ハイスクールハックアンドスラッシュRPG バトル&バイオレンス&ラブな1year二周目俺TUEEEプレイ 作:笛ふき用
ーー9:01
そうして修二がたどり着いた先は一瞬前とは一変していた。通路なのだろう、壁も天井も巨大な石で構成され、大人が三人ほど並んで歩ける程度の道幅の薄暗い空間が前後に延々と続いている。立ち上がって確かめるように壁に手をついてコンコンと拳で叩く。硬い石の感触が返ってくる。
(流石に壁はぶっ壊せそうにはないな)
割と最初から普通の人間が絶対に考えないことを考えながら周囲の様子を探る。そこは明かりもないのに視界が確保できる程度には明るい空間。前にも後ろにも今、魔物の姿も気配もない。瘴気圧もそこそこで少なくても今の自分の行動を妨げるほどの圧力はまったく感じない。そのプレッシャーから逆算してここのレベルはせいぜい……レベル7相当だろうか? 修二はそう検討をつけた。
毛筋ほども油断などしてはいないが、それでも兄から事前に聞いていた通りの景色に小さく安堵する。何故なら自分を囲うこの石壁の存在自体が、今の自分を取り巻く全ての情報がおかしなイレギュラーもなく最低でも第壱から第仇階層のどこかに飛ばされたことを教えてくれていたからだ。それもおそらく兄や自分が想定していた最悪である既知外領域の深い所ではなくそこから程遠い既知内領域の割と浅い所。
(もし第捌や第仇なんて所に飛ばされたのなら今の僕でも耐えられないような瘴気圧のはず。でもそれはない。かといって昨日レベルが上がった後の僕がにいちゃんたちの部室? でエレベーターを降りた後に感じたダンジョン第一階層相当の瘴気圧よりは間違いなく強い。でもそれでいて強すぎもしない。つまりここはおそらくーー)
修二の出した結論と客観的事実が一致する。
ーー穿界迷宮【YGGDRASILL】、接続枝界【黄泉比良坂】ーー
ーー第【弐】階層、【既知内】領域ーー
(まぁ、魔物と戦ってみないとほんとのところははっきりしないけれど。とりあえず【
と一応の結論を出してからようやく修二はダンジョンそのもの以外のものに意識を向けた。視線を下に向けるとそこにはうずくまっている滋の姿が。
「っうぇ、何だよここ。何だこの変なプレッシャー。これがダンジョンとかまじかよ、ふざけんな。こんな状態で何か襲いかかってくるとか誰も生き残れるわけねーだろ、クソが」
悪態をつきながらどうにか片膝を立てて立ちあがろうとするもまだ立ち上がれない滋。どうやら彼はひどく瘴気圧に敏感なタイプだったらしく、その証拠に床には生々しい吐瀉物が散らばっていた。
正直修二は無理もないと思った。自分は“事前に”弱い瘴気圧から『瘴気圧に慣れる機会があり』、さらに『魔物との戦闘経験を積み』、レベル15という他の生徒からすれば考えられないほどの『レベルアップを果たしている』から無事なだけで、いきなりこの環境にぶち込まれたら自分だってどうなっているかわかったもんじゃない。そう思った修二はブレザーのポケットからいつも持ち歩いているポケットティッシュを取り出して滋へと差し出した。
「滋くん、大丈夫? これ使って」
「……おぅ。悪ぃな、修二」
余裕のない滋は半ば奪い取るようにしてポケットティッシュを袋ごと掴み取り、乱雑に中身を取り出して口元を拭う。そうして少し落ち着いてから何度も深呼吸を繰り返すことおよそ数分。ブレザーの胸ポケットから時計を取り出して現在時間を確認した修二がそろそろ一度移動したいなと考え滋がまだ歩けなさそうならおぶってでも移動するかと考えた頃、滋は青白い顔のままではあるが未だ震える足に力を入れて立ち上がった。
「っし。悪りぃ、情けねぇとこみせた」
「うん、大丈夫。とりあえず移動しよ? あんまり長時間同じとこにいない方がいいらしいから」
「おう、わかった。なら早く行こうぜ」
そう言って滋の側に立ちゆっくりと歩き出す修二。それに合わせるようにゆっくりだが歩き出した滋がしばらくしてからようやくおかしなことに気づいた。
「ん? どういうことだ? 長時間同じとこにいない方がいい? 何でそんなこと知ってる? それに修二、お前この異常なプレッシャーの中でどうして何も感じてないみたいに動けてる? どういうことだ?」
そこで隣に立つ修二の顔を見ると、修二は小さく舌を出して「てへぺろ、
◆ーーーーーーーーーー◆
「……なるほどな。それで一昨日と昨日帰ってこなかったのかよ。納得したわ」
歩き出して二十分ほどの時間の時間を費やし、修二はこの二日間にあった出来事に関して滋に説明をした。とはいえ学園の真実や突っ込んだ話まではしていない。せいぜい話したことといえば『兄が学園でも最高ランクの倶楽部の部長をやっていること』、『初ダンジョンダイブのために魔物と戦って事前にレベル上げをしたこと』、そして『ダンジョンで死ぬことで何が起きるのか?』についてである。ダンジョンダイブ当初、瘴気圧にやられ青白くなっていた滋の顔は今違う意味でさらに真っ青になっていた。
一通りを修二が話し終えた後、絞り出すように滋が語り出した。
「俺がこの学園に来たのはよ、元々俺は地元で中学に入る前からだいぶヤンチャしててよ。喧嘩、タバコ、酒、ギャンブル、バイクで暴走、他色々……。まぁそんな感じで結構悪いこともやったし、それでなくても親父とはうまくいってなくてよ。んで、おふくろは俺が何かやるたびに謝ったり泣いたり……。中学卒業したら適当にどっかに飛び出してやるぐらいのつもりだったんだけど、それでもおふくろが高校くらいはいってくれって泣いていうもんだから、高校くらいは行っとくかって思って中学の担任に相談したんだわ。そしたらよ、俺が特別に推薦枠を持ってる俺の卒業した学校なんだけどお前どうだ? って言われたんだ。話を聞いてみたら
そういっていつものようにニヤリとヘラヘラ笑いを浮かべようとしたが、それすらできずそのまま滋は黙り込んだ。修二も何も言わない。ありそうな理由だと思ったし、騙されて可哀想だとも思うが、世の中そんなうまい話に裏がないはずもない。正直バカだなとも思ったからだ。ただそういう素直さというか欲望に対する正直さが案外修二は嫌いではなかった。
しばらく何も言わないまま歩き続けたところで滋がジロリと修二を見た。そのまましばらく口をもにゅもにゅさせていたが好奇心が勝ったのだろう、やがて切り出した。
「あー、恥ずかしいとこ見せたわ! 俺だけだとなんかずるいべ! ……修二、お前は? なんでお前はこの学校に来た? 見るからにお前は俺みたいにバカじゃねーし、にいちゃんいるならこういうとこだって知ってたんだろ?」
勝手に自分が話し出したんでしょ? と思った修二だったが、別に殊更隠すこともない。つらつらと自分がこの学校に来た経緯について話し始めた。
「正直、入学するまで知ってたことは滋くんと大差はないよ? でもそうだな……。僕は元々とうちゃんがこの学校の卒業生なんだよ。とは言ってもそれもにいちゃんの入学直前まで知らなかったけどね。……さて、どこからいや、何から話そうか」
そう言って修二は自分の過去について思いを巡らせ始めた。
◆ーーーーーーーーーー◆
北泉修二は六人兄妹の次男としてこの世に生を受けた。父の出生は政財界に広く根を張る旧華族の家系にして日本を裏から牛耳る特権階級を構成する名家の一角、高ノ宮家に代々仕える
とはいえ壮は【華組】生徒だった。なんのバックアップもなくダンジョンに放り込まれる一般生徒とは訳が違う。本人の適性もありダンジョンで命を落とすようなこともなく、何事もなく順調に卒業を迎えるはず、だった。そんな彼に卒業直前に事件が起きる。彼が仕えていた高ノ宮家の令嬢は【
それゆえに狙われた。生徒の義務である週に一度のダンジョンダイブ。彼女の学園卒業直前に何年もかけ壮以外の彼女の取り巻きをありとあらゆる手を使って味方につけ、そうと知らない壮と令嬢がダンジョンに転移したその瞬間、壮と令嬢を待っていたのは彼女の婚約者と敵対する家の男とその取り巻き、そして本来その日いく予定だった階層とは全く違う階層に存在した知らないレイドクエストの
レイドクエストとは、【羅城門】を越えた先にある異界に接続された異界であり、そのレイドクエストの中ではそれぞれのレイドクエストごとに独自のルールが存在し、そして外の世界とは『時間の流れが異なる』という特徴がある。
意図は明白だった。この忌むべき行為は学園内では『花嫁泥棒』と呼ばれる。レイドクエスト内は現世や普通のダンジョン内と時間の流れ方が違うため、通常のダンジョンに滞在する時間ではとても不可能な同格の女すらその時間差を利用して数日あるいはもっと長い時間をかけて徹底的に陵辱することでどんな女でも隷属させることができる。あとは花嫁泥棒の思うがまま。そんなダンジョンの仕様の穴をついた最悪の寝取り行為。
その男にとっては敵対する家の鼻を明かし、希少な【
そこからは流れるように予定通りに彼女はダンジョンダイブ時に手を繋いでいた壮ごとレイドクエストへと叩き込まれ、そしてその後、男たちにとって予定外のことが起こった。
その日の【羅城門】が閉じた後、本当の意味で現実に生還したのは令嬢ただひとり。他のものは全員レイドクエスト内で命を落とし一般学園生徒と同じくダンジョンに【
なぜか? 戦力に不足はなかった。男の味方には取り巻きを含めて複数人の第四段階職のものが数人周りを固めており、対して令嬢を守るのは壮ひとり。そして令嬢の使用人という壮の身分こそ蔑んだ男たちだったが、その能力自体は決して過小評価せず八方手をつくして調べ上げ、対策は万全に施した上で哀れな姫を守る騎士の前でその姫を自分のものにしてやるつもりで準備していた。
男たちの企みはなんの問題もなく成功するはずだったのだ。
ーー卑劣な罠に自らの秘めた愛を捧げた姫を奪われそうになった憤怒に震える騎士が【
代償として壮は自らもダンジョン内で命を落とし【死徒】へと落ちた。複数人の戦闘系第四段階による生きるための必死の抵抗VS姫を守るために死力を尽くす騎士という構図になったこの激戦の末、壮は彼らを皆殺しにした後、壮自身もまたその真っ白だった全身を己が血と敵の返り血で真っ赤に染めあげて死んだ。しかも魂そのものに残ったダメージはただ殺されダンジョンに喰われたものたちよりもはるかに深刻だった。当然である。突然【
それでも全ての事が終わった後、学園の医療棟のベッドに横になりながら見舞いに来た令嬢とその婚約者に「あなたを守れてよかった。お幸せに」と笑った壮は卒業後、忽然と姿を消した。
ーーあのまま自分がいてはお嬢様は幸せになれない。
そう考えた壮はあてもないまま旅に出てとある街でとある女性と出会い、そして恋に落ちた。強く秘めた愛ではなく、普通の男女が営む当たり前の恋。しかしいつまで続くかわからない自分の生、その末路は分かりきっていたかこそ、壮はすぐに彼女の前からも姿を消そうと考えた。でも今はもうしばらくは彼女と穏やかな生活を過ごしていたい。そう思って僅かな間穏やかな時間を過ごしていた彼に思いもよらないことが起きた。
子供のできないはずの【死徒】である自分と彼女との間に子供ができたのだ。
あまりの運命のいたずらに唖然としたが、壮に生きる理由ができた。もはや逃げることはできなかった。家族を養うために働きながら家庭を築いていく。さらに子宝に恵まれ、そしてそれから十年後。壮は文字通り儚くなって死んだ。火葬後、そこには元々何も無かったかのように彼の骨すら残らなかった。
彼の妻は夫が残したいくつかの遺言とともに『多分そうなる』と聞かされていた通りのことになり、呆然としながら子供たちを抱いて泣いた。
そして5年前、とある男がやってきた。ニコニコと笑いながら突然彼女たちの元へと現れた壮の叔父を名乗るその男は、豊葦原学園という五年制の学校に生徒を通わせないといけないのだが、自分達には今適当な子供がいない。そこで調べたところ甥に子供がいることを知り訪ねてきたのだと言った。
そして勢い込んで言ったのだ。「その学校であれば学費はいらないし、試験も推薦だから免除される。何よりも我が家とひいてはお国のためになる」と。そう、壮の妻と子供たち、特に長男の隆一に説明した。
だが壮の妻はこの申し出を拒絶した。
詳しいことは何も書かれていなかったが夫の遺言に【決して豊葦原学園という学校に子供たちを入れてはいけない】という文言があったからだ。
そう言った瞬間、叔父を名乗る男の表情が一変した。悪鬼のように目を吊り上げ顔を真っ赤にして吠え立てた。
「いいか? 黙って子供を学園に入学させろ。さもなくばお前たち一家は全員路頭に迷うことになる」
そう言いすてて男は一度家を出ていった。その後、壮の妻は仕事を追われ、家は燃え、身に覚えのない罪で警察に逮捕さえされた。
そうしてからまたあの叔父を名乗る男がやってきて同じことを言った時に、泣きじゃくる母を守るようにして隆一は自分だけと約束させて学園に入学したのだ。
その後の隆一がどうなったのかは今まで見てきた通りである。
そして約束が守られるはずもなく、本人の意思もあり修二が今年学園入学の年を迎えた。
なお、この叔父を名乗る男はもはやこの時にこの世にいないし、彼らの兄妹がこれ以上この学園にやってくることはない。
隆一が去年の半ばに理事になったとある夫婦といくつかの約束を交わしたからだ。そのことを修二はもちろん知らない。
そしてここまで記した父、壮の学生時代から自分達の出生に至るまでのことは修二も何も知らない。これは隆一が入学後、時間をかけて調べ上げた生前の父の記録と記憶である。
◆ーーーーーーーーーー◆
そんな話の自分の知っている部分の中からさらにかいつまんで修二は滋にこう説明した。
「うん、僕はまぁ、死んだ父ちゃんがこの学園の生徒だったらしくてさ。で、イロイロ知りたくてこの学園に入学したんだ」
それを聞いた滋は怪訝な顔をした後、「へっ、よくわかんねぇけどやべぇって知っててくるとかお前ほんとやべえな」と言って笑った。
そうしてようやく調子が出てきた滋に嬉しそうにニコニコしていた修二だったがここで視界の先に子供ぐらいの体格の薄汚い人型の姿をとらえた。ゴブリンが三匹の一団がそこにいた。そのうち二匹が棍棒を、そして一匹がその身にそぐわないほど長い全長2mに達しそうな槍を持っている。
まだ相手はこちらに気づいていないが、既に目視で50メートル程しか距離がない。逃げるのは悪手と判断した修二は隣を歩く滋を手で制した後、唇に人差し指を立てて静かにと合図する。そのまま手に持っていたプラスチック製の盾を滋に預けて、右手に警棒一本だけ持って大きく息を吸い込みその場から全力疾走を始めた。
空気を裂いて獣のように迫りゆく修二。レベル15に達し、この時の修二の速度は陸上の50メートル走の世界記録をはるかに超えるスピードでゴブリンたちに接近し、そのまま十分な助走を得て空中に飛び上がった。もちろん突然迫ってきた修二の足音にすぐゴブリンたちも気づいたが迎撃体制を整えるには至らない。長い槍持ちゴブリンが最後に見たものは空中で上半身だけひねるような姿勢で今にも自分へと棒を振り下ろさんとする修二の姿であり直後に襲いかかってきた圧倒的強者による激烈な一撃により痛みとともに絶命した。
見事切り伏せた姿勢のまま地面に着地した修二は、間髪入れずしゃがんだ姿勢から斜め前に伸び上がるように残り二匹いたゴブリンの片方へと振り抜いた。あっという間に残り一匹まで数を減らしたゴブリンの最後の一匹は完全に動揺して後退りし棍棒を放り出し逃げ出そうとしたが、修二がそれを許すわけもなく足払い一閃。無様に地面に仰向けに倒れたゴブリンの両脇を踏みつけて完全に動きを止めた修二は「こんなもんかな?」と言いながら両腕と両足を一発ずつ棒で叩く。骨を砕ける鈍い音が辺りに響き、あまりの痛みに絶叫し悶絶するゴブリンを踏みつけたままみじろぎすら許さなかった修二はそれから首だけ滋の方を向けて明るい声で、
「滋く〜〜〜ん、もう大丈夫だからこっち来て〜〜」
と言ったが、とうの呼ばれた方の滋は今修二の足元で押さえつけられているゴブリンと同じような姿で天井を見ていた。なんのことはない、修二のあまりの早業に腰を抜かしただけである。
それを見て修二は小さくコテンと首を傾げた。
しばらくそのままゴブリンを両足で踏みつけたままだったが、いつまで経っても自分の方に近づいてこない滋に「ん?」っと思いながら近づいてこないものは仕方ないとばかりに修二は四肢骨折で満身創痍、身動きのできないゴブリンの折れた右腕を掴んで滋のところへと引きずっていき、まだ混乱がおさまらない滋にとどめを無理やり止めを刺させるのであった。
その後数回のゴブリンたちとの接敵もあったが何の容赦もなくゴブリンを一撃で屠り続ける修二と何度かゴブリンのトドメを刺したことで余裕が出てきた滋は軽口を叩くとさえしながらひたすら歩き続け、その間にも刻々と時間は過ぎていった。
◆ーーーーーーーーーー◆
というわけでゲーム内時間現在14:50。
というわけで初回ダンジョンダイブをお送りしておりますが、いや〜正直蓋を開けるまではビクビクでしたが、こりゃ余裕ですわ。
修二くんが強くなり過ぎてて、この辺のゴブリンじゃ全部ワンパンで勝負にもならないし全く死ぬ気がしねぇ!
ホント、こんなに楽でいいんでしょうか? というかこのゲーム実は楽勝なんじゃね? このシナリオ、実は無双できるんじゃね? と言わんばかりの強さを見せている修二くんのことを私好きになってしまいそうです。いや、むしろ惚れたまであるわ(唐突な告白)
それにしても私このゲーム上手くない? 上手くない? 正直ヤバめのフラグ立ちまくっててビビり散らかしてたけど、実は余裕じゃない? このゲームにおける最大の難関とも言われている初回ダンジョンダイブで、ここまで無双できるとまじで強過ぎて敗北を知りたいまでありますわ(鼻ホジ)。
さてゲーム内現在時間14:55。
ここで進行方向の通路に十匹程度のゴブリンの群れを発見したので、ダンジョンダイブ後最初に遭遇したゴブリンから拾った【
はい、問題なく一掃してくれましたしそろそろ移動を終了しましょうかね。流石に5分じゃ絶対に【
いや〜、終わってみれば簡単な仕事でしたねぇ。さすがは二周目プレイ、レベルさえ上げてあって【幸運】持ちなら所詮初回ダンジョンダイブであろうがまぁこんなもんですよ。余裕です余裕。
ということであとはここで時間を潰すのみっと……。
ゲーム内現在時間14:57。
残り3分になりましたね。……うん? この土壇場で変なメッセージが流れてきたぞ?
「誰か! 助けて!」
おう、誰か生存者いるじゃん。よし、じゃあ私の無敵の修二くんがいっちょ助けてあげましょうかね? どうやら女の子みたいですし……ってファ!!
人の影が立体になったようなあの姿! 間違いない! 女の子を襲ってる相手【
幸い、今は女の子しか狙ってないしその隙にこの場を離れれば残り3分なら逃げ切れるはず! こんなの撤退です! 撤退! 戦略的撤退!
【女の子たちを助けますか?】
▶︎ 【はい】 【いいえ】
は?
はい? ドウイウコト?
……は? マジふざけんなよ、何で【いいえ】押せねぇんだよ。え? マジでなんで【いいえ】選べないわけ!? ゲーム壊れた?
って! ま、さ、か! もしかしてもしかしなくてもお前の仕業か! 【思い切り◎】! この野郎! この土壇場も土壇場の最悪なタイミングで撤退の選択肢消しやがった! ちくしょおおおおおおおおおおおお!!!
そして修二くん、何で君は私の操作を受け付けずにそんな嬉しそうな顔であんなやべーやつに突っ込んでいってるのかなぁ!!!
死んだ! こんなん絶対死んだ! これで初ダンジョンダイブ生還できないじゃん! 今までのとった動画と編集、全部水の泡じゃん! くっそおお!! さっきまであんなに楽勝だったじゃん! なのにドウシテぇぇぇぇぇ!!!
イィィィヤアアアアアアアアアアアアアアア!!
感想、評価気が向いたらよろしくお願いします。
次回に続きます。
アンケート 第6話最後の質問について
-
A 侮られ男子の悪女ザマァメス豚ハーレム
-
B ゲーム世界転生者のMOBハーレム作り
-
C そんなんいいから本編はよ