シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚 作:グレン×グレン
それはそれとして、最近ちょっと寝不足気味。平日はまぁそれなりの時間に起きるので仕方ないですが、土日があまり長く眠れないところがあって困っています。
睡眠障害があるので昼寝も控えるようによく言われているので、そういう意味だと執筆に悪影響も出てきそうなのが不安ですねぇ。
《兵藤一誠》
俺は今、思いっきり特訓から解放されたことを実感した。
ジャージ姿で無人の山に連れられて、そこで伝説のドラゴンと一対一でしごかれまくった。
女の子は全然いない。当然エロいことなんてできやしない。ぶっちゃけ心がどうにかなりかけたというか……なった。
妄想しか楽しみが無かったけど、自分の体を吹き飛ばすような攻撃に追い立てられる時でも当たり前のようにできてるのはやばいって。正直、精神的に一番追い詰められた可能性だってある。
ただ、おかげでたどり着けた境地もある。
この境地があれば、きっとこれからの戦いの支えになる。
そして今、俺は熾烈な特訓を潜り抜けたご褒美を得ている……っ!
「……く……っはぁ~♪ やばい、久しぶりだからめったちゃでた……♥」
「はぁ……ぁん♥ イッセーさんが、一杯です……♪」
俺とアーシアがとろけるような気持ちで快感を堪能していると、アーシアの背中にゼノヴィアが寄り添った。
「ふふ。今度は私の番だ。……もっとも、少しは堪能したほうがいいのかな……?」
そういうゼノヴィアも裸だし、アーシアだって裸だ。
そしてとろけそうな顔のアーシアは、股間から俺が出したばかりの精液を垂らしている。
そう。俺は今、久々にアーシアとSEXしている!
それも、ゼノヴィアとの3Pだ!!
「さすがにイッセーがかわいそうな気もしたのでね。秀華先輩を交えつつ、みんなで話し合ったんだ」
なんてことを言いながらアーシアとともにゼノヴィアが来たときは、夢かと思った。
でも、夢じゃなかった!!
ああ、今俺は……今更ながらに感動している……!
涙がこぼれる。久しぶりの愛溢れるSEX……!!
と、そこでゼノヴィアが俺にしなだれかかる。
「さて、次は私だ♪ リアス部長が明日の担当なのでな。今夜は私に思いっきり子だねを出してもらうぞ♪」
「あ、ずるいですゼノヴィアさん。私だって……もっと欲しいです……♪」
うぉおおおおおおおお!!
元信徒のかわいい女子が! 俺を! 二人でちょっと取り合っている!?
しかも今の話だと、明日はリアス部長の番なのか!? いやっほぉ~っい!!
あ、もう俺の兵藤一誠がいきり立っている……!
ああそうだな。この程度で収まるものか。
せっかく処女をもらったのに、その後が全然ない状況には俺も涙をこぼしていたものさ。
この機会、逃さねえ!
「安心しな二人とも! 俺はまだまだ……できる!!」
いよっしゃぁ! このまま二人まとめて第四ラウンドぐらいは付き合ってもらうぜぇえええええ!!
《樹下誠二》
さて、とりあえず明日からは少しは気楽になるだろう。
もっとも、すぐに気を引き締め直さないといけないところも多いだろうがな。
俺はさらりと、日本政府から送られてきた資料を確認する。
どうも教会の方ではいろいろともめているらしい。
星辰奏者技術の獲得や、高位神器の埒外の増加。これによって、神器を知る信徒たちはタカ派が大きくなっていた。
そして現在、和平に対して不満をあらわにしている者も多い。その多くは悪魔や堕天使相手に同胞が死んだことも多い戦士側だが、技術研究を行っている者も多いようだ。
これは、禍の団と戦う前に教会の反乱分子と戦うことになるかもしれない。
そう思いながら、俺は一呼吸を置いて切り替える。
たとえそうだとしても、それは仕事の一環だ。深く考えすぎるのもあれだろう。
とにもかくにも、明日はパーティに出席する。
多少は俺や秀華も苦労するだろうが、その分美味しいものも多いだろう。
冥界のグルメ、それも上流階級のそれを楽しむいい機会だ。そう思おう。
……その場でトラブルに巻き込まれないことは祈るけどな。もっとも、悪魔の縄張りで神に祈ってどうするのかとも思うが。
《空本麗夜》
そんなこんなで特訓期間も終わり、その翌日。
冥界のパーティに御呼ばれするんだけどすごいことになったね。
「真剣にでかしたイッセー。こんな機会はめったにないぞ」
「そっか? ま、お礼はおっさんに言っといてくれよ」
誠二にも褒められているけど、イッセー君はすごいことをした自覚がないかもね。
元龍王である最上級悪魔タンニーン。彼とその眷属の背に乗って、パーティ会場まで移動なんて悪魔であってもそうできることではないだろう。
これはパーティ会場で少しは自慢できる内容だ。話のタネもできるしありがたいね。
そしてソーナ殿たちも一緒に連れていくことになっており、俺たちはその準備をして待っている段階だ。
こういうのは女物のほうが時間がかかると相場が決まっているけどね。
俺は執事服ではなく礼服用に所長が用意してくれたタキシード。誠二やイッセー君は学生なこともあり、普通に学生服だ。
木場君はまだ来てないけど、女性メンバーはドレスで向かう予定らしい。……ちょっと楽しみ。
「お、兵藤じゃねえか」
と、匙君が先にこっちに来たようだ。
「なんか鍛えられてるな。ま、俺も鍛えたけどな」
「よ、匙。ま、山の中でドラゴンと一対一でしごかれたんでな……」
あ、匙君に応えている最中にイッセー君がすすけた。
「頑張った。お前は本……当に、頑張った!」
誠二が思わず肩を叩いて激励するけど、本当に大変だったろうね。
「今度なんか奢るよ。アウトドア関係から遠ざかったものが食べたくない?」
「うっす! じゃぁチーズケーキで!!」
やっぱり結構大変だったんだろうね。飛びついたよ。
「……なぁ樹下? 兵藤の奴、どんな特訓をしたんだ?」
「聞くも涙語るも涙だ。パーティ前に言う話じゃないだろうさ」
誠二が匙君と話しているけど、まぁ確かに話すタイミングがあるよね。
どう考えても地獄レベルだ。鬼というかなんというかだよねぇ。
ちょっと空気が微妙になっていたけど、匙君がちょっと顔つきを変えた。
「……会合の時のこと、兵藤や樹下は覚えてるか?」
と、匙君がつぶやいた。
あの会合か。俺としても、なかなかに衝撃的だったよ。
よりにもよって、凛華ちゃんが大王派の眷属として傀儡の魔王になることを選ぶなんてね。
……あの件においては、俺にも多分に責任がある。百歩譲って多くは無くても、ないなんて言えるわけがない。
ただ、匙君にとっては別件の法だろう。
「ソーナ嬢が嗤われた夢の話かい?」
「うっす」
匙君は俺の答えにうなづくと、こぶしを握り締める。
「それは会長だけの夢じゃない。……俺も、そこで教師になりたいんだ」
教師か。
何となくでなく、明確な目標として夢を持つ。
俺が高校生の時、そんな風に設定はしてなかった。きっと、それもああなった要因に一つなんだろう。
それだけでああなることはない。だけど、俺たちにとっては不幸なことにそうなる要素として機能してしまった。
いや、今気にすることではないか。多分匙君が言いたいのはそういうことじゃないしね。
「実は俺もいろいろあってな。……ただ、それとは別に冥界で学校を開きたいって強く思うんだ」
なるほどね。
「そういえば、冥界の教育機関は貴族に偏っているんだったよね」
「そうなんですよ空本さん。それに、レーティングゲームは魔王様が悪魔全体に開かれてるとも言っている。にもかかわらず、上級悪魔以外には狭い門のままだ」
悔しそうに匙君は拳を握り締める。
「俺だって、まじめに勉強したら少しはましになった。冥界の子供たちだってそうなることができるだろうに、冥界だと下級中級の時点でそれが難しいんだ」
「まったく。教育がほぼ全国民に受けさせられるかどうかは、人間世界では国家としての基準値でもあるんだがな」
誠二が軽くため息をつくけど、確かにそこは問題だ。
まじめに勉強をしてたとはいいがたい俺でも、高校まで通っていたおかげである程度の学はある。何なら事務仕事もある程度はできる。
なら、どんな悪魔も義務教育レベルの勉強を受ければだいぶできるようになるだろう。
「……俺はそれになんていうか怒ったし、会長はずっとそれを問題視していた。あの人が駒王学園に通ってるのは、人間界の教育を学ぶためでもあるんだ」
そういう匙君はこぶしを握り締めた。
「だから俺たちは、必ず夢をかなえて見せるぜ。実戦だろうとレーティングゲームだろうと。相手がお前たちだろうとな」
それは、きっと俺たちへの挑戦状なんだろう。
「……容赦なく挑んでいいのか? それで負けたらそっちにとっても不都合じゃ―」
「殴るぞ樹下。そんな情けないざまを見せんじゃねえよ。大体そんな勝ち方に何の価値があるってんだ」
誠二の気遣いを、匙君は切って捨てる。
夢が遠のくとしても、勝負において互いに容赦を入れたり情けを掛けることはするな。
そういうタイプの気高さは、俺や誠二にはないものだね。
良くも悪くも暗部よりだから。目的のために都合がいいなら、わざと負けるぐらい手段として当然使う手合いだからね。
でも、そういう気高さはまぶしく見えるよ。
「そっか。なら、もしその時は容赦しないからね」
「だな。ま、競技試合で変な八百長はあれだろうさ」
俺も誠二も小さく笑いながらうなづいた。
と、なぜかイッセー君は悔しそうになっている。
「……くそ、なんか大人の雰囲気魅せやがって! 二人そろって非童貞だからなぁ!!」
「お前もだろうがバカ」
誠二はかなりバッサリ叩き込んできたね。
……と、匙君がなんか急にうつむいた。
「……非童貞。それも、主と……! なぜだ、なぜ俺は、会長のおっぱいすら見えないんだ……っ」
なんか急にすごい落ち込んできた!?
「落ち着け匙。秀華とソーナ殿を一緒にするな。失礼極まりないぞソーナ嬢に」
「それはそれでいいの?」
誠二のフォローに思わず突っ込んだよ。
いやまぁ、所長とソーナ嬢は方向性が違うけど。貞操観念で言えば完全にソーナ嬢が格上だけど。そもそも波柴秀華率いる桃山警護事務所の正社員が砕け切った貞操観念の持ち主なだけど。
と、イッセー君もちょっと困惑しているようだ。
「つっても、まだ三人とも一回しかしてないしな。おっぱいを見ることだって、タイミングよくお風呂に入らないと難しい時があるし―」
「それトドメだよ!?」
まずい。あまりに天然でとんでもないことを言っているから、止めるのが遅れた。
「お風呂……三人……あばばばばば!?」
「匙しっかりしろぉおおおおお! だ、誰かぁ! 医療班はいませんかぁあああああああ!?」
誠二も大混乱だしもうグダグダだよ!?
ちょっともぉおおおおっ!! パーティは大丈夫かなぁぁあああ!?
エロの関しては特に比重を重くするのは、別途で作った短編集の方でやればいいと開き直っております。
本編でのエロはあくまでエッセンスより。原作シルヴァリオのようなレベルにとどめる方向になると思いますが、本編も楽しんでくださると幸いです!