※この作品はR-18です。

コードギアス 覚醒のライ   作:ボルメテウスさん

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未だ信用されなくても

「こちらの潜入が気づかれたのっ」

 

そのサイレンの音を聞いて、女性は、舌打ちをする。

 

それに対して、ライは、まるで慌てる様子はなかった。

 

自分自身で、そのような潜入は初めてのはずだった。

 

だが、まるで暗部で動く仕事人のように。

 

彼は、周囲を確認すると共に、そのままパソコンを操作を行う。

 

「何をしているの」

 

「とりあえずは、彼らの安全を確保する」

 

それと共にライが操作を行うと、連れ去られた人達の部屋は、そのままロックされた。

 

「安全って、これじゃ、連れて行けないでしょ」

 

「あぁ、だがそれは向こうも同じだ。だからこそ、その間になんとかする」

 

「なんとかって、この連中をどうするつもりよ」

 

そうしている間にも、こちらに迫る足音が聞こえる。

 

だが、ライは、そのまま女性の手を引く。

 

「とりあえずは、脱出するぞ」

 

「脱出って、結局、見捨てる事なの」

 

「すぐには出来ない。だけど、トレーラーからKMFで連れ出す」

 

「KMFって、そんなのが」

 

「どうするのかは、これから考える」

 

そうして、二人は、その場から離れていった。

 

ライは、まるで手慣れたように、女性の手を引いていく。

 

通路を走る最中で、女性は、驚きの声を上げる。

 

そこは、まさしく軍事施設という場所であったからだ。

 

幾つもの隔壁に守られた通路や部屋があり、さらには銃を持った兵士達もいた。

 

しかし、それらは二人には無関心であり、ただ走り去るのを見るだけ。

 

「あんた、本当に何者なの」

 

「・・・ただの旅をしているだけの男だ。とりあえず、外のKMFを使って、救出する」

 

「そんなの、どうやって」

 

「少しな」

 

そう言って、ライは、自分のノートパソコンを取り出す。

 

それを起動させると、画面に何かしらのプログラムを走らせていた。

 

そして、その画面を見ると、女性も驚くような事が書かれていた。

 

それは、この施設の地図であった。

 

そんな地図に従い、そのまま外へと脱出する事にした。

 

「外へと出られたけど、どうやって」

 

「さっきも言ったはずだ、KMFを利用する」

 

「利用と言っても、人が入れる程度で」

 

「さっきまではね、けど」

 

そうしながら、ライは、そのままドットフェイサーに乗り込もうとする。

それは、女性もまた、乗り込む。

 

「一緒に入るのか?」

「あんたが、まだ、信用出来た訳じゃないからね」

「・・・そうか、それでも良い。今は救出が、第一だからな」

 

そうしている時だった。

既に、ライ達の侵入に気づいた集団。

その集団は、既にKMFがいた。

その中央のKMFを、彼女は、アヤノは知っている。

 

「アフラマズダっ」

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