【負けちゃう】ぜらちな♥ますたー☆ 少魔女シユは負けない 作:夜ノ鳥羽リナ
「今日は美人さんしか来ねえ日か。最高だな」
「知りません。お金になりそうな仕事を探しています」
良い宿に続けて泊まるにはお金がいる。
個室があって綺麗でお風呂付の宿など、ダンジョン都市ルドンでもそう多くない。
手持ちのお金は麻痹雷棒でほとんどなくなってしまった。
少魔女で
訪れた南の冒険者ギルドの受付は、ギルド一階の酒場兼食堂を見ながら、
「それなら、ほれ。適当に仲間集めてダンジョンに潜るか……」
情報交換と仲間募集を兼ねたギルド食堂。
男も女もいる。
力関係でリーダーに従わされている者もいるだろう。信頼で成り立っているパーティには、新参者が入る余地はない。
仲間が抜けたパーティならともかく。
「実力もわからない私をほいほい入れるパーティなんて」
「可愛い体で取り入ってうまいことやる奴もいるが、そうじゃねえ。あれだ」
シユの体を提供するなら入れてくれるだろう。
挿入されて、なめくじのことが知られたら困る。
そもそもクズ男に触れさせるほど安くはない。
「あの女騎士さんと女神官さん、仲間を探してるってよ」
雑然とした食堂の隅で、ハイレグレオタード鎧の少女騎士と横乳丸見え童殺聖女服の女神官が何かを探すように見回していた。
少女と言ってもシユよりは年上。まだ成長途中くらいの美少女。レオタードに隠れない鼠径部がきれい。
女神官はもっと年上。着ている超ミニ聖女服は背中が全く隠れないタイプで、はちきれそうな巨乳の上もハート型に開いている。童貞を殺す聖女服というやつ。
そのまま股間とお尻を隠すひらひら。太腿に紐も何もないから、パンツは履いていない。聖職者だから当然か。
魔法の力を十分に発揮する露出は、人によって違う。
乳首と股間にステッカーだけで100%の女もいれば、同じ装いでも50%の力も出ないシユのようなタイプも。
豊満な乳房の女性は、童殺系の衣服と相性がいいことが多い。
「名乗らなかったが、ありゃあ戦姫キアラだ。一緒にいるのは乳舞のエフラウだろ」
「有名な人です?」
「近くの領主トロマン侯の
ふうん、と。
妾の子で美少女。政略結婚の道具にされるのを拒んで冒険者になったらしい。
綺麗なツインテールは見るからに貴族っぽい。
ウェーブロング女神官の方は、そのまま娼館でも働けそうな豊穣女体。
女神官の眼鏡がシユの姿を映した。
「いえ……お貴族様なんて住む世界が違います。単独で潜れそうなダンジョンはありませんか?」
シユは免状持ちの女狩人。中級までの魔物なら一人で対処できる。
背景事情が複雑な相手と組む必要はない。
「前衛無しで少魔女が潜るなら、南西の沼ダンジョンだな。人気はないが素早い魔物は少ない。スピードで詰められることもないだろ」
戦姫キアランと乳舞エフラン。
気にならないでもなかったが、面倒ごとが増えそうで声をかけることはなかった。
* *** *** *** *
「
ダンジョン都市ルドンの周囲にはダンジョンが発生する。攻略されれば消えるし自然に消えることもある。
危険度の高いダンジョンはエース級の冒険者や国軍の精鋭が攻略するが、雑多なものは残される。
あまり稼ぎにならないダンジョンや探索が面倒なダンジョンは、発見されても放置されがち。
沼のダンジョン。
足首くらいまでのぬかるみが広がる湿地。ところどころ深いところもある。
入り口付近からよく出現するカエル系魔物を退治して、その金玉を集めた。
精力剤の材料。安全性が高く貴族にも人気だ。
「たしかに、魔力探知の外から急襲されることはありませんね」
シユ一人で対処できる難易度のダンジョン。
奥まで進んだらどうなのか。とりあえず沼の色が変わる境目辺りで、シユの胸ほどの背丈のカエルボスを紫水晶の矢で貫いて倒した。
「この大きい玉々は……小さい奴とは違う魔力を持っていますね」
シユより巨体のカエルの陰部を切り裂いて、シユの小さな握り拳くらいの大きさの睾丸を観察する。
貴族のお嬢様なら悲鳴をあげそう。
同行しなかった戦姫キアラのお綺麗な顔を思い出して、ふふっと笑った。
魔物に凌辱されて男狩人たちになぶられて、泣いて家に帰ればいいのに。
豚みたいな中年貴族の慰み者として社交界で生きていくのがお似合いだ。貴族の娘なんて。
戦姫キアラ?
すごく可愛かったけど、それだけ。
あんな綺麗な顔して、苦労も知らないくせに冒険者の真似事なんて――
「っ!?」
大きな玉の観察と、苦労知らずのお嬢様の泣き顔の妄想に夢中になりすぎて油断した。
かなり近くに魔物の気配を察知して、あわて――るほどでもない。
大人の男くらいの大きさだが、強くはない。
ナマズ男。鱗のない四足半魚人。最下級ではないが低級範囲の魔物。
「邪魔を、あっ」
沼に足を取られた。
避けるのが遅れて、飛びかかってきたナマズ男の体当たりで転ばされた。
「ぶっ、くぅ」
怪我はない。
泥まみれになって汚れたけれど、痛みはほとんどない。シユの魔法防御力は高く、低級の魔物の攻撃など通さない。
「あ、もうっ!」
ただ、手にしていたカエルボスの金玉は奪われた。
せっかく少しはいいお金になりそうだったのに、ナマズ男の口の中に。
ぶちゅぅっと咀嚼されて飲み込まれた。
「わたしの獲物だったのに……この、半魚人なんかが」
「ヒュビュウェェッ?」
許さない、と。
愛用の杖を握りながら立ち上がり、狙いを定める。
「
「ビュッ」
殺してやる、と思って放った魔法の矢が外れた。
さっきの飛びかかりの倍くらいの速さで、ナマズ男が魔法を避けた。
「え……?」
ナマズ男の体が、きたない緑色に発光する。
「うそ、進化……? いきなり中級に……」
次の体当たりは、この沼の足場で避けられるはずもなく、シユの魔法防御を押し破る衝撃だった。
「きゃぁぁんっ!」
中級の魔物なら、シユは倒せる。
正面から、互角の条件で戦えば勝てる。
沼地で水棲系の魔物でなければ。
「あ……ひっ」
「ムヒャァ」
泥の中に倒れたシユに、水かきのついた四足でゆっくりとにじりよるナマズ男。進化してナマズール。
まずい、逃げなければ。
そう思うのに、足が震えて立ち上がるのに失敗して、ずりずり後ろに下がるしかできない。
「い、いや……死にたくな……」
「ブヒュルルァ」
「ひぃっ! やだ、くさいっ……たすけ……」
びちょぉりと、水かきのついた手で足を掴まれた。
反対の手が膝辺りを掴み、そのままシユを押し潰すようにのしかかってくる。
生臭い。冷たい。
シユの魔法防御を破るだけの力がある魔物だから、防げない。
「んっ! いやぁぁたすっんむゅぅぅぅんぐぅぅぅぅうぇっげふっけふっ」
ナマズールのヌメヌメの体がシユに被さり、やたら広い首回りの肉で口を塞がれ呼吸を奪われる。
生臭い体でシユの顔全部にキスプレス。
窒息させて殺そうというのか。その後に食べられちゃう。
やだ、死にたくない。
「いやっ、べほっ……あぁんっ♡」
怖いのに。苦しいのに。
突然、喘ぎ声が漏れたのは、膣内のなめくじたちが愛撫を始めたから。
ナマズ男に乗っかかられ悶えながら、シユの体から女の匂いが漏れだす。
「やっこんなとき、にぃ♡ やめっあひぃんっあん♡ ばか、ばかぁ♥ なんでこんな、あっだめそこでおっきくなるのだめぇ♥ もれちゃ、うぅぅ!」
時と場合を選ばないバカなめくじのせいで、シユが死んじゃう。
苦しくて死んじゃうよりは、気持ちよくて死んじゃう方がいいなって。
泣きそうになって気持ちがぷつんと切れたから、シユの割れ目からおしっこが噴き出した。
* *** *** *** *