まどろみの中で、股間が妙にザワザワした。濃厚な夜を過ごしたからだろうか。まだ微弱な快感が全身を駆け巡っていて――
――ああ、ワカモのお口は、上も下も具合がよかった……。こんな風に、先っぽが抜ける時に、ちゅ~って吸ってくるのが堪らなくて……。
「……んっ?」
違和感に私は目を覚ました。まだ半分脳味噌が眠っている。カーテン越しに差し込む朝日は眩しそうで、本日の晴天を約束している。
ワカモのいい匂いがする。そうだ。昨晩、寝る前にワカモの部屋に来て、一度は服を着直したけれど、裸で添い寝しようって話になって、服を脱いで――
「ん……んぷ、はむっ……。ぢゅっ、ぢゅぱ……」
ぬるぬるしたものが、朝勃ちした股間に擦れている。お湯に浸かっているみたいで、温かくて気持ちいい――そこで眠気が一気に吹き飛んだ。何が起こっているのか確かめようとして、目を開ける。
「……ちょっ、ワカモ……?」
妙にもっこりした掛け布団を捲ると、夢中になって私に吸い付くワカモがいた。
「あっ……おはようございます、あなた様……」
起き抜けの私へ見せつけるように、ワカモが鈴口に啄むキスを浴びせる。
「え、えっと……どうしたの……?」
「私が目を覚ましたら、お腹に硬いものが当たっておりまして……一日の始まりから昨晩のような睦み合いを望まれているものと思ったのですが、あなた様が寝たふりを決め込んで、意地悪をされているのかと……」
「あのね、ワカモ。男は生理現象で、寝ている間にこうなることが……ぁ、わ、ワカモ、それ……」
ぱくりと咥えた亀頭を、そっと吸われる。
徐々に吸い上げる力が強くなる。
じゅっ……じゅっ……ぢゅるるる……
唾液を啜る音がして、ワカモの口内でペニスが反り返った。
「んふ……あなた様は、やはりここが弱いのですね。可愛い……」
一晩経ったからだろうか。ワカモのフェラチオが積極的だ。
根元まで頬張り、ぐぽぐぽといやらしい音を立てるのにも躊躇が無い。それに加えて、起き抜けからワカモの肉感的な裸体を目にするのは、刺激的過ぎる。
柔らかそうな肢体をオカズに舌でカリ首を責められていると、寝ぼけ混じりの頭が警鐘を発しだす。
このまま身を任せて、気持ちよくヌいてもらうのも悪くない――なんて思っていると、ワカモはちゅぽっと吸い付く音を立てて、唇を離した。唾液と我慢汁で、亀頭がてらてら光っている。物欲しげにひくついた鈴口を、舌先がちろちろくすぐる。
「あ……ワカモ……」
もう少しでイけたのに。
「焦らして申し訳ありません……ですが、私……あなた様が、この逞しくそそり立つおちんぽから『ぴゅっ』としてしまう所を、一目見たくて……」
言われてみれば、昨日迎えた二回は口内射精と膣内射精だ。ワカモはペニスから精液が放たれる瞬間を見たい、と言っているのだ。
「私が、お臍をぐりぐり圧迫されて熱い疼きを覚えていた頃、あなた様の手が、ここに触れておりました。私に何かをねだるように、ふにふにと……」
ワカモは豊乳を自ら捏ね始めた。掌に乗せて、惜し気もなく乳肉をたぽたぽ揺らしている。深い谷間に誘われて、イキかけの陰茎が血管を太くしていく。
「よろしければ、
私の返事を待たず、ワカモは足首を引っ張って私を引き寄せ、私の尻を自分の太腿に乗せた。夏場の布団は蒸し暑かったのか、ぱっくり開かれた谷間は汗ばみ、むわっと湿気が立ち込めていた。
「ほら、私のお乳が、おちんぽを食べてしまいますよ……」
もぢゅっ……!
柔らかくハリのある双丘が、左右から挟み撃ちを仕掛けてきた。成す術無く私のペニスは捕食されてしまう。ちょっとしたスイカのような、丸々実った乳肉に根元まで丸呑みにされて、ほんの僅かに亀頭が露出していた。
「ああっ、何て熱いのでしょう……火傷してしまいそうです……」
質量がもたらす乳圧がペニスを押し潰してくる。圧迫された尿道からカウパーがこぷっと溢れ出し、汗と混ざり合って潤滑液になっていく。
たぱんたぱんと乳肉が私の鼠径部を叩く度に、餅を搗くような粘っこい音がした。もっとも、今この瞬間、乳臼の中で捏ねられているのは杵の方だ。
フェラチオどころかパイズリまでしてくれるなんて。ふわふわのオムツを履かされているような、妙な感覚がする。
自分で腰を振って摩擦を味わおうとしても、ワカモは両乳房を強く寄せて、隙間らしい隙間を作ってくれない。ただでさえ、搗き立ての餅さながらの柔らかさなのに、それをぎゅうぎゅう押し付けてくるものだから、どこが境目なのか分からないぐらいだ。
「あなた様、ワカモの谷間はいかがですか? 心地よいですか?」
「あっ……うぅ、凄い……ホカホカで、気持ちいい……」
乳肉にもぐもぐ咀嚼されていると、腰が溶けてしまいそうだ。フェラチオの快感も冷めぬまま、みっちりした乳脂肪に閉じ込められ、きっと私はだらしない顔をしていることだろう。見下ろしてくるワカモの婀娜(あだ)な表情が、私を更に追い詰める。
左右の胸を互い違いに擦り合わせて、ワカモは激しく扱き上げてきた。摩擦熱で熱くなった谷間で、竿が炙られていく。亀頭が顔を出すと、ちゅっちゅっと赤子を可愛がるように甘い接吻を浴びせてくる。
ずりずり、ぬちゅぬちゅ。
汗と、唾液と、先走り。三つが混ざり合って、谷間で卑猥な音が立ち続ける。
「あ……。うふふ、あなた様。先っぽが膨れておりますよ。ますます太くなって、カチカチに硬いのが分かります…… 果ててしまいそうなのですか?」
「うん……ワカモのおっぱいが気持ちよくて、イキそう……」
弱々しい声で口にすると、ワカモの目の色が変わった。
「わ、私の体で、達しそうに……! あぁ、早く、早くっ! もう待てませんっ!」
ワカモが上体を持ち上げて、乳房を強く寄せた。
谷間が更に狭くなって、ギチッと締め付けられる。
トドメとばかりに乳圧で押し潰されて、マグマが噴き上げた。
「あ……ワ、カモ……!」
「あぁっ、先生の……! あ、あっ……こんなに白く、ドロドロして……」
愛情たっぷりのパイズリに敗北射精を喫したペニスが見下ろされる。せめてもの抵抗で顎先に白い滴を飛ばしはしたが、吐精のほとんどは乳白の空間に閉じ込められていた。鎖骨に垂れた残滓を指先で掬い取り、ワカモは口元に運んでいく。
「ふふっ、おちんぽを搾り取ってしまいました……」
谷間が開き、ぐったりした陰茎が解放される。絶頂の余韻に、ぴくぴく痙攣している。そんなペニスをもみくちゃにしていた峡谷には、白い吊り橋が幾筋もかかっている。
肌についた精液を指先で掬い取り、ワカモはそれを舌先で転がして味わっていたが、鈴口に残滓がぷくっと浮き上がってきたのを見ると、傘裏のくぼみにへばりついたものまで舐め取りにきた。じゅるじゅる音を立ててしゃぶりつく様は淫靡にして卑猥だった。
昨晩あんなに
「はぁ……はぁ……あなた様……」
琥珀色の双眸を潤ませて、ワカモが擦り寄ってきた。
「わっ、ワカモに、お情けを下さい……後生です……」
もう我慢できないとばかりに、ワカモは濡れそぼった秘裂を見せつけてくる。
自ら指で割れ目を開き、ぱくぱく呼吸する膣口が、すぐに力を取り戻した剛直をねだっている。谷間にべったりついた白濁液から、塩素を煮詰めたような精の臭いが漂ってきた。
「お、お願いです。その、反りかえったあなた様の
「……深い所がいいの?」
ワカモは犬みたいに尻尾を振っている。
寝ている私に奉仕しながら、ずっと昂り続けていたのだろう。
「分かった。じゃあ、うつ伏せになって」
私が言うと、彼女は喜々として応じてくれた。
枕に顎を埋めて、ちらっちらっとこちらの様子を窺っている。
「……アッ……」
痛いぐらいに張り詰めた怒張を、入口にあてがう。亀頭の先端が軽く花弁を掠めただけで、ワカモは尻を揺らした。太腿まで濡らす蜜をたっぷり塗りたくって、腰を進める。
ずぢゅんっ……
「ん……ォ……ほおぉぉぉんっ……!」
亀頭のカリ首が呑み込まれた勢いで、一気に奥まで貫く。吠えるような声が上がり、敷布団のシーツにきつい皺が寄った。
「あぁァ、ア……ふか、いッ……!」
「痛くない?」
背中から覆いかぶさって、耳元に囁く。弱々しくワカモが首を振る。挿入しただけで、軽イキしてしまったのかもしれない。
彼女の膣は、私の形を一晩で覚え込んでいた。すぐにぴっとりと密着して、母乳を求める赤子のように吸い付いてくる。ペニス全体を包まれる幸福感の一方で、情熱的に膣壁がしゃぶりついてくる。いてもたってもいられなくて、私は寝バックで腰を振り始めた。
ぱん、ぱん、ぱん。
肉と肉がぶつかり合って、弾ける。
ぬるぬるの粘膜を掻き分け、膣壁をゴリゴリ削って、ワカモを責める。
「ふ、ぎッ……ゔ、おっ……おおぉ、お……」
深々と挿入し、大きくグラインドして、膣奥まで犯す。ワカモから、押し殺した低い嬌声があがる。枕を懸命に抱き締めたり、シーツを掻きむしったり。本気汁で膣内をドロドロにしながら、盛りのついたワカモは抽挿に悶絶していた。
「昨晩が初めてだったのに、もうこんなに慣れちゃったんだね」
「あ……あなた様に、貫いていただく、のがっ、しあわせ、すぎて……! あ、ああぁ、い……イきます……っ!」
背筋を仰け反らせて、ワカモが絶頂を宣言した。ぎちっ……と膣肉が捻じれて締まりが一層強くなる。子宮口へ亀頭をぐりっと押し付けると、膣全体が痙攣し、ペニスを食い千切らんばかりに締め上げてきた。
「ほら、ワカモ。いっぱい気持ちよくなろうね」
こちゅ、こちゅ、こちゅっ……
「ぉあ……! オ、オ、オ、おっ、おおぉおぉぉ~~~……!」
深く挿入したまま、ポルチオを小刻みに犯すと、獣じみた喘ぎ声が部屋中に響き渡る。ワカモが乱れれば乱れるほど、私の興奮も高まる。導火線が短くなってしまうのが分かり切っていても、腰が止まらない。
「ぅぐっ、ゔうぅう……! あ、あなた、さまっ、わ、ワカモ、は、イッ、て…… イッ い、い……!」
「たくさんイッていいんだよ。奥イキできて偉いね、ワカモ」
「ふぐっ、んゔぅぅ、おぉ~~~~っっ! ん、ン~~っ、ンーーーーーっ!」
仰け反っては枕に顔を沈め、ワカモは繰り返しオーガズムを迎えている。ちらりと後方に視線を落とすと、両足の先が拳を握り固めて、ぷるぷる震えていた。快感を逃がそうと必死になっているのだ。
ごぢゅっ、ばぢゅっぐぢゅっ……!
膣襞を削りながら、最奥へ打ち込む。結合部の水音に空気が混ざり、泡が立ち始める。
子宮口とぶちゅっとディープキスを交わし、ぐりぐり我慢汁を塗り付けていると、その度にワカモは蜜壺を痙攣させ、太腿を強張らせる。連続絶頂しているからか、桜の花弁を象ったヘイローはチカチカ点滅しっぱなしだ。
「んお、おおっ……! っぎ……ん、ぎュ……ンふ……フー、フー、フーッ……」
私に突かれて内臓を持ち上げられる呻きが、喉の奥から絞りだされる。酸素を求める呼吸が苦しそうだ。でもワカモの身体は悦んでいる。正面から抱き合えない代わりに、尻尾が私の右腕に巻き付き、ぎゅうぎゅう甘えてくる。
「お尻が浮いてきてるね。もっとしてほしい?」
亀頭を舐めしゃぶる膣壁が、きゅっと締まって答えた。尻尾の根元をぽんぽん叩きながら、リクエスト通りに重たい抽挿を繰り返す。
大好きな所を刺激されて、ワカモのナカが熱くなっていく。
快感をねだって持ち上がったお尻が、ピストンに合わせて、弾力豊かに波打つ。
「ふひュ……! フゥ、ゔ……! うううっ、ゔあぁ……ア~~~~……!」
断続的にオーガズムを迎えるワカモは、膣を捩じれさせ、にゅるにゅるの肉で竿を締め上げてくる。ちらっと顔をこちらに向けて、私と目があった。舌をしまえなくなり、だらしなく蕩けた笑みを横顔に浮かべていた。狐耳をぴーんと立てて、この上なく幸せそうだ。
「ワカモ……そろそろ、出してもいい?」
肉と肉の擦れ合う音が、どんどん速くなっていく。
「ん、んへ……! な……ナカ、なかに……ワカモの、おくふかく、にッ! おねがい、します……っ! あなた、さまの、おなさけを……おおっ、んぉぉ……!」
お尻を押し付けて懇願され、陰茎の根元に熱いものが込み上げた。腰がぶるっと震えて、動けなくなりそうだった。
どちゅ! どちゅっ! どちゅっ!
もう先端から精液が漏れかかっているが、構わず腰を打ち付ける。
ワカモの一番深い所に亀頭を押し当てて、子宮口にディープキスを交わす。
「お、お、お、お、おッ……! おおきな、波……がっ……あぁ、あなたさま! あなたさまっ……! うぎゅうぅぅ……ンンン~~~~~っっ!」
濡れそぼった肉が、雑巾を絞るように締め上げてきた。
それを皮切りに、私もPC筋から脱力する。
「あ……出る、いく……っ……」
びゅる……ぶりゅ、どぷ……どぷっ…… !
ありったけの白濁が、尿道を押し広げて吐き出される。目も眩むような快楽に、何も考えられなくなる。
ただ、ワカモの深い所に私を刻みつけたくて、ぐいぐい腰を押し付けた。
「ゔ……、んぉ……! おおぉ……、ッ……!」
射精してペニスが胴を揺らす度に、ワカモは甘イキした。小さく腰を揺すって、尿道の残り汁も扱き出し、お腹に飲ませる。
腰砕けになりながらペニスを引き抜こうとすると、甘えんぼの膣肉が吸い付き、最後の一滴まで搾り取ってくる。
名残惜しく伸びた白いザーメンブリッジがぷつっと途切れると、ワカモはへなへなと脱力して、布団に突っ伏した。
灼熱の時間が過ぎ、横並びに寝転んだ。
焦点の合わない瞳で深イキの余韻に浸るワカモと、労いの口付けを交わす。ワカモはうっとりと臍の下を撫でていたが、私の胸に顔を埋めて、ぎゅっとしがみついてきた。
そうして気怠さを楽しみながら布団でゴロゴロしていると、不意に私の腹が鳴ってしまった。
「……朝食の支度をいたしましょうか?」
「その前にお風呂かな……結構、汗かいちゃったし」
「では、その……このワカモも……」
「うん、一緒に入ろうか」
ふと視線を上げると、ワカモの髪の色みたいな、黒と赤のスーツケースが目に入った。彼女の荷物は、もうパッキングされている。
出発は今日の昼。
その時が近いことを実感して、胸がチクチクした。
<続く>