※この作品はR-18です。

シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚   作:グレン×グレン

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はいどうもー! 予約投稿を間違えていたグレン×グレンでっす!

今日は宣言通り軽く運動してきました。ウォーキングを全体的に二時間ほどやってきましたぜ!

これからは体を動かしながら頑張りたいと思いつつ本編!


第四話 羽目を外すのもほどほどに

《アザゼル》

 

 

 

 

 

 

 

「おう、戻ったぞー!」

 

「待っていたぞ、アザゼル」

 

 神の子を見張る者の施設に戻ったら、バラキエルが待っていた。

 

「お仕事ご苦労さん、副総督殿?」

 

「そうでもない。現総督がきちんと仕事をしてくれているから、比較的変わらんよ元総督殿」

 

 ……ジョークを振ったら嫌味で返してきやがった。

 

 俺は今、堕天使の総督を辞めている。

 

 ま、オーフィスをこっそり招き入れた責任は取らねえとな。物理的に首が飛ぶわけじゃねえんだから、運がいい方だろ。

 

 今の立場はだいぶ楽だ。いわば技術顧問にして駒王町の堕天使代表だ。堅っ苦しい仕事は真面目なシェムハザやバラキエルの方が向いてるんだし、俺はこれぐらいの方が性に合ってる。

 

 だがまぁ、比較的自由だからこそ色々と動かないといけない時もあるがな。

 

「秀華達は?」

 

「既に着いており、話し合っているよ。……尤も、かなり盛り上がっているがな」

 

 言葉選んで言ってるな。

 

 微妙に嫌な予感がするので、一階だけ深呼吸をしてから部屋の扉を開いた。

 

「……コネで! コネでモブキャラの声優に参加させてください竜胆様!! 声だけなら、声だけなら声色を変えれば私はエロゲに参加できるんです!」

 

「顔上げてください師匠!? あとまだ女子高生なんですからストップストップ! 世間体!?」

 

「いやその前に魔王様がエロゲ出演は流石にまずいですよ、秀華様!?」

 

 ……アホみたいな会話だなぁ。

 

「おーい戻ってこ~い。そろそろ真面目な話に移ってくれ~」

 

「あ、先生」

 

 俺がため息交じりに声をかければ、秀華の奴はすぐに戻ってきやがった。

 

「お前らは何をやってんだ。あと真面目な話すっからな?」

 

「うっす、前総督殿! では一旦保留ってことでお願いします、師匠」

 

「は~い。……で、真面目な話って何ですか?」

 

 竜胆と秀華がもうすぐに真面目モードに入り始めていて、来夏の奴は置いてけぼり気味だな。

 

 ただまぁ、これは本当に真面目な話だ。

 

「……今現在だが、波柴血族で存在を把握しているうえで、消息が不明なのは一人だけだ。その辺りの情報共有を、改めてやっておこうと思ってな」

 

 俺が前置きすると、来夏も息をのむ。

 

「つっても、殆どの連中はこっち側で無力化できている。成人済みの連中はその所業などもあって、外患誘致罪で殆どが処刑済み。……日本が実行した死刑の数は、この四年間が当分トップだろうな」

 

「未成年の手合いは、記憶操作と高度な呪術による制限をかけたうえで、かつ監視から外れない状態でしたね」

 

 秀華がすぐに思い出してくれるが、そうだ。

 

 成人済みの連中は死刑がほぼ終わり、未成年の連中も相応の手段で無力化を施している。

 

 一部の連中は素直に罪を白状していることもあって懲役刑で済んでる奴もいる。だがそうであっても、ことが事で異能まで使ったことから、超法規的処置だ。記憶操作を受けてる連中が大半だし、魔法的な拘束もいくつも行っている。

 

 協力的かつ未成年だった竜胆ですら、位置の把握や緊急時における無力化が可能なように魔法を多重にかけている。それだけの一族だった。

 

 だが、それらもほぼ終わり、手付かずな連中はほぼいない。

 

 来夏に関しては異能側の対応にして司法取引を行うことで、こちらも安全策ができているから問題もねえ。

 

 ……まぁ、情報は持ってるが権限は持ってねえ木っ端波柴ぐらいしか残してないわけだがな。

 

 ただ、問題は残りだ。

 

「手つかずで残ってるのは三人。シュテルン・フランメとなった波柴矢城。コハヤ・リバーこと波柴藤花。そしてジャーク団リーダーの波柴・光吉・モンタギューだ」

 

 厄介で危険な二人が残っちまったな。シュテルンも面倒だが、十数段落ちる危険性なのが不幸中の幸いか。

 

「……うちの外道両親や姉とか兄とかは?」

 

 秀華が、表情を変えずにそう聞いた。

 

 ま、隠すわけにもいかねえわな

 

「色々あったが、全員死亡が確認されてる。一斉摘発時にやむを得なかった射殺や追い詰められての自決もあるし、逃げたはいいが外でのトラブルを対処しきれずに殺されたのが確認されたのもある」

 

 その時、秀華がしたのは二つだ。

 

 安堵か呆れかつかないが、大きく息を吐いた。

 

 そして、苦笑いだ。

 

「死んでくれてることに安心できるんだから、私も大概かな?」

 

「安心してくださいよ、師匠。比較するなら上澄み通り越して蒸発してますから」

 

 竜胆にそう言われて、秀華は気持ちを切り替えたらしい。

 

「ただ、傘下の連中や血族外扱いされてるような木っ端まで含めるとあれですよね? 多分、来夏みたいなケースもいるだろうし」

 

「その点は追跡調査中だな。もっとも、今更復興させれるような奴は藤花ぐらいで、本人その気はないだろうが」

 

 無視できるわけでもねえがな。

 

「ただ、そう言う血族外でも面倒なのが何人かいそうだ。特に英国に渡った連中の中に、脱走したうえで二十年以上逃げ延びてる奴がいるらしい。追手が返り討ちに遭いまくった上、一斉摘発が始まるまで四年間ほど、施設を襲撃したり要人を暗殺したりしてるらしくてな」

 

「……ターゲット扱いされて殺されるのはやだなぁ。見つけて交渉とかできるといいけど」

 

 秀華も流石にそれはきついんだろうな。

 

 ただまぁ、無視できないのは事実だが緊急性は低い。

 

「一斉摘発後はぱたりと止まってるから、まぁすぐに何か起きたりはしないだろうさ。……そこからどうするかが、ちと気になるが……な」

 

 さて、これからどう動くのやら。

 

 当分は平和に過ごしたいもんだぜ。まったく。

 

 

 

 

 

 

 

 

《兵藤一誠》

 

 

 

 

 

「あ……は…ぁ……♥」

 

【挿絵表示】

 

「……落ち着いたか、レイヴェル?」

 

 ハメ倒して息も絶え絶えだったレイヴェルが、ちょっと落ち着いてきた。

 

 一時期は本当に全員総出で来て大変だったけど、最近はすぐに全員撃沈できるようになった。というかリアス達がめっちゃ打たれ弱くなった。

 

 怖いよ秀華さん。あの人は本気で怒らせないようにしよう。エロで俺を恐れおののかせるとか相当だよ。

 

「よ、ようやく意識がはっきりしてきましたわ。……イッセー様とセックスをすると、もう途端に多幸感と安堵と快楽で意識が滅茶苦茶になるようになってしまいまして」

 

「本当に怖いなあの人……!」

 

 マジで怒らせないようにしよう! 二泊三日どころか一泊でこれだよ、ビビるわ!!

 

「秀華さんもやりすぎだよ。言いたいことは分かるんだけど、俺もエロエロだから逆に物足りなくなりそうなんだけど」

 

 それとも、物足りなくすることで自分達もご相伴にありつけるようにって考えてないだろうか。

 

 それはそれでありがたいけど! でもそれでいいのかあの人達は。

 

 ちょっと呆れながらも期待するけど、レイヴェルは首を横に振った。

 

「そちらも少しは考えておられるでしょうけれど、秀華様の目論見は今後のイッセー様の方だと思いますわ。この調子ならもっと増えるでしょうし」

 

 まじか。俺ってまだまだハーレム増えるのか。そういう前提になるのか。

 

 でも誰だろうな。まだ見ぬエロエロなお姉さんが俺を待っているというのは、正直ちょっとムフフだけど。

 

「例えば、京都で出会ったという九重さんですわね」

 

「ロリっ娘前提!? いや、将来性はありそうだけど!!」

 

 あの人そういう前提で考えてるの!?

 

 いや、俺って子供人気は高いけれど。大人になってもそうなるとは限らないんじゃないか?

 

 ……まぁ、八坂様のことを考えれば将来性は本当にあるけど。

 

 ただまぁ、俺のハーレム王もほぼほぼ確定状態だよな。

 

 後は王様-最低でも上級悪魔-になるだけだけど、これもほぼ確定だし。

 

 なんというか、戦術関連の試験はプロットが作られてるっていうか、大筋の方向性を決めたうえで、それをきちんとこなせるかってレベルにまで難易度が下げられて行われるみたいだし。

 

 ちなみに樹下は試験官に挨拶したついでに一度模擬試験を受けたけど、問題ないとのことだ。

 

 英才教育のたまものだって言ってた。トップに就く必要はないが、副官や分隊長レベルの指揮をとれるように教育を受けてるらしい。サブリーダーとか筆頭秘書とかに向いてそうだけど、教育の賜物か。

 

 ただ、俺の場合はちょっと狡な気もするなぁ。

 

「ハーレム王も目前だけど、上級悪魔になるなら真面目に戦術も覚えた方がいいかもな。レイヴェルは問題ないっていうけど、上級悪魔が戦術一切なしってのもあれだろ?」

 

「イッセー様ならパワーを高めてぶつけに行くだけで十分ですわ。その人柄と赤龍帝を宿しているからこそ、皆を鼓舞するには十分すぎますわよ」

 

 起き上がったレイヴェルはそう言ってくれるけど、それだけってのもあれな気がするんだけど。

 

 レーティングゲームの王をやるのが上級悪魔なんだから、少なくとも眷属の指揮は必要だろ? 俺達ってどうしても作戦とかに絡めとられやすいからなぁ。

 

 ただ、レイヴェルは気休めで言ってるわけじゃなさそうだ。

 

「不得手な分野に卓越した存在を脅威に感じるのは当然です。ですが裏を返せば、若手悪魔でありながら下手な最上級悪魔を圧倒しうるパワーを持つイッセー様達は、パワー勝負を苦手とする者達にとって既に脅威なんです」

 

 ……意外な意見だ。

 

 ちょっと目を丸くしていると、レイヴェルは起き上がりながら指を一本立てる。

 

「むしろ樹下さんを参考にするべきです。創造系という多様性でこそ真価を発揮する神器を持ちながら、彼はそれを「物量戦術による圧殺」というある種のパワー勝負で運用することを好んでおります。これは人間世界の兵器運用に連なる「特化型による一点突破の組み合わせ」を主軸に入れた発想ですが、手札の切り替えをアザゼル先生に言われて習得してからも、神器の中核運用は変えておりませんわ」

 

 言われてみれば。

 

 あいつ、手札で翻弄するより一点特化の集中攻撃で押し切る戦法だな。手札も持ってるけど、メインの運用はシンプルというか。手札の多さを「いざという時に便利」ぐらいに留めてるっていうか。

 

 波柴一族は国家転覆をマジで考えてマジでやれそうなぐらいな組織だったっていうし、そう言う英才教育を積極的に取り込んだからの発想かもな。異形的じゃないというか合理的というか。

 

「イッセー様はそういう点を参考にされるべきですわ。短所の克服は重要ですが、それは長所を生かすためにするべきです」

 

「凄いなレイヴェル。あんまり周りで言われない発想だよ」

 

 目から鱗だぜ。

 

 こんな子が、俺の秘書になろうとしてて俺のことを好きだっていうんだから恵まれてるよなぁ。

 

「頼りになるぜ、レイヴェル。俺が上級になってからもよろしくな」

 

 そう言って頭を撫でると、レイヴェルは本当に嬉しそうだった。

 

「はい、喜んでお受けしますわ」

 

 と、その視線が片隅に映る。

 

「ところで、イリナさんは大丈夫でしょうか?」

 

 ……うん。

 

「は、ひぃ……♪」

 

【挿絵表示】

 

 そこでは、まだまだ夢見心地でアヘ顔になっているイリナがいた。

 

 絶対的な回数的なアレから、今夜はレイヴェルとイリナを重点的にしてた。

 

 ただ大丈夫だろうか、天使が堕天することなく安全にエロいことができる結界装置、時間制限付きの使い捨てなんだけど。

 

「水ぶっかけるのはちょっとなぁ」

 

「どうせ使い捨てですし、ギリギリまで待っておきましょう。二分を切ったら最終手段がよろしいですわ」

 

 そうだね! ギリギリまで粘るか!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《樹下誠二》

 

 

 

 

 

 

 多分皆も思い思いの時間を過ごしているだろう。

 

 緩やかな時間を過ごしている者もいれば、悩んでいる者もいる。

 

 それは個人差があって当然だ。ま、あまりやばいことになるようなら、俺も手伝うけどな。

 

 そう、今このように。

 

「全員落ち着いたか馬鹿ども」

 

「「「「「「「「「「「はい、すいませんでした!」」」」」」」」」」

 

 カラオケ参加メンバーの数割を相手に、俺は正座をさせて説教していた。

 

 場酔いの勢いで乱交始めかけたので、他のメンバーに店員達への誤魔化しなどを頼んで動いた結果になる。

 

 このド級のアホどもめ。一般社会でそれやると後が大変なんだよ。

 

 あの環境下でまともな貞操観念を持てとは言わん。俺も無理だ。

 

 だが擬態は覚えろ。その為の教育も受けてたはずなんだが、久々に同窓会みたいなノリではしゃいでボケたな?

 

「次は気をつけろよ。いずれ酒も入るんだから、マジでブレーキ覚えろよ?」

 

「「「「「「「「「「はい、全力で気を付けます!!」」」」」」」」」」

 

「特に美星は覚えろ。社会をエロ方面に持って行きたいという理念は置いとけ。持って行く前にやると逆効果になるって忘れるなよ?」

 

「うっす! マジで反省してます!!」

 

 一番悪乗りしてた美星に釘を刺してから、俺はため息をついて空を見上げる。

 

「……ま、こんなノリなら平和でいいか」

 

 当分続くといいんだが、そうもいかないんだろうなぁ……。

 




 まだまだ復職には時間がかかりそうなので、連投はまだまだ続きます!

 ではまたつぎの投稿を!
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