もうすぐでお互いにイケそうだという場面で、俺たちが来た方向から声がした。
「声なんてしないぞ。吞みすぎたんじゃないのか?」
「いやいや、そんなはずねえって。確かにこっちの方から甲高い声がしたんだって」
足音がどんどん近づいてくる。
二人組の男が、カトレアの喘ぎ声を聞いて路地裏に入ってきたのか。
どうする。この先は行き止まりだから逃げられるとこなんてないぞ。
「おい、そっちはギルド協会の物置だろ。それ以上先に行ったらカトレア姐さんに怒られるぞ」
ふと、足音が止まる。
そしてこっちに来ようとしていた男が「だな」と引き返していく。
俺はカトレアに目配せする。
彼女は安心しているのか、笑顔を浮かべた。
「やべっ、漏れそうだからちょっと待ってくれや」
「おいおい、ギルド協会の壁に立ちションすんなって……」
「いいだろ別に、もう誰もいねえって」
「それもそうか。じゃあ俺もっと」
二人が壁に向かって立ちションを始めた。
カトレアは無表情だが、怒っている気配は感じた。
「そういえば姐さん、今日の途中から店にいなかったよな」
「ん、ああ、そういえばそうだったな。いつもは閉店まで居てくれるのにな」
二人組はかなり酔っているのだろう、声が大きい。
そしてカトレアがここにいるとは知らずに、二人組は彼女の話しで盛り上がる。
「もしかして、客の男とどっかの宿屋でお楽しみ中だったりしてな」
「はあ? んなわけねえって! 今までどんだけの男がカトレア姐さんをベッドに誘って振られてると思ってんだよ!」
「そうだけどよ、ほら……姐さんだって、ウェルダーさんとずっと会ってないから溜まってんじゃねえの?」
「かもしれないけど、さすがに……。ウェルダーさん以外に誰が姐さんのお眼鏡に叶うって言うんだよ」
「それもそうだが、まあねえか。あったら羨ましすぎだろ」
「だな」
好き勝手言われているカトレアに、耳元で囁く。
「随分とモテモテだな?」
「ええ、そうよ。毎日のようにいろんな男性に口説かれてるもの」
どうやら立ちションされた怒りは収まったらしい。
俺はゆっくりとだが、止めていた腰を動かす。
「んっ、あ、あぁ……っ♡ ちょっと、クレスっ♡ まだそこに人がいるのよ……っ♡」
「いるな。だがこういう展開も嫌いじゃない」
「も、もう……っ♡ じゃあ、声出ないように……ねっ♡」
唇を重ねて舌を絡める。
吐息と喘ぎ声が漏れるが、キスしているから二人組には聞こえない。
それにバレるかバレないかのこの状況に、お互いに興奮している。
「はあー、姐さんとセックスしてえなあ!」
「確かにな。あのでっかいおっぱいをめちゃくちゃに揉みたいな!」
俺は噂されていたおっぱいを独占して揉みしだく。
「俺はあの尻だな。あのデカ尻を撫でたり叩いたりしてえわ!」
今度はお尻を撫でると、カトレアは「叩いたら怒るわよ」と目で訴えてくる。
少ししてから、二人組は立ちションを終えて去っていった。
「……好き勝手言ってくれたあの二人の声、ちゃんと覚えたわよ」
「まあ、男なんてあんなもんだろ。いい女の宿命だと思って忘れてやれ」
「まあ、そうね。……じゃあ、嫌なこと、忘れさせてもらっていいかしら?」
周りに誰もいなくなったから激しくしてほしいという訴える視線。
俺は頷き、腰を動かしていく。
「あっ、あっ、あああぁん……ッ♡ いいわっ……イキそうだったのにお預けされたから、苦しかったのよっ♡ もう誰もいないから、お願い……もっと、もっと激しく突いてっ♡」
ぐちゅぐちゅと音を鳴らしながら膣内を擦る。
もちろん膣穴だけでなく乳房も責め、キスもする。
「は、ああん……ちゅ、れろっ♡ 今度は、ちゃんと最後までしてね……ッ♡ 私、もうイキそうだからぁ……っ♡」
「ああ、わかってる。俺ももう我慢できない!」
「はっ、はっ、ん……んぅ……ッ♡ どんどんおちんぽ大きくなってるのわかるわ……っ♡ あ、はあん……ッ♡ さっきよりも、大きくてっ……それに、とっても硬い……ッ♡ あああぁんッ♡ そんなに奥ばっか突かれたら、もう……ッ♡」
トロンとした瞳で見つめるカトレア。
最奥まで亀頭を突き入れ、何度も子宮の入口を刺激していく。
「あ、ああっ……あはぁああんッ♡」
ぎゅぎゅぎゅーっと先端から狭くなる膣穴がペニスを包み込む。
「お願い……ッ♡ 早くっ、早く精液注いでぇ……っ♡ 子宮が欲しがってるのっ♡ クレスの子種が欲しくて、ずっと子宮口が開いてるの……ッ♡」
旦那からずっと与えられることのなかった精液を求められ、俺の身体だけでなく心まで興奮させ、誘惑していく。
まぐわう性器が完全に一つになって溶け合う感覚に、腰が止まらなくなった。
「はあっ♡ はっ、はっ、はっ♡ ああ、ダ、ダメ……ッ♡ もうダメっ♡ イクッ♡ イっちゃう……っ♡」
「射精すぞ、カトレア! 子宮に注いでやるからな!」
「きてっ♡ きてきて……ッ♡ 一番奥に、赤ちゃんのお部屋にビューって射精してッ♡ 私を、あなたの女にしてぇ……ッ♡」
「く、ああッ!」
ドピュ! ビュルルルッ!
「あ……あっ、イクっ♡ イクぅぅぅぅ♡」
カトレアは絶頂と共に腰を寄せて、より深い場所で射精させるように性器を重ねた。
「あ、はあ……んっ♡ 入って、くるぅ……熱くて、濃い精液が、奥に……私の、子宮にいっぱい……っ♡」
カトレアを抱きしめると、彼女は幸せそうな表情で俺を見つめる。
「お願い……まだ、抜かないでっ♡ 全部だしてほしいの……一滴残らず、あなたの精液を、私にちょうだい……っ♡」
キスをして、俺とカトレアはしばらくそのまま繋がっていた。