※この作品はR-18です。

因習村でまたハブられたので、もう一回美少女全員嫁にする   作:るっぴぃ

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命

 案の定誰もいなかった銀木薬局の探索を終え、俺を誘うように開いていた黒い扉をくぐり、神社の本殿に向かっていた。

 ちなみに銀木薬局の鍵も俺は持っているし、五月の満月では開けられなかった黒い扉も自分で開けられる。今回開いていたのは命か冬先輩だと思うが、こういう細かい気を効かせられるのはまだ冬の方かな。

 

 初夏ですら寒気を感じた階段は、真冬の今では指先がかじかむほどだ。段差の影をよく見れば霜が立っているところもある。去年を考えれば、あと一週間もすれば村にも雪が降るはずだ。本殿ならもうすぐだろう。

 九段に一度の灯籠を二十八、一段一段踏みしめていく。俺の嫁たちがいなくなったことへの焦りはあるが、この神域を構築した三狐神様は「ことば遊び」の力を信じてこの段数にしたはずだ。春には散々苦しめられた以上、その力を軽視するのは愚行だろう。

 二百五十二の段差を上り切り、本殿を前にしたところで俺は口を開いた。

 

「命、羞花閉月と羞花月海、どっちがいい?」

「せめて話を聞くとかあるじゃろ!?」

「わかった、両方だな」

「なんでじゃああ!!!!」

 

 叫びながらも土下座の姿勢を崩さない命――かつて三狐神観音之命として三狐神様と崇められていた女――が、そこにいた。

 だってどう考えても命のせいじゃん。ちゃんとお仕置きしないとな。

 

 

 

 閉月の秘薬は粉薬と丸薬があり、羞花の秘薬と月海の秘薬は粉薬だ。秘薬どうしを別々に飲ませても効果はあるのだが、やはりきちんと調合して飲ませた方が効果は高い。

 そして今、俺のそばに調合ができる冬先輩と雪はいないのだが、俺はそれをモノともせずに調合していた。

 いずれ「修行」のために必要になるだろうと冬先輩に聞きに行ったのだが、彼女は怯えるような目で「これでも銀木の秘法だから……」と拒否。その晩、雪がニコニコで全部教えてくれた。「これから兄様にいただいた飲み物は全て飲みますから、いつでも混ぜてくださいね」と言われたが、今のところ実現には至っていない。

 ちなみに銀木の秘法らしいけど大丈夫か、との問いには「いずれ兄様と姉様の娘が銀木を継ぐのですから大丈夫ですよ。……まあ、姉様にバレて叱られるのも悪くないですが」とか言っていた。兄様はお前の将来が心配だよ。

 

「ふふーん、ふふふふーん」

「あ、あああああ……」

 

 命にバケモノでも見るかのような目で見られているが、今更だし気にならない。混合が終われば、後は命に渡して「飲め」と命ずるだけでいい。

 ああ、流石に外は寒いので場所は屋内に移してある。

 

 

「ひっ、嫌じゃ! またあのような辱めなど受けとうない! や、やめ……んぐっ、ごきゅ、ごきゅ、ごきゅ……んぐはぁ……。ひ、ひあ……」

 

 顔を真っ青にした命は一目散にトイレに向かおうとするが、当然それを許す俺ではない。動けないように抑えながらぱっぱと服を脱がせていく。

 全裸になった命を四つん這いに押し倒し、豊満な尻と尻尾が雫落としでぴかぴか光るシュールさに笑いを堪えながら、前戯もせずに挿入した。

 

「んぎいいいいぃぃぃ!? ま、待て! まだ月零真珠が出ておらんじゃろ!?」

「うるさいな、俺が今怒っていることくらいわかるだろ?」

 

 がぶりと命の首筋に噛み付いてやると、命の膣はきゅうきゅうと必死に搾り取ろうとしてくる。尾や耳がピンと立って、ぷるぷる震えて声も出せないくらい気持ちがいいらしい。

 羞花の秘薬は性感帯を開発する秘薬で、「子宮を刺激しながら触れ続けることで絶頂を触れたところにリンクさせ、開発後は開発者が触れた時のみそこが性感帯になる」効果を持っている。

 俺のチンコは既に命の子宮口にキスしており、俺の口は命の首筋をまだ噛んでいる。そして俺は性感帯強化のために抽送を行うつもりがない。つまり。

 

「んおおおあおおおおお……! や、やめんか……! 月零真珠(・・・・)が(・)詰まっ(・・・)ああああああああああ……!」

 

 命の絶叫の悲壮感が増していく。菊門から出かけたゴルフボール大の宝石が、密着するように置かれた俺の下腹部に押し返されて排出されないからだ。そして刺激されることでどんどん開発されていく。

 腕から力が抜けてべしゃりと崩れ落ちた命は、どうにかして排出しようとどうにかこうにか腰を振るうが、俺から見ればセックスアピールにしか見えない。生成された五つの月零真珠の形が、入りっぱなしのチンコからでも感じとれて一層硬くなった。

 

「やっ、やめっ♡ なんでまだ硬くするんじゃ♡」

「そりゃ嫁がこんなに乱れてるんだ。興奮くらいするだろ」

「んほぉおお……! よっ、嫁に♡ する態度がこれか……♡」

 

 答える代わりに再度首を噛んでやる。噛み跡がつくかどうかという強さの甘噛みだが、習性なのか噛まれている間は毛が逆立って筋肉がかなり緊張するようだ。

 しばらくそうしているとぴゅっぴゅっと潮を吹き出し、俺の股間を濡らす。膣の締め付けは痛いくらいになってきたが、射精するのはまだ早い。

 どうせなら命にしかできないプレイを今のうちにやっておくのも悪くないかと思い、首筋から口を離す。布団のそばに置いたサイドポーチからあるものを――

 

「あ」

「んぎいいいいいいいいいいいいいいい!???」

 

 ぶぽぽぽぽぽっと大きな音がして、命のケツ穴から蓄えられた月零真珠が飛び出していく。密着度が減って押し出す力に負けたようだ。

 一度にたくさん出て行ったせいで、命は前後不覚に陥っている。せっかくの機会だ、この隙にたっぷり気持ちよくしてやろう。

 俺は手に持ったペット用(・・・・)の(・)ブラシ(・・・)を握り締め、命の尻尾の毛並みを整えてやることにした。

 

 

 

 三十分ほどもそうしていれば、命は意識を取り戻した。それだけあれば尻尾の開発は十分で、息を吹きかけただけで絶頂していた。耳をくすぐりながらいじめてやればずいぶん可愛らしく啼いたのもあって、キツく締め付けられた膣内にしっかり出した。パンツにしまう前にちんこを綺麗にさせたが、開発したばかりの耳を掴んでいたからかいつもより情熱的だった。

 思わぬ展開に茫然自失となった命を宥めすかし、ようやく今回の件について話を聞くことができた。

 

「旦那さまはこの村の三狐神(さぐじ)祭(まつり)がいつ開かれるか知っておるか?」

「ん? ああ、三月三日、六月六日、九月九日の三日が祭当日で、その前後の日が村の祝日になってる……でよかったか」

「その通りじゃ。三を重ねるのが三狐神信仰の基本、ということじゃな。だがしかし、日程を聞いた時こうも思ったはずじゃな。

 

 十二月十二日(・・・・・・)はやらんのか? とな」

 

「………………」

 

 まあ、全く思わなかったかといえば嘘になる。

 

「ただまぁ、そんなもんじゃないのか。現代の祭なんて」

「お主が言うならそうなのじゃろうな。だがな、旦那さまよ。お主は妾に辿り着く前に廻りの一族の話を聞いたじゃろ」

「ああ、春の八重垣、夏の榎木、秋の秋山、冬の銀木……だったか。お前が意気揚々と話したのも覚えてるぞ」

「うぐっ……、その話はよすのじゃ。……こほん。それぞれが司るのは始まり、成長、停滞、循環じゃが、中でも銀木の役目は『終わりを始まりに繋げる』意味を持つ。この意味がわかるか?」

「いや、さっぱりわからん。冬先輩にも散々言ってるんだが、もっとわかりやすく話せ」

「むぅ……。そもそもな、三界供譲の儀は妾にとって力を得るための『始まり』じゃ。夏の『成長』は雫落としと孕月の儀が、秋の『停滞』は巡りと廻りの一族、久城と倉持の九家で維持してきたこの村の結界が該当する。これらを束ねて三狐神信仰の基礎としてまとめたものが三狐神祭じゃ。

 しかしな、この村の三狐神信仰は妾が敗北しない限り『終わり』が存在せんのじゃ。当たり前じゃろう。村人が信仰を捧げる代わりに、妾は恩恵を授ける。この関係は外的要因がない限り変わらん。故に一年の『終わり』は『始まり』と等しく、二つを同一視することで祭の数を三つに整えた。ここまではよいか?」

「……まぁ、完全に理解できたわけじゃないがなんとなくは。それで? 嫌な予感がするが、今の話と現状がどう関わってくるっていうんだ?」

「たわけが。もうわかっておるんじゃろ。此度は『外的要因』があった故な、『終わりを始まりに繋げる』よう術が暴走しておる。『終わり』は旦那さまが妾を奪った状態、『始まり』は旦那さまが孤立した状態じゃな」

 

 命の言葉を聞いて、俺は目頭を押さえて天を仰ぐ他になかった。つまるところこいつはこう言っているのだ。『来年の春、もう一回遊べるゾ!』

 

「……勘弁してくれ。俺は何ができる?」

「道は二つじゃ。一つはこのまま何もせず、来年の春に再び巡りと廻りの一族を含む村の女二十八人の心を掴み、妾と再び対決する」

「却下だ。この状況を座視することはできない」

「なら二つ目じゃ。次の満月までに三界供譲の儀を遡り、いま一度全ての女を堕とすことで、『終わりを始まりに繋げる』ことよ。秘された四番目の三狐神祭を成就させれば、『始まり』を上書きすることができよう」

「……なるほど、結局やることは変わらないわけか」

「そうじゃな」

 

 くつくつと笑いが込み上げてくる。結局のところ俺が一番頼るべきなのは俺の体、ということらしい。

 

「ああ、当然じゃが妾のかけた『声』と『憎しみ』は今回も効果を発揮するぞ。一度心を手に入れている上、対象も同じになるはずじゃから旦那さまには大差ないかもしれんが、一応気をつけるがよい」

「あのめんどくさいのまで相手する必要があんのかよ……」

 

 考えただけでうんざりする。丸山先輩とやえのを相手にするときは、特に気をつけなきゃならんなこれは……。

 

「それで? 次の満月はいつになるんだ?」

「十二月十五日(・・・・・・)じゃな」

 

 ピシッ、と音を立てて体が止まるのがわかった。

 

「なあ、十二月十五日? ほんとにか?」

「ああ、嘘をついてどうする」

「そうだよな。もう一つ聞いていいか、命。今日って何月何日だっけ?」

 

「もちろん、十二月十二日(・・・・・・)じゃ」

 

 命は俺と視線を合わせなかった。つまり、有罪(ギルティ)である。

 

「後で追加のお仕置きを用意してやる。逃げるなよ」

 

 何も答えずただ震えるだけしかできない命をその場に残し、俺はどうしたものかと銀木薬局への階段を降り始めた。

 




本作の執筆動機の一つが今回のギミックを思いついたことなので、ここまで公開した時点でまあまあ満足した感があります。
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