【貞操逆転世界】で逆レ〇プされたい! してくれなきゃ嫌だ! 作:BIBI
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念が強ければ強い程、身体能力は高くなる。だからこそ戦闘において、念の強さは最重要だと考えられる。
正直、コウヤとしては急激に念を鍛える事は、少しだけ抵抗があった。何故なら強すぎると、強姦して貰えなくなってしまうからだ。
じわじわと念を鍛えられるなら、それに越した事はない。しかし現実は、そうコウヤに都合の良いものではなかった。
念の鍛錬は凄く簡単で、短期間に限界まで鍛える事は可能らしい。
「念をB級まで鍛えたのに、まだ成長の余地があるなんて……。凄い……。でも私が相手だと、もう限界みたい……」
鍛錬を始めて一週間。チグサはコウヤの成長に驚きを隠せない。そして一抹の不安が心中に渦巻いていた。
仮にS級の超能力者なら、コウヤをA級くらいまでは直ぐに鍛えられるだろう。しかしそれはコウヤと裸で抱き合うという事。
嫉妬深いチグサとしては、どうしても看過できない部分だった。カナタと違ってチグサは寝取られは性癖ではない。
兄を誰かに奪われるなんて、想像するだけで吐き気が込み上げた。
「そ、そう……」
一週間何もされなかったなと、コウヤは虚ろな目で絶望していた。実際には自覚がないだけで彼は童貞を卒業している所か、この数日は精液を搾り取られている。
しかし念の激しい消費でコウヤは深い眠りに付いていたので、その事実を知らない。
「念を鍛えるのは、あくまで初歩。スポーツで言えば、ただ体作りしている段階。鍛錬で苦労するのは、これから」
コウヤの部屋を出て、チグサは廊下を歩く。それに追随し、「ついに、コレか……」とコウヤは期待と不安が入り混じった反応だった。
「ちゃんと撃てる様になる事すら、一週間やそこらでは無理だと思う」
チグサはリビングに飾ってある拳銃を手に取り、コウヤに投げて渡す。
「――――撃ってみて」
何の迷いもなく当たり前の様にチグサは言う。「え? 危ないよ、流石に……」と戸惑うコウヤに、少し悪戯な笑みを浮かべ「良いから、念を込めてから撃ってみて」と、壁を指差した。
「………………。まぁいっか」
言われた通りにしてみようと、コウヤはスライドを引き、壁に銃口を向ける。
そして銃に念を込め、「――――ッ!」漫画やアニメを観て練習した通り、ちゃんと構えて銃を撃つが、不発だった。
正確に言えば、弾は発射された。しかし豆鉄砲の如く遅い。弾丸が壁にペチンと当たって床に転がる。
「えぇ……」
コウヤは少しガッカリしていた。せっかく格好良く構えて撃ったのに、こんな弱い弾しか発射されないのは残念だったらしい。
「念は物理攻撃を無効化するとは知っていたけど、銃弾の速度にも影響を与えるのか……」
床に落ちた銃弾を拾い、コウヤは呟く。
「念の込め方一つで、ここまで弾は減速する。相当訓練しないと、豆鉄砲のまま。面白いよね、超能力って」
チグサが言いながら、テーブルの席に座る。すると――また銃声が鳴る。しかし次は同時にコンクリートが砕ける音が響く。
「なるほど」
わずか二発目にして、弾速を殆ど落とさず発射させた。壁に銃弾が刺さり、強い念が込められていた。
どうやらコウヤの才能は群を抜いていたらしい。
単純な念の強さだけじゃない。繊細な制御すら一級品。
チグサは「…………」と引き攣った顔で、ただ目を疑っていた。