ドットフェイサーは、その手にある片手剣に対して、リーチが圧倒的に有利な巨大中国刀で神虎は攻撃を仕掛けてくる。
リーチの長さによる不利を誤魔化すように、ライは、もう片方の手にある盾で攻撃を防ぐ。
そして、攻撃を防がれた瞬間に、神虎はその巨大中国刀を手放した。
それを不思議に思うと同時に、神虎は空いている手をスラッシュハーケンにして放ってくる。
それをどうにか盾で防いだが、次の瞬間、今度は逆側の手から放ったスラッシュハーケンが、盾を貫いてきた。
だが、ライもまた、それによって盾を捨てると同時に、盾の内側に仕込んでいた銃を取り出した。
そうして、後ろに下がりながらも、銃による牽制を神虎に仕掛ける。
放たれたドットフェイサーからの銃弾を、神虎は、その手にあるスラッシュハーケンを回転させ、盾のように防ぐ。それどころか、その回転力を利用して、銃弾を弾いて来た。
銃弾では、神虎にダメージを与える事が出来ない。
ライが今持っている武器の中で最高威力を誇る武装が入っているが、それでも神虎を倒すには至らないだろう。
なぜならば、その一撃を放つ為には、神虎に隙がなければならない。
だが、ここまでの戦いで、神虎は隙を見せた事が無かった。
どうにかして、その隙を作りださなければならない。
「だが、どのようにすればいいのか」
そう呟いた時だった。
近くの基地から何かが動く。
なんとか、そこに目を向けるライ。
それを見た瞬間、驚きを隠せなかった。
だが。
「・・・信じるか」
同時に、ライもまた突っ込む。
神虎は、そんなライの行動に疑問だった。
だが、ドットフェイサーに対抗するように、構えていた。
それは。胸部に搭載された一門の高出力ビーム砲、天愕覇王荷電粒子重砲。
ドットフェイサーに向けて、神虎がまさしく放とうとしている必殺の一撃。
既にエネルギーが溜まり、ドットフェイサーに放とうとした。
そんな様子が見えているはずだが、ライは、一切止まろうとしない。
そして、神虎が放とうとした次の瞬間。
「っ!?」
神虎は、一瞬、動きが鈍った。
それは基地にいた一体のKMF。
サザーランド・カスタム。
それによって、放たれた一撃で、神虎が放とうとしたビーム砲の狙いがわずかに狂ってしまった。
完全には、ライを狙えなくなった一撃。
その隙に、ライは神虎に向かって突っ込む。
既にビーム砲の準備は出来ていない。
そのまま、ライは二つの武器を合わせた巨大な槍へと合体させる。
そして、槍の矛先を神虎の胴体を突き刺す。
一瞬の膠着状態。
だが、そのままぐったりとする。
「勝てたのか」
そうして、ライは、ゆっくりと息を吸った。