シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚 作:グレン×グレン
200kb超えると把握が大変になるから抑えたい。だけど書けてしまってちょっと困った……ぜいたくな悩み!!
では本編!
《樹下誠二》
「やらかした……」
俺は少しだけ天を仰ぐ。
色々あって判断を間違えた。やらかしたぞ完全に。
まぁいい。どうせイッセーが足止めしちまうだろうが、倒すとするなら追加戦力は必須だ。
神の子を見張る者にいるオリジナルの黒刃持ちに任せるしかないだろう。イッセーでは殺害手段がない。
というわけで、割り切り終了。
「ついでに、お前を叩きのめして手柄で失態をフォローさせてもらう! 散々好き勝手やった落とし前をつけてもらうぞ!!」
「余計な理由がついて来たね!」
そう言い合うと同時に、俺達は戦闘を開始。
同時、俺は鎧を纏って即座に切りかかる。
小札を利用した動きやすさを利点とする日本の古い鎧を参考にしていることで、この鎧は非常に動きやすい。
更にプレートは数種類あり、それらが結界を張ることで対応するのも利点だ。分散配置しているから一度に全部壊れることがないので、損傷から修復までのタイムラグも保険が取れる。
物量戦術を選択した俺に相応しい人工神器だ。欠点を俺のスタイルが完全にフォローしてしまっている。自分の発想力が恐ろしい。
そして同時に、曹操は七宝を展開して多角的に対応。
俺は瞬時に大量の魔剣を投擲して迎撃。武器破壊が発動するが、来ることは読めていたので物量で緩和しつつ受け流すことに成功する。
同時、保険として機能していたシステムがきちんと起動する。
入り乱れながら襲い掛かる七宝を裁きつつ、武器破壊が接近してきたタイミングで魔力砲撃で強引に押し飛ばす。
更に魔力砲撃を全ての七宝と曹操に向けて撃ち、受け流しが発動。その為なので即座に対応して薙ぎ払い、それを囮とした武器破壊は蛇龍の魔力を振るって跳ね返す。
そこに動揺した隙を逃さず魔剣の雨あられを投げ飛ばせば。大火力の一撃で多くを吹き飛ばし残りを戦士達を出てきたことで迎撃される。
……ここまでで四つ。
既に朝月博士が即興で開発した七宝判別プログラムは起動している。素早く再設計と調整でプログラムは軽量化しており、こちらの手持ち機材で対応可能。鎧の余剰スペースにカメラセンサーやAR機能を組み込んだので、ギリギリ解析はできる。
これでどの七宝が来るのかの判別はできる。それが分かれば、ある程度の対応はできる。
武器破壊は武器ではなく魔力砲撃で対応すればいい。受け流しは一対一なら比較的怖くないし、砲撃ではなく打撃斬撃で対応すればいいだけの話。
大火力はそもそもどれが来るか分かるのなら腹も括れるし流す態勢は取れる。軍勢は木場と同じで技量の反映が足りないから、物量圧殺で迎撃は可能だ。
分かってないのは残り三つだが、対女は俺が男である以上無関係。飛行能力は他者に与えられるのが厄介で、物理投擲を遠距離の主体にしている俺にとって入れ替えは警戒度が高い。
総じて難易度は高いが、それでも比較的対応ができる。
七つが分裂してオールレンジ攻撃するのは厄介だが、それゆえにどれを使ってくるかはある程度把握できる。この点、鞘として完全合一化しているエクス・デュランダルとの差別化というか、違いというか。
「こちらの手札を読んでいるな。兵藤一誠の時といい、波柴一族の術の派生か何かか? コハヤには後で文句を言っておかないとな!」
……まさか科学技術主体だとは思ってないようだ。
ま、科学技術は核兵器でもなければ上級クラスの攻撃力すら発揮しない。異形の隠蔽用技術を用いれば、科学ではなかなかに困難なネットに流出して個別にダウンロードされた画像や映像すら記憶ごと削除することも可能。総じて異形や異能は科学より上回っている点が大きいのがでかいな。
とはいえ人類の編み出した成長を、人類が軽視した結果こちらの手を読めていないとは中々に因果というか。
……そこに付け入るスキがある。イッセーから、対策を分けてもらっているからそれを使えば……決定打だ。
問題はそれをどう当てるかだ。普通に攻撃を当てるのも厳しいから、その辺は色々と考えないとな。
あまり長丁場にするわけにもいかないわけだし、そもそも俺の星は短期決戦よりだ。
さて、どうやってケリをつけたものか……っ!!
《兵藤一誠》
うぉおおおおおお! 色々大変だけど何とかついた!!
グレートレッドが四方八方から、もっと大きい化け物に組み付かれて殴られている!!
『オーフィスと兵藤一誠はどこだ! 手土産だけでない、あの男だけはこの手でぇえええええええええ!!!!』
めっちゃシャルバが怒鳴ってる! っていうかまだ気づいてないのか!?
『相棒、気づかれる前に動くぞ! グレートレッドの許可は貰っている!!』
そうなのか、ドライグ!
正直ちょっとびっくりだけど、こうなったらやってやる!!
俺は高速で飛んでグレートレッドにぶつかり、そしてオーラを合わせる。
そして次の瞬間、グレートレッドが輝いて俺たちは一体化。巨大な赤龍帝の鎧が具現化する。
『なにぃ!?』
「よっしゃぁ!!」
体つきが大きく変わったのと、シャルバが俺が外側から来たことに気づいて困惑したことが大きかったんだろう。
超獣鬼達が怯んで隙間ができたから、強引に突破して脱出できたぜ!!
「イッセー君! なんとかオフェンス……というかタンクやって!」
「問題は不死だということ。だけど、まだ逃げ遅れている人達が多い時に逃げるわけにはいかないわ!!」
秀華さんとリアスが並び立ってくれるけど、さてどうしたもんか。
正直、倒す手段がないと強引に暴れまわりかねないんだよなぁ。朱乃さんの再現された黒刃の狗神だけで倒すのは流石に厳しい気がするし―
『逃がすかぁ! 行くぞ、親衛隊諸君!!』
『『『『『『『『『『ぉおおおおおおおおっ!!!』』』』』』』』』』
―英雄派もいるんだよなぁ!!
『いいだろう……もろとも死ねぇえええええ!!』
そしてシャルバに呼応して、四体の超獣鬼がやたらめったら魔獣を出すは炎を吐くわと大暴れ。
思いっきり英雄派も巻き込まれそうになってて大混乱だ。
ここまでは作戦通り。ただ、ここからが問題だ。
超獣鬼は強敵だろう。しかもシャルバの星で不死になってやがる。朱乃さんが少しずつ削るしか勝算がないうえ、超獣鬼ってのがそもそも再生能力高いから更にヤバイ。
そして
でも他の奴らもやばいし、どうしたもんか。
そう思った時、転移の光が。
『ふぅっはははははははは!!! 待たせたな、お前ら!!』
この声、アザゼル先生!?
『出番だ、麗華に美子!!』
そしてその二人を名指し!?
何事だと思った時、雲川さんがすっごく魔力を滾らせる。
「任せろ! レェッツゥ……エグリィッォオーーーーーーッン!!」
なんか凄い気合が入っている!? あとシャルバが呆気に取られている!?
気になったんで後ろを振り返った時、雲川さんが乗っている準神滅具が合体した。
「行くぞ、スペシャル特別仕様! エグリオン特別版……ビィッグエグリィイイイイッオォオオオオン!!!!」
なんか今の俺と同じぐらいでっかい人型ロボット!?
「そして行きますお姉様! 合体機神、デーカイザー・ヤマト!!」
そして美子ちゃんが神滅具で同じことした!?
な、なんだありゃぁ!!
『無茶だ! あの図体を無理やり動かすにしても、グレートレッドでも手古摺る様な化け物と戦えるような性能など、今の神の子を見張る者でもできるわけが―』
ドライグがそういうけど、その時俺たちに通信が届いた。
『大丈夫。我、バッテリーで参戦』
オーフィス!?
『大丈夫かイッセー。今回限りのごり押しで、二体は抑える』
「アザゼル先生!! なんですかあのデカいの!?」
今までどこにいたのかわかんなかったけど、もしかしてこのために?
と、アザゼル先生はなんか感無量だった。
『まさか、「オーフィスがグレートレッドとマジバトルした時にグレートレッドを宥める用」で作らせた技術試験機デーカイザーが、オーフィスの力で実戦投入可能になるとはなぁ。朝月博士の提案で「動かすのはオーラでフレームは動きの補佐の為」って提案で、出力さえ用意できりゃぁ何とか戦えるぐらいには形になったんだよ』
そしてオーフィスを動力源にして解決ですか!? そういやまだ出力の調整が色々あれだから、戦うなって言ってたけど。
たけど二体は抑えられるってんなら、やりようは、ある!!
『俺達はそれぞれ、別の超大型魔獣を潰してる。撤退命令出てんのに残りやがった上生きてるとか、ツッコミも説教もたっぷりだ! 真っ先に
「うっす! 頑張ります!!」
気合を入れて、やってやらぁああああああ!!!
《アザゼル》
通信を切って、俺は一回息を吐いた。
なんか妙なデータだったから、もしかしたら生きてんじゃねえかとは思ってたけどな。ぴんぴんしてるのは想定外だっての。
「色々信じられないことしてるっていう意味じゃ、お前さんやヴァーリの上を行くぜ。なぁ、鳶雄?」
「あのレベルと並び称される自信はないですよ、総督」
俺が茶化すと、黒刃の狗神の使い手である幾瀬鳶雄が苦笑いで返してくる。
こいつもこいつで大概イレギュラーなんだが、比較対象が悪いかねぇ?
だがまぁ、こっちもこっちで大騒ぎだ。
「やられました総督! こちらも超獣鬼化しています!!」
「どんだけ使ってんだよ、魔王血族様の血液って話だな」
既に数か所で、業獣鬼に追加で業魔人を使ったドーピングが成功。それによって残った業獣鬼の殆どが超獣鬼化してやがる。
神器保有者や星辰奏者となった悪魔達の尽力に、増援もあってこっちが優勢。それを踏まえても結構大変だな。
ただ、幸か不幸か色々と動いている奴がいて助かるぜ。
「……で、あいつは斬れるか?」
俺が聞いてみれば、鳶雄は難しい顔だった。
「届けば斬れます。最も、届かせるのがかなり大変ですけどね」
そういうレベルか、やはりな。
今、超獣鬼化した超巨大魔獣を相手に、殴り飛ばす悪魔が一人。
……あれだけの実力者を見たことないってのはおかしいだろ。はっきり言ってセラフォルーやファルビウムより強いんじゃねえか?
「同じように暴れている男女の悪魔が一人ずつ。更に業獣鬼に対抗術式無しで挑んでいい線いった悪魔が四人。……全員未確認の悪魔ってありえねえだろ」
しかも、そんな奴らを筆頭にした悪魔達を引き連れてアイアンローズが魔獣共の相手をしているってんだから頭が痛い。
だが、今回は利用しておくしかないだろ。
……さて。
「ヴァーリはヴァーリで何してるのかねぇ? プルートにはお礼参りしたって話だが」
あいつもあいつでやられっぱなしなわけがねえ。
さて、俺達も仕事するか。
「さっさと片づけてイッセー達の援護に向かう。お前が頼りだ、きばれよ?」
「了解です。そろそろ俺も、神祖の不死を斬らないと格好がつきませんしね」
さて、こっちはこっちで頑張るから、何とか気張れよ、お前ら!!
ちなみに今は長くなる間章を執筆中。
題名は「学級閉鎖」までは確定しているのですが、そのあとをどうするかに悩んでおります。間章は無理にD×Dらしさにこだわる必要もないですが、それっぽい横文字を入れたいところでしてねぇ。