※この作品はR-18です。

ホロライブラバーズX ファンタジック・ピースメイカー   作:とも667

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 ストーリーの本筋が始まるので、初投稿です。


バトロワリザルトから

本当に負けるかと思ったRTA、はーじまーるよー!!

 

 前回はバトロワで俊也くんがぺこちゃんと一緒に優勝し、現実世界へ戻っていくところで終了しましたが……正直言って舐めてました。上方修正入ってるな、これ。だけど、その分経験値などは入ったはずです。不意打ちとはいえ、強者の一人であるかなたんも倒せましたし……

 

 レベルが……おぉ、11→45まで上がりました!! 大幅レベルアップです!! モブを逃がさず、しっかり倒したのもよかったかもしれませんね。さて……スキルの方はどうかな?

 

>『HP強化』を獲得しました。

 

>『防御力強化』を獲得しました。

 

>『カウンター』を獲得しました。

 

>『ブレイズキック』を獲得しました。

 

 なるほど。ゴリ押し戦法をしていたので、それでゴリ押し系の技を覚えたようですね……『HP強化』と『防御力強化』は名前通り、書いてあるステータスを1.5倍にしてくれます。『カウンター』も名前通り敵の物理攻撃を受け、二倍にして返す技です。

 

 そして『ブレイズキック』、これは『ポケットモンスター』の技で、足に炎を纏って敵を蹴りつける……名前通りですね。俊也くんが使える初の属性技です、これは嬉しい。

 

>目を覚ますと、周りから拍手で出迎えられた。本当に優勝したんだ。すごく嬉しい……!!

 

「俊也くん、大丈夫ぺこか?」

 

>あ……兎田さん!! 大丈夫です、ありがとうございます!!

 

 立ち上がって、二人ともニコニコしてます。かわいいですね。

 

「俊也くんのおかげぺこ、ありがとう!!」

 

>いえ……あなたがいたから、僕も優勝できたんです。兎田さん、すごくいい戦いぶりでしたよ!!

 

「そ、そうぺこか……? えへへ……」

 

 ぺこちゃんが照れてます。この女たらし!!

 

「では……優勝したお二人は前へどうぞ」

 

>行きましょう、兎田さん!!

 

「こ、こういうの慣れないぺこ……」

 

 そう言いながら、二人でYagooの前に立ちましたね。表彰状が二枚あります……

 

「表彰状。兎田ぺこら殿、碇俊也殿。あなたは今回のバトルロワイヤルにおいて、見事一位に輝きました。その栄誉を称えて、ここに表彰します……ホロライブ学園長、Yagoo。おめでとう、素晴らしい戦いでした」

 

>ありがとうございます!!

 

「……色々ありがとうぺこ、今度も一緒に出てくれる?」

 

 そう尋ねられると、俊也くんは満面の笑みで了承しました。

 

>喜んで!!

 

「そっか……!!」

 

>兎田ぺこらの好感度が大幅に上がりました!

 

>兎田ぺこらとの関係が『友達』になりました。

 

 そりゃそうよ。俊也くん、かっこいいことしか言ってないもん。そこでYagooが引っ込んで、進行役の先生が出てきましたね。

 

「えー、皆さんお疲れ様でした。今日はこのまま帰宅となり、明日は皆さんの体を考えて休校とします。それでは、解散!!」

 

>……どうやら、今日はここで終わりのようだ。帰ろうか。

 

「優勝おめでとう、ぺこら~!!」

 

 おっと、この声は船長かな。他のみんなもいるだろうし……好感度は貴重ですから、行ってみましょう。

 

「ぺこらもそうだけど、俊也くんのおかげで……」

 

「あ、来た!!」

 

>呼ばれたような気がしましてね!!

 

 ここで話しておけば、好感度が更に稼げます。できる限り稼いでおきたいところですね。

 

「ぺこらが丁度あなたの話をしようとしてました!!」

 

「ちょっ、マリン!! 何言って……」

 

「本当のことなんだし、いいじゃーん!!」

 

 正々堂々と勝ったので、印象は悪くなさそうですね。

 

>改めて……いい戦いでした。少しでも違えば、優勝はあなた達だったでしょう

 

「少なくとも、こっちは全力だったよ? そりゃ悔しいけど、納得いく」

 

「団長の白亜の鉄槌を蹴り飛ばすとはねー、そんなことした人、これまでに一人もいないよ?」

 

 そりゃいないでしょうね、私も咄嗟の判断でしたから。下手したら、ダメージ受けて死んでました……だけど、やらないと勝ちの芽がなかったので。

 

>まぁ、そのおかげで勝てたので……結果オーライですね!!

 

「船長のバズーカをすり抜けながら、蹴りをぶち込みに来るとは……結構ゴリ押しタイプなんですね」

 

「そんなことしてたの!? 確かに、ふぁんでっどさんを蹴り飛ばして目眩しに使ってきたりしたけど……」

 

 みんな戦法にビックリしてます。いや、ここまで上方修正されてると思ってなくて……(言い訳)

 

>そうでもしないと、勝てなかったってことです。次はもっとすごいやり方で勝ちますから!!

 

「じゃあ、それを上回るパワーで潰さんとね!!」

 

「るしあだって、もっと強い呪術を使って勝つ!!」

 

 戦いの中での友情ってやつでしょうか……素晴らしいですね。

 

>戦いの中で、皆さんとの絆が育まれた気がする……

 

>宝鐘マリンの好感度が大幅に上がりました!

 

>潤羽るしあの好感度が大幅に上がりました!

 

>白銀ノエルの好感度が大幅に上がりました!

 

>不知火フレアの好感度が大幅に上がりました!

 

 全員との関係が『友達』になりましたね。大分好感度を稼げたようです。俊也くんナイス!!

 

「今日は団長も疲れた!! 牛丼食べて帰ろ、フレア!!」

 

「オッケー……じゃあ、また明後日ね? 碇くん」

 

>はい、ありがとうございました!!

 

 さて……このまま帰ってもいいですが、ここは図書室へと向かっておきます。本を借りるためには貸出カード発行が必要なため、一週間待たねばなりません。とりあえず発行手続きをして……本を読みます。

 

>『質のいいトレーニング』……これを読んでみるか。

 

 トレーニング効率を良くする本を読んでおきます……コレがあるとないとでは、トレーニング効率が違うのでね。さて……読み終わったようですね。

 

>このトレーニング、明日からやってみるか。

 

>トレーニング効率がかなり上昇しました!!

 

>……もうこんな時間だ、そろそろ帰ろう。

 

 さて、今日は夜行動をすることができないので、そのまま就寝となります。そして次の日は、トレーニングをして過ごし……ん? なんで止まった?

 

「見つけたぞ、背教者めが……!!」

 

>アンタは確か……兎田さんに絡んでた、ローブの男?

 

「天罰の時は来た……!! ここで滅ぶがいい!!」

 

 そう言って、奴らが懐から武器を取り出しました……片方は剣、片方は銃……ですが、今の俊也くんの敵ではありません。

 

>竜巻旋風脚ッ!!

 

「ぐわぁぁっ!?」

 

「なっ、なんだと!?」

 

 えぇ……(困惑)銃持ちの奴、一撃で沈みましたよ。いくら俊也くんが強くなったからって……ヤムチャかな?

 

>殺しはしない。警察で洗いざらい情報を吐いてもらうぞ!!

 

「お、おのれ……そうはいくか!! 死ねぇっ!!」

 

>甘い!! マンチェスター……スマッシュ!!

 

 脳天に踵落としが炸裂!! 決まりましたね……

 

「ぐぅ、あ……敬虔なる信徒に、神のご加護あれ……!!」

 

>……終わったか。伏兵はいないな……? とりあえず、警察呼ぼう。

 

「それなら心配いらないよ、碇くん!!」

 

 この声は……ノエル団長!! 騎士団が来てたんですね。

 

>白銀さん!! パトロール中ですか?

 

「いや、ただの通りすがりだけど……やっぱりね。このマークは『邪神連合』のものだ」

 

>邪神連合……?

 

 名前あったのか、こいつら。聞いたことないけど……

 

「うん。『邪神』を信仰してる宗教法人……なんだけど、やり口が強引だし、噂では殺人も厭わない、危険な集団みたい……でも、今日の件で証拠が出た」

 

>じゃあ、後は任せても大丈夫ですか?

 

「うん、任せて!! こいつらから何かしら、情報を引き出せるといいんだけど……そうだ!! 目に見えなくても、変な攻撃をされたとかない?」

 

 そこなら大丈夫です、瞬殺しましたから。

 

>この通り、何ともありませんよ。鍛えた人間に比べたら、すごく弱かったです!!

 

「変だな……そんなに弱いのに、どうして強い人の死体が……まぁ、それならよかった!!」

 

>それでは、僕はこの辺で!! 何かしらわかったら教えてくださいね!!

 

 そう言って、俊也くんはその場を走り去っていきました。あいつら本当に何なんだろう、またPCを壊すとかやめてくれよ……(一敗)

 

 さて、夜行動ですが……外に出ると、またあいつらに出くわすかもしれないので、今日は大人しく勉強でもして過ごしましょう。頭が良いと、勉強会イベントで好感度を上げやすくなります。

 

>……勉強でもして過ごそう。

 

>知識が深まった気がする……

 

>勉強している内に眠くなってきた……そろそろ寝るか。

 

 ヨシ!(現場猫)明日からまた学校ですね、頑張りましょう。

 

>今日からまた学校だ……早く弁当を作って行こう。

 

「おはようぺこ、碇くん!!」

 

>おはよう、兎田さん!! 元気そうでなによりです!!

 

 名前呼びになってますね、即座に対応できる俊也くん流石。

 

「ぺこらでいいぺこ、もう友達でしょ?」

 

>そうか……ありがとう、ぺこら!!

 

「そういえば……変な宗教団体に、近々調査が入るとか言ってたぺこ。それがあの時絡まれた奴らだったから、ちょっと気になってて……」

 

 例の邪神連合ですか。何かしら掴めたんですかね? あいつらが何者なのか、これでわかるといいのですが……

 

>あぁ、あいつらか……まぁ、これで俺たちに手出しはしてこなくなると思うぞ」

 

「うん、これで一安心ぺこ……」

 

>妙なやつらだったが、何がしたかったのだろうか?

 

 私も気になります。何が目的だったんでしょうかね、結局やられて捜査入られてるし。ただのバカ共だったんでしょうか。

 

「あ、俊也くん‼ あれからも何ともない?」

 

>はい、何かわかったんですか?

 

「えっ? 何のことぺこか……?」

 

 ペコちゃんだけ蚊帳の外ですね、どうする俊也くん。

 

>こちらの個人的な話です。先に教室に行っててください。

 

「……わかったぺこ」

 

「ごめんね、話遮っちゃった? 後でもいいけど……」

 

 ノエル団長、気を使ってくれているようです。やさしい。

 

>いえ、大丈夫です。それで、何がわかったんですか?

 

「あいつらからは結局、何も掴めなかったよ。奴らは起きた後に『我らの神よ、今お傍に』とか言って、体内から爆発したらしいの」

 

>これが狂信者ってやつか……でも、その残酷さで捜査が決まったんですね。

 

 ノエル団長が頷きました。その現場……もし見たら、SAN値チェックものですね。

 

「うん、そうみたい。とりあえず、ヤバい組織なのはわかったから……あとは時間の問題かな」

 

>それならよかったです。実を言うと、前にぺこらと一緒に、あいつらに追い回されたことがあって……もちろん逃げ切りましたがね。『背教者どもが』とか言って、カンカンに怒ってました。

 

「そっか、だから襲ってきたんだね……あ、もうこんな時間‼ やばいやばい、遅刻する‼」

 

>それじゃ、また今度ー‼

 

「またねー‼ ダッシュダッシュ‼」

 

 教室にダッシュで向かって、何とか間に合いましたね。さて、授業は過ぎて昼休み。俊也くんがお弁当を食べていると……

 

「ど、どうしよう、お弁当忘れちゃったのです……」

 

>潤羽さんは弁当を忘れてしまったようだ。どうしようか?

 

>弁当を分けてあげる。

 

 何か作ってあげる。

 

 おっ、お弁当忘れイベントですね。料理上手も持ってますし、作ってあげましょう。

 

>よし……潤羽さん、ちょっと待っててくださいね?

 

「え? 碇くん、どこに行くの⁉」

 

>美味しいもの食べさせてあげますから、待っててください‼

 

 ダッシュで調理室に向かい、先生から許可をもらって……よし、準備OKです。

 

>ここの調理器具や食材は、後片付けをきちんとすれば使ってもいいようだ。

 

>何を作ろうか……

 

>ハンバーグ

 

 焼き魚

 

 どっちでもいいですが……ハンバーグでいきましょうか。

 

>……できた、美味しそうだ‼

 

>『美味しそうなハンバーグ』ができた。

 

>潤羽さんを呼んでこよう。

 

 ロードが挟まれて……るーちゃんが来ました。お米まで用意されてます、どうやら、自分の弁当のを半分出したようですね。

 

「えっ、これって……」

 

>お弁当忘れちゃったって言ってたので、どうぞ‼

 

「これを……るしあのために?」

 

 そりゃ驚きますよね、セットで用意されてるんですよ?

 

>そうです‼ ほら、冷めちゃいますから‼

 

「は、はい……‼ いただきます‼」

 

>美味しそうに食べてくれている……小さな口で必死に頬張る姿が可愛らしい。

 

 美味しそうにもぐもぐしてます、かわいい。ハムスターかな?

 

「……ごちそうさまでした!!」

 

>お粗末さまでした、どうでしたか?

 

「すっごく美味しかった!! ありがとう、碇くん!!」

 

 自分の料理を褒められたので、俊也くんもご機嫌です。

 

>いえいえ、どういたしまして!!

 

「俊也くんって、料理できるんだ……知らなかった」

 

「自炊してたらいつの間にか、美味しく作れるようになってました!!」

 

 るーちゃんが、こっちに視線を送っています。これは……あれかな?

 

>……? るしあから視線を感じる。

 

>視線に言及する。

 

>気にしないでおく。

 

 ここは言う一択です。どんなイベントでも美味しいのでね。

 

>潤羽さん、なぜ見てるんです?

 

「ふぇっ!? えっと、その……すっごく美味しかったから、もし俊也くんが良ければ……また食べたいなって、思って……」

 

>僕の料理で良ければ、いつでも作りますよ? 潤羽さんが食べたいなら、お弁当作ってきますけど……希望メニューとかありますか?

 

 来ましたね、お弁当イベント!! 毎日ログインボーナスのように好感度が稼げるので、これは嬉しい!!

 

「そ、そこまでしてもらわなくても……!!」

 

>僕もあんまり人前に出したことないですし、味見役になってもらえるなら嬉しいです。

 

「……そういうことなら、これからお願いしようかな? あ、好きな食べ物は中華料理」

 

 ヨシ!(現場猫)これでるしあにお弁当を作ってあげられますね。そろそろ授業の時間ですし、教室に戻りますか。

 

>よし、決まりですね!! そろそろ昼休み終わっちゃいますし、教室に戻りましょう!!

 

「う、うん! あっ、あと……るしあでいいよ? もう友達だし」

 

>わかった!! 行こうぜ、るしあ!!

 

>潤羽るしあの好感度が上がりました。

 

 そう言って、二人は教室に戻っていきました。好感度も美味しい。そして放課後……おっと、イベントのようです。

 

「俊也くん、よかったら一緒に帰らないぺこ?」

 

>どうする?

 

>了承する

 

 断る

 

 ぺこらから誘われました。断るメリットはほぼないので、了承しておきましょう。

 

>わかった、一緒に帰ろう!!

 

「よし、決まりぺこ!! レッツゴーぺこ!!」

 

>ぺこらと一緒に帰ることになった。

 

 二人が並んで一緒に帰っています、羨ましいですね。

 

「ねぇ、俊也くんは……一人の時間は、好きぺこ?」

 

>ん? そうだな、一人でいる時しかできない有意義な過ごし方はあるし、好きだよ。

 

「じゃあ……友達といる時と、どっちが好き?」

 

 そう尋ねられて……俊也くんは笑って言いました。

 

>もちろん、友達といる時!! 付き合うのが楽しくない友達なんて、いるわけないからな!!

 

「そう、だよね……」

 

>急にそんなこと聞いて、どうした?

 

 確かに変ですね、ぺこちゃんがこんな事言うのは初めて見ますよ。

 

「な、なんでもない!! 家がこっちだから、ぺこらは行くね!! ありがとう!!」

 

>あっ、うん……なんか、まずいこと言っちゃったかな……?

 

>兎田ぺこらの好感度が上がりました。

 

 まずいことは言ってないと思うんですけどね、好感度上がってるし。とりあえず、家に帰って……訓練して就寝。次の日、俊也くんが早起きして弁当を作っていますね。

 

>るしあの弁当を作る約束をしていた……好きな物は、中華料理だと言っていたな。

 

>中華料理弁当を、二人分作っていこう。

 

>……できた、美味しそうだ!!

 

>『美味しそうな中華弁当』ができた。

 

 よし、弁当もできたし学校に行きましょうか。学校に着くと、もうるーちゃんがいました。

 

「あ、俊也くん! おはよう!!」

 

>おはようるしあ、これ約束のお弁当!!

 

「ありがとう!! あ、中華料理の匂いがする……!!」

 

 嬉しそうにしてます。これは好感度上がりますね、間違いない。

 

>そういえば、ぺこらの姿が見当たらない。どこにいるのだろうか。

 

「ぺこら、遅いなぁ……もう来てもいい気がするんだけど」

 

「何かあったのかな? 心配だし、昼休みに見に行ってみる?」

 

 結局、それからもぺこちゃんは来ず……昼休み。るーちゃんがお弁当食べてます。

 

「美味しい……!! ありがとう、俊也くん!!」

 

>いえいえ、どういたしまして。

 

>潤羽るしあの好感度が上がりました。

 

 さて……船長とるーちゃんが家を見に行ったようです。病気にでもなってるのでしょうか? あ、戻ってきた。

 

「俊也くん、大変!! ぺこら、家にいない!!」

 

「周りも探したけど、どこにもいないの……!!」

 

>なんだって!? 一体どこに……!?

 

 そう言っている間に、授業が始まってしまい……二人は、早退して探しに行ったようです。

 

>……放課後になった。

 

>このことを、白銀さんと不知火さんにも言っておこうか。

 

>二人のところに行くことにした。

 

 二人のところに行って……俊也くんが事情を話すと、二人とも心配そうにしています。

 

「なるほどね。昨日までいたのに、突如として行方不明か……」

 

>まさか、誘拐とか……?

 

「その可能性もある。とにかく、警察に連絡して探してもらうよ……そういえば、邪神連合からも恨まれてるんだったよね」

 

 あいつらにやられたか? でも、ぺこちゃんがあの程度の相手にやられるかな……

 

>あいつらは弱かった。ぺこらは強いですし……!!

 

「いや。たまに出ていた、謎のドロドロに溶けた変死体……薬物反応も、凶器も見当たらないから変死体とされてたんだけど、今になって、奴らの仕業じゃないかって言われてるの。それが事実なら……」

 

「最悪の可能性考えてたら、キリがないよ。とりあえず、まずは探さないと……!!」

 

 まさか殺された? そうなったらリセットですよ、一体何がいけなかったんだ!? 選択肢をミスってはいないはず……あぁもう、鬼畜運営め!!

 

>僕にも探させて下さい!!

 

「私はエルフの森方面を探す。ノエルは街外れの方をお願い」

 

「わかった、碇くんは街中を探して!!」

 

 そう言って、全員が別れ……街中を必死に探しましたが、結局見つかることはありませんでした。

 

>ぺこら……どこに行っちゃったんだよ……

 

『次のニュースです。今日の未明、警察が『邪神連合』の支部の捜査に入りましたが、そこには大量の死体があっただけで、他には何も見つからなかったとのことです』

 

>……バレる可能性を考慮して、消しに来たのか。なんて奴らだ、自分とこの構成員をゴミのように……

 

 滅茶苦茶な奴らですね、魔王でもそこまでしませんよ。

 

>今日はもう遅い……早く寝て、明日また探すことにしよう。

 

 さて、俊也くんが眠って……次の日になりましたね。朝ご飯を食べながら、俊也くんがテレビをつけましたが……これは!?

 

『速報です!! 街中で、謎の怪物が暴れ回っています!! 近隣の住民は、直ちに避難してください!! ……うわぁぁぁぁっ!!!』

 

>なっ……なんだっ、今の化け物は!?

 

 映像を撮っていたヘリに飛びかかって、叩き落としたのか!? なんて身体能力……止めないとまずいですよ!!

 

>とにかく、止めなければ。早く向かおう……!!

 

 俊也くんがそこに向かっていって……着きました。怪物が暴れてます!! 逃げ遅れた人が一人いるみたいだけど……なんだお前!? 見たことないぞ!?

 

>一体なんだ、こいつは……!?

 

「ウガァギャアァァァーッ!!」

 

「うわぁぁぁっ!! 助けてくれぇぇ!!」

 

 滅茶苦茶な叫び声を上げながら、辺りの物を無差別に破壊しています。真っ黒な角が生えていて、体に黒い線が何本か入ってて……白い毛皮の、獣? 爪がやけに鋭い上に、足が青くなってバッタみたいになってます。逃げ遅れた男の人が殺されそうなところで……間一髪割り込めた!!

 

>セントルイス……スマッシュッ!!

 

「グギャオォォッ!!」

 

>そこの人、早く逃げて!!

 

 その人は頷いて、悲鳴を上げながら逃げていきました。怪物はまだこっちを視認していないのか、滅茶苦茶に暴れてます。

 

「グギャギャアァッ!!」

 

>滅茶苦茶なことしやがって……俺がぶっ潰してやる!!

 

「ウォォォォォーッ!!」

 

 こちらに気づいたのか、それとも偶然攻撃が向いたか……俊也くんに向いた攻撃を、跳躍で躱して……右足を伸ばした!!

 

>セントルイススマッシュ!!

 

「ゴガァァァァッ!!」

 

>ぶっ飛ばしたが……そこまで応えちゃいないようだな。だが!!

 

 流石は怪物、一筋縄ではいきませんね。見たことの無い敵ですけど……とりあえず、ぶっ潰す!! 行くぞ俊也くん!!

 

「グォォォォォ!!」

 

>飛びかかってきた……!?

 

「ヴォォォォォォッ!!!」

 

 うわっと……首を狙ってくるとは、当たったら普通に死にますね……即死かな、これは。跳躍して避けて……今度はマンチェスタースマッシュで!!

 

>甘い!! マンチェスター……

 

「ギュルギュアァァァッ!!!」

 

>なっ……なんだと!?

 

 俊也くんより高く跳んだ!? まずい、あれは食らっちゃいけない!! でも、この状態で回避は……これしかないか!! 『我慢』かけて……

 

>ッ……ブレイズキックッ!!

 

「ギャウゥゥゥッ!!」

 

>ぐぁぁぁっ!!

 

 お互い吹っ飛ばされて、地面を転がりました……この感じだと、マンチェスタースマッシュは使えなさそうですね。あいつ、今度は何をする気だ……?

 

「グゥルルルル……!!」

 

>チッ、休ませちゃくれねぇか……

 

「ガゥゥゥァァッ!!」

 

 頭を前に出した……あの角で貫くつもりかよ!? あいつの跳躍速度は尋常じゃないし……!! 

 

>……来い!!

 

「ギャウルルゥゥッ!!!」

 

>はぁっ!!

 

 全力で右に跳躍、奴は切り返してこっちに向かってこようとしていますが……それこそが狙い!! 奴が走ってくるところで右に全力で走って……切り返して、飛び込む!! 喰らえ!!

 

「グォォォォォォ!!!」

 

>ブレイズキックッ!!

 

「ギャウゥゥッ!?」

 

 ブレイズキックで奴を蹴って、その勢いで飛び上がり……決めるなら今だ!!

 

>マンチェスター……!!

 

「グウォォォォォォ!!」

 

>スマッシュ!!!

 

 決まった!! マンチェスタースマッシュが炸裂しました、ついでにこれも……!!

 

「グガォォォーッ!!」

 

>まだだ!! スマッシュパンチッ!!!

 

「ゴアガギャアァァァァー!!!」

 

 決まった……奴をぶっ飛ばしましたよ、流石にこれで……

 

>……まだ立つか!?

 

「グル、ルルル……」

 

>くそっ、あれだけ当ててもダメか……

 

 こいつ硬すぎますよ、なんなんだ!? 普通ならもう死んでるはずのダメージ与えてんだぞ!!

 

『……何故、理解しない』

 

>ッ!? 誰だっ!!

 

『我は神……人の真なる望みを、解放する神なり……』

 

 神様だって? この世界の神様って言ったら、ハコ太郎が率いる議会のはずでは? いや、待てよ……? こいつまさか!!

 

>お前、まさか……『邪神連合』の神か!!

 

『我は邪神などでは無い……忘れ去られし、願いの神……』

 

>どこにいやがる!! 姿を現せ!!

 

 確かに姿が見えないけど……いや、まさか目の前のコイツ!?

 

『貴様の目の前にいる……』

 

>目の前……テメェは獣の神様だってのか!?

 

『否。我は、この者の真なる願いを叶えるための姿をしているに過ぎぬ。全てはこの者が望んだこと……』

 

 さっきから何言ってんだ、こいつ? というか、『この者』って誰だよ?

 

>中に人でも入ってんのか!?

 

『然り。我はその者の願いに従って動くのみ』

 

>なんだと……!? 邪神連合の奴か!! おい、黙ってないで自分で喋りやがれ!!

 

 俊也くんがそう叫ぶと……目の前の神を名乗る生命体は、頷いて言いました。

 

『よかろう、真なる望みを自分で言うがよい……』

 

『……ぺこらは、人と関わりたくない』

 

>なっ、なんだと!?

 

 ぺこら……ぺこちゃんが入ってるの!? 嘘でしょ!?

 

『言葉を間違えちゃうのが怖い。一人の時間が一番好き、誰にも気を使わなくていい』

 

>どうして、どうしてぺこらの声がする……!?

 

『マリンやるしあといても、二人が居なくなると安心しちゃう。そんな自分が、世界で一番嫌い……!!』

 

 ……ぺこちゃん、そんなことを考えてたのか。そうか、だからあの時……

 

>そんなことない!! ぺこら、俺はお前のこと友達だって……!!

 

『近づかないでよ、怖いよ……!! どうしてみんな怖くないの? ぺこらはこんなに怖いのに、なんでなの……!!』

 

>ぺこら……!!

 

 ぺこちゃんが悲痛な声を上げています。心が、痛いです……

 

『そうだ、みんな……みんなが誰とも関わる気を無くしちゃえばいいんだ!! そうしたら、ぺこらもみんなも不幸じゃないっ!! 最初から、こうすればよかったんだ!!!』

 

>やめろぉぉっ!!

 

『これこそが、この者の真なる望みなり。我はそれを引き出し、叶える者に過ぎない』

 

 引き出している……ってことは、この自称神が引っ張り出して増幅させてるのか!! くそっ、この野郎!!

 

>ふざけんじゃねぇ!! 人の隠してるモン勝手に探って、救世主や神を気取るな!! お前のやってることはただの不法侵入だ!! 恥を知れ!!!

 

『貴様がこの者を正しく理解していないだけだ。恥は貴様こそが知れ』

 

>くそったれが……!! ぺこらは絶対に返してもらうぞ!!

 

 とはいえ、どうする……? 普通にやってても、勝ち目はありませんよ!?

 

『愚かなる邪魔者め。ここで消えるがよい』

 

>なっ、耳が触手に……ぐはぁッ!!

 

『平伏せよ、自分の愚かさをその身で知れ』

 

 まずい、このままじゃやられる……黒い触手、なんて威力してんだ!! というか、ぺこちゃんはどこに……あ、よく見ると腹が膨らんでる!! あそこか!!

 

>……うぉぉぉぉーっ!!

 

『我を否定する者は、我が裁きの鞭に打たれて地獄に落ちよ!!』

 

>地獄に行くのは……テメェだけで十分だ!!

 

 触手を躱して、蹴りつけて……最後は『我慢』でゴリ押す!! そこだぁっ!!

 

『無駄なことを……』

 

>スマッシュ……パンチッ!!

 

『無駄だ、かの者は既に我の一部なり』

 

 やってみなけりゃわからない!! 手を伸ばせ、俊也くん!!

 

>ぺこらっ!!

 

『愚かな、死ぬがいい!!』

 

>うぉぉぉぉぉぉ!!!

 

 ……なんだ!? 奴の体から光が……!!

 

『これは……一体何が起きた?』

 

>っ、眩しいっ……!!

 

『この光は、一体……!?』

 

 辺りが光に包まれて……ロードが挟まるようです。すみません、もう頭がパンクしそうです。というわけで、今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

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