※この作品はR-18です。

コードギアス 覚醒のライ   作:ボルメテウスさん

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その名は

東京に、突然襲い掛かってくるテロリスト。

それらの正体は、未だに不明である。

カレンの家の前にあったKMFから、その情報を探ろうとした。

だけど、それらの情報は全てなかった。

戦闘を行ったと思われる人物達も、全てに情報がなかった。

それらの知らせ、カレンは、黒の騎士団の本部にて、その情報を聞いていた。

 

「それじゃ、奴らの正体はまるで分からないと」

「あぁ、奴らが使用したと思われるKMFを調べてみた限りでも、カムデンという機体である事は分かっているが、それ以外の情報はまるでなし」

「ただ、一つの手掛かりがあるとしたら」

 

それと共に、テロの際に行われた動き。

テロの当日に行われた襲撃の際に、警備を行っていたKMFも確かに出撃していた。

だけど、それらは、まるで意味のないように、あっさりと倒されていた。

 

「奴らのKMFの動きは、はっきりと言えば素人だ。だけど、まるで不可解な動きを行っていた」

「・・・あぁ、直感だけど、確かに分かるよ」

 

カレンは、同時に思い出したのは、ゼロが、二度目の復活を果たしたあの戦い。

バベルタワーで、ロロと始めて戦ったあの時。

今、考えても、カレンと卜部。

二人の実力と連携を考えれば、ロロに負けるはずはない。

『ギアス』という力がなければ。

 

「ギアスとは、それだけに大きな力だ。なんだって、この世界には良くも悪くも」

「あぁ、ギアスで、左右されたから」

 

だからこそ、この襲撃。

その目的が未だに分からない。

それは、本部にいた、多くの団員が思っただろう。

ただ一人、カレンは。

 

「やっぱり、ナオトが」

 

そう、ナオトが狙われた事。

あの日、彼に託された事が関係しているのだろうと考えた。

だからこそ、カレンは。

 

そんな彼女の悩みとは別に、彼は。

 

「・・・」

 

自宅にあるKMF、ドットフェイサーの中にいた。

彼は、記憶がなく、母の看病を行いながら、自宅で過ごしていた。

だが、先日の戦い。

その際の戦闘で、僅かに感じた事。

同時に少し蘇った記憶。

 

「おそらく、これが俺の無くなった記憶、それにあの時の感覚」

 

戦いを行った時よりも、強く感じたのは、姉と行為を行った時。

自分の中に何かが刻み込まれた感覚があった。

それは、おそらくは。

 

『君のギアスはね、かなり面白いね』

『他人の才能を真似て、自分の物にする事が出来る』

『まるで、それが自分の物のように扱う事が出来る』

『けど、これは欠陥品だね』

『だって、真似ている内に、分からなくなるから』

『自分じゃない、他人の個性を重ねるって事はね』

『自分を無くしてしまうという事なんだよ』

『そこから訪れるのは、果たしてどうなるだろうね』

 

まるで、他人事のように。

あの時の、自分の力。

ギアスの事が頭に過った。

同時に、KMFの操縦席。

そこにあった名前にも目を向ける。

おそらくは、それは自分の、ナオトになる前の名前。

自分ではない、他人の才能で戦う。

故に、それが、なぜ与えられたのか、分からない。

だが。

 

「俺は、もぅ姉さんと一緒にはいられない」

 

故に、彼は、既にその名前を再び使う。

偽りかもしれない。

本当の名前じゃないかもしれない。

だが、それは、ナオトの名前よりも違和感はなかった。

 

「ライ、それが、俺の名前か」

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