「さすが影の傭兵」
「その辺のエストックひとつでもこの強さ、やり込みの才能がうかがえるな」
褐色の腹に複数、顔の頬に一筋に傷。刺されて斬られた褐色肌のダメージ痕をゆっくりとダークエルフはなぞる。
突発のバトルの末、赤い絨毯床に伏していたのは、────黒髪の剣士。
相手はロッドを用いる呪魔法使いだが……単純な装備の差、怒りに支配され欠いた冷静さ、そしてこの身に熱引かない身体の異常。全てのデバフが複合的に作用し、彼のゲームプレイのパフォーマンスを著しく落としていた。
そしてその結果は、やはり万人がプレイするオンラインゲーム、いかなる達人も感情だけでは丸腰同然のステータス差をひっくり返す事は難しいのが道理。
プレイヤーのHPゲージはギリギリ……。
【ダークイバラ】に拘束されたシャドウは床に置かれたその反抗的な顔を、屈むダークエルフの指先に撫でられていく。
彼が睨むも状況は非常に厳しい、既にケリのついたような天と地の差がある。
しかしエストックはわざと目につき手の届く場所に置かれている。伸ばそうとした彼の手は素足のみえるヒールに踏まれて、見えていた僅かばかりのチャンスも趣味の悪い悪意に阻まれた。
「クソエルフ……が…」
ダークエルフは新調したティーカップから冷えた紅茶を垂らしていく。
その彼の見上げて睨む顔を飴色に流して汚して微笑む。
本性をゆっくり滴り表すかのように、彼のプライドをずけずけと踏みにじり、思うがままの露悪的な行為をつづけていく。
そしてこぼす紅茶の味にも飽きたのか、彼を拘束するイバラを操作し這いつくばる汚れたカーペットから強制的に起き上がらせる。
そしてそのまま天蓋のベッドに苦労して手に入れた戦利品を連れ、────押し倒す。
「クソキモ耳エルフとはそんな強い言葉、ちょっと傷付いたわ。全エルフ族プレイヤーにかわってお仕置きをしないと済まないわね? まんまる耳のように優しくはないわよ? フフふ」
ベッドに連行し倒した彼の顔をゆっくりと宝石でじゃらついた長指でなぞりながら……。その特徴的な長耳をもつダークエルフはささやく。
そして杖の髑髏飾りの眼が妖しく灯る。ダークエルフの高めた魔力に呼応し、まだ生きているグレー半透明の【ダークイバラ】が巻きつく締め付けを強くする。
「ぅぐっ……あがぁっ!?」
魔力耐性が下がるデバフを放つイバラ枝の棘が食い込み、肉を痛めつけながらしまる。
そんな苦しむ彼のまる耳にさらに甘い吐息が吹き込まれてゆく。
【ダークパヒューム】:
麻痺や毒ランダムな状態異常を引き起こす技である。ダメージはほぼなく射程が極端に短く戦闘ではほぼ役に立たない。
NPCである花屋ロザリーのクエストを全てクリアすると習得することができる。
この様なあまり強くない用途が不明な技や魔法もGHOにはたくさんある。
無防備な左耳の穴に吹き込まれていく黒い吐息に、シャドウはその穴を塞ぐ術はなく犯されていく。
しだい紅潮する耳たぶ、生温かい風にびくびくと反応する身体、そして勃っていくその肉棒。
身体を縛り上げられ、継続する妖しい吐息に謎のデバフを妖しい息遣いと共に重ねられていく。やがて思考回路が熱くまどろみ染まってゆく。そんな複雑なゲームの状態異常にシャドウが浸っている間に────
ずっぷりと……挿入されてゆく。
微笑うダークエルフがシャドウの腹上に乗っかっている。
「影の傭兵シャドウ・シェードといえど搦手にはゼンゼン弱いのね」
「な……なんっ…」
信じられない信じることができない。
シャドウはダークエルフに跨られ繋がっているそんなゲームで起こり得ないタブーが、複雑に押し寄せるその肉の重みや締まりやぬめりが、刺激が──現実とは思えなかった。
己の突起が肉に深く浸かり……
それでもプレイヤーは身体を起こしながらイバラに絡まる手を弱々しく抵抗し伸ばす。
悪辣な手口と罠に絡め取られたプレイヤーは、悪顔を微笑み浮かべるダークエルフに、その両手さえ支配され奪われる。
黒いベッドシーツへと押し付けられて、──悪女が彼を引き込み、はじまる。
ゆっくりと肉を擦り引き上がる尻に、
膨張するカリを一気に擦り、落とされる尻。
つづけて、ぱんぱんぱんと水音が連続して立つ。
その未体験の刺激が勃つ肉棒へとダイレクトに伝わり、女が尻を上下するだけでシャドウの脳全てを支配するよう一気に染め上げてゆく。
見下ろした彼の一変──悶えた顔にまた微笑むダークエルフは、さらに容赦なくスピードを速めた。
そして一気に結合部は愛液とちんぽ汁で泡立ち、押し寄せる波が大きく大きく際限なく高くなってゆく。
褐色の豊満な尻を打ち付け、宝石金アクセサリーの音がジャラジャラとリズムよくひびく。
「あっがっあっ♡♡♡」
未体験の騎乗位ピストンに、両手を絡められ押さえつけられながら、深刻なダメージを一方的に受け続けていく。
白布によく映える露出度の高い褐色肌に、彼の視界に覆い垂れる黒髪の幕、そして近付く紫色のあやしい瞳に見つめられて。
甘く喘ぐ声も塞がれ、ついにスベテを重ね奪われてゆく。
その覆い被さる突き刺すように捩じ込まれたキスが最後のトリガーとなり、シャドウ・シェードは射精した。
びゅーびゅーーっと強く深く打ち下ろされた豊満な褐色尻の中に、放出していく精。それは紛れもない射精の感覚であり、それ以上に脳天を突き抜ける。リアルでも味わったことのない褐色のやわらかな女体に強く抱かれながら、のしかかられながら、ぱっくりと開いた鈴口から濃厚な白を射精する。
唇もベロを突き入れたまま離さない、ちんぽも膣壁でみっちりと抱き締めながら離さない離れない。淫らに溢れていく彼の全てがきゅーーっとダークエルフの肉体に気持ち良く締め付けられてゆく。
汗ばみ溶け合う褐色に押し潰され全てを搾り啜られるように……やっと、重なった体重と熱い体温と湿っぽさが離れていく。
「コッチでははじめてだったか? フフフふふ…」
ブレンドされた粘っこい透明唾液の糸を引きながら、ダークエルフは濡れた唇と唇で繋がったそれをつぷりと切り、若い雄の味でぬめる舌を舐めずる。
今もなお繋がったままトプトプと漏れ出つづけるザーメン。
シャドウ・シェードは重ねられたデバフと重ねられた褐色肌になす術なく。
貰ってしまった多大な快楽ダメージを受け入れきれず……荒い呼吸音に変換して虚空にもらすしかなかった────。
▼
▽
レース状のカーテンの中でも映える、褐色の肌が上下する。
「この腹に突き刺さり空いた傷の分だけ、せっかくだから褒めて愛してあげる」
そう言い、まだまだ激しい騎乗位性交がつづく。
ゲーム内で繰り広げられるシステム外の淫靡な接触、肌と肌が触れ合い、肉棒と膣が結合しても……セキュリティが熱にやられたのか、X警告システムがちっとも機能していない。
※X警告システム:
プレイヤー間の過度な接触行為、ハラスメント行為を検知し警告マークを出すシステム。
具体的な例としては、キス、胸を揉みしだく、パンツを意図して覗く、2分以上のハグ、過度な金的、他人の口に指を突っ込むなど。
もちろんGHOに存在し生きるNPC達にもこのシステムは作動する。
スキャンされ接続される感覚はプレイヤーに許されたプレイ体験は本当にこれで合っているのか。味覚触覚嗅覚を越えて、明らかな快楽────染まってゆく。
またも怪しげな味のチョコを一粒口内に投与され、回復していく。
甘く甘く、べとべとに口内を彼の舌が溶けるほどに掻きまわされ。
細身の上で褐色の女肉が好き勝手に快楽を押し付け貪るように踊る……ぐりぐりとグラインドされるやらしい腰使いにもう寸分も耐えられない。
甘いディープキスをされながら、褐色の肌にベッドに圧し潰すように抱かれつづけ……シャドウ・シェードはあえなく射精した。
数多のデバフが重ねがけされ泥のように酔う感覚がやがてピンク色の快楽ひとつに染まってゆく。快楽を逃がそうとするその両手は痛いほどに組み合わされ、どこにも彼は逃れられない。
褐色の悪女は彼の絶頂する体すらも支配しようとする。
頭のてっぺんがチカチカと痺れ、腹の底から甘く濁る劣情を放出してゆく────────
ベッドシートにブレンドした汁の暗い染みをつくり、褐色と白肌のべたつく汗と汗がすいつき混じり合う。激しい交尾で男女が重なり合い、愛ともちがうとても歪んだ悪と背徳を育んでいる。
やっと深く華奢なヒューマンのとろとろの口まんこに突き刺されたダークエルフの舌が離れてゆく。
そしてまた覆うカゲが、影の若者を見下げながら、汚れた唇を拭っていく。
もはやシャドウ・シェードは一言も言葉を発せない。反抗の言葉すらも深い接吻に吸い取られた。最初のうちにあった反抗的な目は全部甘い味と下腹部腰に今も溜まる大快楽の余韻に溶かされた。
覆っていた褐色肌の体温で蒸し熱され、打ちつけられ続けた激しいピストン運動で身体が熱い。
そんなすっかり快楽に浸り溺れ続けデキあがった若い雄のことを……味わうようにその紫の眼に見ながら、ダークエルフは何かに気付き、またくすりとワラった。
両手を伸ばして白肌の胸部をさすってゆく。
少し小高くなっている、熱帯びたやわらかい感覚が撫でられていく。
「蛇に噛まれてどんな珍獣になるのかと思えば、ふぅん……こういう事も起こりうるとはな、フふふ」
膨らんだ感覚にさわさわとダークエルフの手つきが這う。シャドウはなんのことかわからない。
しかしダークエルフが見下ろすシャドウの姿は、以前より髪が伸び、以前より手触りが柔らかい、少し女性っぽさが増した姿であった。
ダークエルフは微笑いながらまた膣へとちんぽを挿入し、腰をゆっくりと落としてゆく。
そして舌なめずりをし、今度はその胸部をあやしいタッチでさすりながら、腰をぱんぱんと、水音を跳ねさせるように立てまた性交を始めていく。
また始まった揺れに……シャドウは揺らされていく。火照る体はじんじんと肌感覚がおおざっぱに麻痺し、褐色の両手に白肌の胸部を擦られながらなおも熱くなってゆく。
胸がじんじんとする。
這う手つきがおなごの柔肉をやさしく捏ねるように、そしてぷっくりと生意気に勃った乳首がぎゅっと抓られた。
「ほれ、こっちのちんぽもシてやる♡」
「ァアっ!!♡♡♡」
その瞬間何かが決壊する。
両乳首をつままれ、褐色の指につままれたまま突起を持ち上げられ、それにリンクするように顔を上に仰け反りながらはげしく射精する。
じんじんとする熱を一気に切なく四方八方に発散するよう。
騎乗位のそのままに、ダークエルフの膣内にザーメンミルクを放出していく。
ダークエルフが指先に魔力を込めて乳首をつまみ直し2点に鋭いダメージを与える度にびくびくとシャドウの腰が跳ね上がる。
脳回路が焼け付くような突き刺さる刺激が、継続的につづき、チカチカと白く点滅する景色にただ嬌声を響かせながら漏らしていく。
やがて全てを導かれるままに吐き出しきり、行為がやっと終わり力なく横たわるシャドウ・シェード…………。
「フフふ、さっきよりびくびくびゅくびゅく跳ねて、そんなに女みたいに気持ち良さそうに? フフふ…………でも私もギルドマスター一国の城主だからあなたほど馬鹿みたいに剣を振り回して暇じゃないの? おたのしみのつづきはまた今度ね、影の傭兵シャドウ・シェード」
イキ顔を目を細め見ながらダークエルフのキョロは、妖しく微笑う。
激しく痺れるセックス快楽の余韻はまだ胸にちんぽに残りつづけ、横たわるシャドウを甘く犯し続ける。
やがてやっと跨る褐色の女体からペニスは引き抜かれてゆく、白濁の溜まりは粘っこく穴からこぼれおち……。
最後にせまった赤い唇から黒い吐息が彼の顔に吹きかかっていく。
何も分からぬままシャドウ・シェードは暗がりに堕ちていった────────。
『ヘビィチョコの効能はいかがでしたか』
『上々だ。だがまだまだ流通させ楽しむには味の方に改良の余地があるな? 横道もありだろう?』
『ふふふあははは、そうですね、もっと甘い甘い毒に──地がアースガルズが唸るような味にしてみせます♪』
『フフフ、それはゲームにしても言い過ぎだろう? フフフふふはっはっは────』