ライとサクヤ。
その日、一日の疲れが出てきた。
襲来して来たKMFからの襲撃を何とか凌ぎきったとはいえ、次の目的地まで、あと僅か。
その疲れを感じながらも、二人はトレーラーの中で休む事になった。
あまり広くないトレーラーで、ベットは一つ。
そのベットで、サクヤが寝る事になった。
「その本当によろしいんですか?」
「構わないよ、俺はソファで寝れば十分だから」
最初は、遠慮していたサクヤではあったが、年上で男性であるライは、サクヤを安心させるためもあって、自分がベットで眠る事を提案した。
それにライとしては、このトレーラーの中でのサクヤの身の安全の方が心配だったのだ。
ライ自身は、自分の腕には自信があるが、万が一にも、KMFが襲ってきた場合の事を考えて、トレーラーの中で寝る事にした。
「・・・では、お言葉に甘えさせていただきます」
サクヤはそう言うと、ライの横に入り込む。
すると、すぐに寝息を立て始めた。
(余程、疲れていたんだな)
その寝顔を見て、ライは微笑む。
そんなライもまた、すぐに眠りについた。
そして数時間後、異変が起きる。
ライが目を覚ましたのは、まだ夜も明けぬ時間。
「んっ・・・うん? なんだ?」
ライは眠い目を擦りながら起き上がる。
その時、ライは自分の体に違和感を感じた。
「んっ、ふぅっ・・・うわぁ!?」
その事に気がついた瞬間、ライは自分の体を見た途端に思わず声を上げてしまう。
そこには、ライが眠っている間にサクヤが絡み付いていたのだ。
しかも、かなり密着しており、サクヤの大きな胸が自分の胸に押し付けられている。
「ちょっ、ちょっと待て! どうしてこうなった!?」
ライは驚きつつ、どうにか抜け出そうとするのだが、中々に上手くいかない。
それどころか、サクヤの腕や足がまるで蛇のように動いて、更に絡まってくる。
その感触に、ライはつい顔を赤くしてしまう。
「サクヤっ寝てたんじゃないのか!」
ライの声が響くも、やはり反応はない。
それでも、サクヤは絡んでくる。
彼女の年齢を聞けば、中学生ぐらいの年齢であるはず。
だが、それを思わせない程の胸の大きさで、それがより強く伝わってくる。
柔らかい感触が、ライの体に伝わる。それを感じてか、徐々に下半身の一部が硬くなっていってしまう。
そしてそれは、既にパジャマ越しでも分かる程だった。
しかし、ライは理性を強く保ち、どうにかして脱出を試みる。
だが、それでもサクヤは、絡まってくる。
「一体なんで」
そう考えていると。
「離れないで」
「・・・」
それは、まだ思春期を迎えた頃。
まだ、子供と言っても良い年齢かもしれない。
そんな少女が、孤独でいる。
ギアスは、人を孤独させる。
そんな運命を、彼女はこれからさせられる。
それが残酷とは言え、自分の意思で選んだ。
しかし、それでも手を伸ばしてしまう。
繋がりを欲してしまう。
それを、ライは、振り払う事は出来なかった。
そして、寝ぼけながらも、サクヤは、ライにキスをしてくる。