案件はこっちに書いてあるから、目を通して色々考えてから答えてねー? あ、色々事後報告とかでも忙しくなるだろうし、アヴィちゃんは他のバイトを減らす方向でよろしく! バイト代は弾むぜぃ!!」

 

 そんな所長をちらりと見て、俺達はお互いに小さく笑い合った。

 

 利権が増えたり多くなるのをむしろ面倒に思っている所長がこの発言。むしろ気遣っていることが丸分かりだ。

 

 あとちらりと資料も見えたけど、時給が女子中学生のバイトとしてはかなり高い。アヴィ嬢に至ってはめっちゃ高い。

 

「ま、形だけでもそういうことになってくれた方がもろもろの面倒事が減らせるって話だよ。大丈夫、おっぱい並みに何とかする自信がありまっす!!」

 

 と、所長は思いっきり胸を張ってわざとらしく揺らす。

 

「お、おぱぱぱぱぱ……」

 

 なんか絶花ちゃんがめっちゃ動揺しているけど、この調子だと色々と纏まりそうだ。

 

 ……色々不安にはなる。具体的には、うちの貞操観念的なアレがでかい。

 

 ただ、俺達が後ろ盾になればある程度は効果が見込めるだろう。

 

 そんなことを想いながら、俺は窓から見える空を見上げる。

 

 そこに煌く神代晃星。星辰体を産み出す源泉を見て、俺は内心でちょっと文句を言いたくなった。

 

 もうちょっとぐらい、小さい子供に安らぎってものを与えられませんかねぇ?

 

 ここは日本だっていうのに、最近派手な荒事が多すぎる。

 

 世界全体が戦乱に染まっていくっていうのに、これは流石に勘弁してほしいんだけどねぇ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《Other》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……協力者から情報が届いたが、宮本絶花は妙な進化を遂げたようだ』

 

「思わぬ展開だな。神代晃星が何を企んでいるのかは分からぬが、意志という物があるのならその思惑も悟らねばならぬ」

 

『そうだな。正直、貴殿の話を信じるならばあまり時間はないだろう。……最も、主がただ蘇っただけでどうにかできることでもないだろうが』

 

「偉大なる我らが神でもできないことがあると?」

 

『だから我々が存在するのだ。最も、我々がいる以上は黄泉帰りし主が生前を圧倒することは確実。龍神格ですら、自身とシヴァ達主神との格差を置かれるだろう。……無論、主が上だが』

 

「そうだろうな。貴殿らの話を聞けば、当然そうなる。そして、それはなおのこと救世の可能性を高めるだろう」

 

『その為には相応の備えと動きがいるだろう。それに、貴殿らの計画では日本国民に犠牲を強いるが……そこには修正を入れてもらう』

 

「ふむ。確かに貴殿らがいればある程度は修正できるが、そこまでする意義があるのか?」

 

『貴殿の方法で主が蘇った場合、逆に我らの教えに帰依する者以外が()()の味方となりえるだろう。それに、信仰に生きる者が神の為に犠牲を許容するなら、信仰に生きる者達がまず血を流すぐらいでなければ、我らが主が邪神となってしまう』

 

「狂信の域だが筋は通っているか。だが、そう簡単にいくのか?」

 

『すでに手は打っている。解釈により大きくずれてはいると言え、主を奉じる分派―ユダヤ教とイスラム教にも手は広がっているのでな』

 

「例の協力者……あの方か。信じていいのか?」

 

『少なくとも、主の復活を熱望している点では信用に値する。最も、彼の立場でイスラエルの過激派やイスラム原理主義者に伝手を持っている時点で信頼は避けるべきだが』

 

「殉教を銘打ったカミカゼは奴らの十八番ではあるか。だが、それだけでは上手くいくまい」

 

『無論だ。主を奉じる者達の殉教はあくまで主要。我らが動けば正真正銘の敵を対象にした儀式も行える。協力者のおかげで冥界も対象にできることも大きい』

 

「同胞達の殉教と神敵の殲滅。その果てに我らが神は蘇り、世界は宙からの脅威から守られる。……英雄とは、世界を救う者でなければな」

 

『信仰とは本来そういうものだ。基本は心を救うものだが、信仰をもって現世に生きる者ならば、世界に生きる民を救うぐらいの気概があってこそだ』

 

 




多分知っている人もすでに多いと思うのでまぁいいますけど、シャルルマーニュの目的って「味方の予言能力で、E×Eの邪神どもによるガチやばい地球襲撃が分かった(ただし時期の予測面で不安が残る)から、民衆の救済のためにも聖書の神を復活させる(ために日本に多大な犠牲者を出す)」ってところなのが判明したのはありがたいですね。

星辰聖奏者からしても聖書の神の復活はレゾンデートルレベルでしたいことなので、そういう意味でもありがたい。さらに教会方面の決着で大ボス担当をする予定の人物にとっても、ある意味で好都合という形になるので割と助かります。

加えて聖奏の性質を考えると、なおさらシャルルマーニュにとって好都合なので、純潔十字連盟と手を組むメリットが高いのもいい感じです。










さて、それはともかく次からはウロボロス編。

ヒーローズ編も含めてですが、アモン編を微妙に絡めながら話を進めていこうと思っております。

その点も踏まえ、オカルト剣究部がばいとというかたちで桃山警護事務所傘下という形になりました。性風俗面に関してものすごく懸念があると思いますが、一応あれで線引きはちゃんとできるタイプなのでそこはご安心を。出なければ美子は本編開始前に処女卒業してます( ー`дー´)キリッ
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