【負けちゃう】ぜらちな♥ますたー☆ 少魔女シユは負けない 作:夜ノ鳥羽リナ
中層の終点。
森ダンジョンの深層に近づくにつれ、空も見えないほど木々が深くなっていった。
森が深くなっていくから進行方向がわかる。
ダンジョンは変な空間だ。
ダンジョン都市ルドンの近隣では、不意にそれまでなかった入り口が出現する。
洞窟の穴だったり、妙な屋敷の門だったり、鳥居や階段みたいなものも。
その境界をくぐると、明らかに別の空間が広がっている。広さも様々だ。
この森ダンジョンの入り口は、樹木のアーチになっていた。中は異空間。
林くらいの浅い層から中層の森地帯に。無限に見えるが空間が歪んでいて、変な方向に進んでも元いた場所に戻される。
進める方に進んで行けば、深い層に向かうことになる。
中層の終わり。
二つの大木が枝をつないで通せんぼするように道を塞いでいた。
枝を切れば進める。けど、その先が暗いのと霧深いのとでよく見えない。
「固定ボス、ですね」
「あら、シユさんは見たことがありますの?」
「昔、ヴァイラ様と……師と一緒に攻略したダンジョンにもいましたから」
「幼いのに、経験済みですのね」
「別に幼くはありません」
エフラウのお姉さんみたいな言い方に言い返すが、むきになる方が子供っぽいか。
待ち構えるタイプのボス級魔物がいることは知っている。
ダンジョン内を徘徊している強敵ではなく、境界を守る番人役の魔物。
楽な相手ではないはず。
ガドーが黙っているのは緊張を表に出したくないから。
キアラは、明らかに緊張している。硬くなっている。たぶん初めて。
エフラウの様子はいつもと変わらない。シユも、面倒だと思うだけで動揺はしていない。
「引き返すのも手ですけど……」
「駄目よ」
別に無理に挑む必要はない。
換金できる素材は多少手に入ったし、食料も残り少ない。
キアラたちは、前にも一度引き返しているはず。今回だって。
「駄目よ、進むわ」
「……」
「はやく確かな実績を見せないと、いつお父様がまた縁談なんて言い出すかわからないわ」
完全にキアラの事情でしかない。
そんなこと知りませんと言ってもいいが、波風立てるのも無駄だ。
進むなら進む。それだけのこと。
「それじゃあ行くぜ」
じゃっと音を立てて、ガドーの剣が通せんぼする枝を切り払った。
念のため有毒ガスなどがないか探知魔法を放ってから、シユも続く。
つい先行してしまったのは、エフラウに幼いと挑発された反発だった。子供っぽい失敗。
**** *** *** *
「あぁっガドー!?」
「っ!」
この女……っ!
しゃあしゃあと悲鳴めいた声をあげたエフラウに怒りと恐怖を覚えるけれど、シユは何も言えない。
シユの倍の背丈のギガントエイプに、顎を掴まれおちんちんを入れられている口では叫べない。
腕が八本もある大猿の魔物は、シユの顎を掴んだまま戦っていた。
「ふぐぅぅっはぐっんぉぉぇぇっ」
「シユ! きゃぁっ!?」
獣くさい。
強烈な獣臭で涙があふれる。
口の中のおちんちんが、その鬼頭を膨らませた。
「んぁぁっ!?」
「ドほゥ!」
口内で大きくされたら、顎がいっぱいに開かれて喉まで大きくあーんしちゃう。
噛もうにも、ギガントエイプのおちんちんの肉には、シユの噛みつきなど甘噛み程度。
シユの甘噛みがいけなかった。最後の一押しの愛撫みたいに。
その刺激で吐き出された。獣欲濃厚ザーメンが。
「んぇっ!? んっ!! あぐっっくんっごくっふぇん、けはっ……」
喉まで大きく開いてあーんしていたのだ。
食道に、鼻奥に、ギガントエイプの獣欲濃厚ザーメンが流し込まれ、匂いで意識が遠のいた。
「は、うぷっ……うぇぇっ……くぁ、ひあ……」
ぽいっと地面に投げ出される。
大猿が油断したわけではない。シユは鼻を通り抜けザーメンの涙を流して、ピヨらされた。
しばらくは何もできない、ただのメスの肉でしかない。
ボスエリアに入って少ししたら、猛烈な勢いで硬い木の実を投げつけられた。ゴンダマという鉄鉱のような重さと硬さの種。
無数の弾丸のように浴びせかけられる。
初撃を、ガドーは咄嗟に防ぎ、シユは伏せた。
伏せたシユを、木を蹴って飛んできたギガントエイプが掻っ攫い、顎を掴んだ。
普通のギガントエイプより大きく、腕が八本もある。特殊なボス級魔物。
シユを掴んだ腕とは別の腕で、残ったガドーやキアラたちにゴンダマの実を投げつけながら、木々の中を蹴って移動していく。
顎を掴まれたシユは、首を折られないように自分を掴む魔物の手にしがみつき、他に何もできない。
ギガントエイプが止まったのは、目的地についたから。
ゴンダマの実が積み上げられた場所で、今度は足を踏みしめて砲撃のような投石を始めた。
捕まえたシユの口にいきりたったおちんちんをねじ込みながら。
木々を飛びながらの時より激しい投石に、キアラたちは足止めされた。
シユを助けようと追ってきたが、逆にジリ貧に。
『シユが死んでしまうわ!』
『つってもよ! これじゃっ……』
『ガドー、30秒稼いでくださいませ!』
『30秒、だなっ!』
エフラウの言葉を信じて守りに立ったガドー。
助けを求めて見ていたシユにはわかる。
エフラウが唱え始めた神聖魔法は、100秒はかかるタイプのもの。
短縮できるのかと思ったがそうではなかった。ガドーは30秒を越えて耐えていた。
『見てらんないわよ! こっちに』
鉄塊を剛速球のように投げつけられているガドーが削れていく。
キアラが少しでも攻撃を逸らそうと飛び出し、その足元に投げつけられたゴンダマの実でバランスを崩されていた。
『おい姉さん! まだかよぉぉ!?』
唱え終っていたのに。
エフラウは強化魔法を発動させる前に、ガドーのふらつきかけた足を蹴った。
がくん、と転びかけたガドーの頭が、疑問の表情のまま吹っ飛ばされた。
「
遅れて唱えられた神聖魔法で、エフラウの豊かな女体が乳白色にうっすら輝いた。
まるで神様の使いみたいに。
「げふっ、ごふ……ふぇ?」
ガドーを見殺しに……殺したエフラウに何を言えばいいのか。
キアラは、避け損ねたゴンダマ弾をレイピアで受け、その威力で背中から転んでいた。
シユを助けようと視野が狭まっていたせい。普段のキアラなら避けられたはず。
キアラはエフラウの所業を見ていないし、すぐに立てそうにない。
見ていなくてよかったのか。仲間を殺す瞬間を見ていたらもっと混乱したはず。
「ゴッフォォ」
薄く輝き両手を広げるエフラウと、少し距離のあるギガントエイプ。
このままじゃ全滅、と思ったけれど。
一度は地面に捨てたシユを、ギガントエイプの大きな手がまた拾い上げた。
「ふぇ?」
「ブフェェェ」
「ひぁっ!?」
たくさんある腕の一本が、持ち上げたシユの割れ目をなぞった。
ぬるぅぅっと。
「はぅぅぅっ♡」
「ウフェェッ! オヘェェッ!」
さっきの
すごく濃い獣ザーメン臭で、軽くイった。
シユのおまんこはメス受けの準備ができてしまっている。
獣にはそれがわかる。
「あ、やっ……そんなのむり……やめ、たすけ……っ♡」
「シユを離しなさいこのけだもきゃんっ!」
無理をしたキアラが真っ直ぐに飛び込んだが、真っ直ぐすぎた。
ギガントエイプはキアラの突進を腕二本で打ち払う。後にしろ、と言うように。
弾き飛ばされ、大木に叩きつけられるキアラ。
「く、シユ……っ!」
「キアラ!?」
「キアラ様は大丈夫ですわ、シユ。そのままおとなしくしていなさい」
そのままおとなしく、って。
ギガントエイプのおちんちんを割れ目に当てられて、両腕と両足を大きな手で全部掴まれて、背面座位で。
何か助ける方法が……
違う。ガドーみたいにシユも犠牲にして、自分たちだけ助かるつもりだ。
「えふらっっっっあっ!? あ゛、くぁぁぁぁぁふかっおっふぉっくぅぅぅ♡」
恨み言をぶつけることもできず、けだものの欲棒がシユの割れ目に挿しこまれる感覚で鳴かされた。
喉にまだ残っていた精液が、大きく開いたシユの喉を通って体内に。
両手両足を掴まれ弓なりに背筋を反らして、下の穴から口まで貫かれているみたいだった。
* *** *** *** *