シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚 作:グレン×グレン
ちなみに、書き溜めで割とガチめのエロシーンを書き終えたところです。AIイラストはさすがにガチエロではありません。ただまぁ、雰囲気を感じるには十分ではないでしょうかと思っております。
三連休なので、バトル満載の話を三日連続で投降する予定です!
《兵藤一誠》
なんか大ごとになったなぁ。
めっちゃ他人事みたいなこと言ってるけど、心からそう思うぜ。
フリードとかいう糞はぐれ堕天使に襲われた後、俺は学校を休んで体を鍛えようとしていた。
アーシアを助けられなかった無力さがそうさせていたけど、そんなことをしていたらアーシアと出くわした。
流れて遊びに連れて行って、身の上話を聞いたけど酷いもんだよ。
元々親がいないうえに、神器に目覚めてからは聖女に祭り上げておいて誰も友達にならず孤独な生活を味合わせていた。その上、治した怪我人がたまたま悪魔だったことで魔女扱いで追放だ。
そんなの黙ってられるかよ。酷い話にもほどがある。
しかも連れ戻しに来たレイナーレが言っていたことから考えると、アーシアに何かする気しかない。黙ってられない。
部長からは遠回しに助けに行っていいって感じの言葉をもらった。まぁちょっとよく分かってなかったけど、木場にはちゃんと感謝しないと。
それに、樹下や樹下の同僚の空本さんも力を貸してくれる。依頼を受けたらしいけど、後でなんかお礼をしとかないとな。
そして俺達は廃教会に着いたけど騒がしいな。
というより、外でテントを立ててまで待機してるあいつらは何なんだ?
「……数が多すぎて外に出された奴がいるのか。それはそれとして臨戦態勢だな」
「もしかして、後で僕達グレモリー眷属を滅ぼすつもりだったのかな? おそらく儀式とやらが終わった勢いで向かうつもりだったんだろうね」
「なら、別動隊は今頃カウンターを喰らってる形か。これは混乱しそうだね」
俺以外の男達が小さな声で話し合ってるけど、冷静だな。
「で、どうするんですか? 正面突破?」
「いや、こういう時の準備は万端だから任せておいて」
俺にそう答えると、空本さんはスイッチを取り出した。
「ここの結界は隠匿重視。だからこういうことができるんだよね……っと」
スイッチを押した時、なんかくぐもった音が聞こえてきた。
音がした方向には、空本さんが運転してくれたトラックがあったな。ピックアップトラックっていうんだっけ? 座席は五人分あって、俺達グレモリー眷属の三人は後部座席で小猫ちゃんが真ん中だった。
そういえば荷台の箱を空本さんが操作していたけど何が―
―ドドドドドドォオオオオオッン!!!
『『『『『『『『『『ぎゃぁああああああああっ!?』』』』』』』』』』
なんかテント辺りに爆発が乱れ撃ち!?
「何事!? 何が起きたの!? っていうか何したんですか!?」
これ絶対あのスイッチだよね!?
俺が慌てながら空本さんの方を向く。
ちなみに樹下は平然としていたけど木場と小猫ちゃんはちょっと唖然としていた。
「遠隔操作で小型の迫撃砲を六発ほど。数の差がありすぎるから奇襲で減らせるだけ減らさないとね」
苦笑しながら言う空本さんは、すぐに表情を真剣にした。
あ、そっか。相手が混乱している隙をついた方がいいか。
「じゃ、突っ込むぞ!!」
「おう!」
樹下に答えて、俺はすぐに走り出す。
既に敵地だから、
魔力が上昇する
なら、
「馬鹿げた防御と攻撃力の
俺は戦車に昇格すると、大声を上げながら突撃する。
「悪魔か!」
「先手を打ってきやがったか!!」
反応したはぐれ悪魔祓いが光の銃を撃ってくるけど、痛いけど耐えられる。
普通に食らった時は穴が開いたからな。昇格凄いぜ!!
俺は強引に突き抜けると、そのうちの一人を思いっきりぶん殴った。
「餓鬼!」
「死ね!」
「お前らがな」
そんな声が飛び交うと、後ろからなんかあったかいのがちょっとかかった。
……いや、これ血じゃね?
「この鉄火場でもうパニクってないとか、お前争いごとの才能あるぞ?」
振り返ると樹下がそう言うけど、当たり前のように人二人も切り殺した奴に言われたくねえよ。
しかも反撃しようとした連中に、素早く剣を投げつけて攻撃してるし。
「どんだけ鍛えたらそうなるんだよ」
「安心しろ。まともな神経の奴は絶対させないような調教の結果だから、出来ない方がいいんだよ」
樹下の奴、本当に酷い生活環境で育てられたんだな。
なんていうか、もうえげつないのが丸分かりだ。絶対ろくでもないことだってのだけは分かる。
ただ、これは言ってもいいよな。
「おかげでアーシアを助けに行ける。胸張ってくれ、お前はダチの俺と可愛い女の子をその力で助けてくれるからさ!」
こいつらがいなけりゃ、この数を突破するなんて流石に無理っぽいからな。
「皆もありがとな! あとで絶対お礼はするぜ!」
俺が声を張り上げると、何故か皆が一瞬きょとんとなった。
はぐれ悪魔祓いの連中がその隙を突こうとするけど、その頃には皆反撃してる。やっぱり鍛えてるなぁ。
……ただ、なんで皆この状況でちょっと笑ってんの?
「麗夜さん、イッセーと一緒に行ってくれ! 対集団戦ならアンタが一番適任だ!」
「分かった。イッセー君、こっちだ!」
樹下の声を聴いて、空本さんが俺を呼びかけながら駆け出した。
追いかけようとするけど、その時はぐれ悪魔祓いが何人かこっちに向かってくる。
ああもう、数が多いって!
「させないよ! 行くんだ、兵藤君!」
「……ここは任せてください、兵藤先輩」
木場と小猫ちゃんがそいつらをなぎ倒して、俺の道を作ってくれた。
二人とも……っ!
木場はイケメンで正直いけ好かないし、小猫ちゃんは割と辛辣なことも言ってくる。
だけど、こうして俺をフォローして体まで這ってくれるのが本気で嬉しい。
俺は、俺はいい同僚を持った……っ!
「これが終わったらイッセーって呼んでくれ! それと後で絶対お礼はするからな!!」
俺は涙を浮かべながら、拳を握り締めて走り出す。
待っててくれ、アーシア!!
《樹下誠二》
さて、イッセーは行った。
麗夜さんがいるなら、少なくとも即座に殺されるとかそういったことはないだろう。
俺達がするべきは、外野のうるさい馬鹿どもを相手にすることだ。
……まだ結構いるからな。しかも迫撃砲のパニックも収まってるから、ここからが面倒だ。
「うっへ~。いきなり花火上げてくれちゃって、やる気満々ですなぁ~君たちぃ?」
そんなふざけた口調をした男が、俺達の前に銃を突きつける。
白髪でイカれた目つきをした男だ。年齢は俺達と同じぐらいといった感じだろうか。
ただ、間違いなくやばいのは分かる。悪魔祓いに限定すれば間違いなく敵の中でトップだろう。
そして更に問題なのは、堕天使が三人も舞い降りたことだ。
「まったく。別動隊の指揮をするべく飛ぼうとすれば、余計な邪魔が入るとはな」
「奴らと通信が繋がらないのは、貴様らの仕業か? やってくれる」
「勘弁してほしいっすねぇ? これから殺される悪魔どもの分際でぇ」
コートを着た男。スーツを纏った女性。ゴスロリ服の少女。
三人揃って堕天使である以上、外見通りの年齢ではないだろう。
そして問題は、三人が揃って
……堕天使レイナーレが
さて、これはかなり面倒になってきそうだ……と思った時だ。
「ごきげんよう、目障りな堕天使さん?」
その声と共に、寒気を感じるほどの魔力の奔流が襲い掛かる。
敵は素早く対応するが、対応が間に合わず五人ぐらいの悪魔祓いが消し飛ばされた。
跡形もなく消滅するはぐれ悪魔祓い。これは、ある悪魔の一族が保有する特性である消滅の魔力。
そして、その魔力を振るえるのはこの駒王町にただ一人。紅髪をなびかせる少女に他ならない。
「初めまして。私は元七十二柱グレモリー家次期当主、リアス・グレモリー。貴方達を滅ぼす者よ」
空に飛び、この場の全員を睥睨するはリアス先輩。
このタイミングで来てくれたか!
「……樹下君、ここは僕達に任せて君も行ってくれ」
隣で木場がそう声をかける。
「いいのか?」
「リアス部長が自ら戦われるのなら、それを指させるのが僕達眷属の役目だよ。君は純粋な兵藤……いや、イッセー君の友達として助けてやってほしい」
そうか。
なるほどな。宮仕えは本当に大変なものだ。
「分かった。ならそっちは任せるぞ!」
俺は頷いて、すぐに駆け出す。
待ってろイッセー。騎兵隊が向かってやる!!
今回はちょっと短め!
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