ドットフェイサーに乗り込むと共に、眼前にいるKMFを見ていく。
こちらに迫るKMFの内、ギャラハッドとパーシヴァルは、各々の武器がこちらに迫る。
ギャラハッドの、その身の丈はあるだろう巨大な剣を、真っ直ぐと振り下ろす。
それに合わせるように、ドットフェイサーの装備であるゼットソードで、その斬撃を受け流す。
だが、ギャラハッドは、その攻撃を潜り抜けるように、パーシヴァルとフローレンス。
二体の素早い一撃が襲い掛かる。
「っ!」
それを見たドットフェイサーの脚にあるランドスピナーで、急発進する。
そのまま、追撃を行うように。
だが、そんなドットフェイサーの後ろへと向かった先で、パロミデスの大型ハドロン砲が撤退を防ぐ。
「ぐっ」
ハドロン砲の一撃で、一瞬、ドットフェイサーの動きが止まってしまう。
それによって、眼前にいるギャラハッド、フローレンス、パーシヴァルの3体のKMFが迫る。
それに対して、ライは、片手にある盾で防ぎながら、もう片方の手で、腰から取り出したゼットシューターを構えて、放つ。
放たれた銃弾に対して、パーシヴァルは、それを軽々と回避し、フローレンスは、両手のMVSで弾く。
そしてギャラハッドの大剣によって、攻撃を受けると共に、蹴り飛ばされる。
それにより、吹き飛ぶドットフェイサーだったが、即座に空中で体勢を整えて着地した。
だが、そんなドットフェイサーに追撃をするように、2機のKMFが来る。
2機は、それぞれがそれぞれの得物を手に構えた状態でいた。
そんな1機を相手取る形で、こちらから仕掛けていく。
まずは、向かってくる攻撃を避けると同時に、手にした剣を振るい反撃をする。
しかしそれは、もう一方の敵機の攻撃によって阻まれてしまう。
KMF同士が激しく激突する中、その間をすり抜けるように突撃してくる敵があった。
見れば、後方よりこちらに迫るギャラハッドの姿がある。
「このままじゃっ」
ドットフェイサーの方が、確かに世代は多少は上であり、性能も上かもしれない。
だが、しかし、他のKMFとは違い、ドットフェイサーには、空を飛ぶ為の機能がない。
故に、眼前にいるKMFが空を飛べば、地上を走る事しか出来ないドットフェイサーは、簡単に追いつかれ、囲まれてしまい、あっという間に撃破されてしまう。
そうならない為に、相手の数を減らさなくてはならない。
その為にも、少しでも早く目の前のKMF達をどうにかする必要があるのだが、なかなか厳しい状況だった。
そんな中、不意に横合いから現れたギャラハッドの一閃が、ドットフェイサーを襲う。
咄嗟に避ける事が出来たが、それによって、バランスを崩す。
そこにパーシヴァルが襲い掛かる。
このままでは。
そう、ライが予感した時だった。
「えっ」
パーシヴァルは、爆発した。
突然の事で、驚きを隠せない最中で、ドットフェイサーを支援した存在。
それは、青い戦闘機。
「戦闘機」
そう、ライは呟いた時だった。
「ドットフェニックス、ドットフェイザーを支援する為の飛行ユニットです」
それと共に、サクヤの声が聞こえる。