※この作品はR-18です。

コードギアス 覚醒のライ   作:ボルメテウスさん

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数の暴力

ドットフェイサーに乗り込んだライは、そのまま発進させる。

 

周囲には、人影はなかった。

 

だが、その代わりに、囲んでいる正体に、目を向ける。

 

「これは」

 

そこに並んでいるのは、戦車、ヘリコプター。

 

それらは、KMFという兵器の登場した結果、不要になった兵器達だ。

 

「この数を操作する人が、いや、これは」

 

そうしていると、襲い掛かってくる戦車。

 

それに対して、ドットフェイサーの手に持っている銃で、弾丸を撃ち込む。

 

その結果、剥き出しになった戦車の内部には、人の影はなかった。

 

つまりは。

 

「ドローン技術という訳か」

 

周囲にいる全ての兵器には人が乗っていない。

 

不要になった兵器ではあるが、KMFの技術が進む事によって、それらの兵器に新たな用途。つまりはドローン操作によっての数の暴力。それこそが、今の戦場の形なのだ。

 

それを理解した上で、ライは考える。

 

目の前にいるのは、機械仕掛けの兵士。

 

しかし、それらは全て無人機。

 

そして、それを操る人間は近くにはいない。

 

なら、とライは思考する。

 

「ならば」

 

まず最初に思い浮かぶのは、やはり、数の差を埋める事。

 

それを考えると共にドットフェイサーで地面を走らせながら、銃を撃つ。

 

それにより、次々と戦車、ヘリを破壊して行く。

 

だが、無尽蔵に、まるで数が減っている様子は見られない。

 

「これも、ギアスの力なのか、それとも」

 

そうしながらも、周囲の様子を見ていく。

 

ゲットーという放棄された土地。

 

それ故に、無人の兵器を設置するのは、それ程難しくないのだろう。

 

そんな事を考えながらも、ライは再び戦闘を行う。

 

幸いな事に、武器や装甲などは健在であり、まだ戦える状態ではあったが、このままではいずれ追い込まれるのは目に見えていた。

 

「この数の差、果たして」

 

どのように逆転するべきか。

思考を巡らせる。

 

「それに何よりも、常にこちらの位置を把握しているような気がする」

 

そうしながら、ドットフェイサーを後ろから迫った攻撃を手に持っている盾で防ぐ。

盾から爆風に襲われる。

そして。

 

「ぐっ」

 

それと同時に、そのまま、右腕が吹き飛ばされてしまう。

それは、盾で防いでいた左腕の反対側。

そして、武器を持っていた腕の為、このままではマズイ。

 

「どうすれば」

 

ライが、思考していた時。

 

『あぁ、あぁ、聞こえますか?』

「楯無さん?」

 

その通信に首を傾げる。

 

『今から、すぐに右腕を飛ばすわ、それを装着して』

「装着って」

 

そうしていると、トレーラーの方に目を向ける。

トレーラーから飛び出たのは、ミサイル。

それが、真っ直ぐと、ドットフェイサーに向かって行く。

困惑を余所に、そのままミサイルは開く。

ミサイルの中身が剥き出しになると、そのままドットフェイサーに近づく。

そして、その中身には、新たな右腕があった。

 

「ならば」

 

そのまま、新たな右腕を装着する。

 

「これは」

「開発中のKMFの霧纒の淑女の右腕よ」

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