※この作品はR-18です。

異世界転生……?   作:ボルボロックス

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バトってからチョメチョメにイキます。

すみません、エロは次回になります。





5.騎士団長と使用人

 部屋を訪れた騎士団長アンナ、その腰には近衛騎士就任の際に、エリーゼ姫より賜った剣が差さっており、その目はラジエルをジッと見据えている。

 

 

「アンジェリカ様、何か御用ですか?今俺は軟禁の身なんですが。」

 

 

「少し、顔を貸せ。」

 

 

 アンナはアンジェリカの表情になると、ラジエルにそう言って部屋から連れ出し、兵士達が調練をしている中庭へと訪れる。

 

 

 そこはアンナが初めてラジエルと稽古を行った、思い出の場所でもあり、そんな場所に来たアンナとラジエルを兵士達は怪訝そうに見ている。

 

 

「ここに来て何をするんです?」

 

 

「ラジエル……抜け。」

 

 

「は?抜けって、俺は剣なんて「誤魔化すな!!!」っ!!?」

 

 

ガキィィィンッ!!

 

 

 アンナの怒号と共に振られた剣の一撃に、ラジエルは魔法空間にしまっていた自作の刀剣の一つを取り出して受け止める。

 

 

 その斬撃は明らかに殺意の籠もった一撃であった。

 

 

「何のっつもりですか!?」

 

 

「何のつもりだと……それはこちらのセリフだ!!

使用人の分際で、それだけの力を隠していた……!!

貴様は、私を嘲笑っているのか!!?」

 

 

「はぁ!?なんで、そうなるんですかっ!!!?」

 

 

 押し返したラジエルだったが、アンナはまるで彼を殺さんとばかりに剣を振り、ラジエルはそんなアンナの剣を受け止めて耐えている。

 

 

 するとアンナはラジエルに気持ちを吐き出す。

 

 

「男は女を下に見ている!!

何でも言うことを聞く存在だと、何でも思い通りに出来ると!!!」

 

 

「はぁ!!?何の事ですか!?」

 

 

「私はっ!!戦場で女と侮られるのが嫌で騎士となり、姫様を護るために近衛騎士になった!!

私にとって、この国と民を、なにより姫様を護るのは絶対の誉れだ!!!

何より、私は男にナメられるのが嫌だ!!!」

 

 

「!?」

 

 

「だが、その誉れも、私の決意も貴様に奪われた!!!貴様が200万の将兵を討ち取った……その報せを聞いた時、驚きもあったがそれ以上に安堵した自分がいたのが悔しかった……!!!

っ!!!!何故だ!!!!?何故それだけの力を隠していた!!?私を負かしたいからか!!?」

 

 

「何を訳の分からない事を……!別に貴女を負かすとか、考えてないっての!!!」

 

 

「ならばそんな力を使うな!!使用人は使用人らしく、大人しくしていろ!!!」

 

 

「っ!!!何なんだよさっきから!!?」

 

 

ガキィィィンッ!!

 

 

「ぐあっ!!……くっ!?」

 

 

「何なんだよ!?さっきから聞いてれば、ナメられるのが嫌だの、安堵しただの、挙げ句には使用人らしくしろだのと、悪いけど何が言いたいのか分からねぇよ!!

頼むから直球で伝えてくれ無いですか!?」

 

 

「良いだろう、なら言ってやる……!!

私は、貴様に嫉妬している!!!!」

 

 

「は?嫉妬?はぁ!!?」

 

 

 まさか嫉妬しているなんて言葉を言われるとは思わず、目を白黒させるラジエルにアンナは剣を握りしめる。

 

 

「嫉妬……これ一つだ。私は、貴様の力が羨ましい。

貴様がどうしてそんな力を持っているのかは知らないが、そんな事はどうでも良い……!

 

私は、いつか……お前を超えてやる!!」

 

 

「は、はぁ。そうですか。」

 

 

「なっ!?何だラジエル!?その気の抜けた返事は!?

もっとシャキッとしろ!!シャキッと!!」

 

 

 手合わせの後にいつもの訓練の後のように怒鳴られるラジエルは、頭を掻きながらも満更でも無さそうであった。

 

 

 その後、ラジエルに「後で部屋に行く」とだけ伝えると、アンジェリカは去っていくのを見て、ラジエルは戸惑ったが、部屋に戻ると国王に呼ばれ向かう。

 

 

 そして、玉座の間でラジエルに伝えられたのは、使用人を続けずに国を護る存在としていてほしいという物であった。

 

 

 さらに帝国とも今後は王国に有益な同盟を結べた事で、ラジエルはそれを聞いた時に反論しそうになったが、国王から刃を納めて欲しいと頼まれ、エリーゼの前で承諾したのである。

 

 

 幸い大事には至らず、それを見守っていたエリーゼも小さく安堵のため息を漏らし、その後はラジエルはアンジェリカに呼ばれて自室に戻ると、アンジェリカ……アンナが立っていた。

 

 

「アンジェリカ様、今度は一体何の用ですか?」

 

 

「……ラジエル、姫様はどのような様子だった?」

 

 

「え?エリ……ゴホン……姫様でしたら特にお変わりなくでしたよ。」

 

 

「貴様……姫様から許されているとはいえ、姫様を“エリー”だなどと呼ぶとは……。」

 

 

「時と場は弁えてます。」

 

 

「当然だ!!姫様と友人になっただけでも許されないというのに……愛称で呼ぶなど。」

 

 

 どうやらアンジェリカは嫉妬しているらしく、それを薄っすらと気付いたラジエルだが、やぶ蛇を感じ言わずに黙った事で難を逃れる。

 

 

 しかし、ラジエルがエリーと呼ばないと、エリーゼは涙目になってしまうので、時と場を弁えなければならない。

 

 

「全く……。そうだ、ラジエル。貴様私のことも、その、愛称で呼べ。」

 

 

「えっ!!」

 

 

「そして、その……………………抱け。」

 

 

「え?「抱け!!!」はいっ!!!?」




すみません、エロは次回です。
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