【貞操逆転世界】で逆レ〇プされたい! してくれなきゃ嫌だ! 作:BIBI
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ショッピングモールは一つ潰れていた。他にも幾つかビルが倒れ、瓦礫の山。火が広がりつつも放置され、多くの人が戦いに巻き込まれて死んだ。
「や、やめて――」
サカミは叫ぶが、チグサに頭を踏み潰された。地面が叩き割れ、肉片が飛び散り、完全に肉体が死を迎える。
「手加減って難しい」
これだけ人を派手に殺し、チグサは血飛沫一つ体に触れていない。
それは彼女の能力が理由である。
――歪曲。
彼女の纏う念の中は、空間がぐちゃぐちゃに捻じ曲がるのだ。具体的に言えば、彼女に銃弾が幾ら迫っても、念の中で軌道が変化する。
どれだけ速かろうと、どれだけ念が強かろうと、関係ないのだ。彼女の念の中では、あらゆる物体、念は軌道を変えてしまう。
基本的には触れる事すらできない無敵バリアである。
「――最後」
チグサが銃を構え、撃つ。最後の生き残りが「――――ッ!」声すら上げる暇なく、木端微塵に粉砕された。
基本的にチグサが撃つ弾丸は、減速しない限り止まらない。薄く引き伸ばした念を纏いながら突き進む。
どれだけ堅い物体だろうと、どれだけ強い念で強化してようと、関係ない。念の渦に巻き込んで無理やり捩じ切ってしまう。
その凶暴な能力故に、ショッピングモールは瓦礫の山と化したのだ。彼女の放つ弾丸は広範囲を抉り、瓦礫を周囲に音速で撒き散らす。
建物はおろか、念を扱えない一般市民にも被害が及ぶ。実際、今回の事件は〈アラネア〉より、チグサの方が一般市民を巻き込んで殺している。
「……連絡取れないの?」
チグサが振り向く。ルカが不安そうな顔で、携帯を耳に当てていた。
「そうなのよ……」
いつまで経っても出ないので、携帯を畳む。ルカは大きく溜息を吐く。
「コウヤ君を人質にする為だとしたら、もう皆殺しにされた現状だと意味ないだろうし……。大丈夫だとは思うんだけど……」
ルカは瓦礫の上を歩き、チグサに近づく。「それにしても馬鹿みたいに強い能力ね。本気を出したら強いとは思っていたけど、完璧に無傷で勝つなんて……」と苦笑する。
「私の能力は計算して能力を制限する方が、寧ろ念の消費が激しくなるから……。本気を出せばガス欠の心配も殆どないしね……」
チグサは周囲を見て、溜息を吐く。この大部分の被害はチグサが起こした。そして思い浮かべる、カナタの事を。
彼女は難なく敵を倒しただろうと、チグサは思い目を伏せた。恐らくこれからチグサは世間から叩かれてしまう。
「…………ッ」
しばらくは兄とも会えないかも知れないと、彼女は肩を落とした。
「仕方ないわ。コウヤ君を守らる事を考えれば、手加減する余裕なんてなかったもの。それに――」
ルカが言い掛けた時、携帯が鳴る。
『――――』
セツナからの連絡だった。そしてルカは驚愕した、フミカが救出された話を聞いて。
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カナタは帰宅して、〈アラネア〉の撃破を伝えられる。本郷ミサエ以外の構成員は、殆ど始末できた。
その上、フミカも救出され、一件落着という具合だ。
「フミカが救出されたのなら、今すぐにでも――」
カナタはベッドで休んでいたが、報告を聞いて起き上がろうとする。
「お嬢様。彼女は一ヵ月間、酷い拷問に遭い、今は人と話せる状況ではないと」
アヤセはベッド脇の椅子に座ったまま少し慌て、フミカに冷静を促す。
「でもッ……! …………ッ!」
抗議しようとしたが、上体を起こした時、支えとしていた腕が痛む。いずれ再生されるだろうが、まだ時間が掛かる。彼女の腕は依然として、肘から先が失われたまま。
まだ痛みも引いておらず、全身から汗が噴き出している。
「お嬢様。今日はお嬢様も手を負傷しています。せめて体の傷が完全に癒えてから、連絡を取りましょう」
暗に今行っても心配されるだけ、罪悪感を抱かせるだけだと、アヤセは言う。
「…………ッ」
咄嗟に言い返せず、しかし今すぐ会いたい気持ちが混ざり合い、カナタは言葉を失って歯噛みする。
「しばらくフミカお嬢様には一人の時間が必要でしょう。声も上手く出さず」
アヤセも今の状態では守れない。護衛としてセツナが滞在してくれているが、わざわざ移動に付き合わせる訳にもいかない。今はフミカもカナタも安静にするべき時間だと、アヤセは正しく認識している。
「…………フミカ」
カナタは目を閉じ、フミカの姿を思い出す。この一ヵ月間、碌に寝ず、〈アラネア〉の情報を集め続けていた。
それほどまでカナタにとってフミカは大切な親友だ。フミカが拷問で心を閉ざし、人間不信で苦しんでいると考えたら、自然と涙が零れた。
早く親友の心を支えたいと、カナタはギュッと拳を固める。
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七尾財閥の別邸。
「ん……♡」
キサラはベッドにコウヤを押し倒し、キスしていた。舌を絡め、無理やり彼の口内を舐め回す。
普段の仏頂面な彼女からは考えられないほど、妖艶な雰囲気を纏っている。
「誤解だと分かったよね……⁉ 何で、こんな事を……!」
彼女を無理やり引き離して、コウヤは狼狽しつつ指摘する。しかしキサラは「お嬢様のお望みですから」と、息を荒くしてスーツを脱ぎ始める。
少し中背より高いくらいで、別段彼女は高身長を言うほどでもない。ただキッチリとした普段の佇まいから、色気とは程遠い印象だった。
だが裸になれば話は別らしい。いつもの印象とはまるで違うのだ。大きな乳房と尻。鍛えているので体が、かなり引き締まっている。
男は女の裸を気持ち悪いと思う者も多いから、気を遣っているのだろう。ブラは外してもシャツは着ていた。
「私……、我慢できない……。すぐ終わらせるから……」
フミカはワンピース姿でコウヤに跨り、腰を深く沈める。「…………ッ」とコウヤは歯噛みして、脳に叩き付けられる様な快感に耐えた。
「何で命の恩人を! レイプするんだよ……! 意味、わかんねぇよ!」
内心では発狂するほど死ぬほど喜びつつ、コウヤはちゃんとセオリー通り憤っていた。彼は今、無防備な善人キャラを全力で満喫している。
「…………ッ」
当然、フミカは処女だった。だけど痛みは殆ど気にならない。この一ヵ月、拷問を繰り返された結果、彼女は痛みに慣れてしまったのだ。
「五分だけ、五分だけだから……」
まるで寝起きの子供の様な言い訳するフミカ。少しずつ腰を動かしていく。彼女はガリガリに骨が浮き出るほど細い体のくせに、胸と尻は結構デカい。
そのアンバランスな体が、妙に性欲を沸き立たせ、コウヤは興奮が高まる。隣のキサラもコウヤの手を掴み、自分の股を擦る道具の様に扱い始めた。
「くそ……! 僕はお前等の玩具じゃないぞ!」
コウヤは心の中でドラムを狂った様に叩きまくっているのかというほど、心臓がバクバクと高鳴っていた。