※この作品はR-18です。

シルヴァリオ ディアボロス~ハイスクールD×D銀月譚   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 自炊を始めてからベルトが緩んできた気がするグレン×グレンでっす!

 まぁ痩せろ瘦せろと何度も言われてましたので、これは好都合。健康的な生活を送ったほうがパフォーマンスが上がるというし、体脂肪率を減らしていきたいと思います!

 では本編!


第十八話 恐ろしき極の片鱗

《空本麗夜》

 

 

 

 

 

 

 ああもう! 戦線は無茶苦茶だ!

 

 というより―

 

「ぬぅううううううっ! この、まがい物風情がぁ!」

 

「名前負けの役者不足に、国家規模の命運が託せるか! ……そう、()()()ぁっ!!」

 

 これでも所長がカテレアの相手を引き受けているから、まだましなんだよね。

 

 というより、カテレア側が秀華所長の猛攻で吹き飛び続けているからそっちを気にしなくていいといった塩梅だけど。

 

 全攻撃を丸ごと迎撃することで引き受けていてくれる所長には感謝だけど、それでも乱戦なのは変わらない。

 

「甘く見るなよ! ここまでの反旗を翻す覚悟、舐めてかかれると思うな!!」

 

「舐めてないし、つーか頭痛案件よ馬鹿弟!!」

 

 麗奈は充二君の相手をしているけれど。それにしたって限度がある。

 

 乱戦中なので余裕ができたメンバーがサポートに回っているけれど、それでもかなり無理がある。

 

 ああもう! もうちょっと増援が来てくれると嬉しいな―

 

「……ほっほっほ。何やら面白いことになっておるのぅ」

 

「ひゃんっ!?」

 

 ―と思ったら、何時の間にか麗奈の尻を揉むご老人が!?

 

 っていうか、あれ資料で見たけどアースガルズの主神のオーディン様では!?

 

「ぉ……ぇ……光栄、です?」

 

 麗奈がどう反応していいか分からず困惑してしまっている。

 

 いやまあ、主神のボディタッチとか考えようによっては超光栄な気もするけど、普通にセクハラ案件だよなぁ。

 

 というか、こんなところに北欧の主神が来られるとかどういう状況!?

 

「まったく。歯ごたえのある者がおらんので弱い者いじめばっかりじゃったから強い奴を探してみれば、中々に難儀なことになっておるようじゃ」

 

 まぁ、アースガルズの主神とか戦闘能力が高くないとやっていけないだろうしなぁ。

 

 主神の時点で性能は絶大だし、アースガルズって闘争の神話ともいえるから武闘派が多くて当然な業界だし。

 

 となると、間違いなく頼れる戦力!

 

「で、できればあちらの旧魔王血族を―」

 

「では、まずは様子見のグングニルじゃ」

 

 俺が言い切るより早く、まず真っ先に充二君にとんでもな威力の攻撃がぁああああ!?

 

「ちょ、そっちはこっちでやるのであっちをお願いしたいのですが!?」

 

 思わず絶叫するけど、オーディン様は知ったこっちゃない感じだ。

 

「敵の強さにせよ味方の窮地にせよ、危険な方を優先するべきじゃろうに。あ奴の心配をするにしても、この程度で死ぬような手合いではないわ」

 

 それはそうなんだけどそうじゃない!

 

 まずい、オーディン様は大切なことが分かってない。

 

 それも仕方ないだろう。秀華所長はそもそも、自分の()()が分かっているから、本当に最終手段でしか自分でそれを発動しない。

 

 二つ目の星辰光によって俺達が肉体的な限界を超えるのは、所長の苦肉の策だ。

 

 本来その素質の無い者達の、自由意思に意志の力を注ぎ込むことで、二重の意味で安全策としているからだ。

 

 だけど、所長が自らそれを選ぶと話が代わる。

 

 それはすなわち―

 

「「()()()()っ!!」」

 

 ―もう自分で止められないということだ。

 

 充二君と同時タイミングで覚醒をまた遂げた所長は、文字通り限界を超えた砲撃を放つ。

 

 同時タイミングのそれは、充二君の場合はオーディン様が上に弾き飛ばした。

 

 だがカテレアはそういった立ち回りは間に合わず、受け止めて後ろに弾き飛ばされる。

 

 それはすなわち、広報に砲撃がそのまま飛んでいくということ。

 

『『『『『『『『『『ぎゃぁあああああっ!?』』』』』』』』』』』

 

 ギリギリで味方は巻き添えにならなかったけど、もう遠慮なく周囲の風景と戦力が消し飛んでいく。

 

 そのままカテレアを追撃する所長は、方向だけは気を付けて位置取りをしている。

 

 これなら誤射はないだろうけれど、危なかったぁ。巻き添えのリスクは乱戦だと十分あるけど。

 

 一安心で息を吐くけれど、逆にオーディン様は目を大きく見開いている。

 

「……なんと。あれほどの出力を隠し持っていたのか?」

 

「持ってませんよ。いえ、そもそもここに来るまでの出力だって彼女はついさっきまで持ってなかった」

 

 その辺りの認識の違いを、俺は此処で是正する。

 

「文字通り、負けられないといった()()()()で肉体の限界を超えているんです。そして、そういう手合いは往々にして、一度そうなると決着がつくまで止まることが()()()()

 

 所長はそういったところを強く嫌悪しているから、使わないように努力している。

 

 だが使ってしまえばもう止まらない。外部から強引に気絶させるか、決着がつくまでは文字通り止まらないし止められない。むしろある程度は方向を制御することができるだけ、マシな部類なんだと充二君を見て確信したよ。

 

 そういう破綻した素養を所長は持つ。

 

 そして、同じように持っているのが充二君だとこれまでの戦いで痛感した。

 

 問題は―

 

「なるほどな。どうやら、難敵が多いようだ……だが、()()()

 

 ―彼はその宿痾にさほど苦しめられていないのだと、それも痛感してしまったよ。

 

「ほっほっほ。同志達に被害者が出ておるようじゃが、止まるつもりはないのかの?」

 

「愚問だな、偽りの神よ。むしろ聞きたいが……それがどうした?」

 

 本心から理解ができないと、充二君はオーディン様の問いに首を傾げる。

 

「極論ではあるが、間違った道を歩んだ結果生きる万の命より、正しくあることに殉じた一の命こそ尊い。信仰とは本質的にそういうものだぞ? そもお前達アースガルズは、戦いの果てに命尽きることこそ尊いと人々に説いていたのだ。今の発言こそ矛盾そのもの、喜び喝采するはずのお前が言うことではないな」

 

 ああもう厄介だ。

 

 あのレベルで光が突き抜けているタイプが、信仰を軸にするとこうなるのか。割と酷いタイプだとは思っていたけれど、精神性が最悪のかみ合わせ過ぎる。

 

 ただでさえ宗教に悪い意味でのめり込むと、特攻上等神風万歳になりやすいのに。意志の力でありえないことすらやらかすタイプがそうなったら、もう下手な神罰より遥かに最悪な存在が誕生するじゃないか……!

 

 そして充二君はためらうことなく、雷を纏って剣を構える。

 

「来るがいい。我らが大罪の糾弾、偽りの神罰如きで砕けると思うな……!」

 

「……改める修正するということを知らんとはのぅ。聖書の神も苦労するわい」

 

 その瞬間、更に壮絶な戦いがこっちでも起きてしまったよ……!

 

 

 

 

 

 

 

 

《アザゼル》

 

 

 

 

 

 

 なんか向こうもやばいことになってるなぁ、オイ!!

 

「来たぞアザゼル!」

 

「ああもう面倒くせぇ!」

 

 こっちもこっちで大変だがな!

 

 サーゼクスに言われるまでもなく、こっちは本当にやばいって分かってるさ!

 

 なんてったってなぁ!

 

「困った、硬い」

 

「HAHAHA! 面白い連中と出会えたもんだぜ!」

 

『『『『やはり、分かってはいたが強いか』』』』

 

 超常バトルが発生してるからな!!

 

 オーフィスは割とガチめだし、帝釈天は四天王を呼びやがるし、とどめに謎の神クラスまでそれにまともに渡り合ってやがる。

 

 なんだこの超常バトル! サーゼクスもバテ気味で俺も鎧が長時間使えねえから、味方が巻き込まれないようにするので手いっぱいだぞ!?

 

「なんだあぺぇっ!?」

 

「おのれかびぃっ!?」

 

 さっきから怖いもの知らずで突っかかろうとしているアイアンローズが一瞬で粉々になって消し飛ばされてやがるが、まぁそれはいい。

 

 あのオーフィスや四天王引き連れた帝釈天と? 押し負けずに真っ向勝負できる四柱の神々とか、なんでそんな連中がロザリオ聖教国についてやがるんだ!?

 

「ロザリオ聖教国側の思想から言って、聖書の神以外の神を肯定するとは思えねえ。どういうことだ?」

 

「ミカエルから、教会暗部には異教の神々が属している暗部部隊がいるとは聞いているが……それとは毛色が違うだろうしな」

 

 俺もサーゼクスも警戒が先に来るが、しかし嫌な予感がするぜ。

 

 しかもグノーシス主義における最高神の名前とされるのをそれぞれ名乗ってるとか、意味不明。あとなんだよ、すふぃあるぅらぁ?

 

 なんつーか、思った以上に綱渡りをしている感じがする。それも、頑丈だがめちゃくちゃ細いワイヤーでやっているかのようなギリギリさを感じる。

 

 なんだ? 俺達の世界は、一体何が隠されている……いや、神代晃星ってのは本当になんなんだよ……っ!

 

 

 




 信仰に生きる光の奴隷という悪夢に、片鱗だけで暴れる極晃星の具現化という、同列に語るべき部分だったのでこれだけ抜き出しました。

 信仰に生きるとは人生を修行とするともとらえられるため、充二は自家発電で覚醒ができるというちょっとやばい系となっております。これでも亡者系列ではないのでまだマシですが、信仰に生きているため閣下とかラグナとかに比べると自己嫌悪は薄いほうです。

 逆に秀華は自覚があるからそもそも覚醒することを我慢できるのですが、一度始めると止まれないの。暴走特急というよりはモンスターマシン系なのでハンドルさばきである程度対応できますが、状況次第で終わった後の自己嫌悪がすさまじくなるようなレベルになりえます。「戦闘中、なるべく味方に被害が出ない方向に押し込める」だけ、光狂い系としてはまだマシに見えるのが酷い……っ



 そして別の極みである極晃星、縛りプレイ(必須)で大暴中。ありえないような強敵を相手に渡り合っております。

 これでもシルヴァリオを知っている方なら「めっちゃ舐めプ」とか思うのでしょうが、彼らもしたくて舐めプしているわけではないのです。いろいろな意味で不本意なことになっているとだけ言っておきます。
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