※この作品はR-18です。

フルVRゲーム ギャラルホルンオンライン   作:山下敬雄

12 / 14
12♡

黒板は白チョークの書き文字でびっしり埋まる。

眼鏡の女教師がパンツスカートの尻からしゃべっている。

色も変えずに気の利かない演出とエフェクトで下手なテキストがだらだらと増えていく。

それがエントルーパー増大っていうやつらしいと思いながら……男子生徒の寝ぼけた視線が机に向かっていく。

 

「エントロピーについてはわかったか? つまり放っておいた時間軸の未来とはこのように秩序がなくなる乱雑なものなのだ我々がいくらこの教室で涼もうが熱された外はエントロピーが増大しつづけるさらに電力分も合わせるとそれは地球の破壊行為に等しいって言っても全然わからんだろうから、さっき見せた水風船と破裂した水風船の関係をりか────」

 

 

尻が振り向くと、────寝ている。

この日補修を受けに来ていたお馬鹿な男子生徒が授業も聞かずに、ほんのすこし女教師が目を離した隙に寝ていた。

 

「このクソガキは……ごほんっ、人間の体重の60パーセントは水分、この静止した水風船もエントロピーを増大させる必要がありそうだな」

 

すり減らしたチョークの先を折り、掛け直したお気に入りの眼鏡を光らせ、寝息にそっと影は忍び寄る……。

女教師は教師として、サボリの生徒へと仕事をせねばならない。

その白シャツのがら空きの脇へと蠢く指先が一気に触れた。

 

 

「ひゃふっっっ!???」

 

 

ガタガタガタガタ────ものものしい騒音を立てて増大する。

 

整列していた机と椅子は崩れ、仕事をした側は椅子のロケットを受け、仕掛けられた側は────

 

「痛つつつ…馬鹿タレのクソがただのこちょばしにリアクションが過剰だと……なんだ?」

 

思わぬダメージを受けてしまった女教師は斜めにズレた眼鏡をかけ直す。

 

「なんでもねぇ…」

 

「おっおう、そうか?」

 

ひび割れた透明の視界から同じように教室の床に倒れた生徒の表情を見る。

少し紅潮したような色味と振り返る睨みに────……女教師黒田美里(くろだみさと)はそれ以上何とも言えず踏み込めず、無意味に口を開けたまま静寂に流れるチャイムの音をきいた。

 

 

 

 

day4 【風の国のマーマレードソース】

 

「ヴルゥプラノは皆、果物が好きです。世界を羽ばたき木から木へ、どこに美味しい果物がなっているのか皆教え合い秘密にし知っていたのです」

 

現実でもゲームの中でも不必要な知識を得ることがある。ログインしたいつものゲームGHO、見慣れた他人の家のキッチンスペースで、フライパンにソースを焦がさないように煮詰めながら──。

 

彼、駄メイドの後ろに立ち一挙手一投足を見守る翼人のメイド長ブルー・フライハイトは柑橘系の甘い匂いを嗅ぎながら、語っている。

 

「へぇー、住人の好感度上げにつかえそうだな。え、でもヴルゥプラノって飛べなくね?」

 

「──はい」

 

「だっよなー。さすがに飛べたら強すぎてゲームバランス崩壊待ったなしだし、ウーズガルドの攻略ももっと早かったろーなはははあ、開発陣の苦肉の策ってやつ? じゃあそんな種族ギャラホルに追加で出すなって笑える話だけどはははははは」

 

▼

▽

 

「ひゃあああああああああああ♡♡♡!!!!」

 

尻穴にグローブごしの指が入る。失敗作のひどいマーマレードソースを潤滑剤がわりにして、駄メイドの穴をメイド長は淡々とほぐしていく。

 

本日の折檻はシームレスに移行し始まった。

 

あられもない恰好で体を逆さに吊るされて、ぐちょぐちょと水音が立ち、駄メイドは中をかき乱されていく。

 

「完璧には程遠い駄メイド、駄ちんぽ、そしてここは駄まんこだったようです」

 

ギロリと睨む梟の眼は悶える駄メイドを見下ろしアナルに指を入れながら、同時に手コキをする。

はじめての中をいじくられる感覚にシャドウは悶えるばかり。

我慢汁の飛沫が下方の彼の顔に散って落ちていく。

 

そんな煮詰めた〝駄〟な様を見たメイド長は瓶を取り出し、継ぎ足したソースを彼の身体に流していく。そしてその溜まった蜜穴に、────舌を浸していく。

 

柔らかにかつ尖った舌先に抉られた瞬間にシャドウはベッドに仰け反った。

これまでのゲームでも経験のない刺激(ダメージ)が彼の中を犯していく。

喘ぐ悲鳴にも大袈裟なリアクションにも物言わぬメイド長はアナルを舐めながら、手コキを再開する。

舌先が舐っていく。ナカの壁に舌を押し付けたり、叩いたり、スイングしたり、卑猥な音が段々とエスカレートしていき、悶え続ける彼の耳にと届くほどに。

 

「じゅぞずぶぶじゅじゅずずずぞぉぉずぅぅう」

 

「──ッ♡♡♡♡あああああああああ♡♡♡!!!!」

 

彼の中を蠢くブルー・フライハイトの舌ちんぽに貫かれ、吸われて、盛大に射精していく。

アナルを奥まで舐められながら手でペニスをしごかれ、子猫が母親猫にされるように促されるがままに……。

やがて白濁が右手の黒いレザーの受け皿に溜まり滴る。

片手に受けとめられない程の量が、器から溢れ滴っていく。

 

そんなイキ様をきっちり最後まで上から見届けながら、アナルを貫いていた舌が離れていく。

脱力しそのぽっかりと開いた穴に熱い吐息があたり……黄色透明の粘液を舌先に引きながら離れる。

アナルと舌先でつぷーと……繋がった糸を拭いながらメイド長はやっと口を開いた。

 

「────苦い。……作り直してください、15分以内に」

 

お味の感想は辛く苦い。大いなる奉仕の心で舌にこびりついた駄メイドの作ったマーマレードソース(駄)を味わいながら……ブルー・フライハイトはミルク塗れの彼のはしたない顔をハンカチで拭った。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。