※この作品はR-18です。

コードギアス 覚醒のライ   作:ボルメテウスさん

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廃墟

「手掛かりを探そうにも、未だに数は少ないからな」

 

そうしながら、これまでの誘拐された人達を捜す為に、情報を収集する事にした。

 

街での情報を探りながら、地図にて周辺の地理を確認していく。

 

そんな中で、幾つか気になる点があった。

 

まず一つ目は、街から少し離れると、森の中には木々が多く生えていた事だ。

 

まるで、誰かが意図的に植えたかのように多く生えた樹木によって、街の中とは違い、見通しが悪い状況になっていたのだ。

 

そんな場所にある建造物を見つける。

 

一見すると廃墟にしか見えないのだが、よく見ると、周囲に人の気配を感じる事が出来たのだ。

 

(これは)

 

もしかしたら、ここに人が捕まっているかもしれない。

 

そう思ったライは、トレーラーを一度止め、

 

もしもの時を考えて、拳銃を片手に持ち、建物の前に到着する。

 

扉は鍵がかかっているので、強引に蹴破り中に入る。

 

中には、誰もいなかった。

 

どうやら、誰も居ないらしい。

 

しかし、それでも気配はある。

 

慎重に歩みを進めていく中で、地下に続く階段を見つけた。

 

そこから、更に気配が強くなるのを感じた。

 

ゆっくりと階段を降りていき、その先にある部屋に入った。

 

そこは薄暗く、何かの研究室のような場所だった。

 

薄暗い部屋の中、機械や実験器具などが置かれており、奥には大きなガラス張りの部屋がある。

 

その中には、何人もの人間の姿があった。

 

年齢も性別もバラバラな人々がおり、全員が眠らされている様子だった。

 

恐らく、ギアスの力を使っているのだろう。

 

「それにしても、なんなんだ、これは」

 

そう考えている時だった。

 

背後から誰かが迫る。

 

その一言に、ライは気付き、その手にある拳銃を構える。

 

同時に、ライを追っていた人物もまた、日本刀をこちらに構えている。

 

「…聞きたいけど、あんたはここの施設の関係者なの」

 

その人物は、白いフードで顔を隠しており、薄着という事で、女性だというのは分かる。

 

だが、ライが気になったのは、自身に向けて言った質問。

 

「いいや、俺はあの村で行方不明者が出ていると聞いて、気になって来ただけだ」

 

「軍人でもないあんたが?」

 

「あぁ、だけど、そういう君こそなんでだ」

 

「…少し世話になった人達があそこにいたから」

 

「そうか」

 

互いに味方ではなくても、敵ではない。

 

そう認識すると同時にとりあえず、武器をしまう事にした。

 

そして、ライはそのまま奥にあったガラスの部屋を見る。

 

「これって」「やっぱり、あのコックピット。しかも」

 

それは、ライが戦った神虎に使われた物と同じ。

 

「けど、これって、なんか欠陥じゃないの、だって、これ操縦桿も何もないけど」

 

「俺が戦った時の奴も、それには操縦桿はなかった」

 

「戦ったって、あんた、一体」

 

そうして、考えいてる時だった。

 

サイレンが鳴り響く。

 

それは、まさしくライ達の侵入をした事を知らせる物であった。

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