※この作品はR-18です。

【貞操逆転世界】で逆レ〇プされたい! してくれなきゃ嫌だ!   作:BIBI

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第24話

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 超能力は相性次第で格上を倒せる。

 

 そう世間では言われているが、いつもテンリは例外だとされていた。

 

 彼女と相性の良い超能力者など存在しない。そう畏怖されていた。テンリ自身、自分を超える人は存在しないと思い、傲慢になっている。

 

 彼女が男に興味を持てないのは、それが原因かも知れない。見下す相手であり、欲情する相手ではないのだ。

 

 だからコウヤを見た時も、異常に顔が整った男だと評したが、それだけだった。別に一切興味が湧かず有象無象として思っていなかった。

 

 いつもの様に、今回も勝つつもりで此処に立っていた。

 

 満身創痍。弱体化。だからどうした。強さは変化しても、強さの順位が変化した訳じゃない。自分こそが依然として世界最強。序列一位。最強の矛と盾を持つ超能力者。

 

 自分に相性の良い存在はいない。自分が負ける事は有り得ないと、そう確信していた。

 

 しかし現在、彼女は悟り、認めてしまう。

 

 自分にナイフを刺した、この男は唯一の天敵だと。自分を倒せるのは世界で、この男だけだと。

 

 テンリはそう思い、静かに――目を閉じた。

 

「…………くッ」

 

 コウヤは地面に叩き付けられ、頭を踏みつけられている。無駄な抵抗はしなかった、動こうとすれば潰されると悟っていたから。

 

「なん……、で……」

 

 セツナも吐血し、目を白黒させている。確かにテンリは超能力を封じられていた。ナイフは刺さり、コウヤの力に抵抗できない様子だった。

 

 それが何故こうなったと、セツナは状況が理解できないまま砂利道に転がされている。

 

「……殺されるって恐怖したのは、生まれて初めてよ」

 

 コウヤが天敵と認めた上で、それはそれとして、はやりテンリこそが最強だった。

 

 僅か一瞬で形勢逆転。いとも容易くコウヤとセツナを無力化させた。念による身体能力の強化されており、その禍々しい圧はキサラすら凌駕していた。

 

 先程のか弱い少女の雰囲気は消え失せ、正真正銘、最強の超能力者の風格だ。

 

「…………ッ」

 

 ふらふらと起き上がり、セツナは頭から流れる血を腕で拭う。

 

 数秒前、彼女は突然動きが良くなったテンリに対応できず、セツナは頭を殴打されてしまい出来た傷だ。

 

「…………。まさか、こんな……」

 

 全て演技だったのかと、彼女は悔しさで胸が苦しくなる一方で、逆に笑えてしまう。

 

 明らかにテンリの動きは全盛期と同じ程度の俊敏さを持っていた。つまり、テンリは呪いで体が蝕まれても、全く身体能力に問題はなかったのだ。

 

 そうセツナは確信する。

 

 だが聞いた事がない。セツナの知る限り、アーティファクトに呪われた者は念で身体能力の強化が困難になる。例外はないはずだと、彼女は未だに状況を理解できずにいた。

 

 そもそも何の為の演技だと、セツナの思考はまとまらない。

 

「私にナイフを刺した上に、念による発情効果まで……。本当に厄介な人ね……」

 

 コウヤから半歩下がって、見下ろしながら口角を上げる。生まれて初めて重傷を負い、テンリはかつてないほど高揚していた。

 

「流石です、姉様……」

 

 瓦礫を押し退け、神社から出て来たツムギは、出血の激しい腰を手で押さえている。もう戦える状態ではないのだろう。

 

 フラフラと体を揺らし、歩く事すらおぼつかない様子だ。

 

「休んでなさい……、私は平気だから」

 

 Sランクの中でさえ別格扱いされるテンリは、自分を殺し得る存在を知らなかった。

 

 だが、まさかだ。単独。しかも普段、軟弱と見下していた男。見た感じ成長途中で、高いポテンシャルを引き出せてもいない。

 

 そんな相手に、まんまと隙を突かれてテンリは重傷を負わされた。彼女は微かな直感に何となく従って攻撃を寸前で避けたが、それさえなければ確実に殺されていた。

 

 今思い出しても背筋が凍る程恐ろしいと、テンリは身震いして薄ら笑いを浮かべる。

 

「でも、誤算だった様ね。貴方の力……、私の〈呪い〉も、一緒に無効化しちゃうなんて……。能力が強すぎるのも……、考えものね……」

 

 いつの間にか体から黒い文様が消えていた。つまりコウヤに刺された瞬間、テンリは呪いを解かれていたのだ。

 

 呪いが解かれ、傷や弱体化の回復に多少時間が掛かったが、ものの数秒で全盛期の力を殆ど取り戻せた。

 

「……詰みか」

 

 コウヤの超能力は、アーティファクトの力すら消し去る。超能力を打ち消す程度の能力ではなかった。

 

 しかし皮肉な話である。今回は、その強力過ぎる力が逆に災いしたらしい。最強の超能力者に掛けられていた呪いを完全に打ち消し、全盛期の力を開放させてしまったのだ。

 

「…………ッ!」

 

 セツナは状況を理解し、自身の油断を思い知る。疲れた様子のテンリの目と合い、彼女は拳銃を捨て、静かに目を閉じた。

 

 もはや抗う術はない。最強の超能力者の復活。たった一人で立ち向かう気力など、彼女には残されていなかった。

 

「…………」

 

 夏だから夜だというのに、暖かい風が吹いている。大きく風が吹いて木々を揺らす。これが自分の最期だと、セツナは潔く死を受け入れた。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 ――――15分後。

 

 テンリは破瓜の痛みに耐えていた。

 

「く……!」

 

 高級ホテルに連れ込まれたコウヤは動きが取れない。首を折ると脅された上に、念を半分以上奪われてれていた。だから今の彼に抗う力など、ある訳もなく――。

 

「ほんと……、まだ傷が、癒えないのに……、衝動が抑えられないなんて……」

 

 テンリは裸になり、腹から血を流しながらも、何度も腰を上から下に打ち付けていた。

 

「…………っ!」

 

 目の前でブルンブルンと揺れる大きな乳房を見ながら、コウヤは仰向けの体勢で耐えている。戦いで肩と足の骨は砕かれており、依然痛みは激しい。

 

 だが、そんな痛みが気にならなくなるほど、コウヤは逆レイプを楽しんでいた。「傷に響くから……、もっと……、ゆっくり……!」と言いながら、興奮が更に高まる。

 

「んぐ……♡」

 

 テンリはキサラみたいな肉食系とは別のエロさがある。レイプしている癖に、妙に恥じらいがあって上品なのだ。

 

 この期に及んで下品な女だと思われたくないのか、動きが凄くぎこちない。喘ぎも小さく押し殺しており、「こんな……、獣みたいな事を……♡」と、悔しそうな表情で自身の姿を薄らと恥じている様子。

 

「…………♡」

 

 ツムギが裸の状態で、コウヤにキスする。キサラと違って、優しくて上品に彼女は舌を絡めていく。

 

 身長も低くて胸も膨らみかけ程度。だが性欲は姉以上らしい。自分の股を弄りながら、夢中でコウヤと舌を絡め合っていた。

 

「こ、コウヤさん……」

 

 その光景を見ながら、セツナは掴んだコウヤの手で股を擦っている。

 

 彼女はホテルに着くまでコウヤを背負っていた。

 

 だからテンリ以上に発情してしまっている。彼を助けるなんて、まともな思考は今のセツナにはできない。

 

「最低だ、お前等……!」

 

 犯されながら、半泣きでキッと睨むコウヤ。とても演技に思えない。表情が悔しさと怒りに染まり、恐怖に耐えている様に体が小刻みに震えている。

 

 ――実際は、感涙(かんるい)に浸り、震えているだけだが。

 

 









〈あとがき〉


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