※この作品はR-18です。

コードギアス 覚醒のライ   作:ボルメテウスさん

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行為の翌朝

「うぅ」

 

頭痛に、頭を抑えながら、ライは起き上がる。

 

これまで、食事で、酒を飲んだ事のないライにとって、二日酔いは初めてであった。

 

先日の戦いから来る疲れからもあってか、普段のライが起きる時間より遅い。

 

「もぅこんな時間に」

 

近くにある時計を見れば、既に昼近く。

 

そうして、ライがゆっくりと起き上がろうとしたら、隣でもぞりと何かが動いた。

 

「えっ?」

 

疑問に思った。

 

なぜ?

 

そんな疑問に思いながら、その布団を捲る。

 

捲ると共に、露わになったのは、眠っているアヤノ。

 

しかも、裸で。

 

それが意味をしているのは。

 

「もしかして、昨夜……」

 

そこまで言って、ライの顔が真っ赤になる。

 

記憶がないわけではない。

 

思い出すのは、酒を飲み始めてからのこと。

 

だが、そこから先は曖昧だった。

 

自分が何をしていたのか、分からない。

 

ただ言えることは、アヤノと肌を重ねたということだ。

 

そして、それは夢ではない。

 

隣には、アヤノがいるのだ。

 

「あぁもう」

 

頭を掻きながら、ライはため息をつく。

 

すると、アヤノが起き上がった。

 

「最悪、こんなに頭が痛いなんて」

 

そう、愚痴を呟いている。

 

だが、それは最初だけだった。

 

徐々に、アヤノが自分の格好を見る。

 

それは、裸である事。

 

それに対して、顔を赤くしているが、同時に隣にいるライも見る。

 

ライもまた裸である事。

 

それと共に、部屋に漂うイカ臭い匂い。

 

「…………」

 

それを嗅いだ瞬間、アヤノが無言になった。

 

その顔は徐々に青ざめていく。

 

「…………」

 

ライの方も同じく無言となる。

 

互いに何も言えないまま、数秒が経過していた。

 

そんな中、最初に声を出したのはアヤノだ。

 

「ねぇ、これってどういうことなの?」

 

怒りを押し殺した声で、アヤノが言う。

 

それに対し、ライは黙ったままだった。

 

ゆっくりと。

 

それと共に。

 

「たぶん、昨日、酒を飲んだから」

 

ライの推測に、アヤノも理解した。酒に酔っていたとはいえ、自分達が何をしたかを。

 

「……まぁ、いいけどね」

 

アヤノの言葉を聞き、ライは驚く。

 

まさか許してくれるとは思わなかったからだ。

 

しかし、アヤノは続けた。

 

「私だって、あなたとそういうことをしたいと思っていたし。ただ……」

 

そう言いながら、アヤノは自分の胸に触れる。

 

そこには、大きな膨らみがあった。

 

「・・・聞きたい事がある」

 

「えっと、はい、なんでしょうか」

 

アヤノからの問いかけに対して、ライは戸惑いながらも答える。

 

「・・・あんたは、その、これを行った事に関してはどう思う」

 

「・・・その、酒の勢いとはいえ、俺は悪いと思っている。けど、まぁアヤノが悪い気をしていなかったから」

 

「・・・えぇ、そうね、その、悪い気はしなかったわ」

 

その言葉と共に、互いに少しだけだが、雰囲気は柔らかくなった。

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