※この作品はR-18です。

実況麻帆良野球   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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1年目6月 麻帆良祭 3

 麻帆良祭2日目は1日超包子の出店で料理を振る舞う。

 

 準備期間と違い一般人も来ているため、テーブルの数も増やしていたが、それでもパンクしそうなほど忙しい。

 

 料理は人力で、接客は殆どロボットが行う。

 

 茶々丸の姉妹ロボットの評判は良く、麻帆良の超科学に一般人の皆さんは驚いていた。

 

 まぁ人型ロボットよりも今年は麻帆良工科大学が作った実物大恐竜ロボットの展示会がロボットだと人気をかっさらっていっていたが……。

 

 厨房にこもっていたが、知り合いの人達も結構な人数が来てくれて、伊丹監督なんかは差し入れでジュースを贈ってくれた。

 

 ありがたい。

 

 1日ガッツリ稼ぎ、交代しても明日の仕込みを行い、麻帆良祭2日目は完全に潰れるのであった。

 

 

 

 

 

 

 麻帆良祭3日目……最終日。

 

 今日のメインは鳴滝姉妹とのデートで、事前に行きたいスポットを話し合って決めており、そこを順々に巡っていく。

 

 最初は飛行船での遊覧飛行、次は遊園地のアトラクションみたいなシューティングゲーム。

 

 お化け屋敷でもキャーキャー言いながら楽しんでいた。

 

「次は茶道部の野点に行きましょうか」

 

「うん! ボクも少し休憩したかったんだ」

 

「私も〜」

 

 というわけで野点に参加することにした。

 

「来たか坊やに鳴滝姉妹」

 

「あ! エヴァンジェリンさんだ!」

 

「こんにちはー」

 

「まぁ座れ、茶を点ててやる」

 

 慣れた手つきで茶を点てて茶碗を回らされる。

 

「結構なお手前で……て、言うんでしたっけ?」

 

「まぁ気にするな。茶を楽しめれば良いだけだからな」

 

 茶を飲み、茶菓子が出され、エヴァンジェリンさんが鳴滝姉妹に話し始める。

 

「鳴滝姉妹、実は私はパワプロのとある技術の師をしているのだが、パワプロが鳴滝姉妹にも教えてほしいと懇願してきてな」

 

「えぇ! そうなの!」

 

「パワプロ君私達に秘密にしてたの?」

 

「秘匿性のある技術なので下手に教えるわけにもいかず……」

 

「まぁ私もパワプロのパートナーであれば教えた方が良いと判断してな。私の前でパートナーの証を確認したい」

 

「「パートナーの証?」」

 

「この場で大人のキスをしろ」

 

「「ええ!?」」

 

「嫌なら良いぞ。教えないだけだからな」

 

「うう、でも気になる」

 

「わ、私はできます。パワプロ君こっち向いて」

 

 そう史伽が言うと僕のほっぺたを触りながら舌を絡ませるキスをした。

 

 すると下に敷かれているマットが一瞬光った。

 

「あー! ぼ、ボクもする!」

 

 勢いで風香も僕とキスをする。

 

 またマットが光り、エヴァンジェリンさんは契約が完了したと呟いた。

 

「パワプロ、技術の事を説明しても良いぞ」

 

「では……僕がエヴァンジェリンさんに教わっているのは魔法です。アニメや漫画……ハリー・ポッターみたいな物と思ってください。今このマットの上は認識阻害がされているので周りには聞こえませんが、親しい人にも魔法の事を喋ってはいけないのです。言い触らしたりすればオコジョにされて刑務所に入れられてしまうので注意してください」

 

 風香が

 

「パワプロって魔法使いだったの!?」

 

 と、驚くが

 

「僕は見習いも見習い。麻帆良に来て魔力総量が多くてエヴァンジェリンさんに襲われて、血を提供する代わりに魔法を教えてもらっている感じです」

 

「エヴァンジェリンさん襲うって……悪い人なの?」

 

 史伽の問いにエヴァンジェリンさんは

 

「ああ、一般的に私は悪い魔法使いだろう。懸賞金を懸けられるほどな……今は麻帆良に封印されてしまっているがな」

 

「え? キスって魔法使いになるための儀式かなんかなの?」

 

 エヴァンジェリンさんがそれは答える。

 

 ちなみに僕もキスの理由は知らない。

 

「これをお前達にやる」

 

 タロットカードみたいなのを渡された。

 

 中には風香と史伽が描かれており、風香は剣士、史伽は魔法使いの格好をしていた。

 

「仮契約の証……パクティオーカード。魔法使いは従者制度というのがあり、その仮契約が今のキスだ。魔力のパスを繋ぐことで従者に主が魔力を送ったり、カードを通じて念話をしたりすることができる。異性とする時はキス、同性の場合は両者の血を入れた皿で儀式をすると契約完了だ。まぁ最近は恋人関係の時に仮契約、結婚をしたら本契約といった感じだな」

 

「基本仮契約で十分だ。で、このカードに描かれているアイテムを使うことができる。例えばだ。鳴滝風香だったか? 姉の方だ。剣のデザインが描かれていると思うが、剣を出すことができる。その剣の名前が頭の中に浮かんでいるはずだ。唱えてみろ」

 

 風香はポカンとしていたが、カード眺めながら

 

「竜殺し」

 

 そう呟くと短剣が出てきた。

 

「あれ? カードのより小さいよ?」

 

「それは使い手が未熟だからだ。これは魔導具……アーティファクトと呼ばれる物で、実力が上がればアーティファクトの効力や姿も変わってくる。どうだ? 魔法を身近で感じた感想は?」

 

「す、すごい! プリキュアみたいなのが本当にあるんだね!」

 

「じゃあ私は魔法の杖かな!」

 

 少し色々試した後、お前達にも魔法を教えてやるから平日は19時頃にエヴァンジェリンさんの家に来て魔法の練習をするように鳴滝姉妹は言われるのだった。

 

 

 

 

 

 

 野点が終わり、昼食を取った後、麻帆良祭をまた巡り始める。

 

 風香と史伽のクラスメイトのザジさんのサーカスを観に行ったり、古菲の武術大会に見に行けたので応援しに行ったりして楽しい時間を過ごした。

 

「楽しかったねー」

 

「だねー! でも今日一番の衝撃はパワプロが魔法使いだったってことだけどね!」

 

「ねぇパワプロ君、明日からの3連休は魔法の勉強を1日して、2日は野球の練習をする感じだよね」

 

 その予定である。

 

 麻帆良祭も終わり、次は期末テストに向けての準備が始まっていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 〈能力データを開示します〉

 

 ポジション 投手/外野手

 速球105キロ

 コントロールD

 スタミナE

 

 変化球

 フォーク 1

 スライダー 2

 

 弾道4

 ミートE

 パワーE

 走力D

 肩力D

 守備E

 捕球E

 

 金の特殊能力

 絶倫

 

 特殊能力

 ノビC

 勝運

 怪我しにくさC

 盗塁C

 走塁C

 

 状態

 センス◯

 魔法使い

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