「パワフル·ポケット·プロ野球……肉体強化……30秒」
魔法には始動キーと呼ばれる言葉と詠唱となる部分が必要となる。
今回の場合は始動キーがパワフルポケットプロ野球で、肉体強化が詠唱となる。
強力な呪文ほど詠唱が長くなり、基礎的な魔法ほど詠唱は短くなる。
「ど、どうでしょうか」
「まぁボチボチだな。魔力を込めて肉体強化の時間をまず伸ばせ。次に倍率を上げろ」
「はい」
肉体強化の魔法は普通の魔法使いなら自然に行っているらしく、魔法使いは少年でも大人並の力を持っていたり大人になると大剣を振り回して戦う人も出てくるらしい。
また魔法には西洋魔法と東洋魔術があるらしく、エヴァンジェリンさんは西洋魔法に詳しいらしい。
「東洋魔術は魔力ではなく気を使う。魔力が自然エネルギーを呼吸を通して体内の魔力タンクに蓄積する方法とすると、気は精神力や体力だ。これの両者は反発するのだが、それを混じり合わせると莫大なエネルギーとなる。うちの教師のタカミチ(デスメガネ)がこれを扱え、単騎で空中戦艦を撃沈させたこともある」
「僕が目指す技術はそこということですか?」
「まぁそうなるな。パワプロは表の世界がメインだ。裏に関わっているのも自衛がメインだからな。どこまで強くなるかは個人の考えだろう」
「はい!」
エヴァンジェリンさんと修行する時はダイオラマ魔法球と呼ばれる魔道具を使い、1週間に1度、1時間を24時間に引き伸ばす道具を使って魔法の修行を行っていた。
エヴァンジェリンさんの家の地下に外見はジオラマ球として鎮座しているが、触れると中に入ることができ、中での時間が24時間経過で外では1時間しか経過しない逆竜宮城みたいな魔道具だ。
欠点は時間が経過するので肉体の老化も同じく起こってしまうため、多用するとあっという間に老人になってしまうらしい。
デスメガネこと高畑先生に1度会ったが、30代前半の年齢にしては老けているなぁという印象を持ったが、どうやらエヴァンジェリンさんの魔法球を多用して修行した結果実年齢から大幅に老けてしまったらしい。
なので僕の場合スポーツ選手は劣化との戦いになるので1週間に1度の使用で我慢している。
それでも1年間使えば52日、6年使えば約1年老ける事になる。
慎重に使わなくてはならない。
まぁそのデメリットよりも広い場所かつトレーニングしやすい環境が整っているダイオラマ魔法球の中は快適である。
湖の中に城が浮かんでいる構造なので、水泳も仕放題である。
なので肉体の強化と合わせて故障リスクが少なく、かつ体を鍛えられる遠泳を僕は好んだ。
「パワプロ様、食事にしませんか」
「もうそんな時間か。ありがとう茶々丸」
茶々丸に呼ばれて食事にすることにする。
エヴァンジェリンさんの魔力で動く自動人形……茶々丸曰く姉様達が食事を作る。
ガツガツとしっかり食べていく。
「そんなにガッつかんでも食事は逃げんぞ」
「食べないと体力が持ちませんからね。エヴァンジェリンさんのトレーニングはスパルタですし」
「言うではないか……もっと厳しくしてやる」
今日も魔法の勉強と修行を続けるのだった。
【イベント 新人戦に向けて】
キューピッズの監督の伊丹さんから新人戦の話しがされた。
「えー、1年生達は麻帆良祭前の準備期間中は午前中のみの授業となるので、麻帆良の4チームの監督と話し合って新人戦をすることになりました」
「「「おお!」」」
「まぁ正式な大会ではなく練習試合の延長だが、夏が終わって秋から始まるリーグ戦で1軍として活躍できるかどうかの確認の意味もある。なので1年生達には全員にチャンスがあると思ってくれ」
伊丹監督の言葉に皆気合が入る。
僕も矢部君も南條も風香も試合に出る気満々だ。
試合に向けた練習の比率が増えるのだった。
「試合に向けた特訓として!」
「楓姉に足が速くなるコツを教えてもらおう」
「もらおー!」
5月も終わりに近づいた頃、楓さんと鳴滝姉妹の4人で足の速くなる特訓をすることになり、裏山に来ていた。
「足を速くするコツは気を体に巡らせる事でござるよ」
「楓姉、気ってなに?」
「気は体力とか精神力とかそういうのでござるよ」
あれれ? エヴァンジェリンさんが言っていた様な……楓さんって東洋魔術を知っている感じなのかな?
「まずは体の気を確認しないといけないでござるからこれを食べるでござる」
差し出されたのは黒く丸い団子みたいな物だ。
「なにこれ」
「あーボク知ってる! 忍者の兵糧丸ってやつでしょ?」
「当たりでござる。これには体力を急激に回復させる漢方や薬草、食材が練られているでござる。味は微妙でござるが、体の内側から力を感じられるでござるよ」
パクっと3人で食べてみると体が内側からじんわり熱くなってきた。
「おお、体が熱くなってきたよ」
「ハァハァ……辛いけど汗が止まらない」
「これは中々」
最初は我慢していたが、あまりの暑さに服を1枚、また1枚と脱ぎ始めた。
僕も耐えきれなくなり服を脱いでいく。
「ハァハァ」
「「ハァハァ」」
全部服を脱ぐと僕のちんちんはそそり立ち、風香や史伽もまんこや乳首を荒い息遣いをしながら弄くっていた。
そのまま僕は風香と史伽を押し倒すと野獣の様に盛りまくった。
精液がとめどなく溢れ出て、全身精液で2人はコーティングされ、僕も精液や愛液、汗でびちゃびちゃになる。
1時間ほど盛りまくると落ち着いてきて楓に
「楓さん、僕らに食べさせたの精力剤とかじゃないですよね?」
「その薬も入っているでござるよ。気を開花させるには陰と陽……男と女が交わり、極限状態になるのが手っ取り早いでござる。今凄い脱力感が襲っていると思うでござるが、新しい気を体が作り出している最中でござる」
体が熱いよりもポカポカし、汗も先程はどろっとした物だったが、サラサラと綺麗な汗に変わる。
「1回川で体を洗うでござるよ」
そう言われて僕達は川で体を洗う。
それでも体の芯から暖かいのを感じる事が出来た。
「新たに生み出された力……エネルギーを身体全体に流すでござる。意識していけば血管1本1本に力が満ちていくのがわかるでござるよ」
川岸の大きな丸い岩の上で全裸ながら僕達は胡座を組んで力を身体全体に流していく。
魔力とはまた別の力が体に満ちていくのを感じた。
内側から力がどんどん湧いてくるし、心地よい。
これなら素早く走ることもできそうだ。
「術というのは力の使い方でござる。今教えたのが気の巡りを整える基礎でござる。気を整えれば体の不調を整えたり、普段使わない筋肉を動かしたり、血管を鍛える……なんてのもできるでござるよ」
と、楓は教えてくれた。
「服を着て走ってみるでござるよ。前よりも速く走れるようになっているはずでござる」
そう言われて走ってみると確かに前よりも速く走れた気がする。
「楓姉凄い!」
「気持ちよく走れた!」
「ニンニン」
他にも石を投げて川魚に当てて魚を獲るやり方や木登りをして木の実を取ったりと面白い経験をすることができるのだった。
ちなみに鳴滝姉妹は先ほどの薬とは別の薬を飲んで避妊をしっかりしていたのだった。
【走力経験値が上がった 盗塁が上がった 走塁が上がった 怪我しにくさが上がった
鳴滝風香 鳴滝史伽 長瀬楓の好感度が上がった】