ライは楯無から貰った情報。
それは、以前から、この事件の裏で繋がっていると思われる存在。
「ギアス嚮団」
「えぇ、古代から存在していると言われる宗教団体よ。その素生に関しては、かなり不透明な所も多い部分はあったわ」
「ギアス」
その言葉に対して、俺は覚えがあった。
だけど、それが一体何なのか。
違和感はあった。
だが、それよりも今は、その話を聞く事が先決だと思い、考えを止めた。
「そいつらは今もいるのか?」
「分からないわ、なんだって、既に存在しないはずの組織なのだから」
「存在しない?」
楯無の言葉に対して、ライは首を傾げる。
対して楯無は、そのギアス嚮団に関する事の説明を続けた。
「ギアス嚮団は、神聖ブリタニア帝国最期の皇帝である100代目の皇帝であるルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが滅ぼしたという情報があったわ」
「それが本当だったら、なんで滅んだはずのギアス嚮団がなんで」
「本拠地は当主の交代ごとにその位置は変わっている。故に、それらの本拠地に残っている残党が関わっている可能性がある」
「……つまり、俺が向かうべき場所は、それらを調べる必要がある訳か」
それに対して楯無は。
「まぁ、そうは言っても、ただの推測でしかないわ。もしかしたら、全く違う事かもしれないけど」
「だけど、可能性として、それを調べない訳にはいかないだろう」
「それはそうね」
楯無は、そのままライに手渡したのはスマホ。
「これは」
「私達がこれまで調べてきた奴らの本拠地があった場所よ」
そして、画面に表示された地図を見れば、そこにはいくつもの点が表示されていた。
ただし、その場所に何があるかまでは表示されていない。
だが、ライはそこに何かあると確信する。
それを見つめるライに対して、楯無はそのまま言葉を続ける。
「けれど、これから先に向かう戦いは一人で行う事になるわ。私は残念ながら、この国から出る事は出来ないけど」
「……ここまで準備をしてくれただけでも感謝している」
「そう言ってくれると嬉しいわ」
それと共に、トレーラーを見つめる。
「あのトレーラーには、海の上での移動も可能となっている。だから、貴方は好きなタイミングであそこから出て行って構わないわ」
「分かった」
「それと、一応、これを渡しておくわ」
手渡されたのは、説明書。
「これは」
「未だに余っているKMFのパーツよ、これから先、一人で戦う事が多くなるからね」
「……ここまでしてくれて、助かる」
「あら、お互いに利用するのだがら、お互い様よ」
「あぁ、そうだな」