夏合宿最終日……5日間の特訓期間が終わり、皆1回り2回り成長することができた。
「合宿はこれで終了となるが、8月からレギュラーに選ばれたメンバーはリーグ戦を戦い、冬の外部大会に出られるように頑張る必要がある。1軍メンバーは水石アオ」
「はい」
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「以上だ」
僕達1年生は誰も選ばれる人が出なかった。
まぁ仕方がない。
「選ばれなかったメンバーも定期的にテストを行うので、良い成績を残せば1軍メンバーとの交代も考える。気を引き締めるように!」
「「「はい!」」」
伊丹監督の言葉で合宿は終わり、各々帰宅していくのだった。
寮に戻ると矢部君が実家に帰る準備をしていた。
「掃除とか頼ることになって悪いでやんす。壊れやすいプラモデルとかはあらかた売っぱらったでやんすから」
「掃除が矢部君みたいに綺麗にできるかはわからないけどしっかりやっておくよ」
「すまないでやんす」
「そう言えば岡村さんとはどうなの?」
「オイラにはもったいないくらいできた彼女でやんす! 少しヤンデレみたいな時もあるでやんすがそれも可愛いでやんす!」
「そ、そうか。矢部君が納得しているなら別に良いんだけど……」
「じゃあオイラ明日の朝出発でやんすから早く寝るでやんす。パワプロも疲れが溜まっていると思うから早く寝るでやんすよ」
そう言って矢部君は荷物を詰めた後ベッドで眠るのだった。
僕も今日は疲れて早めに眠るのだった。
合宿でのリザルト
【チームの評価がググっと上がった】
【球持ち◯が身についた 送球が上がった アベレージヒッターが身についた 内野安打◯が身についた 各種経験値が上がった】
【イベント 合コン会】
学園に残ったメンバーで思い出づくりと一部は彼女を作るために南條が企画して合コン会が開かれた。
クラスの団結を高めるためと、期末テストで頑張ったご褒美として企画され、僕は彼女が居るが裏方と人数合わせで参加することになった。
場所は麻帆良にあるパーティー会場で、女子は同じ年から少し年上の人達で、彼女持ちの人達が知り合いを頼って人を集めた。
僕も鳴滝姉妹と楓経由で同じクラスの女子で彼氏が欲しいメンバーを合コン会に誘うことになった。
男女合わせると60人くらい集まり、南條から頼まれて料理が作れるメンバーが交代で料理を作ることになり、僕が料理責任者となっていた。
まぁ麻帆良祭での地獄の出店に比べたら全然へっちゃらで、昼から開催なので朝に料理を作るメンバーが集まって料理に取り掛かった。
多少のトラブルがあったものの、料理は無事に作られ、60人分の料理が行き渡った。
費用は勿論合コン参加者で折半であり、女性陣はタダで食事ができると食事目的で集まった人もボチボチ居た。
合コン会が始まり、立食で知り合いを探していると、明石祐奈、大河内アキラ、佐々木まき絵、和泉亜子といった鳴滝姉妹や楓と同じクラスの女子達を見つけることができた。
「楽しんでる?」
「あ! パワプロお久!」
「パワプロ君だ! パワプロ君も参加していたんだ!」
「あれ……パワプロ君って鳴滝姉妹と付き合ってるんじゃなかったっけ?」
「今日は人数合わせと料理の指揮取ってたんだよ。合コン目的ってわけじゃないから安心してよ」
「なら良かった……」
アキラさんがホッとしたように言っていた。
「好みの男は見つけられたか?」
「うーん、うちのチアリーディング部の3人がリーダー格の南條君だっけ? に凸ったね。パワプロ君も彼氏持ちじゃなかったら私達付き合って欲しいってなったかもなー」
「本当にねー」
祐奈やまき絵が同調する。
どうやら鳴滝姉妹達の誘いで来たのは7名だけらしい。
「パワプロ君も料理頑張ってね! 美味しかったよ」
そう言われて彼女達と別れた。
僕は空いた皿を片付けたりしながら周りを見ていると
「おいっすー☆料理責任者のパワプロ君ですね! 今日の料理はめちゃくちゃ美味しかったですよー☆」
「ただちょびっと量が少なくて……まだ料理残ってたりしませんか?」
と茶髪? オレンジ髪の少女が話しかけてきた。
「ええ、まだ食材があるので何か作りましょうか……流石にここに献立に無い料理を持ってくるのもあれなんで、調理室に来てくれますか?」
「やりました☆言ってみるものですね☆」
テンションバク上がりの少女と一緒に調理室に向かう。
「そう言えば名前を聞いても?」
「おっと失念していました☆私の名前はペコレット·フォン·リージネント……ペコリーヌと言われているのでペコリーヌとお呼びください」
「フォンってことはドイツ系の貴族?」
「おや、物知りですね! と、言いたいところですがドイツ系ですが魔法世界のと言った方が正しいでしょうか」
「ペコリーヌさんは魔法使いなの?」
「はい、と言っても魔法世界だと落ちこぼれの部類ですがね……魔力総量は多いのですが、詠唱が苦手で……なかなか魔法を覚えられなくて、魔力を込めた剣で戦うのを好んでたりしますよ! ヤバいですね☆」
「戦い方は人それぞれだと思うけどね。麻帆良の顔合わせの時に居た?」
「一応魔法世界からの留学生なので麻帆良の防衛任務には参加していないんですよね」
そんなお喋りをしながら料理を作っていく。
どれぐらい食べられるかと聞いたら丼ぶり5杯はいけると言われたので米を炊き直し、オムライスを作ってあげた。
「ほほ☆これまた美味しそうなオムライス☆ヤバいですね☆」
「足りなかったらまた作ってあげるよ」
「ではではいただきます!」
バクバクとオムライスを食べていき、大盛りだったオムライスを完食してしまった。
「いっぱい食べるね」
「ちょっと燃費の悪い体をしていまして……皆からは重戦車って呼ばれたりもします」
そりゃ胸に栄養が行っているようにも見えるくらい巨大な果実(胸)をしているもんなぁ。
「ペコリーヌさんって余所余所しいのでペコリーヌと呼んでくださいよ」
「じゃあ僕もパワプロって呼んでよ」
「わかりましたパワプロ! しっかし料理上手いですね! 旦那さんにしたいくらいです☆」
「あはは、でも僕彼女持ちだよ?」
「その彼女は魔法使いで?」
「元一般人で、僕と一緒に師匠から魔法の基礎を教わっている段階だよ」
「ふ~ん☆知ってますかパワプロ! 魔法世界では一夫一妻ではないんですよ☆」
「何惚れた?」
「正直こんなに料理が美味しくて魔力総量も底しれない男子は私のお父様もより強い魔法使いが産まれると思われるので喜ぶと思いますよ! お父様も奥さん愛人含めて何人もいますし」
「そういう価値観か……僕の彼女達と喧嘩しないなら付き合う?」
「はい☆できれば師匠ってどんな方でしょうか?」
「エヴァンジェリンさんだね」
「闇の福音! これまたヤバい人ですね☆そんな人から学べたら凄い魔法使いになれることは確定ですよ! 悪い魔法使いにならなければって言葉が付きますが」
「もし良ければ紹介しましょうか? 僕のパートナーなら教えるってエヴァンジェリンさん言ってましたし」
「ほ、本当ですか! 言ってみるものですね! 是非お願いします☆」
「じゃあよろしくペコリーヌ!」
「はい、パワプロ!」
彼女作る気なかったが彼女が増えのであった。
【ペコリーヌと連絡先を交換した ペコリーヌが彼女になった
ペコリーヌの好感度が上がった クラスメイトの評価が上がった】
彼女候補の例の意味を含めて