※この作品はR-18です。

シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚   作:グレン×グレン

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はいどうもー! 体調もだいぶ回復してきたグレン×グレンでっす!!

やはり職場とジャンルが変わったことで、慣れないことを続けた疲れですかねー? 有休も入りましたし、適度に休みを入れていったほうがいいかー。

それはそれとして久々に投稿です!!


第八話 決戦、コカビエル!!(その二)

《空本麗夜》

 

 

 

 

 

 敵は少ないようでいて厄介だ。

 

 地獄の番犬ケルベロス。文献ぐらいしか知らないけど、ピンキリはあるはず。半端な中級クラスの異形なら単独で殺せるだろうレベルがゴロゴロいるだろう

 

 いかに星辰奏者であろうと、並レベルでは単独で倒せる相手ではない。中級クラスの異形とは、人間世界で言うなら戦闘機を撃破することだってできる神話の化け物そのものだ。

 

 俺は星辰奏者としては、反則技を使って優秀どまり。ケルベロス一頭を相手にするだけでも、手こずる程度は普通にある。

 

 ただし、それは俺が星辰奏者だけでしかなかったらだ。

 

 悪いが、こっちもただ物じゃなくなっているんでね。

 

「来い、セイブA、スタンB!」

 

 俺は二種類の魔剣を創造するとともに、星辰光を発動する。

 

 俺の星辰光は、きわめて単純に言うならば「電気エネルギーを発生させる」というものだ。

 

 それなりに強力だけど、問題点もないわけではない。またずば抜けた強みがないのもあるため、明確な格上に届く刃もない。

 

 また、魔剣創造もそういう点がある。

 

 イメージした魔剣を創り出すといっても限度がある。強度や出力は同格の神器に劣る以上、この神器は必然的に大量の手札を利用した取捨選択の速さが使い手に求められる。

 

 俺はその点めっぽう不利だ。パルクールとか瞬時の判断が必要なことは確かにできる。ただそれは、それなりにトレーニングや経験を積んで「必要な幾つかの手札」を体に覚えこませているからだ。

 

 無尽蔵にある手札から、常に一瞬で最適解を選ぶなんてとてもできない。多種多様な手札とは、その中から有効な手札を瞬時に見極める手札があって初めて意味があるからだ。

 

 そして、その回答を多くの使い手がそれぞれの形で見出すことだってある。神代煌星の出現から急増した上位神器保有者たち。その中でも創造系は比較的多いからだ。

 

 例えば、今行方不明の木場君は呪いに着目した。呪いというデバフをあえて盛り込むことでその反動によって性能を強化。性質を切り替えることで自身の直接戦闘に悪影響を及ぼさない立ち回りを確立させている。

 

 例えば、今別の場所で戦っている誠二は、生産性に着目した。あえて戦闘の主力となる手札を絞り、それを大量生産して物量による圧殺を戦闘の中核に据えている。多種多様な手札そのものも使うが、あくまで状況に合わせたサブウェポンに留めているのが彼の特色だ。

 

 そして俺の場合は、星辰光に魔剣のレパートリーを合わせている。

 

 つまり、生成された電気エネルギーの運用に合わせた魔剣に絞って、それをメインウェポンとする運用だ。

 

 自分の持ち味を基点に、多種多様な手札を用意する。おかげでだいぶ戦闘にも慣れた。むしろこのスタンスを確立させたことで、戦闘技術に長ける流花や誠二のカバーができる程度の力量を得られたからね。

 

 そして俺はセイブAをサブウェポンとしつつ、スタンBで突進してきたケルベロスを切りさいた。

 

 その瞬間、大量の電流を流し込まれてケルベロスが痙攣。それを確認してすぐに、俺はケルベロスを捨て置いて走り出す。

 

 動きさえ封じれば、リアス嬢たちならすぐに屠ることができる。

 

 それよりもまず優先するべきは、だ。

 

「終わってもらうぞ、コカビエル!!」

 

 儀式を利用した破壊術式の中核となす、コカビエルの打倒だ。

 

 美子ちゃんがすでに動いて広範囲の人間を避難させているが、其れだって限度がある。というより、多分範囲が足りてない。

 

 そして美子ちゃんにも限度はある。これ以上の避難は困難だろう。

 

 つまり、美子ちゃんは最低限の保険。ダメージコントロール止まりだ。俺たちが気合を入れて倒しに行く必要は十分すぎるほどある。

 

 幸い、スタンBの出力はさらに高まっている。そして、コカビエルは遊び半分で余裕ではなく油断のそれ。

 

 このチャンスは、絶対に逃さない!!

 

「もらった!」

 

「ふ、来い!!」

 

 その瞬間、俺の斬撃にコカビエルは真っ向からの迎撃を選択。

 

 放つのは光力の槍。下手な上級堕天使の全身全霊に匹敵するだろう出力。それをあろうことか、手慰みで十数本は投射している。

 

 回避は困難。むしろそれすれば攻撃を届かせることができなくなる。

 

 だからこそ、結論は一瞬。

 

「海砂!」

 

「分かってる!!」

 

 その時、追随するように追いかけてきた人形たちが一瞬だけ俺を追い越す。

 

 この人形は特別性。緊急時に間に合わせるため、使用後の破損を覚悟したロケットモーターが内蔵されている。

 

 そして加速する人形たちは、全身の各部に魔剣を装着済み。

 

 その魔剣がオーラを放つとともに、光力の槍たちは一気に減衰。

 

 俺はそれを認識し、()()()()()力をかいくぐる。

 

 魔剣を一本別に作り、それを槍に合わせることで一瞬だけ安全な足場を確立。それを利用して転がるように槍の猛攻をかいくぐった。

 

 減衰されてなければ魔剣でしのぐことは不可能。そういうレベルの出力だったが、そのギリギリの攻防ゆえに俺は刃を届かせる。

 

 放たれる大出力の雷撃。下手な上級クラスの異形なら、これで悶絶して当分動くのもおっくうになる。

 

 だが、その瞬間に俺は弾き飛ばされた。

 

「ほう? 星辰光と神器の合わせ技か。……いいぞ、面白いじゃないか」

 

 翼で強引に弾き飛ばしたコカビエルは、少しだけ効いたのか翼を何回か確認するように動かすと、にやりと笑う。

 

 ……結構本腰だったんだけどね。軽くしびれた程度ってことか。

 

 真剣に残念に思っていると、コカビエル本当に楽しそうに肩を震わせた。

 

「神器はそこの赤龍帝レベルでなければ玩具にすぎん。星辰光も一部の上澄みを除けば手品にすぎん。だが、組み合わせることで俺に手傷を負わせられるとはな。……いいぞ、その難儀な星でよくぞ俺をしびれさせた!」

 

 楽しそうで何よりだよ。

 

 そしてまずいな、俺の星辰光の性質を欠点を見抜かれた。

 

 何が神器が玩具だよ。その玩具に対する造詣が深くなければ、今の攻防だけで俺の星の欠点に思い至れるわけがないぞ。

 

 そう思った時、俺の視界に映るコカビエルの後ろに回り込む影があった。

 

「っと」

 

「ちぃ! 油断してる割に動ける!」

 

 攻撃を回避して反撃するコカビエルに対し、それをかいくぐっていったん距離を取った麗奈が俺と並び立つ。

 

 ロストカリバーを両手で握りつつ、麗奈は真剣に舌打ちをしていた。

 

「今の奇襲は奥の手だってのに……っ! ここで傷もないってのはきついわね」

 

 かなり息があれている。あと、脂汗まで流れている。

 

 これはまずいね。やはり戦闘に参加させたのは無理があったかもしれない。

 

「おいおいすげえな。そんなに強くなっちゃうとはねぇ」

 

 と、そこに矢城の声が聞こえてきた。

 

 真剣にいら立つが、激高するほどではない。

 

 矢城は間違いなくクソ野郎だが、麗華の一件において俺がとやかく言える立場ではない。

 

 奴や麗奈に乗せられたとはいえ、俺もまたろくでもないことをしでかした。若気の至りで済ませちゃいけないことをしたんだ。

 

 だから、今奴に集中する余裕なんて。

 

「ならこっちも本腰入れるか。……創生せよ、天に描いた星辰を——―我らは煌く流れ星」

 

 ……ここで、こいつもか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《樹下誠二》

 

 

 

 

 振るわれる聖剣を回避しつつ、俺は反撃を試みる。

 

 二人の勝利条件は、俺を殺したうえで波柴矢城の援護に向かうこと。

 

 俺の勝利条件は、二人を殺さずに戦闘不能にすること。

 

 いきなり正気に戻せとか、そんな馬鹿なことは言わない。それができるような類な自信はかけらもない。

 

 俺はそもそも、二人を切り捨てた。

 

 過去は過去。大切な思い出であり前を進むための支えであり、自分自身を形作るための土台だ。積み重ねた過去はとても大事で重要で、そうできる人間は尊ばれる何かを持っているとすら思っている。

 

 だからこそ、俺は反粒子を振るえる。その価値観こそが反粒子をもたらした何かであり、俺がそれを引き出すための楔だと思っている。

 

 小学生の半ばぐらい。そんなガキが狂気の世界と悪意の洗脳に放り込まれて、なぜそこに染まらなかったか。

 

 それは、母との思い出があったからだ。

 

 片親ではあったが、大切に育ててくれた。万が一自分が死んだとしても、前を向いて歩けるような教えを真剣に授けてくれた。そして、心から真っ当な愛を与えてくれた。

 

 俺は母を愛している。この親愛の気持ちがあったからこそ、自分で言えるぐらいには優秀な成果を上げながら、俺はぎりぎりまで波柴一族の悪意に染まらなかった。

 

 そして、ぎりぎりだった俺の心をつなぎとめてくれた思い出も胸にある。

 

 秀華。今もコカビエルと対峙し、そして奥の手を切る覚悟を決めた俺の相棒。

 

 愛する二人に恥じない生き方をしたいと、胸を張って「俺はこう生きた」って言って死にたいと、俺は心から思っている。

 

 ……だが同時に、俺は正道を歩めたわけでは断じてない。

 

 暗殺者や性奴隷を兼用する、波柴一族の補佐官。そんな存在にすることを目標とする教育機関は、必然的にまともな育成を試みない。

 

 壊しすぎての廃棄処分をするつもりはないのでそれなりに丁重には扱われた。だが最終的に壊れるようなら使い捨ての暗殺者にすればいいと考えており、しっかり成果を見せ続ける必要はあった。

 

 だからこそ、そのころから殺しの経験を積むことにはなった。人間、自分で一線を越えたと思うと一気に転落するからな。組織内での処刑や見せしめなどに関与させられることは多かった。

 

 いつか必ず、生きて脱出してただでは済まさない。むしろ意味もなく死ぬほうが論外だ。そう判断できたからこそ、俺はあえてそれを成してきた。

 

 いずれ裁きが下るにしても、それは奴らに明確な大きい痛打を叩き込んでこそ。そうわかっているからこそ一歩を踏みしめて業を背負った。その清算をすることすら、俺を前に進ませるために。

 

 だが同時に、それが欺瞞と言われたら否定はできない。自業自得の悪党同士の共食いであるとはいえ、「悪を捌くために生贄になってくれ」なんて言われて納得できる奴らばかりではないだろう。だからこそ、秀華と出会わなければ勝算が皆無に等しい博打でかすり傷を負わせに行くことになっただろう。

 

 そして、だからこそ俺は正道の裏に回っている。神器の制御や運用で危険だから殺すという、一般市民に知られれば暴動が起きるだろうことを許容する世界にいる。

 

 ……だからだろう。俺は、安らいだ思い出を過去として区切りをつけすぎた。

 

 この事態が俺のせいだと、傲慢なことは言わない。俺が何とかできたことだと、そんな断言はしない。

 

 だが、黙って見ていることはできない。

 

 無二の相棒。大事な友人。

 

 背中を押してくれた二人に恥じない行動を、俺は取るべきで取りたい。

 

 したいこともすべきことも一致している。そして、そのためのお膳立ても整っている。

 

 だから、こそ。

 

「遠慮なくいくぞ。言っとくが、俺は波柴一族(やつら)の作品でも成績優秀だからな……!」

 

 ここは、俺が成し遂げる!!

 

 

 

 

 

 

 

 

《兵藤一誠》

 

 

 

 樹下も頑張ってるんだ。俺も気合を入れないとな!!

 

「創生せよ、天に描いた星辰を———我らは煌く流れ星!!」

 

 星辰光を開放させているバルパーに、俺は籠手を具現貸して殴り掛かった。

 

 悪魔の俺にとって聖剣は天敵だけど、左腕を差し出してドラゴンになっているから籠手なら何とかできる。

 

 俺は真っ向から左腕で、バルパー持っている聖剣に殴り掛かる。

 

 と思ったら、なんかあっさり受け流された!?

 

「荘厳なりし聖なる剣。英雄譚を切り開く、王者の剣はそこにある」

 

 俺の拳をあっさり受け流したバルパーは、そのまま一気に切りかかる。

 

「欲し続けて幾星霜、担う資格は手に入れど、生かす力は手に入れられず」

 

 ヤバイ、めっちゃ鋭い剣技だ。

 

「だがあきらめるなどありえない。そのための力此処にある」

 

 この動き、下手をすると木場より様になってる。

 

 こんな運動慣れしてなさそうなやつが、そんなことできるってのか!?

 

「素晴らしきかな剣豪たちよ。その技術、我が身に取り込ませてもらおう」

 

 しかも星辰奏者だからか、身体能力はなんだかんだで高い。

 

「今ここに、聖王の再来は訪れた。我が聖剣の一線を受け、悪鬼魔性よ滅ぶがいい」

 

 やべ、こいつまずいんじゃねえか!?

 

超新星(メタルノヴァ)———聖剣の担い手、その資格ここに奪取なり(ナイト=オブ・エクスカリバー)!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルパー・ガリレイ

 

聖剣の担い手、その資格ここに奪取なり(ナイト=オブ・エクスカリバー)

基準値:E

発動値:D

収束性:B

拡散性:E

操縦性:AA

付属性:D

維持性:D

干渉性:E

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んじゃ、俺もちょっくら暴れるかねぇ!」

 

 と思ったら、俺の後ろに波柴矢城の奴が回り込んでやがる!?

 

「創生せよ、天に描いた星辰を———我らは煌く流れ星」

 

 こいつも星辰奏者かよ!?

 

「今ここに、サバトの時間は訪れた。陶酔のままに支配され、淫らにあえぐ犬の群れ」

 

 見た瞬間に悪党だとわかる顔で、なんか炎の塊をぶっ放してきやがった。

 

「命じる物こそこの悪魔。群れの捧げる供物を糧に、波柴の再起はまだ消えぬ」

 

 っていうか数が多い、数が多い!

 

「故に、愚鈍なりし有象無象よ死に絶えろ。我らが覇道の足引きは、燃え盛ることで終わるといい」

 

 一発一発がレイナーレの槍に匹敵しそうな攻撃が、難十発もこっちに向かって放たれる。

 

 リアス部長と朱乃さんが打ち落としてくれるけど、其れでも結構こっちに飛んできた。

 

「我が尖りし顎に口づけすれば、支配によって飼ってやろう。拒むというなら酌量無し。炎に包まれ絶命せよ」

 

 俺が防戦一方になっているのを、詠唱しながらあからさまに馬鹿にした笑顔を向けてくるのがマジでむかつく。

 

 一発一発の威力はともかく、ここまでやられるとライザーの炎の次ぐらいにやばいな。

 

「黒く染まった炭と化し、炎を燃やして灰になれ。その焔の輝きこそ、我らの優雅を邪魔した報い、贖罪の手段と知るがいい」

 

 くそ! こっちの星はシンプルだからこそ厄介だ!

 

超新星(メタルノヴァ)———悪逆の炭となれ、魔の命なるぞ(ダークフレイム・レオナール)!!」

 

 

 

 

 

波柴矢城

 

悪逆の炭となれ、魔の命なるぞ(ダークフレイム・レオナール)

基準値:C

発動値:B

収束性:C

拡散性:E

操縦性:C

付属性:B

維持性:C

干渉性:E

 

 

 

 

 

 

 バルパーのほうはさっぱりわからないけど、矢城の野郎はわかりやすい星辰光だ。

 

 例えるなら、爆発する炎の塊をぶっ放す星辰光。わかりやすいけど強力だな!?

 

 いや、それがどうした!

 

「舐めんじゃねえ、俺を……非童貞を!!」

 

「いや、俺もとっくの昔なんだけどよ?」

 

 うっせえ! マジレスすんな波柴矢城!!

 

 だけどこいつらも結構厄介だ。

 

 しかもケルベロスが多いし、コカビエルもやばいしで誰もが手こずってる状態だ。

 

「いやっほぉ~っう! 俺っちを忘れる悪い子たちは、ズンバラリンと……()っちゃうZE」

 

「むぅ! さすがに厄介な!」

 

「うざい……っ」

 

 雲川さんや小猫ちゃんも、フリードにかく乱されてる。

 

「面白いがこの程度か? なら、これで終わりだ!」

 

「「っくぅ!!」」

 

 あ、コカビエルに押されている空本さんと雨宮さんが、大技を喰らいそうになってる!?

 

 まずい。ドライグ、もう待ってられないから代価を―

 

「あんまり舐めないでよね!!」

 

 ―その瞬間、四方八方から砲撃が放たれた。

 

 まるで戦車砲みたいな砲撃が、ものすごい数放たれる。

 

 コカビエルはあっさり迎撃するし、フリードも危なげなくかわす。

 

 ただバルパーと波柴矢城は結構危なかったし、ケルベロスは滅多打ちになって全身が傷だらけになった。

 

「あんまり舐めないでもらえる? こっちは最終手段の封印解除で手間取ってるけど、動けないわけじゃないからね」

 

 そういう秀華先輩は、自分の周囲に砲台みたいなものをたくさん従えてた。

 

 ダンガムシリーズのオールレンジ攻撃じみたそれは、また散会すると今度はコカビエルを集中攻撃する。

 

 コカビエルは翼を広げて打ち落とすけど、楽しそうな顔になった。

 

「ほう、準神滅具の聖域の守護戦士(デイブレイク・ガーディアン)か。雲川麗華の鉄槌要塞(バンカー・バンカー)もだが、なかなかの玩具がそろっている」

 

 本当に楽しそうにそう言うと、今度は俺のほうを見た。

 

「さらに二天龍の一角を宿す神滅具。くっくっく……前哨戦には十分なラインナップだ!」

 

 その瞬間、今度は俺に向かって突進してきやがった。

 

 俺はとっさに殴り掛かるけど、コカビエルはそれを片手で受け止めた。

 

 一瞬力比べになるけど、コカビエルは俺を思いっきり上にぶん投げる。

 

「さぁ、悪魔なら空中戦もやって見せろ!!」

 

 え、まって!? 俺飛べないんだけど!?

 

 あ、しかもケルベロス達が立ち直ってまた動き出している。

 

 これ、さすがにまずいんじゃ―

 

「「させるか!」」

 

 ―この声は!

 

 俺が二人分の声に喜んでいると、俺に向かって襲い掛かる砲撃が吹き飛ばされる。

 

 同時に魔剣が大量に飛んできて、ケルベロスをけん制した。

 

 これは、このタイミングで来てくれたのか!?

 

「どうやら本番には間に合ったようだ。お互いで送れなくてよかったな?」

 

「そのようだね。ああ、自分でもタイミングが良すぎるぐらいだよ」

 

 ゼノヴィアに木場が、剣を構えて戦場に参加してくれた。

 

「祐斗、無事だったのね!!」

 

「待ってたわよ、ゼノヴィア!」

 

 リアス部長と雨宮さんがうれしそうに声を上げたところで、フリードの奴が二人を切ろうと走り出す。

 

「そのターン事ぶった切る!」

 

「させないって!!」

 

 その瞬間、割って入ったスターレインさんの蹴りがフリードに襲い掛かった。

 

 フリードは信じられない速度で回避するけど、すぐに追いかけて追撃するスターレインさん。

 

 動き早いな!? いや、めっちゃ早いな!?

 

「面白い! 手品師も者によってはこうなるとわかっていたが……そういうことか!!」

 

「っわぁ!? 危なぁっ!?」

 

 おお、コカビエルの攻撃もあっさり回避した。

 

 なんていうか、反応とか動きとかがすっごく速い。

 

 でもそうだな。おかげで俺も着地できた。

 

 さぁ、ここからが本番だ!!

 




 戦闘はまだ序盤ですが、激戦を書いていきたいと思っております!!

 あと先頭部分はほぼ書き溜め終わっているので、今週中に全部行けると思うよ!
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