※この作品はR-18です。

シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚   作:グレン×グレン

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 どうもー! 適応障害になるほどのストレスが減ったりあまり減らなかったりのグレン×グレンですー。

 家族の理解があまりない件については、適度に流しつつ来週の心療内科で専門家を交えてすり合わせたいところ。ただその後についてでまだ悩んでますねぇ。

 一応なんとかできるかもしれない案はあるのですが、本社の方々から「そもそもできるのか」について確認しないといけませんし。そこからさらに実家の家族を説得しないといけないわけで、まぁうまくいく可能性はそこまで高くもないしなぁ……といったところですね。

 まぁそれはそれとして、気晴らしもかねて投稿です!!


第十四話 絶対的温度差の状況一変

《樹下誠二》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 形勢が、動く!

 

 確信を覚えた俺は、気合を入れる。

 

「秀華、頭は痛いが……好機だ!!」

 

「分かってるって……そう、まだだぁあああああああっ!!」

 

 この好機を逃せない。俺は秀華とタイミングを合わせ、覚醒させてもらう。

 

 瞬間的に反粒子を連発。形勢をひっくり返しにかかる。

 

 正直そろそろ起こるのではないかと思っていたが、起きたのなら頭は痛いが都合がいい。

 

 正直長時間の連発なんて無理があるから、使いどころを見極めていた反粒子の連発。だがこの流れなら確実に形勢が揺れ動く。

 

 札の切りどころだ!

 

「やってくれるわね……連発は、きついってのに……!」

 

 菊花は反粒子を巧みに使いながら迎撃するが、連続使用ができるかどうかの差が大きく防戦一方。こっちはその隙に他の敵もまとめてふっとばすようにぶちかまして敵の数を減らしていく。

 

 隙があれば結界装置も壊したいが、周囲の攻撃を警戒する必要もあってかそこまではいかない。

 

 だがしかし、ここからの形勢ひっくり返しが重要だ。

 

「リアス! その……おっぱいに譲渡していいかな?」

 

 意味不明な発言があるが、全力でスルーする。

 

 今そんな余裕ないし、たぶんここからが本番だし。兵藤一誠がおっぱいで意味不明な事態を起こすとき、それは敵にとって正しい意味で窮地がもたらされる時だし。

 

 とにかく、この勢いで流れを変える。これに尽きる。

 

「…………なん、だ……と……ぉ………っ!?」

 

 そしてゲオルグが今更の反応をしている。

 

 まぁ、あいつはこれまで何度もイッセーの乳覚醒に面食らって来た側だしな。最悪の事態に戦慄を覚えているんだろう。

 

 旧魔王派に依頼された結界装置を洋服崩壊で破壊され、疑似京都という結界空間ではつつくためだけにあっさりリアス部長が呼び出されて戻された。そこにこの圧倒的にこっちが不利な三つ巴の最中で、おっぱいを進化させるという意味不明極まりないパワーワード。

 

 俺でも絶望しかけるわ。テロやっているあいつの自業自得とはいえ、この倒され方はトラウマになることまで否定はしないわ。

 

 だが、だからこそ攻め時はいまだ。

 

 ただでさえこっちは不利なんだ。このチャンスは逃さな―

 

「ドラゴンブラスター!!」

 

 ―なんかいきなり発射したんだが。

 

 あれ、そんな連発できる技だったか? 消耗が激しいからうかつに使えないはずなんだが……うん?

 

 今、イッセーに紅色のビームが当たったような……あ、また構えた。

 

「うぉおおもう撃てるぜぇえええええええ!!」

 

 本当にもう撃った!?

 

 あ、また当たった。

 

「もっかいいっきまぁああああっすぅっ!!」

 

 このインターバル時間でまただと!?

 

 ど、どこから放たれている? このデュートリオンビームとかサテライトのレーザー送信みたいな供給は……あれ?

 

「まだまだいけるわ。撃ちなさいイッセー!!」

 

 ……リアス部長の胸から送信されるエネルギー供給、だと?

 

 ……………。

 

「落ち着け俺。ここで突っ込む余裕はない……!」

 

 混乱の中、俺は反粒子でとりあえず目の前の敵を吹き飛ばしつつ自制を試みる。

 

 また明後日の方向に意味不明な。あとエネルギーの供給量がおかしい。

 

 いくら何でも、リアス部長が一切消耗せずにあれだけの砲撃のエネルギーを供給できるか? どこからきているどこからとは思うが!

 

「……ぁあああああああああリアスのおっぱいがぁああああああああああっ!?」

 

 なんかイッセーが叫んでるんだけど……あ、チラ見したらリアス部長の乳房、冷静に見て小さくなっているな。

 

 それだけかよと心から言いたいが、たぶん言ったらイッセーがキレる。耐えろ俺今は我慢だ。場の流れを断ち切る余裕はこっちにない。

 

「かまわないわイッセー。いいえ、私の胸が小さくなる程度で、あなたの力になれるのなら……お願い、やらせて!!」

 

「そんな!? リアスの、リアスのおっぱいを小さくしてまで、勝利なんて……っ」

 

「私達だけの問題じゃないわ。それに、私はようやく、あなたと並び立てるようになったのよ。この喜びが分かる?」

 

 いい話みたいな雰囲気で、このアホみたいな光景で殺される敵に流石に同情する。

 

 同情するが容赦はしない。特にアイアンローズと死神達は、英雄派と異なり洗脳されている可能性が薄いので容赦なく殺せる。恨むならそれができるように育てた波柴を恨むがいい。

 

 いやむしろ礼を言われてもいいな。少なくともおっぱいビームによる連続砲撃で死ぬよりはマシだろ。俺なら絶対に反粒子で先にやられる方がいい。

 

「誰でもいいからあれを止めろぉおおおおおおっ!! このままだと、乳の所為で全滅するぞぉおおおおおおおっ!!」*1

 

「おのれ兵藤一誠……っ! またしても、またしても我が結界を乳房で踏みにじろうというのか……っ」*2

 

「……データ収集始めー。具体的にはリアス・グレモリーの撃つ前と後の違いをなるべく探ってねー……」*3

 

 そして英雄派幹部の反応が凄いことになっている。とくに藤花の諦めて次に生かす方向に移しているっぷりが酷い。半分やけくそだろあれ。

 

 まぁいい。こっちはこっちでできることをするだけだ。

 

 ここで一気に形勢を切り替えれば、俺たちの全員生存も真剣に狙えるわけだからな……っ!!

 

 減らして減らして、減らしまくる!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《空本麗夜》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから数十分後。周囲はもう焼け野原というかなんというか。

 

 魔獣達はほぼほぼ消滅し、派遣されてきた英雄派の構成員はゲオルグが結界で守り切ったけど、無傷とはいかずほぼ全員が半死半生でまともに動ける者達がほとんどいない。

 

 死神達やアイアンローズにも多大な被害が出ており、マシーナリーゴッドとかいう大型人型兵器三機も、一機が撃墜され二機も大破一歩手前だ。

 

 そしてこっちは全員生き残っているし戦える。形勢が完全にひっくり返っている。

 

 ……リアス嬢の胸がAAAカップレベルになっているのは指摘しないでおこう。ややこしくなる。

 

 あ、イッセー君が小猫ちゃんに家具を叩き付けられた。たぶん失礼なことを考えたんだろう。

 

 だけど、これは好都合だ。

 

「この調子で一気に潰せば大手柄だな。災い転じて福となすってやつか?」

 

 誠二が挑発目的でそう煽るけれど、本当にそのチャンスはある。

 

 この調子なら、英雄派やアイアンローズの幹部クラスの討伐もしくは捕縛が真剣に狙える。そういう意味では確かに勝算は大きい。

 

 救助が来るまでに逆に返り討ちが十分狙える。それぐらい形勢がひっくり返っている。

 

 そもあの損耗度合い。冷静に考えれば撤退を考えるレベルだ。考える頭があるのなら、それを選択肢に乗せないといけないレベルの被害が出ている。

 

 この調子なら、本当に全員生還が狙える。

 

 そう思い、だからこそ気を引き締めた。

 

 油断と慢心は危険だ。余裕があるのはいいけれど、それで驕り高ぶってはいけない。

 

 油断はしてなかった。慢心もしてなかった。敵を舐めてもいなかった。

 

 万が一の可能性や、更なる札の投入も覚悟していた。その為に気合を入れ直した。

 

 だけど、予想も覚悟もできてなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……お、そろそろ動いちゃう……♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 本当の悪意と本当の愚者。それが動き出すということを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《Other》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……さて、やばいことになってるねぇ……冥界が」

 

 複数のモニターを俯瞰視点で見て、その情報を直感的に把握する。

 

 そのできるものが少ない超高等の情報処理を行い、波柴・光吉・モンタギューは苦笑していた。

 

 話は多少通っていた。その通りになるのなら止めはしないと約束した。何より、彼女はこちら側の協力者だ。

 

 だが、ここまで彼女の最高想定通りに事態が動くとは思っていなかった。

 

「バカって怖いねぇ。名案だと思ってとんでもないことするんだから。この調子だと、乗せられている可能性に気づいてもいないだろう」

 

 自分がいいように利用しているつもりでいいように利用される。これほど哀れな道化もない。

 

 自分は気を付けよう。たとえ相手に利用されようとも、ただそれで終わらないように二重三重の保険をかけ、これで負けたのなら仕方ないといえるぐらいの準備や立ち回りで挑むとしよう。

 

「さて、このレベルの化け物を……彼らはどうやって倒すのか……ねぇ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《木場祐斗》

 

 

 

 

 

 

 

 

 空気が変わった。

 

 それが直感的に分かった。

 

 そして同時に、空気が大きく歪んでいく。

 

 なんだこの気配は。明らかにまずい。

 

 おぞましい気配が放たれている。それも、同質のものが複数。

 

 英雄派もアイアンローズも、その気配を悟って動きが警戒にそれになっている。

 

 そして空間が割け、そこには巨大な化け物がいた。

 

 寒気を感じる。なんだあれは。

 

 かつてロキと戦ったからこそ分かる。あれは、神クラスの化け物だ……っ!!!

*1
ジークフリート

*2
ゲオルグ

*3
コハヤ・リバー




 ゲオルグはイッセーの乳覚醒が原因で適応障害を起こしてもおかしくないぐらいぎゃふんといわされている気がする今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか?
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