※この作品はR-18です。

コードギアス 覚醒のライ   作:ボルメテウスさん

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誘拐

ライが、基地から出た後、その向かう先は、バトレー将軍が家があったと思われる場所へと向かう事にした。

 

ルナマリアから事前に聞いていた場所もあり、その場所へとトレーラーを真っ直ぐと進めていた。

 

「それにしても、やはり国と国だからな、かなりの距離はある」

 

そうしながら、トレーラーでの運転を行いながら、ライは呟く。

 

周囲の風景はあまり代わり映えがせず、自然の多い場所であり、トレーラーが走っている道も舗装されていないような土の道である。しかし、それでも、先程まで居た街よりも人の気配を感じ取れ、活気のある場所である事は間違いがなかった。

 

そして、そんな場所に辿り着いた所で、トレーラーを止めて、周囲を見渡す。

 

「……さて、どうするか?」

 

周囲を見渡せば、それなりに人の姿があり、建物もそれなりにあり、また道にも人が居るのだが、その中で、特に気になったのが、道路に座り込んでいる子供や老人だった。

 

その様子はどこか疲れているように見えており、表情には覇気がないように思える。

 

「……何かあったのか?」トレーラーから出て、ライはその様子を見渡し、近くを通り過ぎる人々に声を掛ける。

 

「あの……どうかしましたか?」

 

「ん? ああ、あんた旅人かい?」

 

声をかけられた人物はライを見て、そう問いかけてくる。

 

「まぁ、そうなりますね」

 

「なら、知らないだろうけど、ここ最近になって、誘拐が多いんだ」

 

「誘拐?」

 

ライは、話を聞いて、眉間にしわを寄せてしまう。

 

確かに、この辺りは治安が良いとは言えないかもしれないが、それでも誘拐される程の事だろうか? と思ったのだ。

 

「しかも、かなり大人数だ。おかげで、仕事場でもピリピリしているよ」

 

「それは」

 

放っておけない。

 

そう思いながらも、どうすれば良いのか。

 

「その誘拐された人達って、一体?」

 

「それが、分からないんだ。ここ最近になって、急に変な力が使えるようになった奴らなんだ。本人達も、国に問い合わせようとしたけど」

 

「・・・ギアス」

 

ライは、すぐにその答えが出た。

 

これまで、戦ったギアス嚮団は、ギアスを使っていた。

 

だが、情報の中ではギアスは、流星雨のように降り注いだ。

 

ならば、ギアスもまた。

 

「あんた、何か知っているようだね」

 

「んっ?」

 

ふと、考えていた時。

 

後ろから声をかけられた。

 

ライが振り返ってみると、そこに立っていたのは、日本人だと思われる人物がいた。

 

「あなたは?」

 

「この近くで少しだけ世話になっている人間だよ、それよりも、何か情報を知っている様子に見えるが?」

 

「いや、全然分からないよ」

 

そう、ライははぐらかした。

 

未だに、それが真実かどうか分からない。

 

故に、それだけ言い、トレーラーへと戻っていく。

 

「・・・ユキヤ、多分だけど、怪しい奴がいた」

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