黒幕である双子を倒す事は出来た。
しかし、それは結果的に全てが解決した訳ではなかった。
双子のネットワークを調べると共に、今回の1件に大きく関わっていた人物も知る事が出来た。
そこから分かったのは。
「ノーランド、こいつは」
「ネオ・ブリタニア帝国、まさか北海道と繋がる事になるなんてな」
「・・・ここで、約束を果たす事になるなんて」
そうしながらも、サクヤもまた決意を固めるように言う。
「ライさんは、これからどうするつもりですか?」
「・・・俺は、今回の1件は、この組織に俺の過去と関わりがあると思って調べた。
結果は、確かに俺は確かに関わっていた。だからこそ」
それと共にライもまた決意を固めていた。
「北海道に、俺も行かなきゃ行けない。けれど、まずは」
「そうですね、カレンさんと、あなたの義姉さんに会いに行かないといけないんですね」
「あぁ」
サクヤからの言葉に対して、ライは頷く。
「俺は、ほとんど何も言わないで出て行った。家族として受け入れて貰ったけど、結局、俺はあの人達を悲しませたままだ。
だから、今度こそ、ちゃんと話して、謝らなきゃいけないんだと思う」
ライは、この戦いを向かう際に、カレンが怪我をして、戦線離脱していた。
故に彼女を置いて、出て行ってしまった。
それが、ライにとって心残りであり、この戦いが終わった以上、北海道に向かう前に言わなきゃいけない。
「・・・分かりました。私は先にアポロと共に、向かいます」
そうしながら、トレーラーを見ながら言う。
「あぁ、このトレーラーを使ってくれたら良い。それに俺も」
「えぇ、待っています。だからこそ」
それと共に、彼女もライを見つめる。
「必ず、来てください」
光和6年。
ホッカイドウブロックでは、イレヴンとして虐げられる日本人達はレジスタンスを組織して抵抗を続けていたが、ネオ・ブリタニアによる圧倒的な軍事力に支配されていた。
その際、サクヤは第二次解放作戦にあわせて、再度ホッカイドウに潜入。
後に新たに歴史に刻む事になる『名無しの傭兵団』による活躍。
そして、その裏で。
光和7年。
「本当に行くのね」
東京にて、久し振りの姉の再会を果たしたライは、頷いていた。
「あぁ、行くのを約束していたから。こうして合流するまでにはかなり時間がかかったけど」
「本当に、こうしてまた見送る事しか出来ないなんてね」
「姉さんは、守って欲しい。ここで俺が戻ってくる場所を」
そう、ライは、ホッカイドウへと向かった。
ネオブリタニア帝国と戦う為に。
約束を守る為に。
彼の戦いは、未だに終わりはない。
今回で、覚醒のライは最終回を迎えました。
今作においては、ドットフェイサーが、KMFに似ているから、活躍を書きたいという思い、そこから奪還に出てくるアポロのプロトタイプとしても採用が出来るのではと、考え、書かせて貰いました。
ルルーシュが主に活躍したテレビシリーズではなく、復活と奪還の間の物語として、コードギアスDSのキャラなどを登場しましたが、私自身の力不足もあり、描写不足な所もありました。
けれど、今作をここまで書けて、本当に良かったと思います。
ここまでお付き合いして頂き、本当にありがとうございます。