シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚 作:グレン×グレン
いや本当に長いんだよサイバー攻撃でも喰らってんのか。寄りにもよってエロイラストの準備に入ろうとしてた時にこれだよ。アプリじゃエロイラスト作れないし、英語翻訳分のコピペができないから通常イラストでも面倒なんだよ。ポイントのデイリー獲得も手間暇かかりまくるんだよ。リアルで叫びかけたわ。
まぁとりあえず、今はウィザード編を書いている最中です。エンピレオ編はとりあえず書き終わっております。
そう言うわけで、当分は投稿を安心していい本編、どうぞ!
《樹下誠二 7:30》
「あ、ヴァーリやっと見つけた」
「スティラ? はぐれたと思ったらどこにいたんだ」
ホテルに侵入したら、ヴァーリチームのスティラが呑気にも中でアイスをぱくついていた。
「あれ、ここじゃなかったっけ? 例のラーメン販売会場」
「……そういえば、一番目立つ場所と言ってしまったな。高さで言ったら確かにここが一番目立つか。駅前の広場を指していたつもりだったんだが」
何やってんだこいつら。
っていう掻い潜りすぎだろ。よく戦闘になってないな。
「とりあえず急ぐぞ。さっさと決着をつけないと、そもそも犯行声明が握り潰されていることに相手が気づいて強硬手段を取る」
そうなると人質が何人か殺されるだろう。
相手は女という生き物を、自分達含めて消耗品寄りに考えている連中だ。なるべく有効活用したいぐらいの気遣いしかしないだろう。
寄りにもよって、確保した人質の中から男だけはお詫び金を渡したうえで解放しているしな。主義信条が徹底的だよ。忠実すぎて悪い方向でも信頼を裏切らない説得力を感じる。
そう言うわけで、宴会場の扉を発見。
「なんですかあなた方男様は!」
「下がってください男様! なるべく傷つけたくありませぬ!」
本当に徹底的だな。
「うるせえ寝とけ!!」
飛び蹴りで吹っ飛ばし、宴会場に突入する。
そこには、臨戦態勢の女達が五十人ほど。
そして中心には年若い女が一人。
「……残念です。サタナキア家に生まれ虐げてもらえることが確定しながら、家に反旗を翻す悪鬼下劣の味方とみていいのですね?」
「生憎、そいつはバイトに入る予定なんでな。あと、男女平等という概念は個人差や性別差とか能力差を考慮するべきかもしれないが、かといって過激な性別差別に戻せというつもりはない程度の平等意識はあるんだよこっちは」
いい迷惑極まりないと言うか、もうちょっと何とかならなかったのかと言うか、だ。
色々ツッコミたいがあえて突っ込まずに言ってやろう。
「面倒だから、妄言は取調室で吐いていろ」
「そうはいきません。全ての男様に女全てが跪ける世界にするため、大罪……あえて侵します!!」
ああそうかい!
まぁそうだろうと思ったがな。
「天争せよ、我が守護星―――鋼の
そしてやっぱり神祖か。いるとは思ってたが的中だよ。
俺はため息をついたうえで、戦闘態勢に突入する。
「同窓会の余興だ。……いくぜ六震脚マイナス1!」
「「「「了解!」」」」
あまり俺達をなめるなよ!!
《空本麗夜 7:30》
『おらよっとぉ!』
「っちぃっ!」
素早く攻撃を捌きながら、俺は距離を空けすぎないで保っている。
あの人型兵器、矢城の星辰光を拡張させている。
だから懐に潜り込むのは逆に危険だ。装甲強度と星辰光の合わせ技で、大火力の収束炸裂でこっちがやられる。アニメでよくやる対大型機戦が生かせない。
かといって、距離を空けすぎるわけにもいかない。何故なら、それは被害が大きすぎる。
『しぶといけどなぁ……こうすりゃいいだろ!』
「ああ……もうっ!」
放たれる攻撃に対し、俺は人工神器を併用して大量のデコイとして魔剣や板を展開。
それに大量の炸裂弾が当たり、爆発が乱れ撃つ。
矢城の星辰光はプラズマ炸裂弾の投射であり、人造惑星になったことで更に強力かつ拡張性が高まっている。
あの人型機状態だと、単発の最大火力はともかくそれ以外は強化されてる。例えるなら、砲撃・制圧・防御・打撃・斬撃で、それぞれ最大火力分のリソースが与えられているよう印象がある。
おかげで倒しづらい。図体がデカい所為で、ただ追随して攻撃を振るってくるだけでも厄介だ。
対空兵器の攻撃に関しては、自衛隊に任せるしかない。
ただ、それだけで済むのか?
その懸念は、すぐに当たった。
『つーわけで更に行くぜぇ、ドローン接続!』
その声に、咄嗟に周囲を警戒。
直後、後ろから迫る灼熱の雨あられを回避する。
見れば離れたところにドローンを確認した。
ドローンにもリソースを割けるのか。しかも離れたところからの遠距離攻撃を小型のドローンでやられるときつい。
人間サイズで出張ってきた時に比べれば、攻撃に柔軟性が欠けてる印象はある。
だが、大型化と機能拡張で十分補えている。むしろ面倒になっていると言っていい。
こっちでこれを抑えているだけでも、正直十分仕事はしているだろう。
だが最悪なことに、このままだといい加減捌き切れなくなる。そうなると周辺被害がシャレにならない。
戦い終わった後、温泉街壊滅状態ってのはできれば避けたい。テレビ中継が部分部分されてしまっているしそれを止めるわけにもいかないので、異形パワーで強引に直すってのもできないし。
とはいえ、限度があるのは理解しているさ。
避難は既に終わっている。そろそろ腹をくくるしかないか。
そう思った時、空間が変わった。
……なんだ!?
「無事か、空本! 助けに来たぜ!」
そんな声と共に、俺に並び立つように駆けつけてくれたのは……風巻部長達!?
「何やってんのかな危ないんですけど!?」
「だから来てんだろうが! 一応俺ら全員、はぐれ悪魔程度ならのせる程度には鍛えてんだよ!!」
風巻先輩がそう言い返してくるけど、その程度だと絶対足りない!!
「相手が悪すぎます! あれは
っていうか、能力の仕様上出しづらいから待機させてたギャスパー君はどこに!?
そう思ったけど、ため息が聞こえてきた。
「そうもいきませんよ。そいつ、波柴一族なんでしょ?」
「そう言うわけだね。まぁ、こっちも相応の準備はしているから安心したまえ」
更に波柴竜胆嬢と難波さんまで!?
『より取り見取りだなぁ? つーか、そこにいんのは竜胆か? どいつもこいつも女ってのは、股にチンポ突っ込んで躾けねえとろくなことしないって考えていいのかぁ!? コハヤの奴を見習えよなぁ!!』
こいつ本当に地金酷いな。
魔星は出力を高めれば高めるほど衝動に引っ張られるというけど、どんだけ女を見下してるんだよ。
ほら、怒るを通り越して全員引き気味だし。
あ~もう。頭痛い。
「お前、よくそんな中身で、麗奈や麗華を騙し通せたね。一周回って感心してきたよ」
「一族は全員、義務教育終えるまでにその為の手練手管叩き込まれますからね~。隠す理由がないならそりゃ平然と出すけど、それにしたってちょっと酷いですよこれは」
否応なく波柴に縁のある、俺と竜胆嬢が特に頭痛を感じている。
……ただ、余計な失言だったなこれ。
「……へぇ……」
嵐野先輩から、もの凄くトーンの低い声が聞こえた。
「「「「「こいつが波柴矢城か……っ!!」」」」」
あ、しまった。
俺達三人の関係にあやかった店名付けるような人達だ。
色々諸悪の根源である、矢城と知って黙ってるわけなかった……!?
「ぶっ潰すぞぉおおおおおおお!!」
「「「「ぅおおおおおおおおおっ!!!」」」」
『あん? なんだなんだ?』
ああもう収集付かないんじゃないかな、コレ!!
《木場祐斗 7:40》
仕掛けてくる原教団を相手に、僕とイッセー君は圧倒する。
星辰奏者も何人かいるが、精々何人かいる程度。
ただ、問題が一つある。
「「しぶとい……っ」」
イッセー君と共に、そう文句を言ってしまう。
あまりにしぶとい、しぶとすぎる。
明らかに、急激にしぶとすぎるようになった。
腱を切ったのにも関わらず、数秒で戦線に復帰する。骨が文字通り砕けていたはずが、すぐに立ち上がる。
神祖や使徒のような異常な結晶化に伴う再生力は見えないが、高野の配下だった者達より死ににくいを通り越した回復力を発揮している。
そのうえ数が百人を超えている。こんな連中が動けば、それは大変と言うほかない。
自衛隊だけでは難しいだろう。そう思わせる敵の数だ。
「どうする、イッセー君」
「乳語翻訳で聞いてみたけど、絶対何とかしないとまずいって。石臼とか蒸し焼きとか言ってるし」
それは大変だ。
何の為なのかがすぐに分かってしまう。それを選択できる人達に、後輩を渡すわけにはいかないね。
それに、僕達の役目はマスコミが見える範囲で大暴れすることだ。
正体不明の星辰奏者。いわば、特撮ヒーローのような存在。
それをあえて衆目にさらして戦わせることで、戦奏教団もしくは別の神祖が異能を併用して動き出したとしても堂々と立ち向かえる土俵を作る。それが祓魔省長官である、小笠原忠重の判断だ。
既に契約もしているしね。ここは、派手に動く!
「お、いいのがいるねぇ? 赤龍帝と聖魔剣か」
その声に、僕達は警戒を跳ね上げる。
男の声。ただ、気配だけでただものでないのが分かる。
英雄派の幹部クラスはある……!
そして気配が迫り、僕達は左右に分かれて回避。
振るわれる斬撃の軌道で分かる。
喰らっていれば、イッセー君の鎧すら断ち切りかねない。なんだこの男は!
「……お初にお目にかかる。小遣い稼ぎで参戦したものだ」
そう前置きをして、その男は手に持った得物の切っ先を向ける。
それは、薙刀。
「禍の団、
今回は間章ではありますが、後の展開を踏まえた複線張りでもあります。
ある意味この作品は、自分の二次創作者としての集大成に近いかもしれません、とだけ言っておきます。